もういっちょ世紀始な日記 '08 冬なんだし

08年12月

12月31日(水)

さようなら2008年

・何気なく視聴してみたらいつの間にかかなりしっかり気持ちいいロックサウンドを展開していたので借りてみた上木彩矢がとても良かったので下の勝手に年間ランキングにねじ込んだ。デビュー曲とB'zの曲とコナンの曲くらいしか知らなかったんだけど、当時の音はボーカルとギターだけロックしてるのに打ち込み全開のドラム音がしょぼいというグダグダ具合だったはず。依然としてドラムは打ち込みなんだけどギターベースは完全に生音を使っており、打ち込みのドラムもバンドサウンドに近い質感にまとめているのは好印象だ。ていうかもうドラムも使ってくれよ。いくらビーイングGIZAにドラマーだけが少ないとはいえとりあえず、所属するバンドのレコーディングではあんまり叩いてない車谷さんとかがいるでしょ。

 

・エリカ様、エリカ様ってマスコミがバカみたいに騒いでるけど、あの方今年仕事してないよね?なんか明らかに世間もどうでもよくなったんじゃないかと思うんだけど、騒がねばならない理由でもあるんだろうか?ネタとして扱ってるのかもしれないけど、さすがに奇抜なメイクやファッションで笑うのも飽きたよ。

 

 

・絶賛募集中の2008音楽大賞。今年は凄い。完全に二極化というか、今年アニメに目覚めた人が非常に多い。そう断言する理由は「マイブレイク」の方に関連アーティストが多いのや、そういうコメントが非常に多いせいもあるが、そもそも元々アニメタイアップしか聞いてなかったファンは、扱っていない「Beautiful Dreamer」に来てないだろうという事もある。

チャートでは触れざるを得ないが、それ以外では全くアニメ色を打ち出していないうちのサイトでこれだけなんだから、本当に今年になって今まで興味なかったのに一気にハマった人が急増したという印象を抱かざるを得ない。

 

特にマクロスとかいうアニメ、あれだ。しかもそのハマり具合が極端で、アニメ系に投票する人は混在するのではなく、完全にアニメタイアップ作にしか投票しない傾向が強いため、上位が凄い事に…。

去年まではまだ「一部」って感じではあったんだけど、これはもう一部ではない。既に半数近い比率だ。目覚めてない人にしてみれば、どうなってるんだ?ていうかこのサイトどうなるんだ?という思いすら抱くかもしれない。でも、どうやらこれが現実のようですよ。

ていうか開設当初からドラマを扱っているのに、ドラマの話題が掲示板であがることもほとんどないというのは何故だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

ま、まあ最終結果をお楽しみに。

 

Beautiful Dreamerの2008年を振り返るとやはりこういう傾向が加速した事、それが大きいのだろう。正直、予期も意図もまるでしていなかった急展開を迎えていて、驚きが大きい。7年やってきて、これがもっとも驚きの出来事だった。

 

・個人的なところでは2008年、凄い早い。年々1年が速く感じるようになってきているのだが、今年は速かった。もう終わりかよ!振り返ってみるとかなり色々あったので短くはないんだけど、でも終わってみるとね。

基本的には去年よりも走りとおしたような気がしている。結果、ホームページの更新頻度が下がったり、日常編の日記の更新がほぼ皆無になったり、ネットラジオが1月と12月しかなかったりしたんだけど。

今年はどんな年だったのか。3月くらいまでは昨年末の疲れを引きずっており、冴えなかったが4月以降は走り続けた。まあわずか数ヵ月後には仲間1人の素行が原因による本格的な空中分解や、それを逃げられ続けて解決させてもらえないジレンマも味わうなどしたが、これもまた思い出。その結果、みんな強くなったし、最後まで走れた。

実際、体調を崩した時期が04年以降ではもっとも少なく、その前年の03年並の水準まで回復した。ただ、緊張感のある展開が続くと、突発的に急降下するのはどうしようもない。昨年まではそうなると、ズルズル引きずっていたのが、今年は後にはほとんど引きずらなかった。代わりに眼精疲労のほうも気になる段階になってきてしまったが、こちらは気をつけていれば何とかなるだろう。

来年は本当にどうなるか想像がつかない。来年も速かったけど、いろいろあったなぁなんてのんびりした気分で笑顔で振り返れるならいいかな

そんなわけで良いお年を!

来年もよろしく!!


12月30日(火)

レコード大賞

・電話しても、メールしても電池が減らないよ!新しい携帯って凄いな!!

・年内CD借りおさめ。doaが入荷してない…。テイルズオブハーツのサントラをゲットし、キーが高いという「永遠の明日」の音源を入手した。これだけのために200円は…。まあいいじゃないか。

てっきりフルコーラスあるのかと思ったら、このキーではフルコーラス持たないのか1コーラスのみだった。イントロから聞きなれたものと違って音が高い。う〜ん、確かに正規発売でキー下げした理由は不明だ。ただテイルズバージョンはあくまで気持ちよくメロディーを聞かせればいいというスタンスなのか、バックの音が抑え目なミックスになっている気がして、個人的には物足りなかった。

・ちなみにネットラジオはカーネル・S・マルオ氏のサイトでも公開している。あのプレイヤー、あちこちに貼れるので便利だな。

・年々長くなっている気がするレコード大賞。ほとんど昭和歌謡ショーと化しており、古きよき時代を振り返るみたいな番組になっている。今はいいけど、今が20年前とかになるまで万が一番組が続いてしまったらどうするんだろうか。昭和歌謡みたいなその時代を生きていたなら誰もが知っているなんてことは皆無だぞ?ただでさえ今でも知らない曲ばかりなのに。

そんなこんなでほとんど見ずに飛ばす。たまたま℃-uteやキマグレン、Perfumeが出てるところだけ見たが(かしゆかの髪が短く!数日前のMステでは長かったよね?)、後は頃合を見計らって発表だけ見た。

