対談レビュー 第7弾
Beautiful Dreamer×一進一退days


DEEN シングルレビュー X1 (クロスワン)

第7回にして今回は「一進一退days」のSASAさんをお招きしてのDEEN15周年記念シングルレビューです。対談史上、最長になってしまったので前後編に分けてお送りします。ベスト盤等も発売され、初の日本武道館公演も成功に終った中で、これから改めて聞く人もけっこうファンな人も楽しんでもらえるかなと思います。早速どーぞ!


対談日:08年5月中旬〜6月上旬
編集:MOMA


OP

Beautiful Dreamer×一進一退days 対談レビュー企画!!
今回は15周年を迎えたDEENです。


SASA->祝・デビュー15周年!
MOMA->正直最近は数年おきにアニバーサリー していたような気もね、しないでもないんですけど(笑)
SASA->12周年のときは「干支が一回りして・・・」 とかで祝ってましたね(笑)
MOMA->そんなDEENなんですけど、聞き始めたのっていつ頃でした?
SASA->ズバリ、デビュー曲「このまま君だけを奪い去りたい」から です!
MOMA->ミリオンヒットはさすがに知ってはいたんですけど、最初に借りたのは「ひとりじゃない」 でした。
SASA->「ドラゴンボールGT」のエンディングでしたね。1996年。
MOMA->これはアニメだっからで(苦笑)、DEENを聞くようになったのは「SINGLES+1」からだったりします。本気でファンになったのは00年以降 。実はけっこう遅いんですよ(笑)
SASA->俺は逆に2000〜2001年あたりのファンとしての記憶が怪しい(笑) バラードベストで戻ってきて、現在に至る感じです。
MOMA->ファン熱が高まっていくのにリリースが無くて辛かったなぁ、あの時期は(笑)
SASA->ビーイング系でリリースが空くと不安 になるんですよね(苦笑)。
MOMA->その間の余裕で(笑)、FOVと共に過去の作品を中古であさって全部揃えられたんですけどね。
SASA->ブック○フがまだバリバリに8センチCDを取り扱っていた頃は棚にDEENの初期作品が充実していましたね〜。
MOMA->本当にいい時期でした。今から集めようと思ってもかなり難しいですからね。そんなDEENですが、今回は全シングル作品を振り返っていくということで。対談史上最長です(笑)
SASA->15年のキャリアを感じさせる枚数ですね(笑)じっくり語っていきましょう!
MOMA->これを参考ににしてベスト盤を聞いていただければ2倍楽しめる…かも(笑) それでは早速行きましょう。



1st このまま君だけを奪い去りたい 
93年3月10日

試しで歌ったらデビューが決定!

SASA->記念すべきデビューシングル。
MOMA->試しで歌わせたら良かったので急造したグループが15年続くとは誰も思ってなかった でしょうね。
SASA->この年ビーイングからは新人が大量にデビューしましたけど、ほとんどが数年でフェードアウト してしまいましたね。
MOMA->大量デビューの中でも唯一ミリオンになったのがこの曲だったとはいえ、本当に奇跡 ですよね。
SASA->作詞がWANDSの上杉昇、作曲が織田哲郎、そしてドコモのポケベルのCMでオンエアされて。曲の良さと、話題性と、当時のビーイングの勢いがバッチリ時代にはまった、といった感じでしょうか。
MOMA->当時はチャートなんて全然興味なかったけど、この曲は最初から知ってました。それだけヒットしていたという事でしょう。
SASA->今でも、世間ではDEENといえばこの曲! というイメージがありますね。
MOMA->15年間大切に歌い続けてきましたからね。歌い手(グループ)が現役のままだとやっぱ違うなと(笑)
SASA->楽曲と共にグループが歩んできている感じで。ライブでもセットリストの定番だし。
MOMA->一時期キー下げして歌ってたけど、最近はまた元に戻してるのかな?
SASA->今でも下げてますね。でもBreak-6ぐらいが一番キーが低く歌っていて、それ以降はもう少し原キーに近づいて歌ってるみたいですね。
MOMA->最近はちょっと声が原曲ほど高らかに出なくて、ヒヤヒヤすることも多いんですけど(苦笑)、ライブDVDだとベストテイクはやはり「横浜アリーナ」でしょうか。
SASA->そうですね!アリーナのテイクは声も透き通っていて最高ですね。
MOMA->毎回のように収録されますけど毎回キーやアレンジ、声の出具合が違うのとやっぱ名曲なのがあって飽きないです(笑)
SASA->原曲、原曲キー下げ、アコースティック、リメイクなどなど・・・色々な形で収録されていますからね(笑)

この曲の評価は…
MOMA★★★★★->一時期聞き飽きたんですが(笑)、それを飛び越えて改めて名曲だな〜と。
SASA★★★★☆->普遍的な名曲ということで、DEENが続く限り歌い続けてほしいですね。

収録CD:
1stアルバム『DEEN』
ベスト『SINGLES+1』
バラードベスト『Ballads in Blue』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
Classics One White『Christmas time』(Acoustic Version)
クラシックスベスト『The Best クラシックス』(Acoustic Version)
31stシングル(リメイク)
セルフカバーベスト『The Best キセキ』(リメイク=31stシングル)
12thアルバム『Graduation』初回特典CD2ndバラードベスト『Ballads in BlueU』(リメイク=31stシングル)
13thアルバム『マリアージュ』DISC-2『Triangle Cover Album』(再度リメイク)


2nd 翼を広げて
93年7月17日

ライブでは観客と合唱!

