いつの日か振り返ればBeautiful day Diary '08/9

08年9月

9月24日(水)

ここ最近の世にも奇妙な物語2008秋

ボディレンタル
内田有紀主演。自殺を決意した内田が自殺支援サイトに自殺を支援してもらうはずが拉致されて、体の不自由なばあさんに体を貸してくれと頼まれる。手術で受信機を設置して、ばあさんの意識だけを飛ばして、その間に内田は動けず(目と耳だけ共有しているので意識はある)という仕様。3ヶ月の契約のはずが体を乗っ取られるとか恐ろしい展開になるのかと思いきや、ばあさんはかつての恋人が立ち上げた会社を救おうとしており、しかし肝心のばあさんの意識自体が既にご臨終間近。最後は何とか会社の危機を内田が救って、ばあさんが感謝して、内田が前向きに生きる事を決意して終了。普通にいい話だった。

どつきどつかれて生きるのさ
横山裕主演。国として独立した大阪という国で、結婚だけではなく、それとは別に「コンビ結成」が結婚をも越えるようなものとして成立している世界の話。

親の借金のためにクラブで働く女に一目ぼれして、相思相愛になるが金持ちの男が登場して、実家のためにその男との結婚を決意する女。愛の力を持って結婚式にそれを阻止して2人でラブラブ逃避行!

この話を全部男にすると、また違う意味の話になってしまうが、そこをお笑いコンビに置き換えるという新発想。脇を固める人々がハイテンションにボケと突っ込みをしている中で、肝心の横山のテンションがイマイチ高くなかったのが微妙だったけど、斬新だった。

死後婚
深田恭子主演。実家に帰った深田は両親から死者同士を霊媒師を通して結婚させる死後婚制度を効かされる。死んだ姉のお見合いに両親と出向いた深田だったが、相手の男(死者)に惚れられてしまい、以降呪い殺されそうになるという話。しまいには深田を守ろうとした恋人が殺されてしまう。霊媒師に助けを求める深田だが、霊媒師は「彼はちゃんと説得した」という。そこに現れたのは男の母だった。母は死んだ息子の願いを叶えるためにサイコさんと化して深田をあの世に送ろうとしていたのだ。

死後婚の成立は絵馬に2人の名前を書いて裏山に飾って成立する。それを書かれたら生きている者でも連れていかれると知ったサイコ母は実行するため裏山へ。深田も後を追い、必死に阻止し、絵馬を破壊する。登場した警察によってサイコ母が逮捕され、安心したのも束の間、深田を守ろうとして殺された恋人の母が事情を知ってか知らずか、「貴方の名前を勝手に書かせてもらったの」と電話をしてきた。見るとそこには絵馬が既にしっかり飾ってあった。ショックで階段を転げ落ち、瀕死の深田の前に恋人の亡霊が…。

ていうか深田恭子がスッキリ痩せててこれまでにない魅力が出てきてて驚いた。変な役が続いていたが、新境地にいくなら今だろう。今後の新たな役に期待だ。

行列のできる刑事
平岡祐太主演。何故か子供のころから自分の後ろに長蛇の列が出来てしまうという謎の特殊能力(?)を持つ刑事に密着するドキュメント映像。全編インタビューを挿入したりするなど完全なドキュメントとして徹底していて面白かった。最後は、それまで行列の魅力に取り付かれなかったため相棒として3ヶ月に渡って成立できていた先輩刑事までもがその行列の美しさに捕われてしまい、犯人確保のはずが犯人を素通りして並んでしまう。「ついにこの人もかよ…」とばかりに崩れ落ちる平岡だったが、追っていた犯人も行列に魅了されて並んでしまい、とりあえず逮捕成功。ドキュメントが終わり、車で去っていく平岡。乗れずにそれでも走っておいかける人々。ついにはカメラマンまでもがカメラを置いて追いかけるというオチのないようなオチで終了。意味不明だがここまで徹底されると凄く面白い。

推理タクシー
佐野史郎、谷原章介主演。ある日タクシーに乗った谷原は運転手の佐野から少し前に起きた女性キャスターの殺人事件の話を聞かされる。妙に事情に詳しく、妙にしっかりした仮説を聞かせる怪しい佐野。こいつが実は犯人なのでは?と疑う谷原は最初は適当に聞き流していたが、「犯人は貴方だ」と指名。しかし、それは全部、元刑事の佐野がお客さんを面白がらせるために考えたフィクションを織り交ぜた創作話だった。実際は谷原の方がたった今、コンビの相方を殺害してきた犯人で、安心しきっている佐野をロープで絞殺しようと目論むところで終了。犯人逆だったっていうところが最大の見所だったようだが、この後、佐野があっさり殺されちゃったとしたら何か哀しい…。


9月22日(月)

ここ最近の2008夏ドラ FINAL

太陽と海の教室 最終話
今更発覚した履修問題。殺された八朗(濱田岳)もすっかりいい思い出として完全に過去に扱われ、身勝手殺人反省女(大政絢)に至っては存在が抹消された状態で話は展開する。理事長(小日向文世)は早急に手を打っており、どうせ全国的な問題なのでこの学校だけ卒業できないとか受験できないとかにはならない、レポート提出で済ますように話をつけたと冷酷に言い切る。

補習するしかないジャン!

ということなのだが受験に差し支えるため嫌がる生徒たち。これまで桜井(織田裕二)に影響されてきたメインキャストたちくらいは味方かと思ったら、何か洋貴(岡田将生)や羽菜(谷村美月)、灯里(吉高由里子)の3人を除いて「それとこれとは別だ」とか冷めた事言い出す始末。1番桜井を間近で見てきたはずの凜久に至っては性格設定が初回の頃に逆戻りしまっているため、成長した洋貴や羽菜、灯里が明確な夢を見出し、そのために進路を変更すると「止めた方が良かったのかな?」などと考え方まで合わなくなってしまう始末。日輪祭をやろうとか最初に桜井の影響を受けて勉強だけじゃない何かを学ぶことを見出したはずなのに、メチャクチャだ。

桜井は1人で補習を開始。さすがに授業は教わる側がいないと1人では出来ないので、体育の補習と称して放課後に校庭を走り続けて生徒が答えを見つけてくれるのを待つ。

これまで理事長にくっついてばかりだった柴草(八嶋智人)はこの数話で徐々に迷いの表情を見せてはいたが、ここに来て桜井の履修すべきという考えや、胸を張って受験すべきだという熱い考えに共感し、協力を願い出る。他の先生たちもその後続々と協力していたが、一足先に数学の時間を勝手に世界史に変え、「お前たちは素晴らしい先生に出会えたんだぞ!」などと熱弁するほどの桜井支持者に。

一度は補習拒否の判断を下した生徒たちだったが、「桜井先生は俺に教えてくれた」と洋貴が語り始めるとそれぞれが回想シーン入りで桜井の教えを思い出す。でも、よく考えたら桜井先生が色々教えてくれたのはその全てがいつものメンバー+場合によって登場したゲスト生徒2,3人なので、大多数の生徒は奇行に走るへんな先生としか思っていないのでは…。、…そ、それは無視でとりあえず全員改心。全員で補習やろうぜOK!とノリノリに。