最優秀新人賞はさすがに流れを考えたのか、ジェロに。結果かなり感動的な流れに。よく考えられている。GIRL NEXT DOORにいけば、批判は高まるし、またエイベックスかよってなるし。紅白も出れたし必要以上にプロモーションする必要ないだろうと考えたか、そもそも審査員の人たちがデビューから3ヶ月じゃ速すぎて誰もよく知らなかったのだろう。

で、大賞はそうなるともう文句なしでEXILE。確定路線。MAX松浦しっかり出てきたし。エイベックスの社長がしっかりこの場でスタンバッていたということで完全に仕組まれてました感が漂う。まあ去年もシャ乱Qが歌いに来てて、℃-uteが最優秀新人賞だけど、時間が遅くてメンバー出演不可能につき、つんくがもらうという珍展開になっていたけど、今回は社を背負う立場の社長だけに完全に分かってたとしか。

それに楽曲に贈る賞じゃなかったのか、これ?以前に倖田が取った時もシングル8万しか売れてない曲で取ってしまったが(ベスト盤はミリオン)、今回も完全にTi Amoではなく、EXILEが受賞したという事を番組内でも何の疑問もなく公言。発表した湯川れい子さんが「大賞は…Ti amoを歌ったEXILEです」と完全に趣旨逆転

本来の意味に沿えば「そばにいるね」だったのになぁ。発表の瞬間「そこでテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマ来いテルマくぉおおおおおぉいぃ…」と祈りまくったのだが、無駄だったか。

そしてただでさえ長い番組の直後に謎の続編番組が開始。わざわざ移動させてジェロとEXILEにありきたりなインタビュー。あんだけ長かった番組の尺内に十分に収まったような内容を、その半分以上をさっきまでのダイジェストを使ってお送りするという中身も謎の代物だった。

とりあえずEXILEの隣にジェロがいてもすごく自然というか溶け込んでいた。


12月29日(月)

勝手に2008音楽大賞

・衝撃の国家権力登場、恒例クリスマスお台場収録のネットラジオ第17回、11ヶ月ぶりの更新!

今回、聞きやすさを重視してこれまでの配信方式に加えて、プレイヤーなども導入してみたので、ネットサーフィンでもしながらのんびり流し聞きしていただけたら幸いです。

・雪も降ったしスキーにでも行きたかったのだが、パワーダウンしてしまい断念。

現時点での2008勝手にランキングということで、当時の★表記とはかなり異なるのはご愛嬌。最初は凄い良かったけど、今はそうでもない曲は少し下がるし、逆に★4とかだった曲が上の方に来たりする。

楽曲編

1位 HANABI/Mr.children

2位 もっと遠くへ/レミオロメン

3位 永遠の明日/DEEN

4位 I AM YOUR SINGER/サザンオールスターズ

5位 雨傘/TOKIO

6位 My Treasure/GOING UNDER GROUND

7位 ギフト/ポルノグラフィティ

8位 DOLL/SCANDAL

9位 この瞬間、きっと夢じゃない/SMAP

10位 春風LOVER SONG/CHERRYBLOSSOM

 

次点10曲(順不同、並びは発売順に近いと思う)

そのまま/SMAP
桜の花、舞い上がる道を/エレファントカシマシ
二人/aiko
蛍/TUBE
プラネタリウム/いきものがかり
Miraculous Night/長瀬実夕
恋の果実/SCANDAL
Dream Fighter/Perfume
早春ラプソディ/RAG FAIR
想-new love new world-/福山雅治

 

それ以外に候補に上げた曲たち

ヒラヒラヒラク秘密ノ扉/チャットモンチー、オーダーメイド/RADWIMPS、ストーリー/ゆず、Ash Like Snow/the brilliant green、あなたがここにいたら/ポルノグラフィティ、ずっと一緒さ/山下達郎、青い鳥/ゴスペラーズ、初恋/GOING UNDER GROUND、Together/Monkey Majik、changes/Base Ball Bear、虹/Aqua Timez、New Animal/the pillows、あたしの街、明日の街/高橋瞳、One Love/嵐、風吹けば恋/チャットモンチー、一秒ごとにLove for you/倉木麻衣、WE LOVE YOU./槇原敬之、最愛/KOH+、UNI-VERSE/ASKA、新しい季節へキミと/エレファントカシマシ、君との出逢い〜good bye my days〜/愛内里菜、The Shock Of The Lightning/OASIS、Beautiful days/嵐、若葉/スピッツ、ヒトヒラのハナビラ/ステレオポニー、気まぐれロマンティック/いきものがかり、明日へ続く道/DEEN、WHITE DAYS/コブクロ、Pleasure 2008〜人生の快楽〜/B'z、Sugar/TOKIO

 

こんな感じ。例年になくたくさん選んでいるが、これは本当に突き抜けた曲が極めて少なかったせいである。そのため、例年よりも選びにくかった。いい曲はたくさんあったのだが、その中だと逆に全く選べなくなってしまった。明確な差をつけられなかったので、トップ10でも7位より下はかなりフィーリングである。時期をずらしただけで、次点の曲ともクルクル入れ替わると思う。逆に上6曲はほぼ鉄板だが、これもトップ3の並びはどうしようか悩んだ。

で、まあ結局各月のシングルレビューを眺めながら、リストアップ。アルバムの中でもシングル級の曲をいくつか加えて、候補を絞ってそこからまず10曲、さらにもう10曲、それでも何だかしっくり来ないので最初の候補を全部並べるという形になった。

結論だけ言うと、粒揃いの年でした!が、凄い名曲は多くなかった!

