GUYS

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 GUYS 飛鳥涼 飛鳥涼 村上啓介  
2 野いちごがゆれるように 飛鳥涼 飛鳥涼 Jess Bailey・飛鳥涼  
3 if 飛鳥涼 飛鳥涼 Jess Bailey 29thシングル 最高1位 売上108.3万枚 リアレンジ
4 光と影 CHAGE CHAGE Jess Bailey・CHAGE  
5 HANG UP THE PHONE 飛鳥涼 飛鳥涼 Jess Bailey・飛鳥涼  
6 だから… CHAGE CHAGE・村上啓介 村上啓介  
7 WHY 飛鳥涼 飛鳥涼 Jess Bailey  
8 今日は…こんなに元気です 青木せい子・飛鳥涼 CHAGE 村上啓介 30thシングルC/W
9 CHAGE CHAGE 村上啓介  
10 CRIMSON CHAGE CHAGE 村上啓介 29thシングルC/W
11 no no darlin' 飛鳥涼 飛鳥涼 Jess Bailey・飛鳥涼 30thシングル 最高2位 売上67.5万枚
12 世界にMerry X'mas 飛鳥涼 飛鳥涼 Jess Bailey・飛鳥涼  

リリースデータ

1992年11月7日
1993年12月17日(APO CD)
1998年3月11日(再発)
2001年6月20日(現行盤)
2009年10月21日(SHM-CD/リマスター)
初登場1位
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初登場291位
売上141.1万枚
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売上0.05万枚
Produced by CHAGE&ASKA、山里剛 ポニーキャニオン
ポニーキャニオン
東芝EMI
ヤマハミュージック
ヤマハミュージック

メンバー

CHAGE
ASKA

CHAGE&ASKA15thアルバム。先行シングル2作をC/W含めて4曲全て収録。「if」はアレンジャーが十川知司からJess Baileyに変更され完全な別アレンジ、「CRIMSON」はミックスが変更されており、「no no darlin'」はフェードアウトが20秒以上長くなっている。前々作『SEE YA』に続きロンドンでレコーディングが行われ、ほぼ現地ミュージシャンによる演奏となっている。今作も引き続きミリオンヒットを記録したが2作連続200万越え、特に同年リリースされた『SUPER BEST U』が最高ヒットを記録した中で100万枚以上の大幅ダウンとなってしまった。

93年の再発は一時的に高品質CDとして発売されていたAPO CDでの再発(現在のSHM-CDと同様に高級素材を用いただけなので通常プレイヤーで再生可能だったという)。EMIに移籍した際に90年代の6作のみEMIで先に再発されたが、すぐにユニバーサルへ移籍してしまったのでEMI盤は即廃盤となった。改めて01年にヤマハから再発され、これが現行盤となる(01年以降、現役ではユニバーサル所属ながら旧作の発売元はヤマハという形になっている)。ここまでは1度もリマスターされていなかったが、04年に発売された『25th Anniversary BOX-3』に収録された際には初めてリマスターされた。09年には未CD化だったライブ盤なども含めてベスト盤以外の作品が一斉に紙ジャケSHM-CD化され、この際もリマスターされている。現在のところ、最新盤は09年盤、これが限定扱いのため現行盤は01年盤となるが、2014年のASKA逮捕により、全作品が回収され、新品での流通は全作停止した。17年夏の『VERY BEST ROLL OVER 20TH』の販売再開以降、段階的に配信の再開、他のベスト盤の販売再開、映像作品の販売再開と来て18年4月〜6月にかけてヤマハが権利を持つオリジナルアルバムの販売はすべて再開され、01年盤、限定だったはずの09年盤も全て余っていたのか販売再開となった。今回聞いたのは98年EMI再発盤。

『SEE YA』に続くロンドン制作でアレンジはJess Bailey、村上啓介がメイン、前後の作品でメインアレンジャーの十川・澤近両名が全く参加していない。実際作風も前後の作品と異なっているが、『SEE YA』とも異なっている。『SEE YA』ではASKAとJess Bailey、CHAGEと村上啓介で完全に制作も作風もセパレートしてしまっていて全く混ざり合っていなかったが、今作ではASKAと村上啓介CHAGEとJess Bailey、そしてASKAとCHAGEによる制作楽曲もあって共同作業感があり、全体にジャジーで大人なテイストでまとまりがある。地味だけど演奏が味わい深くこれはさりげない名盤だと思う。

ただ正直かなり地味な作風で今作きっかけでアルバム売上が減少に転じてしまったのも分からなくはない。「if」もミリオンシングルの中では忘れられがちな影の薄さだが今作ではさらに地味なリアレンジが施されているし、勢いで売れはしたけど十川・澤近がメインアレンジャーの前後の作品の王道チャゲアスのイメージとはかなりかけ離れた大人な作風で"ヒット曲"からも距離を置いた感じがする。当時の若者も年を重ねて改めて聞いてみて今作の名盤っぷりに気づいた人も多いのでは。

あと今作はとにかく92年当時のCDと比べても音量が極端に小さい。ただでさえ落ち着いた作風なのに音量まで小さいので余計地味な印象になってしまったわけだけど、当時のロンドン基準だったんだろうか。最初聞いた時はこのせいもあってしょっぼいアルバムだなとしか思わなかったが、改めてガッツリとボリュームを上げまくって聞いたら印象がガラッと変わり、今作の演奏は前後の作品と比べてもかなり味わい深いのが分かった。今作を聞くときは普段よりガッツリとボリュームを上げる事を推奨

B00005I3Y5  B00005J4R701年盤  B002F9WD9U09年リマスターSHM-CD盤 

印象度★★★★☆

2016.1.22更新

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