その頃、理事長は桜井に辞表を出すように迫っていた。「生徒は貴方ではなく必要悪である私を選んだ」と豪語する理事長。こんな冷酷で好感度低い理事長を選ぶとか選ばないとかいう次元の話ではなく、単に補習をしたくないだけで誰も理事長か桜井かでなんて選んでないんだけど、自惚れの強い男だ。理事長自身も学歴で人生決まるわけではないという考えの持ち主ではあったが世間はそうではないとして必要悪に自らなるという歪んだ心情を告白。桜井は生徒を最後まで信じるから辞めないと断言し、理事長はその考えを生徒に話すべきと説得するも意味は無いとあきらめられてしまう。

結局分かりあえなかった理事長と桜井。考えを変える気はないと断言する理事長。ついに桜井をムリヤリにでも辞めさせるのかと思ったら突然言い出した。

 

「辞めるのは貴方ではない。私の方だ!」

 

( ̄△ ̄;)

 

(°▽°;)

 

(°д°;;)
えええええええええええええ

 

なんと突然の辞職宣言これはドラマを中断に追いやった●田総理の突然の辞職とかけているに違いな…

履修問題の解決方法ではなく、隠蔽しようとした事が問題になっていると理由を語る理事長。こうして理事長は結局1人しか残らなかった部下の女と共に学校を去り、補習やろうぜムードは学校全体に広がるのだった。

そして開催された日輪祭。当然学校行事なのかと思ったら、何故か海岸でクラスだけで始まった

クラス会じゃねぇかぁぁぁぁぁ!!!

しかもまたしても夜。このドラマ、毎回夜遊びばかりしていたのが「受験生に見えない」「遊んでばっかじゃん」と言われ続けた原因だと思う。それぞれの願い事を木で作った塔みたいなのものにくくりつけてキャンプファイヤーで盛大に燃やすという熱い行事だ。ここで、満を持して勝手殺人反省女が登場。笑顔で迎え入れる面々。しかもわざわざ灯里が笑顔で迎えいれ、灯里と一緒に願い事をくくりつけさせる始末。願い事は質素に「生きていきます」とか何とか書いていたが最後はサイコさん化して以降は初の笑顔(プラスの方)も出るなど、終始無難に片付けた。ていうか火をつけた途端に激しく燃え上がりすぎてて上にある風車みたいのまで見えないほど激しく炎上して、完全に巨大な火の玉と化してたんだけど!しばらくしたら直ってた。

そして春になりみんな無事に卒業するのだった。完

全部終わっての感想
桜井のメッセージ自体はけっこういいものが多かったし、ただ単に勉強より遊びが大事だとか言う青春ドラマとは一味違っていて、一歩踏み込んだいいテーマだった気がする。なのに肝心のストーリーがメチャクチャで、結局八朗が死んだ事が遠い過去になってしまったどころか、必要さえ無かったような終わり方。とってつけたように「八朗だったらこうする」とか「八朗の事が会ったから」などと、事あるごとに勝手に理由にされてしまう便利な扱われ方に…。自殺女に至ってはいなかったことにはさすがに出来ないけど深く描けないので、波風立たないようにちょこちょこと出してみただけ。演じてる役者の人も、モデルやってる華やかな子としか聞かされてなかったのにいきなりサイコ女に変貌した挙句に殺人犯にまでなってしまい、しかもあんな顛末では演じるの大変だったのではないだろうか?

あとは北川景子も何だかかわいそうだった。凄い美人なのに、何だかいてもいなくてもいいような役回りで、しかも北乃きいをはじめフレッシュな10代の女の子と並ぶとその煌めきにはさすがに勝てず、かといって大人の色香で勝負するような役でもないのでますますポジションは中途半端。凄い損してる感じだった。

駄作という意見は多かったが、個人的には惜しいドラマだった。もっとメッセージを大事に、さわやかに描いていれば良かった。下手に盛り上げようとして粗や知識不足を露呈してしまうみたいな流れが多かったし。ノリで描くなら「GTO」「ごくせん」くらい徹底して漫画ちっくにやらないと意味が無い。中途半端に現実的なメッセージと都合のいい展開を組み合わせると何とも奇抜な味わいの珍ドラマが出来るといういいお手本だった。


9月19日(金)

無難な発表

本日は学校での恒例の発表。これまで遊び心を取り入れた発表(MOMA路線とも呼ばれ始めた)を行ってきた俺だったが、今回はそういうわけにはいかずにひたすら大人しくまとめる方向に徹した。

というのも6月以降はプロジェクトの要であった中心メンバーが本業で忙しく、連携が取れなくなった挙句に意思疎通不足での衝突が発生。まとめるためだけにリーダーを俺に変更したが、結局また全然来ないので、2ヶ月もの間、会うことさえ叶わず。イベントを開催して撮影編集配信するという形態だったのでイベントと撮影編集配信を完全に別々に分離することで形式上は乗り切ったが、結局夏休み終わってからも話に来てくれなかった。仕方ないのでこっちから話を要求したのに、こちらの事務的な質問に答えただけで誠意を見せたつもりになっているようで、最後まで腹を割っての話し合いという本当の要求はかわされ続けてしまった。まさかここまでとは思わなかったが、そういう選択をされてしまった以上、そんなにこっちから優しく接するわけにも、立場上も気持ち的にもいかない。

そんなわけで発表を無難に仕立てるしか道がなかった。半数以上の人たちがそんな事情を知っているため、一切の質問さえ出ずに全てが無難に終了した。実につまらない展開だ。

なお前回、全チームをコケにして適切な意見よりも言いがかりの方が多かったのではないかというくらいに暴れまわったコードネーム"テロリスト"(名前変わってるがな)は、何故か終始おとなしかった。しまいには「成長したなぁ」などと全員を誉めだす始末。何様のつもりだ。隣には外部からお呼びした偉い人が座っていたので明らかにその影響ではないかと言われているが、それはそれで不気味な雰囲気をかもし出していた。テロ対策を講じて文書化までして準備していたので拍子抜けといえば拍子抜けだが、まあとにかく終わってよかった。


9月17日(水)

ここ最近の2008夏ドラ Vol.7

太陽と海の教室 9話
ついに殺されてしまった八朗(濱田岳)。悲しみに暮れる一同だが、基本的に葬式に至るまでその哀しみと思い出に浸るのみであまり深みのある展開はなし。超サイヤ3的殺人身勝手女(大政絢)もさすがに反省しきりで、命の尊さをかみ締めており、先週までの暗黒なオーラはなくなってしまった。せいぜい復讐に燃える灯里(吉高由里子)が、「死ぬなら勝手に死ねばいい」「巻き込むな」と劇中であえて誰も言わなかったけど視聴者みんなが思っていたことを唯一口にして殺人身勝手女にカッターを突きつけた程度。これも桜井(織田裕二)による八朗だったらどうする?という問いで氷解。終始、八朗はいい奴だったよな…と偲ぶ展開となった。