 

アルバム編

1位 SUPERMARKET FANTASY/Mr.Children

2位 GAME/Perfume

3位 YAH! YAH! YAH! HELLO SCANDAL〜まいど!スキャンダルです!ヤァヤァヤァ!〜/SCANDAL

4位 COMPLETE SINGLE COLLECTION1998-2008/GOING UNDER GROUND

5位 prsent from you/BUMP OF CHICKEN

6位 DIG OUT YOUR SOUL/OASIS

7位 Are you happy now?/上木彩矢

8位 風のクロマ/レミオロメン

9位 B'z The Best “ULTRA Pleasure”/B'z

10位 ライフアルバム/いきものがかり

次点 COLORS/RAG FAIR、complete single collection'87-'08/the brilliant green、COMPLETE BEST/LUNA SEA、GO!/CHERRYBLOSSOM、BEST ACE/ポルノグラフィティ、B'z The Best“ULTRA Treasure”/B'z、DEEN at 武道館/DEEN

ベストばっか。こうなるのを嫌って頑張ってオリジナルから選ぶという人もいると思うんだけど無理。ベスト3以外で何度も聞いたオリジナル作品無いし…。ただベストであっても、DEENのベスト盤はリマスタリング及びミックスへの不満からあえて次点からも外した。

ていうか今年は期待のアーティストが全くオリジナルアルバムを出さずに、ベストばかり出たのでこうなってしまった。ミスチルが無かったら正直選べなかった。ミスチルだけは文句なしである。後は選ぶの困った。

 

新人/ブレイク賞

1位 SCANDAL

2位 Perfume

3位 エレファントカシマシ

4位 RADWIMPS

5位 ステレオポニー

次点 チャットモンチー

SCANDALは久々にガールズバンドでいいのが来たなぁという感じ。長く続くバンドになるといいと思う。Perfumeはそんなに乗り気じゃなかったのに、いつの間にか引きずり込まれた。エレカシは正確には去年あたりからヒットシーンに回帰していたのだが、個人的には今年になって再ブレイクした印象。ステレオポニーも期待のガールズバンドなんだけど、今のところどう転ぶかまだ読めないところがある。チャットモンチーは昨年までは興味無くて。シングル2曲は良かったんで、これは一気にハマるかと思いきや、昨年のアルバムはそこまでハマらなくてどうもそこまで好きにはならないかもしれない。


12月28日(日)

携帯機種変/勝手に2008ドラマ大賞/ほか

2004年7月下旬、前任の携帯SA-51洗濯機の中でご臨終した。それから4年半、新たに獲得したV601Nは、最初のTVチューナー付携帯(ワンセグじゃないよ)として華々しくデビューした機種だった。

直後のアテネオリンピックを駆け抜け、謎の組体操や元日雪上ドラゴン花火やカチカチ大地のバドミントンの様子を記録し、成人式に出現した神龍竜神様の御姿を記録し、カーネル・S・マルオ氏の大学合格番号を記録し…(中略)、なんと2度目となる北京オリンピックまで駆け抜けたV601N。

電池パックを一切変えなかったため、晩年は1度電話すると電池が1つになる、メールを数回やると電池が1つになる…などもうどうしようもなかった。

トドメに第2世代の携帯は2010年3月で完全に終わるから変えやがれ!という催促の葉書が連続で届く始末。

これはもう仕方が無い。変えるしかないということで、新たな携帯820Nが本日付で光臨した。時流に合わせてさすがにパケホーダイである。ていうか何でこんなに速度が速いんだ?

そんなわけで、ありがとうV601N。4年半って、中学や高校どころか、大学も卒業してしまう途方も無い年月である。使いすぎてゴメン!

 

・今年見たドラマ一覧

冬・・・「SP」(昨年対象外にしたので今年分)、「薔薇のない花屋」、「あしたの、喜多善男」、「4姉妹探偵団」、「鹿男あおによし」、

「だいすき!!」(中盤リタイア)、「未来講師めぐる」(序盤リタイア)、「佐々木夫妻の仁義なき戦い」(中盤リタイア)

春・・・「ロス:タイム:ライフ」、「猟奇的な彼女」、「パズル」

「CHANGE」(中盤リタイア、最終回は見た)

夏・・・「Tomorrow」、「魔王」、「コード・ブルー」、「シバトラ」、「太陽と海の教室」

「打撃天使ルリ」(中盤一時離脱)、「33分探偵」(中盤一時離脱)、「ロト6で3億2000万当てた男」(初回リタイア)

秋・・・「ブラッディ・マンデイ」、「風のガーデン」、「ROOM OF KING」、「チーム・バチスタの栄光」

「イノセントラブ」(初回リタイア)、「流星の絆」(序盤リタイア)

 

そんなわけでリタイアしてしまい最終回は見ていないものは省いて、早速いってみよう。

 

1位 風のガーデン
ハマったという意味では他にもあったんだけど、最終回が不満だったとか色々あって結局、昔ながらの意地を見せた倉本ドラマが完成度でもテーマでも群を抜いていた。「北の国から」の最後の頃はもう倉本じいさんは時代についてこれてねーよ…と思ったりもしたんだけど、あれから6年か。今の作り手に手抜きが横行してしまい、結果こういうドラマの方が良いという…。若手がんばれ。

2位 あしたの、喜多善男
不思議な魅力を持ったドラマだった。基本的にはそんなに前向きではないのだが、暗いわけでもない。謎もそれなりに楽しめたし。

3位 魔王
衝撃のBAD ENDで、主要人物がほぼ全滅する最終回は悲劇だったが、これも緊迫感があって面白かった。

4位 チーム・バチスタの栄光
1番盛り上がったのが氷室の犯行発覚の回で、その後の真相はややもたついた感もあったんだけど、これも非常にワクワク見れた。

5位 シバトラ
まさかのヒロイン黒幕。しかも原作で未だ現役のヒロインを!煽るだけ煽ったラスボスが、主人公と対面する暇も無く、最終回前にヒロインに殺されてましたという禁じ手を使った衝撃のドラマとして歴史に残るような気がする…が、それ以外は少し印象が薄い…。

6位 ブラッディ・マンデイ
途中までは1位候補だったんだけど、最終回の丸投げENDでがっかり。それでもそれまでの面白さで何とかこの位置に。

7位 コード・ブルー
毎回ヘリを飛ばすド派手なシーン、人気若手俳優の起用、脇を固める年配役者も安定感たっぷり、豪華なドラマだった。よりによって原油高がMAX状態のときが撮影期間だったのは泣くしかない。今だったら燃料費半分ですんだんじゃないか?

