Help!

No タイトル 作詞作曲 備考
1 Help! Lennon-McCartney 10thシングル
2 The Night Before Lennon-McCartney  
3 You've Got To Hide Your Love Away
悲しみはぶっとばせ
Lennon-McCartney  
4 I Need You Harrison  
5 Another Girl Lennon-McCartney  
6 You're Going To Lose That Girl
恋のアドバイス
Lennon-McCartney  
7 Ticket To Ride
涙の乗車券
Lennon-McCartney 9thシングル
8 Act Naturally Morrison-Russell Buck Owensのカバー
9 It's Only Love Lennon-McCartney  
10 You Like Me Too Much Harrison  
11 Tell Me What You See Lennon-McCartney  
12 I've Just Seen A Face
夢の人
Lennon-McCartney  
13 Yesterday Lennon-McCartney  
14 Dizzy Miss Lizzie Williams Larry Williamsのカバー

リリースデータ

1965年8月6日(イギリス)
1965年9月15日(日本)
1987年4月30日(初CD化)
1998年3月11日(87年盤再発)
2009年9月9日(リマスター、ステレオ初CD化)
2011年12月14日(09年盤限定再発)
2013年11月6日(09年盤再発)
2014年6月25日(09年盤限定再発)
2014年12月17日(09年盤限定SHM-CD)
2017年12月6日(2014年紙ジャケSHM-CD再発)
2019年10月2日(09年盤限定再発)
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最高9位
100位圏外
初登場31位
300位圏外
300位圏外
300位圏外
初登場95位
初登場190位
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売上4.3万枚
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売上1.5万枚
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売上0.12万枚
売上0.04万枚
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Produced by George Martin パーロフォン
EMIミュージックジャパン
ユニバーサル

メンバー

Rhythm Guitar ジョン・レノン(John Lennon)
Bass ポール・マッカートニー(Sir Paul McCartney)
Lead Guitar ジョージ・ハリスン(George Harrison)
Drums リンゴ・スター(Ringo Starr)

The Beatles5thアルバム。2作目となる主演映画『Help!』のサウンドトラックとして制作された。映画ではA面(CD以降は前半)の7曲が使用されている。アメリカ盤はタイトルは同じだがジャケットや収録内容が異なり映画で使用された7曲以外は映画で使用されたインストが収録され、より映画のサントラ色を濃くしている。アメリカ盤でカットされた残りの曲はその後のアメリカ独自編集盤2作に分散されて収録された。日本ではイギリス準拠で1ヶ月遅れで発売された。邦題は『4人はアイドル』で映画版もこの邦題が使用されていたが、09年のリマスター以降はこの珍妙な邦題は破棄されカタカナ表記の『ヘルプ!』に変更された。

レコードではモノラル・ステレオで発売されていたが、1987年の初CD化の際はステレオで統一。しかしCD化の際にはオリジナルのステレオ盤の出来に納得が行っていなかったジョージ・マーティンによりリミックスが施され、CDは87年盤のリミックス音源が標準音源となった。後の『赤盤』『1』でもこの87年リミックス音源が使用されている。モノラル盤とオリジナルのステレオ盤はCD化されていなかったが、09年のリマスターの際には『MONO BOX』にモノラル盤と合わせてオリジナルのステレオ音源もまとめて収録されている。

2009年リマスター盤はその後も価格と品番を変えて期間限定で再発売されているのでCDの内容自体は同じ(2009リマスター)でも複数の品番が存在する。2014年に初のSHM-CD&紙ジャケット仕様で発売されたものは日本独自企画の初回生産限定とされていて2017年にもこの仕様で再発された。2019年には映画『イエスタデイ』公開に合わせたカタログキャンペーンとして年内限定で廉価再発された。2011、2014、2017、2019年いずれも期間限定盤であったため、現行盤は2013年盤となっている模様(Amazonでは現行2013年盤が存在せず2016年扱いになっているが2016年の映画に合わせて2013年盤の帯だけ変更して出荷した時の登録になっているようだ)。

後にジョンが当時の心の叫びだったとしてソロ以降への作風の始まりともされる名曲「Help!」を、ポールは世界的名曲「Yesterday」をそれぞれ書き下ろした(ポールとストリングスしか参加してないのでシングル化しなかった)という2人のソングライターの後々まで代表的とされる名曲が同時に収録されているというなかなかにとんでもないアルバム。Mr.Childrenの「CROSS ROAD」の冒頭の歌詞に登場する"口ずさむ『ticket to ride』"というのも恐らく今作収録の曲の事だと思われ、初めて聞いた時は今建ち並ぶ街の中で口ずさんでたのはこの曲か!と何だか感動した記憶がある。キーボードサウンドを随所に取り入れていたり、基本編成にとらわれない編成で演奏している楽曲があったりと色々な事にチャレンジしていて幅が大きく広がっているのも特徴。歌詞をよく見るとわりと内省的だったりもするんだけど全体に音は明るくて聞きやすいナンバーが揃っていて好感触な1作だ。

B00F5H3EY2現行盤  B00267L6T42009年リマスター盤  ヘルプ!2019年再発盤(2009音源)  B00P1J6B1M2014年紙ジャケSHM-CD盤(2009音源)  

B00005GL0O98年盤(87年音源) 

印象度★★★★☆

2015.12.2更新

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