結果、「私が死ねばいいのよ」とか言って殺人身勝手女が取り乱してさらに問題が深刻化することもなかった。あれだけ暴れまわったわりにはとにかく波風の立たない反省展開。何よりなんで八朗が死に至ったのか先週以上の説明がないどころか、その経緯さえ繰り返し説明されることはなかった。「とにかく死ぬ事だけが前提」の構成で嫌な感じ。

生徒が葬式に行くことさえ許可しない理事長(小日向文世)だったが、今更になって履修問題も同時に発覚。対応に追われて、裏工作のため(?)に一時姿を消した。実はここのところ理事長のやり方に不満を抱いていた側近の1人である柴草(八嶋智人)がマスコミにこの情報をリークしており、生徒たちを葬式に参列させるように指示を出すなどここにきて急に味方に。

これにて八朗の死をめぐる騒動は一件落着。あとは八朗のために日輪祭を開催しようと張り切る一同。さすがに今回空気があわなすぎて流せなかった主題歌もそろそろいいかな…とばかりにバックでかかって陽気ムードに。しかしそこに履修問題が迫る。最終回へ。身勝手女はこれを乗り越えなければいけないからあえてこの高校に残るという選択肢を提示した桜井と校長(戸田恵子)だったが、この難しい問題も描かれないままに終わりそう。来週は単にいるだけ、もしくは出てくることさえない可能性も高い。

ていうかさ、補習すればいいじゃん。てかそれしかないじゃん。ほかにどうしようと?何だかまだ理事長は裏工作でどうにかしようとして、桜井は今度こそクビになりそうな予告だったが…。

 

シバトラ 最終話
竹虎(小池徹平)が落合(橋爪遼)はあっさりと殺されていた。このドラマ最強最悪の存在落合が最終回を前に、最終対決もせずに御臨終してしまった。しかも小学生レベル恥ずかしい作戦を恐怖と煽り、トンデモない誇大広告だったことも直前に判明。トドメに主人公、竹虎と会ったのは、「誰も信じられない世界を作る」と宣戦布告した2話ほど前のことだったことを思うと虚しさを感じずにはいられない。嗚呼落合

そんな落合を殺せた人物は誰か?今更、新キャラが出るとも考えにくく、レギュラーキャラで動機があって先週自由に動けた仲間は1人しかいなかった。しかし、彼女は連載中の原作ではバリバリヒロインであるという。金田一少年で美雪が高遠を殺してしまうようなものである。コナンで蘭がジンを殺しちゃったようなものである。いくらドラマはオリジナルだからって現役でヒロインやってる役を真犯人にして作者は怒らないのか…。

真・鬼神の狙いは美月だという。鬼神事件時代のサブキャラも総出演、レギュラーキャラも含めて脱走しまくりながら、連絡のつかない美月(大後寿々花)を探すことに。実は初期にやっていた鬼神事件の3ヶ月前にオリジナルの鬼神事件が起きていた。襲われたのは中年。このおっさんが覚せい剤をやっていたという美月の父だった。

初回ではこの父親絡みで心の闇を竹虎にすくわれた美月。改心してヒロインとなって笑顔を取り戻していたはずだったが…。鬼神事件はその後、発展してしまった。美月が必死に協力していたのも自分が1度起こしただけの鬼神展開が発展してエライことになってしまっていたからだった。しかも事件解決後も鬼神を信望する声は後を絶たない。人知れず悩んでいたらしい。さらには落合が仲間を傷つけ、父に覚せい剤を売った犯人とも判明。小次郎(藤木直人)の「落合がいなくならない限り俺たちは幸せになれない」という先週出てきた言葉に、落合殺害を決意した美月は鬼神信者を使って落合を襲撃

回想で登場した落合はヘルメット集団に銃で応戦するもあっさりボコにされ、ボロボロに。やはり最強最悪のオーラは皆無だったが、ナイフを持って殺そうと迫る相手が美月だと知ると「俺もお前も哀しいな」などと同調&哀れみの表情を浮かべて自ら「殺せ」といってあきらめてしまっていた。もうガッツもねぇ…。

ただこれが美月が殺人犯になってしまうことが竹虎への落合なりの復讐であると考えれば落合も悪役としてかなりのガッツを見せたと考えることもできる。全く言及されなかったけど。

こうして落合を殺してしまった美月は鬼神の正体を告白して自殺するつもりだった。小次郎や白豚(塚地武雅)の熱い説得と、竹虎の無言の抱擁で今度こそ改心した美月は神妙にお縄について終了。

全部終わっての感想
中盤つまらなくなってきていたのだが、落合が小物化してからはヒロインが犯人という衝撃の展開で興味自体は持ち直した。しかし…これは回避してほしかったなぁ。原作読んでないけど、随分思い切った変更をしたものである。ていうか美月が真の鬼神なら鬼神事件で山小屋に捕らわれたときの不自然な襲われ方とかも仕込みとかだったるするのかと思ったら触れなかったのであれは単純に脚本が荒かっただけらしい。さすがにあの事件の時は、一切犯罪には関与しておらず、あくまで初回以前の荒れてた頃に鬼神を1度立ち上げただけ、そして精神的に嫌がらせばかりしてくる落合に追い詰められて殺害に至ったという部分だけにとどめたようだ。ていうかこの自分を美月に殺させるように仕向けるというシナリオを落合が考えていたというほうが信じてた美月犯人=ショック=「竹虎にとっての誰も信じられない世界」ってことになって落合の暗黒ぶりが際立ったと思うんだけど。まあそれじゃ『魔王』みたいだけどね。

どっちにしろ視聴率的にも結末的にも続編は完全に作れなくなったと思われる。好評だったら違ってたのかな。


9月16日(火)

ULTRA Treasure

・DVD付を安く入手するためamazonを使っていたのだが、なんと午前中の早い時間に到着。昨日が祝日だったので出荷が早かったのだろうか。先日のDEENのときなど、金曜到着になった上にポストに突っ込まれているという適当振りだったが対照的な扱いである。

CDのみのDISC-3にしか入ってない新曲がドラマ主題歌になるなど、複数商法対象楽曲が大型タイアップというレアな状況になってきているがまあこれはレンタル待つしかない。そこまでのファンではないし。ただDVDの方は90分バッチリライブ収録されているので、ファンの多くは「ライブDVDを4200円で買って、ベスト盤を3200円で買うんだ」と言い聞かせてもそんなに悔しくはないかもしれない。ていうかやっぱ最初からライブDVDで出しても良かったんじゃないか。わざわざ反感買わなくても。

曲の方は馴染みの無い曲が多かったので楽しめた。『ULTRA Pleasure』に比べると圧倒的に過去のベストとダブりが少ないので、かつて『Pleasure』『Treasure』を買った500万の民も買って損はない。こっちの方が売れるか、呆れられてさらに数字を下げてしまうか。こっちの方が売れる気はするけど…どうだろう。『ULTRA Pleasure』より下がったらいよいよ厳しいと思う。