8位 薔薇のない花屋
野島ドラマにしては妙に平和に終わったのが逆に驚きだった。見ている間はそれなりに楽しんでいたのだが、しかし終わってみると衝撃も笑いもない野島ドラマって印象が…。

9位 Tomorrow
何か脚本が練りきれてない感じで、普通の医療ドラマだった。2年連続で大惨事を引き起こす街のお祭りの管理体制とか、そこで歌ってた星村麻衣は無事だったのかとかそういうことしか印象に無い。

10位 鹿男あおによし
秋の話を何故に冬ドラマでやったのかが謎だったが、全体的に不可思議な雰囲気が漂いすぎてて、先が見えなすぎた。

11位 ロス:タイム:ライフ
これも試み自体は面白かったのに、演出家を回によって変えたのが災いして、統一キャラの設定を統一できず、温水洋一SPで破綻。わけの分からない中年ラブストーリーが展開した挙句に、視聴者が知りたかった何故最終回で審判やってたのか?という疑問を丸投げ。最悪だった。

12位 SP
緊迫感のわりには、見せ方に懲りすぎて自己満足になってしまい、テンポがまったり。散々引っ張ったオチも丸投げ状態で続編の情報もないし、そもそも過去の事件の真相自体がチープで、山西(平田満)が超小物になってしまった。映画は本当に撮影したのか?真木よう子が妊娠してるんだけど?

13位 パズル
お決まり、お約束ドラマとしては何も考えずに見れるのでOK。

14位 4姉妹探偵団
上に同じ。ただ夏帆ばかり出てて、姉妹を増やした意味がまるで無かった。

15位 ROOM OF KING
何故、最後まで見たのか?それ自体が自分で謎。

16位 太陽と海の教室
さわやか学園ドラマのはずが、GTOみたいだと言われたり、今更履修問題かよとか言われたせいで、脚本を変更したのか、無意味に出演者が殺される事態に。収拾もつけられなくなり、ドラマは破綻。キャストが良かっただけに残念。

17位 猟奇的な彼女
先に撮影を済ませているというので、上のようなムチャな変更も無く、一貫したストーリー展開を期待していたら元の出来が酷かった…。田中麗奈、連ドラ初レギュラー出演をもってしても最後まで見るのが辛かった。よりによって最初のチャンスから10年以上引っ張った末の連ドラ初出演がこれとは悲劇。SMAPの人気が傾いたとか言われたのも、このドラマのせいだろう。

 

インパクトシーン大賞

1位 殺されちゃったハチ(濱田岳) from「太陽と海の教室」
自殺女のサイコな行動に脅されて振り回されてついには意味不明に溺れ死んだ彼に合掌。

2位 いきなり辞めた理事長(小日向文世) from「太陽と海の教室」
直前まで対立していて持論を展開していたこの理事長。主人公、桜井(織田裕二)をムリヤリにでも辞めさせるのかと思った直後に「辞めるのは貴方ではない、私の方だ」と衝撃発言、退散。いやビックリでした。

3位 ヒロインが黒幕を事前に殺害 from 「シバトラ」
あれだけ暗躍していた黒幕を最終対決なしで、最終回前に葬ってしまった前代未聞のヒロイン美月(大後寿々花)に唖然。

 

インパクトキャラ大賞

1位 超サイヤ的身勝手女 from 「太陽と海の教室」
今年最強のサイコさん。その身勝手ぶりはもう本当に勝手に死んでください状態。最終形態の「超3」では「今ナイフを持って貴方の後ろにいるの」と不敵に微笑み、もはや生霊と化しており、ドラマがその一瞬だけ完全にホラーモノになってしまうなど盛大なインパクトを炸裂させた。

2位 超小物化、山西(平田満) from「SP」
もう少し深い理由があるのかと思ったら、どうしようもない小物だった。殺さずにすんだ相手を思いっきり自分から刺しに行って殺害しておいて、人のせいとはもうどうしようもない…。

3位 しのぶ(吉高由里子) from「あしたの、喜多善男」
たる〜い喋り方のギャル…という普通であれば嫌いなキャラクターなのに、何故か不思議な魅力を放っていた。

 

・ナタリーにいきものがかりのインタビューが出ていたんだけど、いきなり「音楽ファンからは無視されてるけどどう思う?」みたいな質問をストレートにぶつけてて驚いた。結果的にかなり興味深い内容になっている。メンバーがギター弾かない理由もラストで少しだけ明らかに…。

http://natalie.mu/pp/ikimonogakari

たださ、それにしたって完全に自分だけで弾いた曲がこれまででC/Wで1回あっただけ(MOMA調べ)は、もう少し主張してもいいんじゃないかと思うよ。


12月25日(木)

ここ最近の2008秋ドラマ 最終回編(後)

・聖夜といえば恒例のアレである。去年は風邪により休止してしまったが、今年は期待通りの復活。まさかの国家権力登場など、凄い事になっているアレは現在鋭意編集中とのことなので続報を待て。今年はヤバイ。

 

ブラッディ・マンデイ
それなりに緊迫感がありつつ、あれだけ引っ張った教祖(嶋田久作)が、ようやく脱獄して教祖の権威を見せ付けると思いきや、あっさり退場してしまいズッコケたところ、Kが真子(徳永えり)だったという衝撃を持って迎えられた最終回。色々な謎が明かされるのだと期待してみていたら謎はほぼ全部丸投げされて終わってしまった。特に英(久野雅弘)がウイルスで死んでしまった時の一部始終は真子も感染者側に回されていたわけで、これがどういう意図だったのかなど重要なポイントがまるで触れられず。

結局、真子が何をしたかったのかも分からないままに射殺されるわ、やっぱり味方だった父が助かったかと思いきや死んでいたわ、あれだけ悪女として暗躍したマヤ(吉瀬美智子)も、悠々と逃げ延びるわ、しかも政府と繋がっていた?という意味深な暗示が出てくるわ、挙句の果てにはとっくにマヤに消されたと思われていたキモロンゲ蝶プリントヒットマンが意味ありげに映るわ…もう意味が分からない。続編を狙っているのか、もう説明するよりも意味ありげに匂わせるだけ匂わせて話題を引っ張ろう(思わせぶりにしたいだけだからそもそも答えを用意していないパターン)としたのか。

