名探偵コナン主題歌集

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
胸がドキドキ/THE HIGH-LOWS 甲本ヒロト・
真島昌利
甲本ヒロト・
真島昌利
ザ・ハイロウズ 初代OP 4thシングル 最高10位 売上19.2万枚
そばにいるから/THE HIGH-LOWS 甲本ヒロト・
真島昌利
甲本ヒロト・
真島昌利
ザ・ハイロウズ 挿入歌 4thシングルC/W
STEP BY STEP/ZIGGY 森重樹一 森重樹一 ZIGGY 初代ED 9thシングル 最高10位 売上14.6万枚
HAPPY END/ZIGGY 森重樹一 森重樹一 ZIGGY 挿入歌 9thシングルC/W
Feel Your Heart(TV OPENING EDIT)/VELVET GARDEN 室井美樹 川添智久 神長弘一・
川添智久・
月光恵亮
2代目OP 1stシングル 最高29位 売上3.7万枚
迷宮のラヴァーズ/heath 森雪之丞 heath heath・杉山勇司 2代目ED 1stシングル 最高10位 売上7.2万枚

リリースデータ

1996年12月16日 100位圏外 KITTY

アニメ「名探偵コナン」初期主題歌集ミニアルバム。96年の番組開始直後は前番組の「魔法騎士レイアース」からの流れでポリグラム系列のレコード会社(キティ、マーキュリー、ポリドール)が主題歌を担当していた。97年春からビーイングの主題歌占拠が始まる。今作は初代と2代目のOP/EDと挿入歌を収録したミニアルバムとして発売された。挿入歌に関しては2曲とも1回しか使われていない。また「Feel Your Heart」のみTVサイズの1コーラスのみの収録となっている。VELVET GARDENがアルバムを出せずに解散してしまったため、この曲のフルサイズは当時の8センチシングルでしか聞くことができない。今作リリース後の劇場盤第1作「時計じかけの摩天楼」まではポリドールが主題歌を担当しており、杏子の「Happy Birthday」が起用されている。こちらはビーイングが発売した映画版主題歌集に収録されている。しかしビーイング占拠後に特殊な経緯(続けて放映されていた「金田一少年の事件簿」と枠を一時交換)で起用されたTWO-MIXだけはどの主題歌集にも収録されていない。なおポリグラムはその後ユニバーサルに吸収されてしまったので現在今作も廃盤となっている。

コナンは4巻が最新刊の頃(小学4年生終わり〜小学5年の時期)に祖父に3,4巻だけもらってハマった。面白かったので1,2巻も買い集め、友人の間でもブームになりつつあり、その1年くらい後に7巻が出るころにはアニメ化が発表された。アニメ開始前に原作を知っていて、アニメが始まるのをワクワクしながら待っていたのはコナンが初めてだった(ちなみにアニメの絵で最初に思ったのは「耳でかすぎんだろ!」(友人間共通意見))。それだけに初代OP/EDは非常に思い出深い。当時8センチシングルを持っていたのはハイロウズの方だったが、実はZIGGYの方が好きだった。2代目になると早くも記憶が若干薄いが、最初の1,2年は全部ビデオ録画していたので久々に聞いたら懐かしさを感じた。当時としては硬派なロックバンドというイメージだったハイロウズとZIGGYがアニメ主題歌というのは相当異色だったんじゃないだろうか。そもそもコナンのミステリーな感じともあまり合ってはいなかったと思うが、やはり最初のイメージは強いもので今でも最初に思い浮かぶのはこの2曲だ。挿入歌は2曲とも2組のイメージとはけっこうかけ離れている印象でそもそも1回しか使われていないので、コナンの印象も無い(とはいえ当時のシングル盤にも挿入歌と記載)。2代目になるとかなりミステリー路線を意識した作風に転換している。またどちらも別グループで実績のある新人というのが2代目の共通点である。VELVET GARDENはLINDBERGのベーシスト川添智久が新人ボーカリスト稲垣涼子と結成した2人組ユニット。制作陣がLINDBERGと同じだが、打ち込み中心で全く違う方向性となっている。heathはX JAPANのベーシストである。当時は2組とも誰だか分かっていなかった。しかしただでさえ1度しか使ってない挿入歌を収録しても曲数が寂しいのに、VELVET GARDENが収録を拒んだのか(ハイロウズ、ZIGGY同様にC/Wが挿入歌だったらしいけどこれは完全スルー)、これだけ1コーラスなのは唯一残念。VELVET GARDENのみ何故か他の歌手と違ってライナーに書いてあるバイオグラフィーが完全に歴史ではなく、煽り宣伝になっているし、発売当時はシングル発売から2ヶ月経過していなかったのでまだ売る気満々だったのだろうか…。収録内容が少ないものの、最初期にコナンを見ていた人なら懐かしい1作

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印象度★★★☆☆

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