SASA->Jリーグ中継のエンディングテーマだったかな?確か。
MOMA->当時のシングルに確かにそんな表記がありますね。
SASA->シングルのジャケットにメンバー四人が揃いぶみですね。今とメンバー違うけど(笑)
MOMA->前作は途中でメンバー決定したせいで裏ジャケを後で差し替える(※「このまま〜」の裏ジャケは池森1人のものと追加メンバー2人が写っているものと2バージョンある)とかそんな状況でしたからね(笑)
SASA->あくまで暫定的メンバーだったということで。しかし池森さんも山根さんも若々しい。当たり前か(笑)。
MOMA->特にやまねっちは細い。今と全然違う(笑)
SASA->それを言ってはいけない(苦笑)。 で、この曲は前作に引き続き王道バラードですね。応援歌っぽくもあるという。
MOMA->壮大ですよね。DVD「横浜アリーナ」でのこの曲は特に感動的です。最近は比較的ライブ前半に歌うことも多いけど。
SASA->アリーナDVDを見過ぎたのか、カラオケでこの曲歌うと、つい間奏の部分で「僕たちDEENはデビューして7年目・・・」(※『横浜アリーナ』DVDではこの曲の間奏部分で「先へ行ってしまったDEENの後姿がようやく見えてきた」(要約)という池森のMCを被せて収録)とか言ってしまいそうになります(笑)。
MOMA->分かります。次のDVD(※『on&off』)でもその部分引用されましたしね(笑)ただこの曲、原曲キーだと最後の転調でメチャメチャ高くなるので歌えません(泣) 池森さんも歌ってないけど(笑)
SASA->大黒摩季の強力なコーラスでアシストしてますからね、最後の転調の部分は。
MOMA->シングルのカラオケバージョンは、コーラスそのまま入ってるのでこれはこれで豪華です。坂井さんと大黒さんは確実に分かるし。
SASA->TWINZERの生沢さんとか、当時のビーイングのヴォーカル陣の夢の競演ですね。
MOMA->ライブではそれが観客のパートになって盛り上がるわけです。
SASA->みんなで手をゆっくり左右に振って。あの一体感は素晴らしい。
MOMA->「このまま〜」に並んで重要な1曲ですよね。最近だとZARDの曲としてしか知らないなんて人も出てきそうだけど(※未発表だったZARDセルフカバーバージョンが08年4月にシングル発売された)。
SASA->ZARDバージョンでこの曲を知った人が、DEENバージョンにも手を出してもらえると嬉しいですね。

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆->そういえば何故か1stアルバムに入ってないんですよね。謎だ。
SASA★★★★☆->「このまま〜」同様、DEENの代名詞的楽曲

収録CD:
ベスト『SINGLES+1』
バラードベスト『Ballads in Blue』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
31stシングル(リメイク)
セルフカバーベスト『The Best キセキ』(リメイク=31stシングル)
11thアルバム『クロール』初回特典CD『ナツベスト』(リメイク=31stシングル)
12thアルバム『Graduation』初回特典CD2ndバラードベスト『Ballads in BlueU』(リメイク=31stシングル)
13thアルバム『マリアージュ』DISC-2『Triangle Cover Album』(再度リメイク)


3rd Memories 
93年9月22日

Memories 異色のダンサブル

SASA->2曲続いたバラードから一転、アップテンポのクラブサウンド(っていうのかな?)。
MOMA->C/Wの路線に近いですよね。元々池森さんはブラックミュージックが好きだったようですし。
SASA->ここでDEENのイメージを広げようという戦略だったのかも。池森さんの声はブラックミュージックというか、ソウル系歌わせると結構ハマるんじゃないかと思いました。
MOMA->本来の音楽性を強めに出してみました って感じですよね。これっきりシングルではやらなかったけど。そのせいだけでもないだろうけど…バンド色がちょっと薄い(笑)
SASA->ドラムがもろ打ち込みだし、ループのリズム使ってる箇所もあるし、今振り返ってみるとかなり異色作かも。
MOMA->正直、初めて聞いた時からずっと好きになれない曲。ただライブバージョン聞いたら…凄いかっこいい!
SASA->確かに!バンドサウンドで演奏するとこうも変わるのか?という。
MOMA->しかも外人ラップを池森さん自ら担当 するというね。横浜アリーナのライブテイクでこの曲への見方が根幹から変わった(笑)
SASA->DVDでは「おお!池森さんラップやってる!」という驚きがありましたね(笑)。リメイクでラップなくなっちゃいましたけど、この曲はあったほうがいいかなぁ。
MOMA->最近は原曲での披露はほとんどないですね。今の声だと原曲の力強さは出せないし、リメイクの方もよくできているからいいんですけど。
SASA->今の声にはリメイクバージョンが最適、ということですね。
MOMA->シングルバージョンだけしか知らない人は是非各種バージョン違いをどうぞ(笑)

この曲の評価は…
MOMA★★☆☆☆->CD盤は…(汗)。ライブバージョンになると★1つ増えます。ライブでは盛り上げに重要な1曲
SASA★★★☆☆->同じくライブバージョンなら★1つ追加。あとは歌詞が結構好きですね。

収録CD:
1stアルバム『DEEN』
ベスト『SINGLES+1』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
20thシングル『Power of Love』C/W(ライブバージョン、DVD『横浜アリーナ』から抜き出した音源)
セルフカバーベスト『The Best キセキ』(リメイク)
Classics Four Blue『Smile Blue』(2007)
クラシックスベスト『The Best クラシックス』(2007)
 



4th 永遠をあずけてくれ
93年11月28日

永遠をあずけてくれ スタ〜ミナはいらな〜い!?

SASA->クリスマスを舞台にしたバラード曲。
MOMA->初期メンバーが唯一表記されたシングルにして、初期メンバーが確認できるPVが現存する唯一の曲(笑)この曲はやはり「涙はいらない」が
「スタ〜ミナはいらない〜」に聞こえるっていうのがポイント?
SASA->↑の情報を入手してからは、どうしても「スタミナはいらない」に聞こえてしまう(苦笑)。
MOMA->季節モノなせいか、ライブでの披露は少ないですね。特に2度もアカペラリメイクされて以降はバンドではやってない…かな?
SASA->アコースティックコーナーでは何度かやってるみたいですが、アカペラ化以降はバンドバージョンではやってないみたいですね。
MOMA->ちょっとスローすぎて間延びするのと、やっぱ「このまま〜」「翼を広げて」と強いバラードが他にたくさんありますからね。
SASA->発売当時も、「あ〜、ちょっとマンネリかな?」と感じた記憶が。むしろclassicのアカペラバージョン でこの曲の評価が上がりましたね。
MOMA->あれは最高でした!
SASA->アカペラのコーラスアレンジが良かったというのもあって、こっちのほうがいいじゃん!と。
MOMA->ただ最近はライブメンバーの編成が最少人数なので、アカペラバージョンでの披露も無くなってきましたね…。
SASA->コーラス隊2名の力はやはり大きいですからね。また総勢7人でライブやってくれないかなぁ。
MOMA->ですよね。

この曲の評価は…
MOMA★★★☆☆->バラードの中では少し埋もれた存在かな。
SASA★★★☆☆->地味ゆえに目立たないですね。クリスマスになると聞いてみたくはなります。

収録CD:
1stアルバム『DEEN』
ベスト『SINGLES+1』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
Classics One White『Christmas time』(Millennium a cappella version)
クラシックスベスト『The Best クラシックス』(Millennium a cappella version)
セルフカバーベスト『The Best キセキ』(リメイク)


5th 瞳そらさないで
94年6月22日

瞳そらさないで  さわやかイメージを決定づけた2度目のミリオンヒット!