「SP」の悪いところを全部そのままリメイクしたかのような思わせぶりにするだけして投げたという非常にズルい最終回だった。ただ徳永えりはかわいかっただけにもう少しKの背景を明かして掘り下げて欲しかった。

 

チーム・バチスタの栄光
一時期は「チーム全員が犯人です」という緩い展開になるかと思いきや、最終回では真犯人が発覚。ただ結果だけ見ると5件の術死のうち

1件目→桐生(伊原剛志)の目に疑念を持っていた垣谷(鶴見辰吾)が細工してミスを誘発

2件目〜4件目のどれか→氷室(城田優)がハムスターが死んだあの夜に初めて殺人をしたと自供していた

5件目→氷室現行犯逮捕

番外→貴様!許せん!とばかりに酒井(鈴木裕樹)が氷室を殺害

てなわけで、証拠がないとは言え、氷室が4人も殺したということに変わりはないという氷室極悪なオチに。しかも氷室は桐生の目のことは知っていたのでそれを意味して「術死は続く」とか言っていたっぽいものの、垣谷が故意にミスを誘発した事には気づいていなかった模様。

最後まで面白かったし、謎はほぼ解明されてスッキリ終わったもののラストに大友(釈由美子)が何故か私服メイクアップフル装備で田口(伊藤淳史)のところに話をしに来ていたのだけが妙に謎だった。病院辞められたんですか?


12月22日(月)

紅白曲目

すっかり忘れてた。適当にピックアップ。

aiko「KissHug」
昨年久々にアップテンポだったが、今年はまたバラード。「二人」が良かったのに…。印象薄そう。

青山テルマ feat.SoulJa「そばにいるね」
SoulJaの名前が曲目と同時に登場。このタメは必要だったのか疑問だけど。最初の頃は一緒に出演していたのだが、年末になってからはSoulJaは呼ばれなくなってきていたがさすがに最後の大舞台には登場。

絢香「おかえり」
順当か。去年はコブクロとのコラボもセットで披露されたがバラード続きでかったるいので今年は無いと思われる。

いきものがかり「SAKURA」
まさかのデビュー曲。今更何故これなんだ…。紅白に合わせて3rdアルバム発売しちゃったよ?宣伝にならねぇぇぇぇ!!とてんやわんや。そもそもこの曲って確かにロングヒットしたけど何だかムリヤリに代表曲、名曲に仕立てあげた印象もある。今の彼らの勢いにしてみればこの曲で縛るのはもう違うと思うんだよね。

大塚愛「愛」
アルバム収録曲。今年ヒットが無かったので、けっこう前からCMでかかっていて1番浸透してそうな曲に。いきものがかりと対照的にこれでアルバムの宣伝にもなるしおいしい展開に。

倖田來未「TABOO」
バラードじゃない!

SPEED「White Love(Re Track)」
結局過去頼りというところがいかにもNHK的。アレンジ変えるのだろうか?それとも「あしたの空」につなげる?

浜崎あゆみ「Mirrorcle World」
バラードじゃないU!紅白=新曲宣伝の場=バラードと化していたのでこれは意外だ。

Perfume「ポリリズム」
まさかの今更。NHKクオリティ発動。だったら去年出せと。

一青窈「はじめて」
3年連続だった「ハナミズキ」を回避。したものの、ほとんどの人が知らない曲というそれはそれであまり聞きたくないような展開に。だからこの人を出すのはもう無理がある。バラード要員だってもう十分だし、いらないだろう。

平原綾香「ノクターン」
去年は4度目にして初めて「Jupiter」に戻される展開に陥ったが、今年は再びその年の新曲を歌えることに。

和田アキ子「夢」
普段100位圏外常連ながら、今年は久々にトップ50クラスのヒットを飛ばしたので、それかと思いきや全然違う曲にされた。

氷川きよし「きよしのズンドコ節」
なんでじゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

絶叫したんじゃないかと思うほど、今更に盛り上げ要員にされてしまった。演歌歌手が年功序列の悪しき呪縛を抜け出して、正当な人気のみで評価される日はまだ遠い

 

まああとは予想通りなんじゃないかと。東方神起がメドレーというのは意外だが、1曲1曲がほとんど浸透してないのでメドレーで数撃つ作戦なのか。「さそり座の女」は出るたびに物凄い常識を打ち破ったアレンジで笑わせてくれるので今年も笑いを期待したい。以前は確かロックバージョンみたいなのをやっていたから今年は中田ヤスタカ風を期待。


12月20日(土)

ここ最近の2008秋ドラマ 最終回編(前)

・2週間に及ぶ都心での日々も終わりを告げ、気がつけば年末モードに突入である。なお、2008年都心でのグランドフィナーレを記念して、帰りに渋谷のハチ公前まで出向いて、B'zツリーとやらを拝んできた。


B'zツリー

B'zって書いてある以外は、別にどこでもありそうないやぁ、B'zなツリーだよねぇ。

 

ROOM OF KING
昨年の『SP』以降は放送時期が他とズレていたこの枠だったが、一足先に放送終了してしまった。仲良くなったみんなはそれぞれの成功を目指して、それぞれの道を行くみたいな感じだったのだが…。終盤ではバラバラになったみんなを元に戻そうと、自らの成功を捨ててまで、固執する次郎(水嶋ヒロ)の行動は正直自分勝手に見えてイライラした。

結局キングなどどうでもよく、そもそもテーマさえよく分からないままに終了。何も印象に残らないドラマだった。なんだかんだ最後まで見続けたけど、それ自体が奇跡だった気がする。「イノセントラブ」もとっとと切り捨てたのに。

風のガーデン
貞美(中井貴一)が富良野に帰って以降は、実に深みがあるドラマに変貌。代わりに貞美より病状が進んでいた二神(奥田瑛二)はあっさり死んじゃったけど、終盤にまさかの亡霊出演。半分ギャグのような形でチョイ悪風に「先生、こっちはいいとこだぜ。早く先生もこっちへ来いよ。俺が連れて行ってやるよ。さあ!」とか連発されるもんだから笑うべきところなのか困った。最終回はまだ幻想っぽかったけど、1話前に出てきたときなんかは、映像も無駄に凝っててほとんどB級ホラー映画だったし。

