2013 アルバム編

ポイントは投票者の1位〜5位までに、6ポイント〜2ポイント。
6位以下、次点等含め、記載していただいた残りの作品は全て1ポイント。
さらに同率ポイントの場合は実際の投票者数が多い方を上にしています。
ポイントも人数も同じ場合は同順位、順不同で並べています。
09〜12年とルールは全く同じです。

2年連続でトップ10で30Pオーバーでの接戦となったが、今年は40P台が登場しなかったり、昨年1組だったトップ10での1ケタ人数が3つに増えたかと思えば、トップ20に2ケタ人数が2組いたりした。また最終的には登場した作品数は過去最多を記録した。大きなヒットが出なくなった今、各自がいいと思う作品がばらけていき登場作品数の増加は今後も続きそうだ。

1位　小さな生き物/スピッツ
07年4位、10年4位、12年35位(C/W&カバー集)と出せば必ずランクインはしており、特にオリジナルアルバムでは必ずトップ5入りしていたが、今回が初の1位獲得。上位には入ると思ってもまさかここまで2位以下に差をつけて1位になるとは予想していなかった。コメントを見る限り、過去を越える名盤というほどの絶賛ではないものの、その安定感を推すコメントが多かった。とはいえ1位票は貫録の8人。

2位　B'z The Best XXV 1988-1998/B'z
3位　B'z The Best XXV 1999-2012/B'z
09、11年にはオリジナルアルバムで1位を獲得しており、根強い人気を誇っている。08年の20周年ベスト時は6位と14位だったが今回は仲良く並んでのランクイン。オリジナルアルバムを重視したいという考えであえてベスト盤は上位に置かなかったとする投票も多く、1位票は「1988-1998」の2人のみ。「1999-2012」は最高で2位票だった。また今年唯一の20人突破となった。

4位　LAND/ゆず
08年は44位(5P2人)、09年『FURUSATO』が好評で6位(31P10人)に入るも、11年は一転して40位(9P4人)と不調、12年のベスト盤も128位(3P2人)と、09年だけ突出していたが今回それに続く好評を得たようだ。固定ファンの多いアーティストやブレイク組がやはり上位に入りやすい中で、作品の評価で大きく上下するという存在はこの音楽大賞の中ではけっこう珍しいかもしれない。1位票は1人。

5位　LEVEL3/Perfume
08年4位(36P10人)、09年18位(14P8人)、11年2位(38P11人)、12年74位(6P1人、11年と同一作品)に続く3度目のトップ10入り。ポイントは08年、11年とほぼ同一となっていて安定している。1位票は1人。

6位　Love letters/豊崎愛生
2ndアルバムで1stは11年に36位(10P4人)だったので大躍進(なお声優として参加していた放課後ティータイムでは10年に2位を記録した事はある)。ソロの声優のトップ10入りは平野綾、水樹奈々に続いて3人目。1位票はゼロで2位票が4人だった。

7位　CIDER ROAD/UNISON SQUARE GARDEN
11年の42位(8P2人)以来2度目のランクインで一気にトップ10入り。マイブレイクでも2位に入るなど大きく躍進した。1位票が3人と熱い支持を集めた。

8位　PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary"ALL TIME SINGLES"/ポルノグラフィティ
08年のベスト2枚は片方がかろうじて31位(7P2人)、以降はオリジナルアルバムが10年9位(29P7人)、12年7位(39P12人)と徐々に票数が増加。世間的には初期のヒットしか記憶にないし、TVでのプロモーションも初期曲のみ、しかもその頃のベスト盤はもう出ているなどあまりいい要素は無かったが、前述のデータから実はわりと関心は上がっていたようでやり直しオールタイムベストながら票を集めた。過去オリジナルアルバムでのトップ10経験があるSuperflyとBUMP OF CHICKENが初のベスト盤で上位に入ってこれなかった事を考えるとベスト盤がベスト盤としての役割を果たして評価されるタイミングというのは難しいものだと感じる。特にずっと聞いている固定リスナーはベスト盤に高いポイントを入れない傾向もあるので、普段聞いてないリスナーが入ってこないとベスト盤での上位進出も案外難しい。1位票は3人。