・『夏の日の1993』がヒットした2人組デュオclass。すぐに売れなくなって96年には解散した彼らだが、あの曲から10年経った03年に再結成して『夏の日の1993〜2003 up to date session〜』をリリース。03年当時たまたまそれを知った俺はこのシングルを購入したのだが、無理やりR&B風アプローチでもしたかのような機械的な響きの正直温かみのなくなった改悪リアレンジで少しがっかりしたものだった。

その後新作のミニアルバムを出したり(確かこれが唯一の新作)、ベスト盤を出したりしながら細々活動を継続していたと聞いていたのだが、いつの間にか1人脱退していたらしい(「家庭の事情」って何だ?)。その時点でもうclassとしての活動は終わっていて続ける必要がない気がするのだが『R35』ブームの間は名前だけでも残したいのか、何だかよく分からないおっさんが加入して『冬の日の2009』をリリースするとかなんとか。必死なのか、ギャグなのか分からない。03年の復活時も熱心に応援していたファンサイトもいつの間にか消滅してたし、これは色んな意味でキツいんじゃないだろうか。


9月13日(土)

ここ最近の2008夏ドラ Vol.6

コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 最終話
大規模災害が発生し、藍沢(山下智久)、白石(新垣結衣)、緋山(戸田恵梨香)だけでなく、ついに 藤川(浅利陽介)もヘリに乗ることに。白石や緋山が初めてヘリに乗ったときは緊張でろくに使い物にならなかったのに、頼もしい活躍を見せる藤川。普段の勤務でも看護士の冴島(比嘉愛未)の方が先に病名を判断したりと、人柄はいいのだが医師としての能力そのものにも疑念があったわけだけだが、何故か、初の現場でテキパキとした判断を。このドラマ、基本的にあまり成長がうまく描けてない感じはあったんだけど、ちょっと唐突にパワーアップしすぎた気も。

救えなかった命もあり、感動的に助けられた命もあり、結果12人死んで6人助けられたわけだけど各自それぞれが前を向いて成長した感じで終わった。黒田(柳葉敏郎)と子供とのやり取りはもけっこう泣かせる展開だったし、感動的に終了。

好評なのでSP決定とのこと。続編まで出来るとは驚きだ。月9が20%から10%(4話)まで半減した事はよくコケたコケたと騒がれたが、実はこのドラマも初回の20%から一時10%(7話)に下がっている。前後では持ち直していていわゆる合格点の15%以上もけっこう出しているので結果好評って事なんだろう。

全体通しての感想
医師が若すぎて研修医にしか見えない上に、ヘリが出てくるドラマと言うのでスケールだけでかくて内容は都合のいいものなのかと思っていた。そして『Tomorrow』の方がもっと真剣な医療モノだと思っていたのだが、結果真逆だった。

 

魔王 最終話
バッドエンド。主要人物がほぼ全滅するという衝撃の結末を迎えた。

ツメが甘かったせいで宗田(忍成修吾)殺害容疑でお縄についてしまった典良(劇団ひとり)。直人(生田斗真)に詫びた典良は直人にタバコを買いに行かせて、その間に宗田殺害に使った青酸カリ付タバコで自殺。どうやら宗田殺害の凶器の詳細を警察は把握していなかったのか、堂々署内に凶器を持ち込まれた挙句に目を離して使われてしまう大失態。「自殺したらしいぜ」などと関係ない署員がノンキに噂していたが、署の大失態じゃね?ノンキに噂してる場合じゃないと思う。

予想外の展開に動揺しまくっている成瀬(大野智)は、とりあえず葛西(田中圭)を保釈させてあげるが、山野(清水 優)がこれに激怒。もっと苦しめるべきだと怒り狂い、成瀬に反発。止めようとする成瀬の制止を振り切ってナイフを取り出すという、秀雄が死ぬきっかけとなった昔と同じ行動に及ぶ。かつてそれを止めたのは成瀬の弟、秀雄。山野から取り上げて預かっていたそのナイフで結果彼が指されてしまったわけだが、同じ事をさせるわけにはいかないと弟の遺志を継ぐために成瀬は必死で止めようとする。しかし揉み合いの末、成瀬が刺されてしまう。完全に狂ってしまった山野は「あんたのせいだ」などと叫び、ナイフを持ったまま葛西の元へ。突然狂ったね、この方も。

一方で息子、典良の死を受けてショックで持病が悪化した栄作(石坂 浩二)はそのまま発作でポックリ。駆けつけた直人は怒りに燃えて成瀬を電話で呼び出すが、山野に刺された成瀬はいっぱいいっぱいだった。何とか平静を装いながら計画の最後を飾るために秀雄が殺された地へと向かう。

麻里(吉瀬美智子)の元へ指輪を買って向かおうとしていた葛西は背後から山野の一刺しで絶命。葛西を待つ幸せそうな麻里の姿が彼女のラストカットとなったのが切ない。刺して満足げだった山野だが、出番はそれっきり。どうなったのかと思ったら、成瀬が必死に待ち合わせ場所へ歩いていくシーンの街頭ビジョン容疑者「死亡」として映し出された。葛西殺害の容疑者として警官に射殺されたという。アメリカじゃないんだから!どんだけ警官相手に過激行動に出たんだ、山野よ!警官の銃を奪って乱射しまくったとかそのくらいやらないと射殺されないんじゃないか?ナイフ持ってただけで撃たれたんだから、それ相応の強烈な反撃か人質作戦に出たのは間違いないが…。ある意味、この人が1番変われずに悲惨だった。

傷口を隠して辿り着いた成瀬に銃を向ける直人。しかし、自分を殺させる事こそが成瀬の最終目的だった。引き金を引けない直人に、刺されたダメージで余裕が無く、さっさと僕を撃て的な事を叫びすぎた成瀬はその真意を直人に見抜かれてしまい、銃を下ろされてしまう。時間の無い成瀬は最後の力を振り絞って落とした銃を拾い自殺に及ぼうとするが、直人が阻止。もみ合った末に直人が撃たれて死んでしまう。その後、しおり(小林涼子)が駆けつけた時にはナイフの傷が原因で寄り添うように成瀬も絶命していた。少なくとも最後は宿命から開放されて許しあったのが救いか。

そんなわけで警察関係者としおり、麻里以外は全滅してしまったので、ラストカットは刑事を退職した中西(三宅裕司)としおりの2ショットに。この2人ってこれまで2ショット無かった割に妙に親しげで仲良かったっけ?と思ったが、元々しおりのサイコメトラーの力を中西は昔から捜査のために借りていてそれを直人に紹介したのが中西だった。すっかり忘れてたぜ。中西が預かっていた秀雄の遺品のハーモニカに触れたしおりはサイコメトリーを発動して驚愕の表情を浮かべて終わり。

全部終わっての感想
最終的には悲しい話になったが、途中で復讐をやめずに最後まで貫いたのは徹底的で良かった。意味ありげなサイコメトリーなラストシーンは意味不明だったが、単に思わせぶりにしたかったのか、実は成瀬は山野に殺されていたことが判明するとか、単に2人が寄り添って死んでたのしか見ていなかったので知らなかった情報がメモリーされててビックリしたのか。


9月12日(金)

