WILLPOLIS 2014(初回盤)

タイトル 備考
Stage of the ground 3rdアルバム『jupiter』収録曲
firefly 23rdシングル
虹を待つ人 1st配信シングル、7thアルバム『RAY』収録曲
サザンクロス 7thアルバム『RAY』収録曲
(please)forgive 7thアルバム『RAY』収録曲
Smile 21stシングルC/W収録Ver.、20thシングル
宇宙飛行士への手紙 18thシングル
銀河鉄道 10thシングル『プラネタリウム』C/W
「ray」BUMP OF CHICKEN feat.HATSUNE MIKU 2nd配信シングルVer.
white note 7thアルバム『RAY』収録曲
トーチ 7thアルバム『RAY』収録曲
天体観測 3rdシングル
ガラスのブルース 1stアルバム『FLAME VEIN』収録曲
You were here 3rd配信シングル
BONUS
「WILLPOLIS」完全版 ライブOPのCGアニメの完全版 初回盤のみ
「ゼロ」Live at TOKYO DOME 21stシングル 本編未収録のライブ映像
「Smile」with 蜷川実花 東京ドーム公演でバックに映されていた映像

 

初回盤
LIVE CD
No タイトル 備考
1 Stage of the ground 3rdアルバム『jupiter』収録曲
2 虹を待つ人 1st配信シングル、7thアルバム『RAY』収録曲
3 サザンクロス 7thアルバム『RAY』収録曲
4 Smile 21stシングルC/W収録Ver.、20thシングル
5 銀河鉄道 10thシングル『プラネタリウム』C/W
6 「ray」BUMP OF CHICKEN feat.HATSUNE MIKU 2nd配信シングルVer.
7 white note 7thアルバム『RAY』収録曲
8 天体観測 3rdシングル
9 You were here 3rd配信シングル 初CD化

リリースデータ

2015年2月4日 音楽Blu-rayチャート初登場2位(総合2位)
音楽DVDチャート初登場2位(総合2位)
売上4.3万枚(年間チャート時点)
売上4.2万枚(年間チャート時点)
Produced by BUMP OF CHICKEN&MOR TOY'S FACTORY

メンバー

Vocal,Guitar 藤原基央
Guitar 増川弘明
Bass 直井由文
Drums 升秀夫

BUMP OF CHICKENツアードキュメンタリー映像作品。DVD/Blu-rayでの発売。2014年4月〜7月に行ったツアー「WILLPOLIS 2014」のドキュメンタリー作品。14年12月には映画『BUMP OF CHICKEN "WILLPOLIS 2014" 劇場版』として公開されており、映画のDVD/Blu-ray化作品でもある。基本的にはライブ映像作品だが合間にドキュメント映像が収録されているという構成。特典映像として「ゼロ」の東京ドーム公演のライブ映像、蜷川実花による「Smile」演奏の際にバックで流れていた映像を収録。初回盤はOPのCGムービー「WILLPOLIS」の完全版が追加で収録されるほか、本編から抜粋した9曲を収録したライブCDが付属する。また初回盤の方がブックレットのページ数も多い。Kis-My-Ft2のライブ作品が1位を獲得したため、DVD/Blu-ray共に2位だった。

パッケージ、特典映像、ライブCD、発売形態など前回のライブ映像作品『GOLD GLIDER TOUR 2012』の基本的なフォーマットを踏襲しているが、今作はライブ映像作品ではなくドキュメント作品となっている。基本的にはドームでのライブ映像(一部違う会場もある)を軸にしているが、ツアードキュメントが随所に挿入される。ドキュメントといっても一般的にイメージされるツアーの模様を最初から最後まで順を追っていって舞台裏を見せるものではない。かなり"雰囲気モノでクリエイター系"な作り。ドキュメント部分はほとんどが各地での舞台裏や会場周辺の観客の様子などの断片的なダイジェスト映像で大半は音声オフ。代わりにメンバーがバンドやライブへの思いなどをぼそぼそと喋っている音声が代わりに被さっているといった仕様。ぼそぼそ喋っているメンバーの姿はほぼ最後まで出てこないので、メンバーの声を知らないとそもそも今誰が喋っているのかさえ分からない。またメンバーよりもファンがインタビュー受けたりしている映像がけっこう入っていて、ファンとの関係を大事にしているという部分を強調したようなドキュメント作品になっている。しかしドキュメント部分にはこれといった道筋が無く、何かが徐々に見えていくとか何かに向かっていく感じが無く、ただただファンが次々出てきてメンバーの声がボソボソ聞こえるだけ。今作の構成はドキュメントとしても良く分からなかった。もっとツアーを重ねる中でメンバーが感じた景色や思いを追体験できるように追っていくとか、メンバーが現在の心境を語るにしてももっとちゃんとした形でインタビュー映像として挟むとかそういった構成なら良かったんだけど、あまりにもクリエイター系すぎる

