STAMP

No タイトル 作詞 作曲 編曲 原曲
1 YAH YAH YAH ASKA ASKA 狩野良明 31stシングル
2 SAY YES ASKA ASKA 旭純 27thシングル
3 river ASKA ASKA ASKA with Elder Street Boys 38thシングル
4 終章(エピローグ) CHAGE・
田北憲次
CHAGE 澤近泰輔 1stアルバム『風舞』収録曲 セルフカバーは2度目
5 クルミを割れた日 ASKA ASKA ASKA with Elder Street Boys 14thアルバム『TREE』収録曲
6 HOTEL ASKA ASKA ASKA with Elder Street Boys 44thシングル『夢の飛礫』C/W収録Ver.
12thアルバム『PRIDE』収録曲
7 WALK ASKA ASKA ASKA with Elder Street Boys 23rdシングル
8 そんなもんだろう ASKA ASKA ASKA with Elder Street Boys 織田裕二に提供 新録音セルフカバー 
9 港に潜んだ潜水艇 ASKA CHAGE・
村上啓介
村上啓介 18thアルバム『CODE NAME.2 SISTER MOON』収録曲
10 You are free ASKA ASKA 旭純 33rdシングル(カット)
11 砂時計のくびれた場所 ASKA ASKA ASKA with Elder Street Boys 44thシングル『夢の飛礫』C/W収録Ver.
12thアルバム『PRIDE』収録曲
12 今日は…こんなに元気です 青木せい子・
ASKA
CHAGE 吉俣良 30thシングル『no no darlin'』C/W
13 太陽と埃の中で ASKA ASKA ASKA with Elder Street Boys 26thシングル(カット)

リリースデータ

2002年11月20日 初登場1位 売上16.3万枚 Produced by CHAGE and ASKA キティMME

メンバー

ASKA
CHAGE

CHAGE and ASKA初のセルフカバーアルバムCCCD。過去の楽曲を主に当時のツアーバンドであるElder Street Boysと共にセルフカバーした作品。「終章」以外は89年の『PRIDE』以降に発表された楽曲。公式には"新たにレコーディングされた全13曲は原曲をなぞらえただけの単なるカバーではなく、今とこれからを表した音が、CHAGE and ASKAの「証明書」(STAMP)であり、オリジナルアルバムを作るように誠心誠意尽くして作業してきた志を「示した」(STAMP)アルバム"と説明されている。「HOTEL」と「砂時計のくびれた場所」の2曲は前年のシングル「夢の飛礫」C/Wに先行収録されていたセルフカバー音源を収録。また「終章」は12thアルバム『PRIDE』で1度セルフカバーしており、2度目のセルフカバーとなる。初出は20代、前回は30代で今回は40代、後にCHAGEのソロ作品にて50代でのセルフカバーも行われている。ドラマ『真夜中の雨』主題歌として織田祐二に提供したばかりの「そんなもんだろう」のセルフカバーが初収録曲となる。

織田裕二とは「YAH YAH YAH」が主題歌だった『振り返れば奴がいる』主演という関係があったため、ドラマも織田裕二の主題歌も今作も含めてマスコミが大ヒット再来を煽ったが、ドラマも織田裕二も大きなヒットにはならなかった。さらに今作の発売前には今作が200万を超えるともスポーツ紙が騒ぐという珍事もあった。結果的に大ヒットには至らなかったが話題性と運も味方して1位を獲得。00年代唯一にして最後の1位獲得作品となり、これで80年代〜00年代まで3年代で1位を獲得した事になった。当時はCCCDで発売されたがユニバーサルは今作以外に試験的に数作CCCDを実施後に即撤退したためCHAGE and ASKAとしても唯一のCCCDとなった。09年に通常CDで再販されたとされているが、品番等も変更されず元々の表記が分かりにくかった事もあり、パッケージのCCCD記載があるかないかでしか判別できない模様。2014年のASKA逮捕により出荷停止となった。

冒頭の代表作2曲が浮きすぎ。実際に「入れたくなかった」「スタッフのリクエストで入れた」と公言されていたが、言われなくともこれ絶対やりたくなかったんだろうな…と思えてくるほどで、「SAY YES」はクラブ風リミックスみたいな今作においても特に浮いたアレンジに、「YAH YAH YAH」も拳を振り上げる事を禁じたような妙にやさぐれたアレンジへと大胆改変され、群れライトリスナーへドロップキック。当時TVでこの「YAH YAH YAH」を披露していたが逆プロモーションだったんじゃないだろうか。この2曲の大胆改変に引っ張られ、それ以外に有名曲があまりない事もあり、当時今作は手に取ったものの冒頭2曲でくじけてしまい、3曲目以降はまあいいとは思ったもののそもそも原曲知らないのであまり楽しめず、最後の「太陽と埃の中で」だけは最高と思ったもののそれ以外はあまりいいと思えなかった。

そんなわけで全体にシングル曲は少なく、ある程度のファンであればまあ知っているといったポジションの選曲がされており、内容もファン向け。少なくとも当時『ROLL OVER 20TH』と01年のシングルしか聞いてない状態で手に取って楽しめるようなアルバムでは無かったなと改めて思う。リメイクの方向性としては基本的には当時のツアーメンバーと制作しているのでロックバンド色が強くなっている。「river」ではスローバラードをミディアムに変えたり、「港に潜んだ潜水艇」だけは原曲のオケをミックス変更したのみでCHAGEとASKAのボーカルを交代(原曲はASKAメインだったがCHAGEメインに変更)したりもしていて聞きどころも多い。『PRIDE』以降のオリジナルアルバムを聞いた後であれば、セルフカバーの旨みはある程度理解できる。それでも「WALK」なんかはあまりうまくいったとは思えないし、全部が全部いいとまでは思えず…。やはり「SAY YES」「YAH YAH YAH」冒頭2曲の印象にどうしても引っ張られてしまうのは仕方ないか。

STAMP

印象度★★★★☆

2016.4.12修正更新

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