MOMA->この曲からギターの田川さん加入
SASA->ポカリのCMソングに起用された爽やかな曲。裏ジャケで田川巨匠の姿を確認!(※田川伸治はそのギターの腕前からか、巨匠と呼ばれている)
MOMA->ドラムはまだ宇津本さんじゃない! でも3ヵ月後の1stアルバムだと宇津本さんになってる(笑)
SASA->まだこのシングルのジャケットだと倉澤さんですね。ヒゲがなくなってますが(笑)
MOMA->何かこの頃打ち込み多いし、
この人が叩いてた曲はあったのかと今更ながらに疑問が(苦笑)
SASA->とりあえずバンドとしての体裁で加入してたのかも(汗)。この時期はライブもやってなかったし。
MOMA->この曲なんか、特にライブだと印象変わりますよね。間奏とか全体的にアコギが印象的だけど、ライブだとエレキしか使ってませんから。常にロックバージョン って感じ。
SASA->間奏のギターソロがエレキになってますからね。曲調は爽やかだけど演奏はロック!
MOMA->この曲がミリオンになった事で、93年組の中では完全に1つ上に抜けましたよね。アルバムもミリオン。
1stシングル&1stアルバム、両方ミリオンは当時史上初! (※その後KinKi Kids、Kiroro、宇多田ヒカル、倉木麻衣、CHEMISTRYが達成)
SASA->思えば凄い記録を打ち立てたんですよね。この曲の大ヒットでバラードだけでないDEENを浸透 できたことも、アルバムへの期待につながったんじゃないかと思います。
MOMA->肝心のアルバムはちょっと…違うノリの曲ばかりでしたけどね(苦笑) これで聞くの辞めちゃった人が多そうなのが残念。メンバーも確定してなかったのでしょうがないっちゃしょうがなかったんでしょうけど。
SASA->まだメンバーの自作曲も少ないし、DEENとしてのカラーはまだまだ打ち出せていなかったですね。
MOMA->ミリオンヒットなのに、最近はあんまりこの曲が語られる機会がないのが残念ですね。15周年にして少し影が薄くなってきてしまった 感が(笑)久々のテレビでも絶対「このまま〜」ですし。
SASA->たまにはテレビでこの曲歌えばいいのに(笑)。そういえばこの翌年のポカリCMがFOVの「突然」で、のちにDEENとFOVの区別がつかない原因を作りましたね(苦笑)。
MOMA->高1の頃の同級生、どいつもこいつもそれだった(笑)しかもWANDSまでごっちゃに(笑) 酷い!
SASA->
後追いで聞くとDEENとFOV、WANDSとT-BOLANの区別が曖昧になるようです(笑)
MOMA->有名ヒット曲の制作メンツが一緒ですからね。
SASA->織田哲郎に栗林誠一郎、葉山たけしに明石昌夫と。この辺りがフル回転でしたからね。似てると言われても仕方ない部分はあるかもしれない。
MOMA->み〜んな逃げられちゃってね(苦笑) 今でも歌い続けてるDEENがどれだけ奇跡的存在だっていう話ですよ(笑)

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆->ライブだとリメイクと原曲が混ざったかのようなアレンジで披露されると思うのでそちらも是非!
SASA★★★★☆->DEENの爽やかイメージ全開!

収録CD:
1stアルバム『DEEN』
ベスト『SINGLES+1』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
バラードベスト『Ballads in Blue』(Smooth Blue Mix)
セルフカバーベスト『The Best キセキ』(リメイク)
11thアルバム『クロール』初回特典CD『ナツベスト』(リメイク)
12thアルバム『Graduation』初回特典CD2ndバラードベスト『Ballads in BlueU』(リメイク)
36thシングル『Negai』C/W(2009)
11thアルバム『クロール』('09+Ukulele Style)


6th Teenage dream
95年3月27日

Teenage dream  メンバー固定後、初シングル!

MOMA->ようやくメンバーが固定。現存するフルPVはこれが最初っていう(笑)
SASA->ノスタルジックなバラードナンバー。タイアップは・・・何でしたっけ?
MOMA->CDTV。
SASA->ああ、オープニングテーマ。
MOMA->まだ見てなかったので当時の印象は無いです。
SASA->CDTVは月イチぐらいでオープニングが変わるみたいなんで、あんまり記憶にない(汗) ようやくまともにPVが作られて嬉しかったですね。
MOMA->坂井泉水さんの最後の提供歌詞ですけど、歌詞も好きです。3人の関係性とか背景が割りとはっきり見えるじゃないですか。
SASA->珍しく登場人物が3人出てきますね。僕と君と「アイツ」。この3人の関係の解釈って結構人によって違ったりして・・・。
MOMA->親友と彼女が付き合ってるけどうまくいかなくて「僕」に相談しに来たって解釈してたんですけど…。
SASA->俺もその解釈なんですが、人によっては三角関係の歌にも聞こえるらしくて。歌詞を読む限りではそんな感じしないんですけどね。
MOMA->あぁ!でも確かにちょっと「僕」は彼女の事好きかもって「かけがえのない君だから」で解釈できるっちゃできますね。
SASA->でも最後に「夢を手にしたら また三人で・・・」というフレーズがあるから、もし片思いだとしても友情優先って感じになるのかな。
MOMA->この曲で
映画1本作れるような気がしてきた(笑)
SASA->甘酸っぱい青春のストーリーになりそう。もちろん音楽:DEENで(笑)
MOMA->サウンドもいいですよね。前半アコースティックで後半はバンドサウンド。リメイク版だと少しノスタルジック色が強すぎる。ただこれもやっぱ今の声だと力強さに欠けてしまいそうなんで、リメイク版が正解なんでしょうけど。
SASA->この曲からDEENの音楽の方向性が見えてきたような気がしますね。リメイク版はオリエンタルっぽくて「キセキ」中でも異色でした。

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆->地味なんだけど…味わい深い。やっぱTeenageを卒業してから効いてきますね、この曲は(笑)
SASA★★★★☆->個人的なエピソードとして、学生時代にこの曲バンドでコピーしました。青春の美しい(?)思い出です。
MOMA->いいなぁ、そういうの!

