僕たちがやりました 最終話

トビオ(窪田正孝)、パイセン(今野浩喜)、伊佐美(間宮祥太朗)、クズマル(葉山奨之)は乱入してきた集団に襲撃されて拉致されてしまう。輪島(古田新太)を怒らせ、パイセンの殺害命令が下ったと説明する西塚(板尾創路)。殺害命令はパイセンだけであり、3人は死にたくなければ出ていけ!と命令を下す西塚。パイセンを見捨てるか、一緒に死ぬかの局面に期待通りクズマルが先陣を切って逃亡。前回で漢を見せたかに思われた伊佐美も「そして父になる!」と迷言を残して今宵(川栄李奈)の元へ一直線、ドサクサで復縁。

結局本気で覚悟を決めていたトビオだけが残り、輪島や西塚の鉄砲玉として行動していた輪島の愛人の息子(パイセンの腹違いの)がパイセンを殺そうと迫る中にヤケクソで突撃。この愛人の息子、タトゥーだらけでかなりイキのいいクレイジーな野郎だったが、そういえば「まだ殺人をしていない」とも話しており、実行犯としての経験の無さが響いたのか、トビオによって馬マスクを被せられ、デタラメに羽交い締めにしただけでほぼ行動を封じる事が出来てしまい、握っていたナイフもあっさりすっ飛ばしてしまった。今までもコイツ基本的に無抵抗の相手をいたぶるだけだったと思われ、案外修羅場くぐってなかったのかも…。

それでも鉄砲玉としての意地を見せた愛人の息子はトビオを吹っ飛ばして行動不能にし、パイセンにのしかかって首を絞めて殺そうと奮戦。だが落としたナイフをパイセンが密かに拾い上げており、最後の力で脇腹にザクリ。形勢逆転で傷口を抉られ、躊躇しないパイセンの更なる一撃で絶命。この全くためらわずにトドメ刺したパイセンの狂気はかなりゾクッとするものがあった。直後に警察が駆けつけ、パイセンは殺人犯として逮捕された。

既に輪島による工作は「爆破事件の犯人に間違われたパイセンは精神異常をきたして自分が犯人だと思い込んでトビオたちを脅して偽証暴露に至り、殺人を犯した」というシナリオに書き換えられており(元々のシナリオはたぶんパイセンを殺害して結末を「パイセン自殺」に偽装する方向だったと思われる)、トビオたちは被害者扱いされてしまった(渾身の暴露動画も削除され、4人を知らない世間一般には輪島のシナリオ通りに忘れ去られ、学校など4人を知る周囲の人間のみがどういうこと?マジでやったのかな?状態)。

絶望するトビオは屋上で事件時に使用したガラス爆破爆弾を実演して、改めて犯行を暴露。パイセンが出入りしていた事から学校にマスコミも来ていたので全国中継もされる中で、あんな屋上で小声で話しているのが拡声器無しで伝わるなら1話の爆破前に屋上でバカ騒ぎしてたのもバレバレになってしまうじゃないかいいから捕まえてくれ!と苦しみの胸中をさらけ出す。4人でやった時は正直テンションの高さで乗り切ったせいで、ウェーイなノリになってしまいイマイチ切実さが伝わらなかったが、トビオ1人の演説は真に迫るものがあり、TVで見ていた伊佐美(今宵の家)、クズマル(既にパイセンの残した金を残さず奪って優雅にホテル潜伏)も改めて自首を決意。

トビオは連行されるが、トビオが会いたくなくても私が会いたいと告げて蓮子(永野芽郁)は自分からキスを。伊佐美、クズマルもすぐに自首するが、犯人役に抜擢された男はここに来て証言を「パイセンが落とした爆弾を自分がプロパンにセットした」と変えて対抗。立花(水川あさみ)が教師を辞めて、西塚と偽証の打ち合わせをしていた録音テープを保持していて、飯室(三浦翔平)に提出した事で、西塚の逮捕に至り、飯室が次はお前だ!と輪島に迫るも…。

ま さ か の 1 0 年 後 

トビオは10年前の騒動の噂を流されるたびに会社を辞めて転職する孤独な日々を過ごしていた。仮出所したパイセンの連絡で久々に伊佐美とマルも集結するが、10年経っても演者が実年齢より下のままであるトビオとパイセンは容姿そのままなのに対して2人とも割と充実した様子で髪型をチェンジ。伊佐美は今宵と結婚して2人目の子供も生まれて幸せな日々を過ごし、クズマルはキャバクラ店長になりパイセンに時計をあげたり、出所祝いで金をあげたりと成金化していた。

しかし冒頭で逃亡後にパイセンが残した資金を真っ先に回収している様子が描かれており、必死で開業資金を貯めてキャバクラを始めたというのは嘘でパイセンの金を使って楽に事業を始めた事が発覚。やっぱり期待通りのクズだった。