9位　Signed POP/秦基博
09年は45位(6P1人)、10年は40位(8P2人)と過去ほとんど票を集められていなかったが、いきなり大躍進してトップ10入り。マイブレイクでもさりげなく過去最高の位置となっている。何かタイアップやヒットがあったわけではないし、今作に限って評価が急上昇したという評判も聞いた覚えがないがいつの間にか注目度が増していたのだろうか。1位票は3人。

10位　BREAK MY SILENCE/高橋優
11年93位(4P3人)、12年143位(2P2人)から大躍進。サイトでもかなりプッシュしたが、ここに来て1つ殻を破ったという部分がしっかりリスナーに届いたようだ。とはいえいくらサイトで猛烈プッシュしても全くこのランキングに反映されないケースの方が多いため、別にサイトで推したから上がってきたということは正直無いと思う。

11位　I/いきものがかり
第1回以降、リリースなしの2011年以外はほぼトップ10入りを果たしていたが、惜しくも届かず、12位だった09年以来のトップ10落ちとなった。昨年からポイントも人数も若干減ったものの1位票4人は圧巻。

12位　BLAU/藍井エイル
今作が1stアルバム。今作への高評価がマイブレイクでの躍進にも繋がっているようだ。1位票は1人。

13位　sakanaction/サカナクション
昨年はリリースが無く、2011年に8位を記録した事があるが、今回はポイントも人数もその時を上回っている。また12人という人数だけなら上位10組に入る。1位票は1人。

14位　Terminus/GARNET CROW
07年以外は毎年ランクインしているが最高は11年の11位(12月発売のアルバムのため、翌年の74位にも登場。これが6P票だったため、これが入っていればトップ10入りしていた)。これまでも一定の支持があったが、今回はラストアルバムということもあってか、過去最高のポイント、人数となっている。1位票が2人、2位票が2人入るなど熱い支持があった。またシングルコレクションは125位、リクエストベストは164位にランクイン。

15位　DEENAGE MEMORY/DEEN
DEENは長年サイトで推しているので有利と思われがちだが、2012年のオリジナルアルバムは1人票のみ、2011年も48位、2010年も22位となっており、10位と14位にランクインした09年以外は思ったほどパッとしていない。08年は音質の酷いベスト盤ということで63位だったが、今回は20周年ベスト盤で久々の上位入りを果たした。1位票は1人。また発売直後だったオリジナルアルバムは53位にランクイン。

16位　FEEL/安室奈美恵
第1回以降毎年ランクインを果たしており(09-10は09年12月にアルバムが出たため2年に渡って分断ランクイン)、今年も一定の支持を集めた。1P増えたが人数は昨年と同じとなっている。1位票は2人。

17位　A WILL/LUNA SEA
復活以降オリジナルアルバムを出すのは初だが、08年のベスト盤は73位、11年の1stアルバムリメイクは10位を記録している。発売が12月という時点でかなり不利になってしまうはずだが熱い支持を集めた。それだけに時期が違えばトップ10入りも余裕だった可能性は高い。1位票は1人。

17位　5TH DIMENSION/ももいろクローバーZ
11年に23位(14P3人)に1stアルバムがランクインして以来の2ndアルバム。マイブレイク部門では11年2位、12年1位と期待度は確実に高まっていたと思われ、アルバムが出ればトップ10入りは堅いと恐らく多くの人が予想していたはずだが…。マイブレイク部門でも今年は20位に後退しており、新規リスナー拡大の停止&増えたリスナーの支持が集まらなかったということなのか、攻めすぎたアルバムの内容で賛否が分かれたのか伸び悩んでしまった。また何故か最初の50人くらいまでの間では1票しか入らず、残り40人ほどになってから一気に票を獲得した。1位票は1人。

19位　エウアル/やなぎなぎ
初期のsuprecellのゲストボーカルを担当(nagi)し、12年に現在の名義でソロ活動を開始し、今回の作品が1stアルバム。楽曲部門では6曲が全て1人票と完全にばらけたが(1,2,3,5位と6位以下票を獲得しているので取ってないの4位票だけ)、アルバムでは強さを見せた。1位票は2人。

20位　apple symphony/竹達彩奈
人気声優の1stアルバム。21位にも同じく人気声優花澤香菜の1stがランクインしている。1位票は2人。

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