勝手に宣伝〜対談レビュー〜

疲労限界突破につき、更新を停止した対談クロスレビューシリーズ。復活できないことはないが、今週のチャート及び通常レビュー、日記というペースを戻しつつも対談を追加する気力は無い。ていうか過去曲回顧の単独版自体、実は未完成のものが3,4本はあるのだが、こちらも完成させる気力は無い。そんなわけで無期限休止は続いている。完全休止に陥る来年春までには何とか1回は復活したいが…。

そんな中、対談形式の意志を引き継いで朱雀さん×PondaringさんによるPerfumeの対談レビューが公開された。編集をそれぞれが別々に行い、別々に発表したり、衝撃の1人対談が登場したりという俺がやっていた時代の対談を超える、新たな面白い試みも行われている。「Pondaring->」の表記が延々並んでいる1人対談部分は連続して並ぶその光景だけで実にシュールだ。普通に文章にするのではなく、あくまで対談形式にこだわるという姿勢が最高だ。

正直なところ、Perfumeブレイク以降のA面以外全く知らないのでよく分からなかったのだが、客観的に同じ形式の対談を見るというのは面白い。2人の掛け合いも、俺がやるよりも面白いんじゃないだろうか?ていうかDEENで燃え尽きて以降の後半は脱線も多かったしなぁ(そもそもDEENと別の対談同時進行とかありえない日程組んでたし)。アニメ対談とか疲れてるのに勢いだけでやった極地だったし。今読むともうテンションがメチャメチャだ…。

個人的に笑えたのは「ポリリズム」の

これ録音だと編集してるからいいけど、カラオケで歌おうものなら全部地声ですよ(笑)
Pondaring->無理じゃね。
柊朱雀
->頑張って2回やりましたが
Pondaring->おつかれいな

このテンポのいい絶妙な掛け合い。ここでおつかれいながさらっと出てくるこのノリは俺では出せないものである。

そんなわけで後は若い者たちに任せるぜ!次回も楽しみに待ってます!

朱雀さんVer. http://loveisallmusic-lackystars.hp.infoseek.co.jp/music/desco/index.html

PondaringさんVer. http://ameblo.jp/pondaring


9月11日(木)

浅岡雄也、朝のヒットスタジオ

FIELD OF VIEW時代でさえ、リアルタイムでテレビで見たのは「Beautiful day」による深夜番組への出演のみ。先日のDEENに続いて元FIELD OF VIEW浅岡雄也として「特ダネ」のコーナーの1つである「朝のヒットスタジオ」の出演があった。このコーナーは基本的にもっと80年代くらいの今は何してるのかよく知らない1発ヒットのある歌手が多く出ているのだが、DEENや浅岡雄也、そしてELTなんかも出たらしい。このように90年代もちょこちょこ出るようになっている。世間的にはELT以外はDEENも浅岡も今は何してるのか知らないカテゴリで一緒かもしれないが、まだトップ10近くまでは来れるDEENと違い、浅岡雄也はチャート的にも既に100位のラインも無理になっており完全な過去の歌手といった風格が漂ってしまうのは仕方ない。

本人も自覚しているのか、FOVが5年位前に解散した事を小倉さんが触れると、「FIELD OF VIEWが解散していることも知らない方が多いのでこの機会に浅岡雄也として活動していることを知ってもらおうと」みたいなことまで言い出した。ソロ活動を知らない人が多いくらいまでならアリかと思ったけど、FOV解散も知られてないと発言するとは予想外だった。解散当時は一時ヤフーニュースにもトップで載ったりしていたし、解散ライブもそれなりに記事になっていたのだが…。

残念な事に、コーナーの最中に北海道での地震が起きてしまったので、トークが若干削られてしまい、終わりのところも地震情報になってしまった。気持ちよく歌って気分が高揚しているにも関わらず、そんなにさわやかにも笑っていられないので浅岡さんは黙るしかなく、偉く神妙な佇まいがラストカットになってしまった。こればかりはしょうがない。

披露されたのは「突然」の2008バージョンだったが、キーボードが見事に当時メンバーの安部潤。しかも安部さんは浅岡ソロ作品のレコーディングにおいては何故かベースを手がけたりしていて「突然2008」でもベースを弾いているのだが、ここは本職のキーボードで参加。アウトロ部分では安部さんのほうに向かってちゃかすような合図を送ったりしていたのだが、トーク上では元メンバーである事に触れることはなかった。歌の方は安定していて変わらないさわやかな歌声。やはりこの人の声はいいし、これをいかせるいい曲をもっと歌ってほしい。今の楽曲は正直物足りないが、この声の魅力でこれからも聞き続けるだろう。

一応ラストトークが削られたとはいえ、ベスト盤の宣伝はしっかり行われたし、興味がある人は「浅岡雄也」で検索してくれれば情報が出ますとかバッチリ「浅岡雄也」ソロで活動してますと宣伝はしていた。しかし、肝心のベスト盤は100位圏外となる103位(1400枚程度)を記録。そもそも相当でかい店でようやく置いてあるレベルであり、ちょっと興味を持って買ってみようかとブラリ近所のCD屋に向かった程度の客相手には難度が高い。トドメに4500円なのでいくらテレビに出たところで入手までにくじけそうなポイントが多すぎる。

その一方で注目されるのが昨年12月に出たばかりの『BEST OF BEST 1000』である。「突然」が1050円で聞ける。「突然」目当てだったら4500円で知らん曲が入っているものよりも、他にも記憶にある曲が入ってて格安の1050円を取るだろう。『BEST OF BEST 1000』も1度も100位以内には入らなかったが300位以内では実は1万枚以上を売上げている。この作品もそんなにおいてあるものではないが、少なくともソロベストよりは確実に置いてある。シリーズのT-BOLANやWANDSなどはついこないだまで延々ランクインして4,5万売ったほどである。今回の出演でこっちの方が伸びてしまう可能性は普通に高い。


9月9日(火)

ここ最近の2008夏ドラ Vol.5

・いろいろと発表へ向けて佳境に入ってきた。結局最後まで和解することが出来無そうだがこちらの誠意は十分に伝えたのでもうやれることもない。ここまでとは思わなかった。ギャグにもならないのでこの辺は日記にもならない。

Tomorrow 最終話
ついに閉鎖してしまった病院。その前に連続差し入れ1シーンのみ出演が続いていた七海(黒川智花)に動きが!母の敵を取るために弁護士を目指すと言っていた七海。その敵が命の恩人である航平(竹野内豊)であることが判明してからは微妙な雰囲気だったが、航平のような医者になりたいと宣言。ていうか手術後ずっと室内でも帽子被ってたんだけど…(頭の手術なので)明らかに劇中じゃ1年以上は経過してる(1話でやっていたようなお祭りを今回もやっていて表示が「2009」)わけだからもういらなくない?今回は久々にその後も何度か登場したがやはり帽子は欠かせなかった。