収録CD:
2ndアルバム『I Wish』
ベスト『SINGLES+1』
バラードベスト『Ballads in Blue』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
セルフカバーベスト『The Best キセキ』(リメイク)


7th 未来のために
95年6月19日

初のA面自作曲!

MOMA->初登場1位(2度目で最後)なのに、2ndアルバムに未収録になってしまう謎の扱いを…。
SASA->シングルでは初のメンバーによる作詞作曲!「劇空間プロ野球」のエンディングテーマでした。
MOMA->ビーイング王道ポップって感じですね。池森さんのこれまでの作曲作品からするとかなりDEENの方向性に合わせてきたな!と思います。宇津本さんとの共同作曲ですけどね。
SASA->やったー!ついにメンバーの作詞作曲シングルが出た!と当時狂喜乱舞してました(笑)。池森さんの前向きな歌詞がいいですね。メロディーも王道。
MOMA->ファンになりたての頃はメチャメチャ好きな曲だったんですけど、最近は実はちょっと飽きてきた(苦笑) リメイクバージョンも平和的すぎるからかな?でも、初TV出演だったり、現在でも応援してくれている
ロッテのバレンタイン監督がこの曲でファンになったとか重要な要素はいくつかありますね。
SASA->Mステでテレビ初の生出演だったのかな。イメージ通り爽やかに歌い上げていましたね。
MOMA->サビ後半の追っかけコーラス部分とかが特に好きです。
SASA->池森頻出ワード「ひたむき」 が登場する曲でもありますね。
MOMA->歌詞、メロディー、アレンジが一体になってとにかく前向きさをくれる1曲ですね。改めて聞くとやっぱいいなぁ(笑)
SASA->さすが野球中継のテーマソングという感じで(笑)この曲はオリジナルのアレンジが一番好きですね。
MOMA->同じくです。Sing-alongもリメイクもリメイクの英語バージョンも(随分あるな)、そこまで好きにはなれなかった。
MOMA->願わくば英語バージョンは原曲で聞きたかった!ってのは贅沢か(笑)
SASA->バレンタイン監督もそう思ってたりして(笑)

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆->実はそんなにこういう曲多くは無いんだけど「王道」って感じですね。
SASA★★★★☆->初の自作シングルということもあって、気合込めて作っているのが伝わってきます。

収録CD:
ベスト『SINGLES+1』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
Classics Two SEPIA『秋桜〜more&more』(Sing-along Version)
クラシックスベスト『The Best クラシックス』(Sing-along Version)
セルフカバーベスト『The Best キセキ』(リメイク)
33rdシングル『ダイヤモンド』(English Version)(アレンジはキセキと同じ)


8th LOVE FOREVER/少年
95年12月11日

力強くも切ない…

SASA->田川巨匠の初作曲作品。秋を感じます。
MOMA->力強いんだけど全てが切ない!泣けます。ていうか
リリース遅すぎだろっ!(笑)
SASA->枯葉散る10〜11月ぐらいにリリースするべき曲でした!
MOMA->当時は知らなかったんですけど、ファンになってからメチャメチャハマリました。バラードベストの時も投票したんですけど 選ばれなくて…(苦笑)
SASA->ピアノで始まり、バンドインしてサビに向かって盛り上がっていく構成がいいですね。バラベスは夏に出すと決まっていたからあまり票が入らなかったのかな・・・?
MOMA->リメイクでは唯一曲構成まで変化して、リメイクバージョンも最初聞いた時は大成功だと思ったけど、やっぱ原曲の切なさが最高です。
SASA->リメイク版はライブで映えますね!Break-10の「Memories」ラストから間髪入れずにこの曲に突入するあたりは鳥肌モノでしたよ!
MOMA->確かに。CDよりもライブですね。なんだかんだ声の変化にはうまく適応したリメイクをしてきてるよなぁと思います。
MOMA->そういやこれは原曲のライブ音源が…ないんですよね。前作もそうかな?
SASA->そうですね。この曲は横浜アリーナでやってるらしいんですが、DVDではカットされてますね。
MOMA->やってたのかぁぁぁ!入れろよぉぉぉぉぉ!!確か他にも何曲か聞きたい曲がカットされてたような記憶が…。
SASA->ネットで曲目調べたら、前半ほとんどカットされてるみたいです。何故に?
MOMA->当時はライブとドキュメントを混ぜて編集して出してましたからね。1枚目の「横浜アリーナ」はその極地かと。ライブそのままの流れで出るようになったのって版権問題が解決したといわれる本当にここ数年かも。
SASA->15周年記念にノーカットアリーナライブDVDを希望したいところですね(苦笑)
MOMA->ほしいけど出したら何度目だよ、アリーナ作品(笑)  (※ビデオで出て1年後にDVDで出て、その後に廉価版も、計3回出ている)
SASA->もし出たら、都合4回目(笑)
MOMA->SASAさんもビデオとDVD、2回買っちゃった人ですか?
SASA->俺はすぐには買わず、2002年になって買ったクチです。当時はアーティストのライブビデオを買うという習慣がなかったんですよね〜。

MOMA->あ〜、正解でしたね。当時貯金から必死に捻出して買ったのが思い出深い(笑)

この曲の評価は…
MOMA★★★★★->何でこの曲で売上落ちたのか分からない。
SASA★★★★☆->この時期ビーイングは売上げ減少傾向にあって、DEENもそれに準じた形になってしまいましたね。 

収録CD:
2ndアルバム『I Wish』
ベスト『SINGLES+1』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
セルフカバーベスト『The Best キセキ』(リメイク)