2人はすぐに帰ってしまい、パイセンは芸人になるとノー天気なのでトビオはやりきれない。パイセンは全てを失って残ったのは「お笑い」だけだった…と謎のコメント。それは中の人の本業だろ

対してトビオに残ったのは死にたいという事だけであり、パイセンはそれでも生きているという事だ!とキリっと締めたものの、なんかトビオだけ…う~ん…。

さらにトビオは蓮子と偶然再会。しかし蓮子は結婚して妊娠2ヵ月になっていた。なんとか明るくふるまうも蓮子にとってはトビオは過去になっており明るく「生きててよかった!頑張ったね!」などと言われても悲しみが増すのみ。連行直前の待ってるのキスはなんだったのかと思ったら、蓮子のあの発言は若さゆえの勢いだったわけではないんだよというフォローのためか、新たな回想が入った。

それによるとトビオは蓮子に改めて「今回の事件と蓮子を好きと自覚したのが同時期のため切り離すことができない」とダメ押しのように別れの言葉を告げていた事が判明。教室みたいな場所で告げていたので時系列が分かりにくかったが、逮捕前は時間が無いし(キスした時の待ってるは前回の別れへの言葉だったし)、たぶん逮捕後の警察か施設での面会で改めてきちんと別れを告げていた、という事だろう。待ってるのキスが最後なら現実は残酷だね…だけど、待ってるのキスの直後に改めて決定的な理由を突きつけていたなら蓮子は完全に失恋したわけだし、それでも待っていてくれたら…なんて淡い期待を抱くのはトビオの勝手だよね…になるというけっこう容赦ない展開。
ちゃっちゃと子供出来たのもきっかけだったけど、今宵に一方的に別れを告げられた事で逆に必死に求愛し続けて愛に走った伊佐美&今宵との圧倒的な差はここだったか…。

なお伊佐美は今宵と被害者たちの命日には親族に会っていて今も彼なりに罪と向き合っている事が判明(勃起不全に陥った際に復活のための鎮魂の儀式として死んだ10人全員と親友だったと嘘ついて慰問した続きをしているものと思われるが、逆に遺族に逆恨みされて1番復讐される可能性高いの伊佐美じゃね?)。しかしトビオたちとはもう会わないとも。

クズマルは滅茶苦茶に金を使う客相手にも金を使わせる普通にクズな店長していてクズなままだった。しかし結局罪の意識を感じない生き方こそが人生を謳歌できるという事が真面目に罪を背負い続けるトビオとの鮮やかな対比で鮮明に…。正直クズマルは加藤諒に刺されて死亡するデッドエンドか、おのののかに熱を上げすぎて借金地獄で破滅エンドだと思ったんだけどこれではメッセージが痛烈すぎる

最後は子供が風船割る破裂音で罪の意識がフラッシュバックし、市橋の亡霊に裏切者呼ばわりされナイフを差し出されて自害する…という幻覚・幻聴・自殺妄想を街中で繰り広げ、我に返って生きる屍のように去っていくトビオで終了。この日の再会によって共犯者である3人が明るく生きていて自分だけが絶望し続けているという事への絶望と孤独、そこから抜けられない事を悟って精神崩壊一直線になってしまったんじゃ…。

輪島がどうなったかなどは一切不明。

全部終わっての感想

ウェーイなノリがしんどすぎたので途中飛ばし見していることも多かったが、最終回開始10分でのパイセン殺人犯は衝撃だった。その後の展開も途中までは良かったんだけど10年後が…。まさか主人公だけが生きる屍になって終わるとは思わなかったので何ともやりきれない結末だった。

1人真面目に罪を背負ったトビオだけがすべてを失い生きる屍と化すという救いの無さ…。

実際の爆破事件への関与っぷりとしては

パイセン→爆弾の作り方、材料などすべて調達した実行犯。さらに逃げる際に落ちていた爆弾をプロパンへ蹴りこんで大爆破のきっかけを作った。

トビオ→市橋らにやられたマルを見て「あいつら殺そ」とライトが憑依したような台詞を吐き、復讐を提案した張本人

マル→街中で堂々カツアゲに及ぶ市橋一味を遠くから挑発したら背後にもいて目をつけられ、その後拉致され暴行を受ける。マルが暴行された事でトビオが復讐を提案、パイセンが爆弾を用意した。当初マル本人は感謝していたが、爆破後はそんなことは頼んでいないと責任転嫁。常に最速で裏切る習性を持つ