既にメンバー各々のキャラクターやファンとの関係性を知り尽くし、なおかつ見知らぬファンであってもBUMPファンならみんな仲間だ!と言えるコアファンである事が前提の内容であり、このドキュメントを通してメンバーの関係性やファンとの関係性を浮かび上がらせたり知ってもらおうという作品ではないように思う。ファンとの絆を改めて確認するようなドキュメント作品…ともなんか違う気がするが、いずれにせよ少ない言葉からもメンバーの置かれた状況やその思いを汲み取り、理解し感動できるようなコアファンじゃないと今作のドキュメントには入りにくい。監督である番場秀一氏がドキュメンタリー系の監督ではなく、もちろん映画監督でさえない主にMVを手掛ける映像作家だった(特にBUMPのMVはほとんど全部手掛けていて非常に関係が深い)というのが今作の作風が"雰囲気モノ"っぽくて"知ってるの前提"に思える最大の理由なんだと思う。ドキュメンタリーを撮り慣れているような監督ならこんな作風にはならない

個人的には画面で一体となっているファンたちしか楽しめないようなかなりファン向けだなぁ…と感じたんだけどAmazonレビューじゃそんな一体となっていたはずのコアなファンたちからのファンばかり映すなという不満で溢れかえりBUMP史上例を見ない大不評作品になってしまっているように見受けられる。コアなファンで不満なら相当なものだし、何よりずっとMVを担当してきた番場監督の事は知っていて馴染みのあるファンだって少なくはないのに番場監督なら…というバイアスがかかっている様子も無くて容赦ない。こうなってしまうともう雰囲気モノに酔った制作サイドが色々見誤っちまった感じが物凄く漂う。メンバーの直井由文が「俺たちのファンはカッコいい」とかファンの雰囲気の良さを語る場面があるので、この部分を軸にしてそう言われているファンたちならこの内容を分かってくれるだろう、というそんな思いでやたらとファンの姿が映し出されまくる演出にしたんだろうけど、ファンにしてみれば当然ファン同士仲間意識はあるにしてもそれはあくまでBUMPが中心にして目の前にあってのものであって、BUMPそっちのけでファンを中心にするのは何もかもが違う。これは1度見れば十分感が強かった。

ただライブに関しては良かった。これなら最初からドーム公演のライブ映像作品として出した方が良かったんじゃないか。ドキュメントなら特典映像で20分くらいとかで。そのライブ音源だけで構成されたライブCDなんかは断然しっくり来た。むしろこのライブCDがメインなんじゃないかという気分。初音ミクとのデュエットバージョンの「ray」と「You were here」は今作発売時点で配信限定なのでライブ音源とはいえ初CD化なのも嬉しい。

Blu-rayの場合、隠し映像はまず自動再生(早送り可)→メニューに戻るので「ALL PLAY」を2回繰り返す(早送り可)→メニューに戻るのでそのまま20分15秒放置→「銀河鉄道」の横の左の建物の窓が光るので選択、とすると見れる、らしい。20分15秒も放置というのがかなりの地獄だが、本編とは異なる相変わらずのおふざけが笑える。

B00OR1JI92初回盤Blu-ray  B00OR1GZPW初回盤DVD  B00OR1M4SY通常盤Blu-ray  B00OR1P71K通常盤DVD 

印象度★★★☆☆

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