BAAD

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 君が好きだと叫びたい 山田恭二 多々納好夫 明石昌夫 3rdシングル 最高16位 売上37.6万枚
2 DO YOU WANNA HOLD ME? 山田恭二 大田伸一郎 明石昌夫  
3 MISTY LOVE 山田恭二 大田伸一郎 明石昌夫  
4 JUST TAKE MY HEART 山田恭二 大田伸一郎 明石昌夫  
5 WILD THING 山田恭二 大田伸一郎 明石昌夫  
6 傷付いても止まらないでいたい 山田恭二 大田伸一郎 明石昌夫  
7 愛したい愛せない 山田恭二 羽田一郎 葉山たけし 2ndシングル 最高23位 売上5.0万枚
8 街は優しく色づいてく 山田恭二 大田伸一郎 明石昌夫  
9 I WILL NEVER SAY GOOD-BYE 山田恭二 大田伸一郎 明石昌夫  
10 どんな時でもHold Me Tight 山田恭二 瀬木佑未子 明石昌夫 1stシングル 最高81位 売上1.8万枚

リリースデータ

1994年2月23日 初登場16位 売上3.8万枚 Produced by BMF ZAIN RECORDS

メンバー

Vocal 山田恭二
Guitar 大田伸一郎
Bass 小林正道
Drums 新井康徳

BAAD1stアルバム。93年2月デビュー。シングル3曲を収録。当時のビーイングはメンバーが固定しない状態でボーカリスト優先のユニット形式でデビューさせるケースが多かったが最初から固定メンバーのバンドだった。アニメ『SLAM DUNK』OPだった「君が好きだと叫びたい」がトップ10入りできなかったもののロングヒットしていた中でのリリースだったが、今作への影響はほとんどなく、1stシングルこそ越えたものの2ndシングルすら下回ってしまった。以降の2枚のアルバムは100位圏外だったため、これが唯一のチャートインアルバムとなる。当時のZAIN RECORSの流れで楽曲解説を記載したレコーディングノーツが封入されている。翌月リリースのコンピ盤『愛と疑惑のサスペンス エンディングテーマ曲集』に「街は優しく色づいてく」が収録されたが何故か別バージョンになっていた(今作はいきなり歌から始まるが、コンピ盤では歌が無く演奏になっている)。

シングルは提供曲だが織田哲郎、栗林誠一郎の提供が1曲も無いという珍しいバンドで、シングル3曲以外が早くも自作、作詞は最初から全てボーカル山田となっていてメンバーの自作率が高い。ただサウンド自体はいかにも当時のビーイングらしい画一的なものであまりこれといった特徴が無い。ユニット形式で始まる事の多かったビーイング系のグループと比べればバンド色が強く、山田の高音ボーカルを生かしたハードながらも爽快なロックサウンドが展開していて統一感はある。ラストを飾るデビュー曲「どんな時でもHold Me Tight」は今作の中ではやや浮いており、ドラムの質感も異なっていて妙にノリが軽いが、2ndシングル以降はもうハードロック的な方向性で定まった感がある。ただあまりにも「君が好きだと叫びたい」が強すぎる。他の曲もいいんだけどなかなか引っ掛かってこなくて何度聞いても印象が横一線になってしまう。聞きやすいアルバムではあるんだけど…。

B00005F5IO

印象度★★★☆☆

2023.11.1修正

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