伊佐美→暴行は受けてないし、復讐しようと言い出してもないし、爆弾を調達する資金も頭脳も無く、ただ一緒にウェーイしていただけ

伊佐美のクズ度が実は1番低く(その分バカ)、とはいえ基本全員がクズではあったんだけど、

クズでクズなマルは成金化
クズでバカな伊佐美は家庭を持った
クズで真面目なトビオは生きる屍

これは真面目な奴は大損するという痛烈なメッセージなのか。あまりにむごかった。ていうかトビオだけ10年前の事件が噂されて仕事を辞めなきゃいけない状態なのに、何で伊佐美とマルは大丈夫なのか。屋上での大演説全国放送がトビオ単独だったのがこれまた響いたのだろうか…。

パイセンの残ったのはお笑いだけ、覆面芸人目指す発言はせっかく終盤にかけてちょっとカッコ良かったのにナニイッテンノ感が半端無かった。相方が逮捕されて解散したキングオブコメディの今野浩喜としての台詞なら実に重かったけどさ。

コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命- 最終話

開通前の地下鉄の線路内を歩こうという謎イベントの最中に直撃で発生した崩落大惨事。最早テロリストによる爆破なのではないかというくらいボッロボロに崩れた線路内で、更なる崩落が発生し、3ヵ所に分かれていた藍沢(山下智久)&雪村(馬場ふみか)、緋山(戸田恵梨香)&名取(有岡大貴)、藤川(浅利陽介)や多数の救護隊、けが人が巻き込まれた。前回ラストでは藍沢が地下水が漏れているのに気づき、藍沢&雪村だけ犠牲になったように描かれ、埋もれる藍沢がラストカットで引いていたが、実はこれはダイジェスト展開だったらしく、今回は30分前からじっくり描かれた。

開通前ながら完成した地下鉄の崩落は2度目の崩落時の様子から地下水がたまっていたのが原因とだけ説明されたが、そんな地下水どっちゃり溜まっててヤワいところに地下鉄作るかよアホかよ…という過去の災害に比べても妙にありえない事故にされたのは事故のネタ切れだったのだろうか…。

藍沢&雪村は即復活し、地上への脱出もすぐに果たした。前回ラストは見せかけだった…。深刻なのは緋山&名取は動けるが閉じ込められた状態、子供を助けようとした藤川が瓦礫に挟まれて身動きが取れなくなっていた事が判明。結局藤川が最も深刻だった…という冴島(比嘉愛未)が立てまくっていたフラグ通りの展開に…。藤川も意識はあったので子供を安全な場所へ行くように告げ、この子供が藤川が生き埋めな事をみんなへ伝えた。横峯(新木優子)、冴島やレスキューが駆けつけた際にはすでに藤川はだいぶ弱っており、藍沢も駆けつけるが、藤川はさらに危ない状態になり意識不明に。最悪足の切断もあるとかなんとか緊迫した状況に。

緋山&名取は助からなかった妊婦の子供をどうするか無事な父親に訪ねるが、女主導だったらしいこのカップル、男は育てられないなどと情けない事を言い出したので2人で説得して子供を助け出す。…が、特にその後のアフターフォローも無く、この男や赤ん坊がどうなったかは不明。

横峯&雪村は藤川の近くで巻き込まれ、意識もはっきりしていたレスキューの人がトンネル内を搬送中に急変、こちらは助ける事が出来ず…。このレスキューの人、元気だった時に横峯&雪村に「こんな若くてかわいい人とナイスバディな人に見てもらえるなんて!」と喜びを語っていたが、ナイスバディ?誰?と思ったら雪村の中の人(馬場ふみか)がグラビアとかやってるからだった。このドラマの服装じゃナイスバディなんて見抜けなくない?相当な慧眼をお持ちで…。

その頃、ヘリの無線恐怖症により病院に残っていた灰谷(成田凌)は運ばれてきた重症患者の原因不明の状況を解明し、橘(椎名桔平)に褒められていた。それぞれに見せ場を作りながら最終的には藤川も無事に助かり、延長分以上の時間をかけてエピローグへ移行。

フェローたちとほとんど事務的な会話しかしてこなかった白石(新垣結衣)は灰谷ビジョンで案の定パーフェクト超人化していた。「たくさんの人を救う医者になれるんでしょうか…?」→「なれるよ」という簡易な返答をする白石に「簡単に言わないで下さい。できる人にはできない人の気持ちは分からない!」と灰谷がつっぱねて溝の深さが明らかに。白石は黒田(柳葉敏郎)の件を初めて後輩に告白し、弱さや人間味を見せ、見守ると初めて告げた事でなんとかパーフェクト化していた灰谷ビジョンも緩和されたようだったが…。白石は同期相手には普通に喋れるのに、フェロー達にはホント人間味が無くて自分たちに全く関心が無い上司に見えてたと思う。