そして病院復活に向けて奔走する航平や仙道 (岸部一徳)、愛子(菅野美穂)。しかし、既にそれぞれの就職先もあったりするなどかつての仲間もなかなか結束しない。署名運動とかやってみるけど、もう思いっきり閉鎖しちゃってるし、それ以前に多くの病棟が閉鎖したり、追い出されたりしていい印象の無い病院を復活させようと言われても今更遅いような気もするが、けっこうみんな優しく署名をくれる。

主題歌を歌う星村麻衣が歌っているバックで(署名活動に燃える愛子だったが、なんと1話に続いてまたしてもお祭りの最中に倒壊事故が発生。まさかの2年連続大惨事。これにより祭りの責任者や市が負うべき責任は病院存続以上に色んな意味で重い気がするが…。ていうかもうステージどころか全部崩壊してたんだけど星村麻衣が無事だったのかが気になるぜ。勝負がかかった3rdアルバムからの曲を披露したにも関わらずこんな顛末じゃこれじゃ不吉な未来を暗示してるみたいじゃないか…。

それは置いといて、廃病院にいた航平と仙道はケガをした副市長(陣内孝則)の娘を救うために、残っていた器具や薬で対応できると愛子に受け入れを指示。怪我人を搬送させる。市民病院を潰した街の権力者である代議士は、ここで市民病院を使ったら復活を望む声が増えてめんどいなどと言い、副市長に止めるように言う。しかし、娘の命がかかっているので無視する副市長。それにしても廃病院と化したのに電気とか止まってないんだ…。

頑張って活動する航平、仙道、愛子だったが、副市長の娘が危篤になった挙句に、愛子も打っていた腹部が悪化してダウン。ピンチなところに遠藤(緒川たまき)が登場し、いつもの面々が続々到着。さらには元気な一般市民も協力。開業医らも駆けつけて一致団結。遠藤が副市長の娘を助けることになり、いるだけどころかあまり映ってさえいなかった影の薄い院長までもが

「こう見えても昔は救命救急の鬼と呼ばれた男ですよ」

などとかっこいい事を言い出してまさかの活躍実際は助手してただけ。後はお約束のように愛子が心停止になってしまい愛子死ぬな!死ぬなぁ!!!展開へ突入。

一命は取り留めたが意識が戻らない愛子。そんな中、代議士VS病院関係者の戦いが開始される。さっさと転院手続きをすると宣言する代議士に病院の必要性を説く航平。譲らない代議士に副市長も激怒。病院を潰さないと宣言し、人と人の繋がりが大切だと気づいたと語る。四面楚歌の代議士は脅しをかけるが「そっちが黙ったらどうですか!!」の一喝ですごすご退散。

その後、無事に愛子も無事に目覚めて、なし崩し的に病院はそのまま営業を再開。結局ふりだしであり、なんとかしないと市が潰れてしまうと深刻な副市長に航平は、開業医もボランティアも協力し合う体制のオープン病院を提案。これが効いて見事に赤字20%カットに成功し、病院は復活を遂げるのであった。またボランティア職員として登場した七海もついに2話以来の帽子なし。さらに看護士長のエド・はるみがささやかに愛子と共にグゥ〜をかまして北海道の彼氏の元へ行くという設定も忘れずに締めた。終わり良ければすべてよし。

全部終わっての感想
もう少しリアルなドラマなのかと思っていたら、けっこう都合のいい展開のB級ドラマだった。ま、とりあえず祭りの安全管理問題の方が深刻だと思う。市が潰れるとしたらそっちが原因でしょう。

 

太陽と海の教室 8話
3週連続の死ぬ死ぬ詐欺の末についに最悪の結末を迎えた。こんなんで月9は大丈夫なのだろうか。前回のラストで取り乱して桜井(織田裕二)にのしかかってきた超サイヤ的身勝手女(大政絢)。倒れた桜井はこめかみから流血し、超サイヤ的身勝手女はさらに動揺して暴れまわるが、駆けつけていた八朗(濱田岳)ほかに抑えられる。迅速な理事長(小日向文世)の処置で両親のいる静岡へ強制送還させられることになった超サイヤ的身勝手女。カウンセリングも受けて自殺防止のための監視がつくこととなるが、そんな簡単に見捨てるのかと桜井は抗議し、1人超サイヤ的身勝手女に手紙や電話をし続けるが返事は無い。

一方で友情も恋も失っていた八朗だったが、あまりにも過酷な超サイヤ的身勝手女脅迫にあっていたという事情が一同に判明した事で全面的に和解。さらに灯里(吉高由里子)と付き合うことも決定し、どん底から一転して前よりも幸せな展開を迎える。しかしそんな八朗に謎の「人魚姫」の一文がメールで届く。意味不明なので削除する八朗。

やがて桜井の元には丁寧に三角切りにされた超サイヤ的身勝手女への手紙がわざわざ送りつけられる。不吉な予感を感じた桜井は超サイヤ的身勝手女のいる静岡へ向けて出発するが、その頃超サイヤ的身勝手女はさらなるパワーアップを果たしてこの街にいた。監視しとけよ…。

単独行動をしていた八朗に超サイヤ的身勝手女から電話が。

「今ナイフを持って貴方の後ろのいるの」

という声と同時に本当に背後には不敵な超サイヤ的身勝手女が!!

でたぁぁぁぁ・・・・・!!!

一気にホラードラマ色100%!!なんと超サイヤ的身勝手女悪霊と化していた。「振り向かないで…」などと脅しをかける。その勢いは振り向いてしまったら本当に呪い殺さんばかり。悪霊と化した超サイヤ的身勝手女はもはや限界の壁を越えた超サイヤ3的身勝手女…。逆らえぬ八朗は拉致され…。

桜井に電話がかかってくると八朗はクルーザーで海の上で遭難しているという。何でも超サイヤ3的身勝手女に脅されて船に乗せられたという。さらに超サイヤ3的身勝手女が暴走し、船を破壊。衝撃で超サイヤ3的身勝手女は勝手に気絶したが、船は遭難してしまったという。1つしかないライフジャケットを超サイヤ3的身勝手女に着せて、灯里にも大丈夫だとさわやかに連絡すればするほど、死神の足音を呼び寄せる八朗。海は穏やかそのもので、そうそう転覆するような船にも見えなかったが…。

夕方頃になって、びしょぬれの超サイヤ3的身勝手女が先に発見される。そして、八朗が心配停止状態で発見され死亡が確認されたという情報に桜井は硬直するのだった。

地上最悪強引展開。超サイヤ3的超展開。これからどうすんの?あのノー天気なOPとOP映像は。もうこれ超サイヤ3的身勝手女は完全な殺人犯。こうなった以上、周囲は絶対に死なせてくれないし、かといって殺人を犯した超サイヤ3的身勝手女の世間の反応は冷たく、どっちにしたってもう生き地獄。これどういう決着にする気なんだ?視聴率が10%になった時点で慌てて路線変更したのはミエミエだが、未履修問題とか、受験だけの学生生活への疑問とかそういう当初のテーマはどうする気なんだろう。

 