いつのまにかC/W扱い!?隠れた両A面の名曲

MOMA->さて、「SINGLES+1」でも「PERFECT SINGLES+」でも無視されてしまう不遇の両A面「少年」ですけど(笑)
SASA->「LOVE FOREVER/少年」って、ちゃんとオリコンにも登録されているのに。かわいそう。
MOMA->ちゃんと表が「LOVE FOREVER」仕様、裏ジャケは「少年」仕様なんですよね。
※公式ディスコグラフィーでは現在C/W扱いだが、Break13で披露した際のMCや20周年のセルフライナーで池森さんは「LOVE FOREVERの両A面曲」と発言。
SASA->四人が歩いているやつ。
MOMA->ファンには隠れ人気高いですよね。バラードベストでも「LOVE FOREVER」を押しのけて選ばれましたし。反面
ライブで聴いた記憶が…無いかも
SASA->ライブじゃ滅多にやらない曲みたいです。俺も一度も聴いたことがない。去年の47都道府県ライブでやったとか。
MOMA->作詞が池森さんで、作曲を山根さん、田川さんで共作。奇しくも現メンバーが一斉に表記されてるのは珍しかったり(笑)
SASA->山根&田川コンビの作品はこれだけですかね?珍しい組み合わせ。
MOMA->間違いなく名曲ですけど、12月に少年時代の夏の日を回想するってのは…やっぱ
季節感おかしいですよ、このシングル(笑)
SASA->「『遠い』夏の日〜♪」だからいいんじゃないでしょうか(笑)。この歌詞は沁みます。当時も好きだったけど、社会人になってからより強く
MOMA->大サビが特にいいですね。
SASA->
「何かをあきらめることが大人になることじゃない」。背中押してくれるような感じですね。
MOMA->「和音」でのフルートバージョンも素敵ですけど…あ、このバージョンが唯一「和音」ツアーDVDに入ってましたね。「和音」Ver.は曲が終わった後にサビメロを奏でるフルートが最高に泣けます(泣)
SASA->和音バージョンはキーもかなり下げて穏やかになって、夜寝る前に聞きたくなりますね。よりノスタルジックになってます。
MOMA->う〜ん、2度もシングルコレクションに未収録なのが惜しい!

この曲の評価は…
MOMA★★★★★->たぶんこれからこの曲には何度も助けられるんだろうなぁ。
SASA★★★★★->この時期までのDEENのバラードの中では個人的最高傑作。

収録CD:
2ndアルバム『I Wish』
バラードベスト『Ballads in Blue』
C/W集『Another Side Memories〜Precious Best〜』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
カバーアルバム『和音』(featring Lynx)
12thアルバム『Graduation』初回特典CD2ndバラードベスト『Ballads in BlueU』(featring Lynx)



9th ひとりじゃない
96年4月15日

初のロック調シングル!

SASA->「ドラゴンボールGT」の初代エンディングテーマでしたね。
MOMA->これで初めてCDを借りました。OPの「DAN DAN 心魅かれてく」(FIELD OF VIEW)と一緒に。正直
アニメの方は疑問だらけの作品でしたが、主題歌は良かった。現在の若い世代のファンもけっこうこれが「刷り込み」になってるのでは。
SASA->俺もGTは途中でリタイアしちゃった(笑)。でも結構長くエンディングでオンエアされていたおかげで、若い世代への知名度はけっこうありますよね。
MOMA->これまでに比べてけっこうロック調ですけど、爽やかさもあっていいですね。ライブでも欠かせない盛り上げ曲で。
SASA->ライブでは序盤の盛り上げか、中盤のメドレータイムに組み込まれることが多いです。
MOMA->これが古井弘人さんの編曲ってのは彼のGARNET CROW以降の作風を思うとかなり意外な感じもします。
SASA->ホントだ。これ古井さんなんですね。葉山さんだと言われても違和感ないかも。
MOMA->葉山さん、シングルだと前作の「LOVE FOREVER」で最後だったんですね。
SASA->次にシングルで登場するのは・・・「Starting Over」。ずいぶんなインターバル!
MOMA->約10年!この曲は原曲アレンジがやっぱり1番好きなんですけど、最近は
リメイクの方が歌われる機会が多いですね。
SASA->そうですね。でも、原曲キー下げアレンジだと疾走感にちょっと欠けてる気もします。今の声だとリメイクのアレンジが合ってるかなと。ただ、Break12だと間奏のギターソロはオリジナルバージョンが採用されてましたね。(※武道館でもそうでした)
MOMA->そういえばそうでした。この曲に限らずキセキツアー終わってからはけっこう原曲とリメイクを織り交ぜたアレンジが多いですよね。
SASA->「翼を広げて」とかもそうですね。新旧のアレンジを溶け込ませているのはライブで聞いていて楽しいです。

この曲の評価は…
MOMA★★★★★
->Bossa Nova Style(『秋桜〜more&more』収録)だけは苦手です(笑)
SASA★★★★☆
->ライブでも盛り上がれる必須ナンバー!

収録CD:
2ndアルバム『I Wish』
ベスト『SINGLES+1』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
Classics Two SEPIA『秋桜〜more&more』(Bossa Nova Style)
クラシックスベスト『The Best クラシックス』(Bossa Nova Style)
セルフカバーベスト『The Best キセキ』(リメイク)

10th SUNSHINE ON SUMMER TIME
96年7月1日

SUNSHINE ON SUMMER TIMEこの頃から一気に地味な存在に…

SASA->第一次池森長髪時代の到来です。
MOMA->そういえばそうだった(笑)
SASA->Mステでタモリに突っ込まれてました。「その髪急にどうしたの?」って(笑)。
MOMA->ああ、当時は常連になっていた時期だったんですね。
SASA->シングルが出るたびにゴールデンの番組に出ていた時期・・・懐かしい。
MOMA->それにしても
池森さんが1人アップの横顔構図のジャケットってこれで3枚目ですよ…。芸が無い(苦笑)
SASA->このジャケット、髪を伸ばし途中なのか、なんか微妙な髪型になってますね^^;
MOMA->そろそろ下ろそうかな? みたいなギリギリの時期(笑)曲の方はわりとダンスサウンドっぽいノリの良さですね。
SASA->あ、これも古井さんが編曲なんだ・・・。
MOMA->多彩ですね。
SASA->この曲のPV好きなんですよ。山の中のロケで開放感があって。でも1番で終わるのが残念。
MOMA->
わざわざロケしておいて1番だけって…(苦笑) 関連のジャケットとかも無いから何かの「ついで」でもないですよね?謎だ。
SASA->ライブツアーのリハで合宿して、その際についでで撮ったのかも・・・。
MOMA->ついでで全部撮ってほしかった!(笑)
SASA->この辺りからセールス的には落ち込んできて、あまり代表的な扱いはされなくなる感じですね。(※前作までほぼトップ5クラスだったのが一気に10位に)
MOMA->「SINGLES+1」聞いた時にこれと次の「素顔で笑っていたい」だけしばらく印象に残りませんでした。今ではけっこう好きなんですけど、そういう意味ではこれまでの曲に比べてインパクト薄かったのかなと。
SASA->前後の曲と続けて聞くと、いささか地味な曲ですからねぇ・・・。
MOMA->個人的には初ライブのBreak5で「瞳そらさないで」とメドレーで歌われたのが思い出深いです。まさか来るとは思ってなかったので。
SASA->あのライブ観に行ったんですよね!羨ましい。
MOMA->思えば原曲キーで声が出てる最後のツアーだったんですよね。
SASA->ですね。以降のツアーは基本キー下げてますね。最近は冬のツアーが多いからか、この曲はめったにセットリストに登場しませんね・・・。
MOMA->リメイクの流れの中でも最後までスルー されてましたからね(※07年の『Smile Blue』でようやくリメイク)。意外と不遇?
SASA->タイトルからして「夏限定!」みたいな感じですからね。結構冷遇されてるかな。武道館では・・・やるのでしょうか?
MOMA->夏のさわやか系代表曲は「瞳そらさないで」がやっぱ存在大きいですからね。武道館でも…下手したらスルーかも。良くてメドレーかな…。(※メドレーでした)
SASA->
野外ライブで雨の中「差し込む太陽〜♪」は寒かった(笑)
MOMA->夏らしさ皆無に終わった野外ライブはリベンジとか言ってたのに…一向にやる気配が無い(笑)