結局、緒方拳が亡くなった際に流れていた貞美と貞三のロングカットの会話シーンは終盤の方だった。それ以降にしても、どんな思いでこの台詞を喋っていたんだろうというような台詞が多かった。そしてそれ以上に最終回になって急速に死へ向かっていく貞美を演じた中井貴一の迫真の演技も凄かった。あの流れで安易な泣かせに走らない辺りに倉本さんの信念を見た気がする。

中盤以降出番の無かった平原綾香も最後には登場。こういう使われ方すると興味の無かった「ノクターン/カンパニュラの恋」も借りたくなるじゃないか。

そんなわけで、こういう魂を継承したドラマ制作者が早々に登場してくれることを祈りたい。


12月14日(日)

NO CUTはちょっと嘘だった

・DEENの武道館DVDをようやく見た。NO CUTと作品名に入れるほどにノーカット編集と銘打っていたのだが、会場にいた人なら誰もが記憶にある「このまま君だけを奪い去りたい」を出だし失敗してやり直すまでのやり取りが丸々カットされていた。

あとは「未来のために」と「太陽と花びら」のメドレーのつなぎが明らかにブツ切り編集にしか思えないほどブツンと切り替わったんだけどあんなんだったっけ?

メイキングのインタビュー部分は、ライブCD特典DVDの拡大版だったので、これは本当にライブCD用済み状態。個人的にはライブCDはまた違った聴き方ができるので、別にこれはこれでOKだけど、実質二度買わされたようなもんなので、怒る人は怒るかもしれない。

・ドラマ編の更新が滞っているが、書いてる気力が無いので終わる頃にまとめてやろうかと思っている。


12月10日(水)

ミスチルいい感じ

・今週のチャート、トップ10のみ。明日、明後日で11位以下を更新予定。

・amazonからミスチルとDEENシングルとDVDが届いた。ミスチルは更新しながら聞いていたが、極上のポップアルバム。欠点は前作に続く長さだが、前作の退屈さに比べればかなりの名作っぽい。

DEENは朝から10年ぶりにTVCMを見たのでビックリした。ちなみに10年前ってのはビーイングが提供している「CDTV」での『Tha DAY』のCMね。凄い気合の入れようだ。初日は6位とまずまず。とりあえず上にいるアニメのキャラソンには勝って欲しいが…。あーいうのはあーいうので根強いし、DEENもゲーム効果で底上げしているしなぁ。

まあ、本当に久々のヒット路線の曲なので、最近のDEENなんてよく知らねーよって人も聞いてみてほしい。


12月8日(月)

掲示板、開放せよ

・今日から2週間、1日の大半を都心で過ごすので少々グロッキーである。ただこれが終わればもう年末。開放である。昨年のそうめん騒動に比べれば、前向きな気分だし悪くはない。後はMorning Toilet Battleが開戦されなければ…。

・amazonで頼んでいたWANDSの「今日、ナニカノハズミデ生きている」とZARDの「息もできない」が注文から1週間と3日。ようやく届いた。これでWANDSのシングルはコンプリート。ZARDの方は8センチシングルでアルバム未収録のC/Wはコンプリートした。というのも「痛いくらい〜」のリミックスとか、12センチの「promised you」のC/Wとかはまだ入手できていないからである。

・掲示板が元気ない。やはり一時期のMr.Money Fish騒動と、アニメ騒動で逆に全員が空気を気にするようになってしまったのが原因である。これは完全に失策だった。

まあアニメの話題にしろ、もう需要があるならいいんでないか?という気もしてきた。結局のところ、需要の無い書き込みは流れていくだけなので、それでいいんじゃない?

そんなわけで、空気気にせず、話題フリー!開放!


12月6日(土)

冬の日の2009

classはメンバーの津久井克行、日浦孝則による2人組だった。classデビュー時には2人とも既に30歳を越えており、それぞれがミュージシャンとしてのキャリアを積んでいたのだが、93年にプロデューサー主導で結成され、「夏の日の1993」がロングヒットの末にミリオンセラーとなり大ヒット。その次のシングルではトップ10ヒットは放ったものの、人気は続かず、出すたび売上は下がる一方。また2人の音楽性が元々異なっていた事もあって、96年には解散した。

俺は「夏の日の1993」を後で知って、00年前後に8センチシングルを100円で購入。お気に入りの1曲となっていた。

そんな中で、10年後の2003年。classは『夏の日の1993〜2003 up to date session〜』というリメイクを持って一時的に再結成された。この時は新品購入をしたのだが(当時のシングルレビューも03年7月分に掲載してある)、いざ聞いてみたら原曲とは対照的にアコースティック+打ち込みという実に無機質なリアレンジが施されてしまっていて少しがっかりした。

その後、ファンの熱い要望に応える形で新作アルバムがリリースされると言われていたのだが03年には動きが無く、すっかり忘れてしまっていた。

その新作アルバム『夏記』は結局1年後の04年にリリースされていたようだ。そしてさらに1年後の05年には1500円9曲いりという廉価ベストシリーズ『究極のベスト!』シリーズの一環でclassのベスト盤がリリースされた。実はclassが所属していたレコード会社はとっくに完全消滅しており、全作完全廃盤となっていたのだ。この作品はレンタルに出たので借りてみたのだが、思ったよりも歌謡臭というか、アーリー90's的なサウンドの古臭さが全開で、残念ながらファンになるというほど好きにはなれなかった。

そして07年には『R35』ブームが巻き起こる。この際に2枚組の本格ベスト盤もリリースされた。JAYWALKや山根靖広など、同じ時期に1発ヒットを飛ばしていた人々が再注目されてclassもライブ出演などをこなした。とくダネ!やSONGSなどの出演も今年の春まで続いていたという。

だが、今年9月突然メンバーの日浦が家庭の事情で脱退し、ゴルフ界の大物で社長だとかいう岡崎公聡が新メンバーになって歌詞だけ変えた「冬の日の2009」をリリースするという情報がヤフーにも掲載された。