シバトラ 10話
竹虎(小池徹平)は、少年刑務所の服役囚・伊能(姜暢雄)と共に刑務所を脱獄。伊能は脱獄後、落合(橋爪遼)と会う段取りになっていると話す。かつて刑務所で落合を売ってしまった伊能はそれを後悔しているという。伊能が考えた「誰も信じられない世界」を作る計画は落合が刑務所を出てから進めていた。伊能と落ち合いは2人でそれを今日決行するという。

一方で潜入捜査を指揮していた千葉(真矢みき)はクビになってしまい、竹虎は孤立無援に。小次郎(藤木直人)の助けを借りて何とか危機を脱出した竹虎は伊能から「誰も信じられない世界」を作る計画の全容を知らされる。

「世界が終る」とも不敵に落合が語っていたその計画は「東京タワーをジャック」すること。瞬間的に嫌な予感が漂う。そして「テレビで偉い人たちの腹黒い一面を暴き出し、国民を混乱と絶望の淵に叩き落す」ことだった。何でもこれまでの事件も含めて腹黒い人たちと接点を持ってきた落合は大量のいい情報を入手していたという。こいつは恐ろしいぜ、とんでもないぜ、世界が終っちゃうぜ、イエ〜〜〜〜〜・エ・・エ・・・エ・・え〜…っと…

・・・・・・・・・・・・本気?

かなり暗黒な悪党だったのにこんな小学生レベルの計画が判明して一気に小物と化す落合。世界どころか、東京タワーじゃ関東だけじゃね?それ以前にそんなんで疑心暗鬼になるほど国民もアホじゃないんですけど?

さらに伊能は今度は俺が考えた計画でありそれを奪った落合を殺すなどと正反対の事を言い出す。

・・・錯乱?ていうかあんな恥ずかしい計画、自分が考えましたって言わない方がいいと思うよ…。

結局、いつもの熱い説得で改心した伊能のキャラは半壊状態だが、とにかく落合の元へ向かう竹虎。

何せ初回から存在をにおわし、中盤以降を引っ張ってきたこのドラマ最強の悪役である。さっきも「世界が今日終る」と暗黒に微笑んでいた。今回も素晴らしい極悪非道っぷりを見せて、最終回へ期待を高めてくれるに違いない。まあ計画はアホだけど。いや、落合のことだ。あんな恥・計画は所詮他人の計画。当然ダミーできっともっと恐ろしい計画を考えているに違いない。わずかな期待が高まる。

しかし、到着した竹虎が見たものは刺殺されて静かに横たわる落合。

あっさり殺されてました

懐には「鬼神が裁きを下す」という初期に出てきた犯人の名前が。そういえば先週刑務所で再会した鬼神だった少年は「本物は別にいる」と意味深な宣言をしていた。

そしてそこに登場する刑事(宮川大輔)。お前黒幕かよ!と思わせて、彼は竹虎が落とした落合の居場所メモを拾っていたので単に辿り着いただけと思われる。果たして黒幕は?そして本当にこの死んでるのは落合?いくらなんでも今日だけで株急落しすぎなんですけど!


9月6日(土)

ここ最近の2008夏ドラ Vol.4

魔王 10話
ツメが甘すぎたのか、裏社会のボスと結託してアリバイ工作までして一時は「完璧ですね」とまで自負していた典良(劇団ひとり)の、宗田(忍成修吾)殺害。葛西(田中圭)を犯人に仕立てる計画がずさんすぎたのか、麻里(吉瀬美智子)の証言であっさり計画失敗。動揺しまくりだったが、結局のところボスやその部下にやらせずに自ら殺害実行に出向いたのが仇となり思いっきり写真まで残っていてお縄につくことに。

けっこう真剣に直人(生田斗真)に謝罪されたり、直人父にまで同じように誤解があった事や、事実を突きつけられてしながらも復讐を完遂しようとする領(大野智)。もうやめてくださいと止めようとするしおり(小林涼子)も振り切って計画は最終段階へ。

ていうか既に止めようにも社長殺人犯で逮捕の時点で芹沢家の崩壊は確定したし、最終回で領が狙っている最終計画以外は止めようにも止まらない。ここまで来たならいくところまでいってほしい。

 

打撃天使ルリ 最終話
1話では徹底的に悪党が描かれて打撃による爽快感がまさかのラスト数分。そのラストでこれまでリアル理不尽な恐怖だったのがギャグで全部吹っ飛ばすみたいな雰囲気になってしまい、期待と違っていた。その後も主人公ルリ(菊川玲)がいつまでもウジウジしてるので2,3回見ただけで見なくなっていた。最終回に向けては正義とは何か?をテーマに盛り上がっているようなので見てみた。

2人の打撃の指南者的存在だった唯(沢木ルカ)が前回、力に呑まれた父により葬られてしまった。怒りの特攻をする健一郎(遠藤雄弥)だがあっさり倒され、ルリが冷静な怒りで圧倒的な強さを見せた。こうして最強と思われた敵もあっさり倒していた。

だが全国指名手配を喰らってしまった2人は逃亡するハメに。自首を決意するも、先に向かった健一郎の前には援助交際を迫り、失敗したのでレイプに及ぼうとする中年オヤジ(『花より男子』のつくしパパ(小林すすむ))が!ていうか普通に橋から見えるようなところで行為に及ぼうとするつくしパパ。ブラジャーまではだけて出てくるこの展開はこの時間枠特有のお色気展開にしても今までお色気そんなに無かったのに。

打撃を使わずに説得を試みた健一郎だが、つくしパパはナイフを持っていた。女子高生を逃がすために、目を離した健一郎の背後からナイフでズブリ。健一郎は「痛いよ」とあっさり絶命。ルリが駆けつけると妻と子供がいるのに人生メチャメチャだ、死にやがって!世間知らずが!などと自分勝手な意見を述べた上に、開き直ってルリにも誘いをかけるつくしパパ。「1万でどう?」「じゃあ1万5000円!」と迫る。

一方で、刑事の佐々木(池田努)は一時2人をかくまったことで上司の神取(池畑慎之介)の命令で同僚の柚川(中山恵)につけられていた。誰もいない海岸に車で到着して、そのすぐ背後に停車する袖川。バレないように尾行しているんじゃなくて普通についてきてるようにしか見えなかったが、佐々木はその後しばらくして「尾行してたのか!」と驚く。何故か錯乱している袖川は佐々木の肩を銃撃。とっさに反撃した佐々木は腹への一撃で袖川を気絶させて、一路東京へ戻る。先ほどの見えすぎなところでのレイプ未遂といいこの辺りから全員の行動が狂いだしてきた。

さて、つくしパパは「1万7000円でどう?これ以上無理!!」とさっきより上げ幅が小さくなりわずか2000円の上昇。あと3000円が遠い!2万円の壁を越えることなくまさかの限界宣言

せめて3万くらいから開始して5万くらいで限界コールをするくらいの中年の懐の大きさを見せて欲しかった。お小遣い少ないのだろうか…。

当然1万7000円では安すぎる健一郎を殺害したくせに身勝手な事を言い出すつくしパパにキレるルリは「触るな外道」となり、強烈な打撃を喰らわせることに。そこに佐々木が駆けつけて「やめろ!」。

ドラマ的に考えても復讐に呑まれるのは良くないし、そもそも打撃を使わずに説得しようとした健一郎の遺志を汲み取ればここは耐えるべきだと思われたが、長い葛藤の末、思いっきり強烈な一撃でつくしパパを打撃しちゃうルリ。吹っ飛んだきりもう出番さえないつくしパパ。叫ぶ佐々木。こっち(視聴者)も叫びたい気分だぜ。

やっちゃうのかよ?