この曲の評価は…
MOMA
★★★☆☆->夏になるとなんだかんだ聞きたくなります。
SASA★★★☆☆
->リメイクのまったり風味も結構好きだったり。

収録CD:
2ndアルバム『I Wish』
ベスト『SINGLES+1』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
Classics Four Blue『Smile Blue』(2007)
クラシックスベスト『The Best クラシックス』(2007)
11thアルバム『クロール』初回特典CD『ナツベスト』(2007)


11th 素顔で笑っていたい
96年8月5日

素顔で笑っていたい疲れた感じがむしろ現代に合ってる

SASA->ビーイング時代最後の織田哲郎提供曲ですね〜。
MOMA->同時期のFOVの「Dreams」もまったりしてて何かもうやる気無かったのかな?なんて思ったりもしてました(苦笑)
SASA->相川七瀬のプロデュースも始めてたし、他アーティストへはいっぱいいっぱいだったのかも(笑)
MOMA->ただ今になってみると、ていうかむしろこれ今の方が時代に合ってるんじゃないかとも思うんですよね。
SASA->
癒し的な要素があるとか?
MOMA->そうです。
SASA->確かにあまり当時の流行を追ったようなサウンドではありませんね。
MOMA->作風的にも今の方が渋みが出るのではないかと…まあライブでほとんど披露されないんですけど(笑)
SASA->これもリメイクは後々までお預けでしたからね(笑)。classicsのリメイクバージョン(※『夢の蕾』収録)でライブやってくれないかなぁ。
MOMA->なんか当初から冷遇されてますね、この曲は。やっぱ曲調的に使いどころが難しいのかな。
SASA->アコースティックコーナー向きかも。Break7の時はアココーナーでやってました。
MOMA->ライブDVDには1度も…。
SASA->カメラが回っている時には演奏しない曲なのか(苦笑)。

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆
->当初★2つくらいだったんですけど(笑)、年々聞き込むごとにじわじわと上がってきてます。
SASA★★★☆☆
->歌詞が沁みます。あと、幕張で撮影されたPVも◎

収録CD:
2ndアルバム『I Wish』
ベスト『SINGLES+1』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
Classics Three PASTEL『夢の蕾』(Heartstrings Style)
クラシックスベスト『The Best クラシックス』(Heartstrings Style)

12th 君がいない夏
97年8月27日

実はライブであまりやらないレア曲

MOMA->前作はDEEN史上最短の1ヶ月で出たのに、今度は1年ぶり(笑)
SASA->この当時不安だったんですよ。WANDSとT-BOLANがリリース止まっちゃって、まさかDEENも2ndアルバム出してこのまま・・・とか思ってました。
MOMA->FOVも停止してましたよね。関西移動でドタバタしてたのかな、ビーイング。
SASA->曲のほうは、GIZA創設の立役者(?)小松未歩がついに登板。
MOMA->小松未歩の曲の中でも屈指の名曲だと思います。これは本当にいい!ついでにコナン主題歌っていうのと俺がCDTVとか見始めて最初の新曲って事でこっからリアルタイムの記憶があります。
SASA->実は当時は普通だな〜とか思ってたんですけど(笑)、バラベスで改めて聴いて良さを実感しました。
MOMA->ただコナンのEDでかかってた印象があまり…無い…。
使用期間が前後の曲に比べて短かったんですね。
SASA->3ヶ月ぐらいで交代になっちゃったんでしたっけ?
MOMA->前後の曲が20話前後使われたのに、この曲は13話だったようです。
SASA->1クールか・・・やけに短いですね。当時としては。
MOMA->今ではこれより短いの当たり前の使い捨て状態ですけどね(笑)「グロリアスマインド」なんてわずか
4回…。
SASA->4回じゃタイアップ効果が望めないような(汗)。まあ「グロリアス〜」はある意味特殊な曲ではありますが。
MOMA->そういえばこの曲もライブでほとんど披露されませんね。アコースティックバージョンが野外ライブで先行披露されたくらい?
SASA->そうですね。Break2ではやってたのかな?キセキにも収録されなかったし。ライブではかなりレア ですね。
MOMA->アコースティックもけっこう原曲の旨みを生かしながら、今の声に合わせた自然なキー下げで好印象です。
SASA->山根さんと田川巨匠のコーラスワークもポイントが高い。

この曲の評価は…
MOMA★★★★★
>ジャケットが前作(1年前)の使いまわしだったのは何故?PVもちゃんと制作してるのに。
SASA
★★★★☆->インナーには最新と思われる写真が載ってるというのに(笑)

収録CD:
ベスト『SINGLES+1』
バラードベスト『Ballads in Blue』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
32ndシングル『Starting Over』C/W(acoustic version)
クラシックスベスト『The Best クラシックス』(acoustic version)
11thアルバム『クロール』初回特典CD『ナツベスト』(acoustic version)

13th 夢であるように
97年12月17日

夢であるように 作曲DEEN!文句なしの名曲!

