愛と疑惑のサスペンス エンディングテーマ曲集

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 この愛に泳ぎ疲れても/ZARD 坂井泉水 織田哲郎 明石昌夫 11thシングル 最高1位 売上88.7万枚
2 つめたい風が吹くたびに 君のぬくもりを知る/REV 出口雅之 出口雅之 葉山たけし 1stアルバム『REV』収録曲
3 Twisty Love/大黒摩季 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 新曲 後にベスト盤『complete of 大黒摩季 at the BEING studio』収録
4 FOR MY LIFE/DEEN 池森秀一 池森秀一 池田大介 新曲 後に1stアルバム『DEEN』収録曲
5 Crazy about you/川島だりあ 川島だりあ 川島だりあ 倉田冬樹 新曲 後にベスト盤『complete of 川島だりあ&FELL SO BAD at the BEING studio』収録
6 遠く離れても/栗林誠一郎 小田佳奈子 栗林誠一郎 栗林誠一郎 新曲 後に6thアルバム『遠く離れても』収録
7 想い出は あどけなく/坪倉唯子 小田佳奈子 芹澤和則 池田大介 新曲 後に4thアルバム『Devious』収録
8 SMILE AGAIN/ZYYG 高山征輝 栗林誠一郎 栗林誠一郎 新曲 後に1stアルバム『GO-WILD』収録
9 想い出は抱きしめられない/TWINZER 小田佳奈子 多々納好夫 葉山たけし 新曲 後に2ndアルバム『Feel All Right』収録
10 街は優しく色づいてく/BAAD 山田恭二 大田伸一郎 明石昌夫 1stアルバム『BAAD』収録曲 冒頭アレンジ変更

リリースデータ

1994年3月26日 初登場46位、最高17位 売上8.2万枚 B-Gram Records

関西テレビ・フジテレビ系で1994年冬クールに放送されたドラマ『愛と疑惑のサスペンス』エンディングテーマ曲集アルバム。ビーイングの関西テレビ・フジテレビ系ドラマコンピとしては『HOTEL WOMAN』『ウーマンドリーム』に続く作品となるがこのドラマは現在情報に乏しく詳細な情報は不明。連ドラではなく1話完結の1時間サスペンスドラマ形式だったようで、実際には「この愛に泳ぎ疲れても」は固定のOP曲として使用、EDは毎回異なっていたようだ。2〜10がED使用曲と思われるが実際にどの回でどの曲が使用されていたかは不明で、『ドラマデータベース』のサイトで検索しても大半のEDが玉置浩二「SACRED LOVE」で機械的に登録されていて全曲の使用歴が確認できない。なお玉置浩二「SACRED LOVE」は94年のアルバム『LOVE SONG BLUE』に収録されているが、ビーイングではないので今作からは除外されている。

また前年11月のアルバム収録曲であるREV、2月にシングル発売されたZARD、2月のアルバム収録曲であるBAAD以外は今作が初収録の新曲。DEEN、栗林誠一郎、坪倉唯子、ZYYG、TWINZERは94年後半以降に発売された各自のオリジナルアルバムに相次いで収録された。大黒摩季の「Twisty Love」、川島だりあ「Crazy about you」は長らく今作のみの収録となっていたが、03年にリリースされた『at the BEING studio』シリーズで各自のアルバムに初めて収録された。よって03年までは2曲が今作でしか聞けなかったが現在は全曲各自のアルバムで聞く事ができる。ただしBAAD「街は優しく色づいてく」は『BAAD』収録のバージョンではサビ始まりだったが、今作では歌無しの別のイントロに置き換えられた今作でしか聞けない別アレンジとなっている(冒頭部分以外は同じっぽい)。TWINZERも違うとAmazonレビューに書かれているがオリジナルを持ってないので未確認。

デビュー前新人起用も無く、単に新曲をいち早く収録しただけみたいになっているが、シングル化されたのはOP固定起用のZARDだけで、残り全員当時制作中だったと思われる下半期以降リリース予定のアルバムから先行収録したみたいな扱い。川島だりあはFEEL SO BADへ移行したのでソロ単独で発表するタイミングを逃したものと思われるが、大黒摩季は何故かそのまま放置していたほどで、正直まあアルバム曲だよな…って感じの曲が並んでいるし、リード曲にも正直ならないようなフツーな感じ。DEENは聞いた回数と歴が違うのでさすがに記憶されているが、REV、ZYYG、BAADはアルバムで聞いた時も特に印象にも残っていない曲だった。サスペンスのエンディングという事もあっていかにもな落ち着いたミディアム系中心になっている事もあってやや地味なコンピ盤だ。現在はBAADのイントロ部分以外にはあまり価値が無く、『HOTEL WOMAN』『ウーマンドリーム』と比べると重要度は低い。

またこれを最後に3作続いた関テレドラマ主題歌をビーイングが占拠して新曲発表の場とする手法は途絶えた。『SLAM DUNK』で爆発的な成果が出ていたので以降はアニメ主題歌を占拠する方針へ切り替えたのかもしれない。1クールのドラマに1度しか使用しない曲を大量投入するよりは長期にわたって放送されるアニメの方が浸透度も違うしな…。

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印象度★★★☆☆

2022.1.18更新

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