この時はなんだそりゃ?と思っていたのだが、この曲のリリースがされ、どうも久々にヒットらしいヒットになりそうだという。実際に今日借りてきたのだが、バンド編成+ストリングスというアレンジは実に素晴らしく、まさに今となっては少し時代を感じる原曲をブラッシュアップして現代版として生まれ変わったかのような気合の入れよう。浅岡さんもこのくらい気合入れたアレンジになればいいのに。

と、感動していたのだがやはり新しい岡崎公聡のボーカルとの違和感が拭えない。ていうか確かギターも弾いてたはずの津久井さんが全く演奏にクレジットされていないのも何でだ?こりゃファンにしてみたらどうなんだろうか?とファンサイトに行ってみたらとんでもない真実が判明した。

http://class-1993.net/

このファンサイトの下の方に書かれているが、新メンバーは社長は社長でも、classの所属事務所を実質的に買収(筆頭株主)した社長だったようなのだ。以前はこの人の影は無く、classのプロデューサーが社長をやっていた事務所だったらしいのだが、社名は同じままに、しかしプロデューサーの名前は無くなってトップがすっかり入れ変わっていたようだ。カラオケレベルの素人と紹介されていた岡崎公聡が何で新メンバーなのか疑問だったが…これはどうも噂レベルの話ではなさそうだ。

さらに脱退扱いにされた日浦さんも自身のブログで

http://1993.jp/diary/acaa/163/

と、明確に家庭の事情説を否定

http://1993.jp/diary/telephone-from-ao/83/

ここの下の方でも語られているが、classというのは「96年に解散している」のだという。呼ばれて2人で歌うことは可能だけど、新作は無い、と。

まさかこんなことになっているとは思わなかったが、ファンは当然、一斉ブーイング。何か6点も取られて大敗した浦和レッズのブーイングにも勝るとも劣らない勢いだ。

しかし、こんなことってあるんだねぇ…。

ただ「冬の日の2009」そして新たにレコーディングされたC/Wの「夏の日の1993」。本当にアレンジは素晴らしい。これをオリジナルメンバーでやってほしかった…。


12月4日(水)

FNS歌謡祭

・発表があったりなんだりとドタバタしていたが、発表の方は新たなプロジェクトに移行できたのでそれなりに充実している。

ただ今日の特別授業がいくら発表翌日で遠方の地だからって、4人しか集まらないのはどうかと思った。さすがにセッティングしてくれた相手に対しても気まずい。

それ以前に、来週から2週間は一時的に新展開になるので、非常に更新が厳しいことになる…かもしれない。チャートも金曜か土曜更新に追い詰められる可能性が高い。

 

・基本的にバンド演奏がカラオケである事が多い歌番組の風潮において(Mステとかスペシャルでもほとんど生演奏じゃないよね?たぶん)、この番組は生演奏という姿勢を貫いている。その生演奏率は年々増えており、今年は8割が生演奏とされていた。

期待していたのだが、生演奏の弊害なのか、音量に難がある部分が多く、またアーティスト側の声の調子も思わしくない部分が多くて結果的には今年は例年に比べてイマイチだった。

1番残念だったのは広瀬香美を中心に広瀬香美の冬の大ヒット曲をPerfumeや絢香、テルマ、Paboらが一緒に歌うというコラボの時である。持ち歌は完全にコンピューターサウンドであるため、いつもと変わらないカラオケをバックに口パクパフォーマンスを披露していたPerfume。さすがにみんなで歌う中でPerfumeだけ加工するなんてことはありえない。つまりPerfumeの初の生歌声が聞けるのである。凄く期待していたのだが、何と歌っているのに声が聞こえないという完全なマイクトラブル!スタッフも慌てたのか、他のマイクから拾っているかのようなかすかな音声が聞こえてきたが、完全に期待はずれだった。

他にもTOKIOの「雨傘」の生演奏が妙に迫力が無いというか、スカスカだなと思ったら城島ギターの音が全然入ってない。ギターソロの部分ではかすかに聞こえたもののこれも明らかなミスだった。

逆に矢島美容室では完全口パクが発覚する(マイクが倒れても石橋の声が聞こえる)という始末。よりによって生演奏にこだわるこの番組でそのオチかよ!

あと今年No.1、No.2ヒットの嵐は生演奏ではあったものの、フルコーラスで歌わせてもらえないその他ジャニーズ大勢扱い。先輩に遠慮させられたのか、生歌だとチト厳しいのか。ついに呼ばれなかったタッキー&翼や、1組だけ他とは離れた時間帯での出番にはなったものの、カラオケだったV6に比べれば待遇は良かったが、No.1にしてはあまりに流されすぎてた。

逆に歌の上手い歌手は、こういう状況でも普段と変わらずに凄さが伝わってきた。絢香や倖田來未、KinKiの剛なんかはやっぱ凄かった。


12月3日(水)

レコード大賞2008

何故か現時点(3日18時現在)ではヤフー等のニュースにさえ取り上げられていないのが謎だが、今年で50回だって。よくまあ続いたもんだが、今年も期待を裏切らないラインナップ。もはや時代を映すどころか、1年先に振り返っても懐かしくもなんともない。だってそもそも流行ってないから知らないんだもん、みたいな。

優秀作品賞

青山テルマfeat.SoulJa「そばにいるね」
秋元順子「愛のままで…」
w-inds.「アメあと」
EXILE「Ti Amo」
℃-ute「江戸の手毬唄U」
倖田來未「Moon Crying」
斉藤和義「やぁ 無情」
谷村奈南「JUNGLE DANCE」
東方神起「どうして君を好きになってしまったんだろう?」
氷川きよし「玄海船歌」
水森かおり「輪島朝市」
mihimaru GT「ギリギリHERO」

ある意味順当なラインナップ。

w-inds.生き残れました!

昨年新人大賞の℃-uteが何故か入っているが、よりによってもっとも珍妙な楽曲が選ばれた。選んだ奴誰だ?