SASA->作詞:池森秀一、作曲:DEEN。この曲がなければ今のDEENの存続はなかった・・・かも。
MOMA->トップ10をついに逃す事態になってしまったけど、ロングヒット!トップ20をウロウロしていたのが記憶にあります。
SASA->テイルズのゲームタイアップということで、ここに来てライト層を開拓したようですね。MOMAさんこのゲームやりました?
MOMA->俺は
触った事もないんですけど(笑)、友人はやっててこの曲は好きだと。先にカラオケで歌われた(笑)
SASA->俺もサターンしか持ってなかったからやったことないです(笑)。ゲームだと「なんとなく気づいていた君の迷い〜♪」の「迷い〜」のメロディーが違うらしいですよ。
MOMA->なに〜!? 確か「ある場所に行くとDEENが歌ってる」という話だけは聞きました(笑)
SASA->ゲームの中でライブチケットを入手して競技場に行くとこの曲歌ってくれるらしいです。
MOMA->人気もあるようで、06年にPS2リメイク、08年にはディレクターズカット版なるものまで出たそうで。CMでも再び使われたのでこの曲を06年頃に再発売すれば何気にリバイバルヒットするんじゃないかとも言われてました。
SASA->やはり版権の都合で発売されなかったんですかね・・・。
MOMA->残念ながら当時最新のこの音源はキセキのリメイクverで間違えてリメイクを聞いて落胆した人もいたとか。ていうか俺の友人なんですけど
「なんかベストって書いてあるから借りて楽しみに聞いたのに違うのが入ってた。」と(笑)
SASA->確かにキセキバージョンは全然違いますからね・・・。あっちはあっちで歌い上げる系で好きなんですが。
MOMA->原曲の完成度が高すぎて、あえて真っ向勝負や近い雰囲気でのアレンジは避けた感じもします。
SASA->この曲からしばらく池田大介氏の編曲。この人のバンドアレンジは個人的にかなり好きです。
MOMA->この97,98年の池田大介のアレンジは神がかってました。ZARDやFOVでもこの頃のサウンドは最高です。
SASA->あ、「素顔で〜」から池田氏か(笑)
MOMA->ライブでは一時期ほとんど歌われなかったけど(特にAOR時代)、最近重要性に気づいたのか(笑)、
必ず原曲アレンジ、キーで歌われますよね。
SASA->最近では定番になりましたね。原キーでもギリギリ歌える感じ。でもやっぱりライブDVDのベストテイクは横アリかなぁ・・・。
MOMA->そうですね。最近はサビで裏声に切り替える事も多いし、とにかく
のけぞってひたすら苦しそうに搾り出すのが…(苦笑)あと個人的にはサポートドラマーHIDE氏のドカドカが1番気になるのもこの曲です。
SASA->この曲だけ
やけに力込めて叩いてません?
MOMA->ですよね。Break12のライブDVDで確信しました。凄い勢いで叩いてるんですよ、マジに。Break11は会場に足を運んだのですが、この時はピアノやギターまでかき消されて(苦笑)
SASA->歌詞に合わせて感情を込めまくっているのか・・・もうちょっと穏やかに叩いてほしいかな。
MOMA->ドラム以外聞こえないのでは意味が無い(笑) 武道館での改善を切に願います。(※だいぶ改善されていました)

この曲の評価は…
MOMA
★★★★★->最大の名曲っていったらやっぱこれかな。ファン以外でも「いいよね」って言いますし。
SASA
★★★★★->シングルではDEEN屈指の名曲!ジャケットやPVもトータルで完成度が高いです。

収録CD:
ベスト『SINGLES+1』
バラードベスト『Ballads in Blue』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
セルフカバーベスト『The Best キセキ』(リメイク)
12thアルバム『Graduation』初回特典CD2ndバラードベスト『Ballads in BlueU』(リメイク)


14th 遠い空で
98年2月18日

遠い空で 曲はほのぼのいい感じだが何故かPVが適当…

SASA->ここで小松未歩が再登場。珍しく共作ですね。
MOMA->CMソング関連のプロデューサーらしいですね。今作は日本テレコムのCMソングだったので恐らくその関係で。CMの記憶は曖昧ですが、TVで何度か聞いた覚えがあるようなないような…。
SASA->山口智子が出てませんでしたっけ?タイアップ先に合わせて
遠距離恋愛中の電話っぽい歌詞ですね。
MOMA->のどかな感じもして…派手ではないけどなんかいい感じですよね。
SASA->ほのぼのしてますね。シングルとしてはちょっと地味かな?という気もしますが。
MOMA->「SINGLES+1」も迫ってたせいか初めて10万枚を割ってしまいました。PVもちょっと適当(苦笑)
SASA->一番で終わるし(笑)
MOMA->07年にリメイクされたAcoustic Band Styleを聞きなれてたせいか、最近久々に原曲聞いたらいきなり音が高くて驚きました(笑)これリメイクでかなりキー下げてません?
SASA->かなり。3度ぐらい下げてるんじゃないでしょうか。リメイク聴いた時、歌い出しが
いきなり低っ!とか思いましたから(笑)。
MOMA->まあそこまでして歌いやすくした割にやっぱりライブでは披露がほとんど…(泣)
SASA->ライブじゃ一度も聴いたことがない!DVDも未収録。不憫だ・・・。
MOMA->ファンの人気もそうでもない?バラードベストでは一応投票対象曲でしたがあえなく落選…。
SASA->「SINGLES+1」でも「夢であるように」の後なので、埋もれてしまった感はあるかも。
MOMA->今後はその「+1」である
「銀色の夢」が埋もれる事になるでしょう(苦笑)
SASA->「PERFECT SINGLES+」を買っても「SINGLES+1」は手放さないように!(笑)

この曲の評価は…
MOMA->★★★★☆
->ていうか、この時期のアレンジが本当にいい(笑)
SASA->★★★☆☆
>地味だけど結構好きな曲。

収録CD:
ベスト『SINGLES+1』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
Classics Three PASTEL『夢の蕾』(Acoustic Band Style)
クラシックスベスト『The Best クラシックス』(Acoustic Band Style)

15th 君さえいれば
98年5月27日

君さえいれば シャープに、そしてロックに!