そしてそこにラスボス神取が登場。何故か叫んでいる佐々木を銃撃。佐々木と健一郎が無言で転がっている中で「やっと会えたな」「許さない」などとよく分からない理由でルリを殺そうとする。家族を殺されたため悪を憎んでいるとのことだが、ルリあんまり関係ない。結局のところ、自分の立場を差し置いて勝手に裁きを下してしまう打撃人類が気に食わないだけのご様子。何だかよく分からないルリの正義論と説得により、心がまず先にあって正義は感情に過ぎないとかなんとか。支配された心に正義は無い。打撃は悪の感情に支配された心を打ち抜くわけで、憎しみに支配された神取の心を打ち抜くとかいう強引な結論に。そんなわけで神取が打撃されてしまい、数年後のエピローグへ。

ものの見事に廃人になっている神取。介護役に袖川。なんかもう意識なさそうで生きている実感さえ感じてらっしゃらないようなんだけど本当にこれで良かったのか…?

そして死んだと思われた佐々木はピンピンしていた。

行方不明のルリは普通に都内を歩いていたがそこにこれまた死んだはずの健一郎が。もう意味が分からなかったがそれをビルの屋上から眺めているルリがラストカット。幻?ただ公式ページのあらすじ読むと何か生きてるっぽい。だったら唯も生きててもいいじゃないか。忘れられてね?いずれにせよルリは打撃人類として戦う道を選んだようだが、久々に見るトンデモ展開意味不明な最終回だった。

ていうか池畑慎之介=ピーターだと知らなかったので、今さっき知ってビックリした。女装してるイメージしか無かったんだけど、普通に渋くてかっこいいおっさんだったので分からなかった。

あと次の番組は「サラリーマン金太郎」って。他局(TBS)で4度もシリーズ化するほど人気を得た作品を別キャストでリメイクするのって珍しくね?1でさえ99年で10年経っておらず、最終シリーズなんて04年だったからまだ4年しか経ってないよ?

日テレ「三姉妹探偵団」(97年)が11年後の今年テレ朝で「四姉妹探偵団」になったりはしたけど人気あったわけではないし…。


9月5日(金)

ここ最近の2008夏ドラ Vol.3

Tomorrow 9話
航平(竹野内豊)が市役所職員時代から将棋の対局相手として登場しており、実は病院の事務長だったため医者に転進後も院内をウロウロ。毎回重要なところをかっこいい諭しの台詞で持っていくポジションとして活躍していた仙道 (岸部一徳) 。深夜でも航平に対局を求めたりと暇そうなこのおっさんは独身かと思われたが実は開業医の妻がいたことが判明。開始直後からけっこうよく喋るこの妻が病院の施設を見学しまくる。いきなりの登場に見てる方が誰?このおばさん、え?仙道の妻?マジで?いたの?と追いつかない心境のままに開始4分で植物状態になってしまう。

一気に延命治療をするかしないかというシリアスな展開になり悲しみに暮れる仙道。そして病院閉鎖の決定にさっさと病院を辞めようとする遠藤(緒川たまき)の母親もまた延命治療中だった。自分を捨てた母への恨みから生かしておく歪んだ心境の遠藤。対立しまくるが、愛子(菅野美穂)が関係者に事情を聞いてきて航平は説得に当たる。反発するも、偶然落とした母の荷物から遠藤への愛情の証拠を発見した航平は遠藤の元へ。遠藤はその頃、暗い病室で母の延命装置を外そうというもうほとんど2時間サスペンスの暗殺犯みたいな行為に及ぼうとしていた。これ完全に雰囲気的に法に触れてね?というヤバイ空気の中で航平がセーフ。改心した遠藤は後に笑顔を見せてようやく気づけたと感謝。病院閉鎖を前に心を取り戻した遠藤だったが、そのまま去っていくのであった。

行っちゃうのかよ!

また妻の遺言を守り、延命装置を外した仙道で感動的に締めくくり、すっかり二の次になっていた病院閉鎖が現実に。もう抵抗する事もできずに完全に廃病院となってしまった。みんなの運命は?そして相変わらずに弁当持ってくるだけで出番終了の七海(黒川智花)の行方は?

 

太陽と海の教室 7話
2話連続で引っ張ってきった死ぬ死ぬ詐欺展開。ついにサブタイトルも予告も今日死者出るの確定的だったのだが…まさかの3週連続死ぬ死ぬ詐欺。今週も誰も死なないでやんの。もう数字稼ぎに必死です。

結局この時間に死んだのは中断で会見を行った福田さんの総理としての地位のみ。

そもそも一緒に死んで自殺願望女も先週の不思議ちゃんよりも厄介な自分勝手勘違い少女で同情の余地が無い。そんな勝手女に引っかかり苦悩し、束縛され捨てられた挙句に友情と恋まで失った八郎の一直線転落人生があまりに不憫。

ラストではせっかく勝手女の自殺を食い止めて手を握る直前だったところを、飛び込んできた柴草(八嶋智人)のせいで、勝手女が暴走。2段程度の階段を勝手女が落ちて桜井(織田裕二)にのしかかってくるところでつづく。まさかの桜井死亡展開かと思いきや予告ではぴんぴんしており、相変わらず勝手女は危険な兆候。そして八郎がまたしても死にそうな匂わせで引っ張る…。視聴率急落になりふり構っていられなくなったのは明白で、こんな展開にノンキな主題歌も合わないのでここ2話くらいは全部OPで使ってしまう始末。しかし来週は自殺騒ぎが終わらない中で始まって、今度こそ誰か死ぬはずなので主題歌をかけるタイミングが完全に失われると思われる。

シバトラ 9話
なんかシリアスになってきたが…どうにもそこまで面白くないかも…。

コード・ブルー 10話
黒田(柳葉敏郎)の息子への思いや白石(新垣結衣)と藍沢(山下智久)の苦悩からの復活への気配を感じさせながら最終回へ向かう。

 

・amazonで頼んでいたDEENのライブアルバムがようやく到着した。何故かいつもは家まで来るのに、ポストにムリヤリ突っ込んであるというやっつけぶりに不信感が…。


9月2日(火)

やはり9月になったら暑くなった

まあそんなことだろうとは思っていたけどな…。

浅岡雄也のベスト盤。ものの見事に売ってなかったので、新幹線が停まる駅の付近まで遠征していきようやく「あ」行に1枚。大丈夫かよ…。

「突然2008」が初期メンバー安部潤アレンジだったのは巡り合わせだが、アレンジもほぼそのままで、ドラムは打ち込みだけどそれなりに頑張っていたので印象が良かった。やはり名曲だが、他の新曲がやっぱり大名曲を前にすると…。

 

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