斉藤和義、谷村奈南といったプチブレイク程度で知らない人は全く知らないところが初登場。東方神起もバッチリ。

代わりに大塚愛、BoA、絢香が消滅してしまった。BoA涙目。今年いきなりレコ大・紅白に連続落選。東方が持っていったのは男性アイドルの枠ではなくて韓国の枠だったのかもしれん。あと昨年大賞のコブクロまでいきなりいなくなっているので、研音が手を引いたのかもしれない。絢香は研音だし、コブクロは個人事務所だが研音との提携関係があるらしいので。mihimaruGTは…なんで生き残れたんだろうね?倖田はまあ当分はいるんじゃないか。

演歌枠では川中美幸が削除で秋元順子が初登場。水森氷川は常連組だが、今年の大賞関連は不可能だろう。

そんなわけでPERFECT YEARを盛大に締めくくるシナリオは完璧です。どう考えてもEXILEが大賞です。次点テルマだけど、これだけシナリオが見えてるのにそんなKYな真似できない。EXILEは去年最優秀歌唱賞というダンス&ボーカルユニットとしては2/7にしか該当せず、残り5/7を否定されたとも取れるような実に不本意極まりない賞に回されたけどこれで満を持しての受賞ということになる。

なおここ3年ほどは、実質2番扱いになっていた最優秀歌唱賞は再び演歌/歌謡枠に戻ったようで既に中村美律子に決定しているらしい。

新人賞

GIRL NEXT DOOR
キマグレン
桜井くみ子
ジェロ
福井舞

桜井くみ子というのは演歌歌手。後はまあ予定通りの人たちだが、清水翔太がいない…。福井舞より活躍した気がするんだけど。てか清水翔太がソニーで福井舞がエイベックス。それか。ソニーは実質撤退してるみたいだし。

これも順当にGIRL NEXT DOORにしそうな感じだが、昨年もなんか高杉さと美でごり押しかと思いきや、℃-uteという奇跡が起きた。キマグレンとかジェロに行く可能性も高い。もしくは並列には扱えないので文句が出ない桜井か。そう見せかけて去年は譲歩したのでGIRL NEXT DOORに行く可能性の方が高いけど。

優秀アルバム賞では大賞を安室ベスト盤が。何故かラインナップにはPerfumeの『GAME』が。何でこんなところに?

さらに作詞賞には森山直太朗というか作詞した御徒町凧に「生きてることが辛いなら」。

作曲賞は最優秀歌唱賞の中村美律子の曲を書いた叶弦大。

特別賞が意味分からないのだが

アグネス・チャン
「崖の上のポニョ」
サザンオールスターズ
羞恥心とカシアス島田

アグネス何したの?何故サザンがそこにいる?そして何故「羞恥心とカシアス島田」という変なくくりになる?

功労賞はご老人の方が多いみたいだが、特別功労賞は何が違うかというと全部今年お亡くなりになった方ということらしい。

というわけで今年もネタ満載で、楽しめました。来年も極上のネタを期待します。


12月2日(火)

生きる星

気がつけば浅岡雄也の新曲の発売日だった。タワレコによったところ、ベスト盤が1枚転がっているだけだった。天気予報外れやがって寒いので早く帰りたかったが、しょうがないのでFOV時代からごひいきにしていてソロ活動スタート時には二桁近い枚数を入荷していた山野楽器へ久々に突撃。

あ行に何とか1枚。

ついに浅岡さんをごひいきにしていた店までこの状況。

今回の曲は全国カラオケ事業会による実質的な企画盤である。ここが主催した「エコについてのお話大募集」というそんなのいつやって…企画でグランプリと準グランプリに輝いた作品が歌になったというものである。

ところが「お話大募集」であって、作詞という名目で募集したわけではない。CDには元の作品も載っているのだが、実際グランプリ作は詞の形式ではあるが、準グランプリ作に至っては完全に作文である。なのでそのまま曲にはならず、その文章を元に作詞されており、あくまで原案。全然違うとまでは言わないが、フレーズが生かされているわけでもなく、別の作品といわれれば完全に別の作品になっている。

言い方を変えると原案と作詞を比べても「パクリ」とは言われないだろうなというくらいに面影は無いというか。

そんなわけで、作詞くらいは浅岡さんがやるのかと思ったら作詞も全く知らない作家+全国カラオケ事業会という名義。作曲や編曲、演奏陣、これらも今まで浅岡さんの作品には全く関わった事のないスタッフ。浅岡さんは完全に歌い手としてゲスト参加しているような状態である。

確かにアルバム『HORIZON』は突如として環境や世界平和をテーマにした作品だったが、つながりはそのくらいである。正直、この程度の企画であればその辺の無名のインディーズ歌手や、昔1発くらい当てたんだけど今は細々歌い続けてます程度の歌手あれ?もしかして世間的には既に浅岡さんその境地?でやるもんなんじゃないだろうか。元ミリオンセラー歌手にして、現役メジャー歌手の仕事としては、ちょっとしょぼすぎないかというのが正直なところだ。

そんなわけで期待していなかったのだが、楽曲も概ね予想の範囲内だった。期待してない予想なので相当に敷居が低い感じなんだけど、ここまで予想通りとは。『HORIZON』の環境路線やベスト盤の傾向(ミディアム〜バラードばっかり)を聞いた方なら分かると思うけど…そのままだ。ただバイオリンがシンセじゃなくて生のバイオリンになっている点だけは、ソロになってから無かった部分だと思う。確かソロではギターベース以外はほとんどプログラミングで片付けていたはずなので。そういう意味では、ここのところ増していたサウンドの安っぽさには歯止めがかかっている。

現在、新体制への移行という名目でFC(ネットの方)の解散が発表されるなど明らかにイヤ〜なムード全開となっている。これが最後の新曲にならないことを祈りたいが、でもこのクオリティだと声の魅力だけで応援するのも辛くなってくる。既にレンタル格下げレベルではあるんだけど、出ないから買っているという段階だし…。ファンじゃなくてもう気分的には元ファンっていう感じにさえなってきている。『突然2008』を聞く限り、声に衰えはない。だから曲さえ良ければ、最高の作品はまだ出せるはずなんだ。来年はもう少し踏ん張ってほしい!

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