SASA->B-Gram RECORDでの最後のリリースであり、ロックバンドとしてのDEENの始まりの曲、ですかね。
MOMA->「SINGLES+1」を借りたのとどっちが先か忘れましたが…レンタル落ちで初めて購入したのが今作でした。
SASA->シャープなロック路線を打ち出した最初のシングルということで、「おっ、DEENがちょっと変わった?」と思った曲でした。
MOMA->PVや格好もロックバンドっぽいし、とにかくかっこよかった。
SASA->いわゆる
「池森さんPVで笑顔なし期」ですね(笑)。ひたすら目を見開いて熱唱してる感じ。
MOMA->この路線が他にないのが惜しいです。声が出てるうちにもう少し突き詰めておいてほしかった。最近になってのDEEN'S ROCKとかじゃなくて(笑)
SASA->今のDEEN'S ROCKは「皆で盛り上がろうよ!」というコンセプトみたいですからね。この時期はもっとこう、ストイックな路線だったというか・・・。
MOMA->確かにそれはありますね。
SASA->この曲の作詞作曲も小松未歩。フル回転(笑)。なんでも「理想の男性像」がこの歌詞のテーマだとか・・・?
MOMA->理想だけあって歌詞もかっこいい。
SASA->「どんな時も守り抜く〜♪」とか男気あふれてますね。
MOMA->アニメ「中華一番!」OPだとアレンジ違うんですよね。最近某よう●べで見たんですが、これもいい!
SASA->それは知らなかった!ビーイングはTVバージョンとCDバージョンでアレンジが違うのが多いですよね。
MOMA->それだけでコンピ盤作ってもけっこう売れるんじゃないかと(笑)「中華一番!」に関しては
アニメサントラに全主題歌がTV Ver.で収録されているらしいです。
SASA->今や入手困難かも・・・。もう10年前のアニメなんですね。
MOMA->長年探してたんですが見つからなくて…。1番無いと思ってた近所のTSUTAYAで、昨日発見しまして(笑)
SASA->やった〜!!
MOMA->次にまとめ借りする機会にゲットしてきます。これが公開される頃にはもう入手してるかも?
SASA->是非聞いたら感想をお願いします(笑)。
MOMA->この曲はライブでも登場機会多いですね。終盤の盛り上げどころでのメドレーに組み込まれるのが多いのかな?
SASA->そうそう。最新のBreak12でもメドレーで歌ってましたね。個人的には最後のサビのアウトロのギターソロが凄い好きなんですけど、リメイクバージョンだとそれが無くなっちゃって残念。
MOMA->あのアウトロは俺も好きです。AOR時代は合わないので歌ってなかったみたいですからね。キセキ以降また登場してきたからキセキアレンジでの披露がほとんどですね。
SASA->この曲も新旧アレンジ組み合わせバージョンを披露してもらいたいところです。
MOMA->アウトロが聞けるのはライブDVDだと「横アリ」だけ?
SASA->Break5のメドレーでも聞けるかも?完成度ではやはり「横アリ」が一番かな。
MOMA->ですね。

この曲の評価は…
MOMA
★★★★☆->池田大介アレンジの中でもこのかっこよさは最高峰でした。
SASA★★★★☆
->「THE DAY」に繋がるロック路線の萌芽としてDEEN史に残る大きな足跡

収録CD:
3rdアルバム『The DAY』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』
セルフカバーベスト『The Best キセキ』(リメイク)


16th 手ごたえのない愛

98年11月18日

手ごたえのない愛DEEN史上最高にハード!

SASA->BMG内BERG移籍後初のシングル曲。
MOMA->BMGにビーイングが作った新レーベルということで、七緒香とか他にもいたんですけど。結局DEEN専属レーベルになってしまうんですよね。
SASA->DEEN専属レーベルってなんかいい響き(笑)
MOMA->今にして思うと、この移籍のタイミングって相当中途半端でしたね(笑)完全自作移行とか宇津本さん脱退とか、声変わり(笑)とか節目がこの後にたくさんある。
SASA->ベストの後ならともかく「君さえいれば」出してましたからね。この時期は旧ビーイング勢のレーベル移籍が目立っていたような。
MOMA->そうですね。結果的には旧ビーイング勢はほぼ全滅するわけですけどGIZA移行への準備は進んでいたんでしょうね。
SASA->着々とGIZA設立に向けて水面下で進行していたわけで・・・。だいたいビーイングのアーティストってB-GramやZAINから移籍すると売上げ下がりますよね。
MOMA->完全にブーム去ってましたからね。テレビにも出なくなっていったし。DEENもこの曲でCDTVに出てるのは見た記憶あるんですけど、CDTVはこれが最後でしたっけ?
SASA->
Mステが最後じゃなかったですかね?CDTVは分からないです。山根さんの間奏のキーボードソロをテレビで観た記憶があるんですが、CDTVかな?
MOMA->Mステもか!とにかくファンになってからテレビで数えるほどしか見てないんですよね(苦笑)ポップジャムはもう少し後まで出ていたと思うんですけども。
SASA->ポップジャムは「Birthday eve」が最後だったかな・・・。
MOMA->で、曲の方なんですけど、シングル史上というか全楽曲含めても1番ハード…かな?
SASA->ハードですね。「THE DAY」の中でもひときわハード。編曲が徳永暁人氏なんですね。
MOMA->これが
唯一の関与ですよね。
SASA->売り出し期間だったんでしょうか(笑)。
MOMA->作家もアレンジャーもどんどん逃げられた時期だったのでこの後で急激に主力作家兼アレンジャーになりますからね。
SASA->DEEN主力だった葉山たけしも大黒摩季専属になってましたからね。
SASA->徳永・池田両氏がフル回転の時代。
MOMA->でもDEENは実は自らのアレンジ力もけっこう高かったっていうのはもう少し後に判明します(笑)って曲についてほとんど語ってねぇ(笑)
SASA->語らなきゃ(笑)。切ない曲はDEENの作品では多いんですけど、こう
ハードで切ない曲は珍しいですね。
MOMA->イメージ的には暗かったので人気低下に拍車をかけてしまいましたけど(苦笑)、個人的には好きです。
SASA->PVも暗闇でしたけど、これがなかなかカッコ良い。
MOMA->こういうサウンドだと埋もれてしまいがちなキーボードが間奏でちゃんとかっこいいソロがあって存在感あるっていうのがね(笑)地味に好きなんですよ。
SASA->あのキーボードソロいいですよね!ライブではBreak10で久々に披露されたんですけど、
山根さんがギターもってて(苦笑)
MOMA->Break10以降は中盤以降のロック調の曲は山根さんもギターですからね。
SASA->たまにはショルキーでソロを!(笑)この曲はめったにライブじゃやらないですよね。
MOMA->そうですね。Break5以降、久々に行ったBreak10で予想外に披露されたので、今後ロック路線?と思ってたらDEEN'sROCK宣言が(笑)
SASA->Break10のアンコールはDEEN's ROCKの予告編だったのか!(笑)

この曲の評価は…
MOMA
★★★☆☆->アップテンポの曲がこの先数年に渡って無いんですよね。その頃に好きになった(笑)
SASA★★★★
->こんなDEENもアリでしょう。ただ小松未歩は当時働かせすぎだと思った(笑)
MOMA->これを最後にほとんど他者へ提供しなくなります(笑)

収録CD:
3rdアルバム『The DAY』
ベスト『PERFECT SINGLES+』
ベスト『DEENAGE MEMORY』


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