冴島の丁寧な助言で考えを変えた雪村
藍沢に時々褒められるとニコニコ喜ぶ横峯
気が付けば同期よりも緋山との会話の方が多くなるほどに懐いた名取

対して灰谷は性格の違いもあるだろうけど白石との距離が開くばかりでヘリ事故の際の毅然とした白石の態度が決定打になった。白石本人は灰谷の心のケアをどうすればいいのか同期達には相談していたし、突き放す態度を取っていた藍沢や緋山よりも終始フェローの指導に対して真剣に考えていたのでそんなに冷たかった印象は無いんだけど、よく考えたらそれは親身な“つもり”になっていただけだ。その結果が灰谷ビジョンの完成である。横峯ビジョンや名取ビジョンの白石へのパーフェクト視は灰谷より低いだろうけどおそらく変わらない。だってそれくらいフェローと白石って普通に会話してないんだもん…。

ピアノ少女や橘の息子、丸山智己の件も基本的に一件落着の形で決着し、冴島フラグを受けて一般整形に移ると宣言していた藤川も結局冴島に本当にそれでいいのか聞かれて残る事にしたようで、結局藍沢が年明けにトロントに行くことが決定した以外は全員救命に残った状態のフルメンバーで終了。

医局長ポジションが待っていた緋山だが、父の病院へ戻るのを拒否して救命に残ると宣言した名取をかばって父親を説得したところ、「いい指導医に恵まれた、これからも息子を頼む」と頼まれてしまった。医局長として迎えてくれる上司と名取父が友人同士のため、どっちも断れない完全に板挟みとなった緋山はヤケクソで丸山智己含めて3者全取り宣言をしていたが結局どうすんのこれ。

全部終わっての感想

今期で初めて導入された恋愛展開は藤川と冴島が同棲している状態から始まり、結局緋山と丸山智己がゴールインした程度に留まった。1話で藍沢が白石1人に対して「お前がいるからな」と特別視するような発言をしていたが、結局視聴者の恋愛展開過剰にイラネという声を気にしてか、これといった進展は無く、最後の藍沢と白石の会話も結局自分のためだけに医者をやっていたのが、仲間に恵まれて誰かのためにと考えるようになったと感謝を告げる中でやはり白石個人にも感謝するという感じで視聴者の顔色を恐る恐る伺うかのようだった。といっても白石は最初から鈍感設定で何も気づいていないので藍沢に何を言わせるかに細心の注意を払っていた感じがした。

それにしても今期の白石は鈍感っぷりが際立って見えた。リーダーポジションゆえもっと全体を見渡す必要があったとはいえ、藍沢もいざというときはバシッと伝える事を伝えていたのに、フェローたちに最も向き合っていなかったのが白石だった。同僚相手にはくだけた様子や笑顔もツッコミもしてフェローたちへの思いも熱く語れるのに、肝心のフェロー本人たちを前にすると真面目な顔で事務的な会話しかしない…というのがほぼ最後まで続いてしまった。灰谷に言われて初めて自分がクールでパーフェクト超人なできる人に見られていることを自覚したようだが、藍沢には何だかちょっと嬉しそうに語っていたので根本的な問題に気付いてないっぽいところがなんとも…。

地味に残念だったのが結局1話の1カットしか出演しなかった梶(寺島進)。ラストカットでパイロットが映ったのも別の人という実質降板状態だったが、実は壁に貼られていた救命のメンバー表ボードではパイロット欄トップの位置に梶の写真が貼られ続けていたのでこれが中途半端で余計に気になった。しかもこの梶の写真が貼ってあるボードを映した直後に別のパイロットのカットである。しかもこのパイロット、事故で外された早川じゃなかったか?(一瞬で判別できず)寺島進とドラマサイドに何かあったのだろうか。

それにしても主人公たちの成長物語では無くなった結果、冴島の大切な人への過剰な死亡フラグ緋山の異常なまでの災難担当、前シリーズでは元夫婦で復縁したらしい橘&三井の突如登場した息子がいきなり重病でした…などこれまで以上にじわじわ辛い重い展開が多くてしんどかった。来年の映画化も発表されたが、映画見に行ってまで重~い展開はしんどいからパスしそう…。

ごめん、愛してる 最終話

凛華(吉岡里帆)の元から離れ、塔子(大西礼芳)を頼り塔子の海辺の別荘へ移動した律(長瀬智也)、若菜(池脇千鶴)、魚(大智)。だがせっかく姿を消したのもあまり意味が無く、苦しむ姿を見られたくない律はやっぱり若菜、魚は家に帰してくれとお願い→若菜の家で凛華が張っていたので居所バレる→結局律と再会。いつの間にか塔子の姿は無くなっていた。

残り少ないわずかな時を共に過ごそうとする凛華だったが、そこに放置されっぱなしのサトル(坂口健太郎)が既に管に繋がれた状態なのに無理をしてやってきた。執念怖ッ!!と思ったら、目的は律で、サトルは施設で育った子供で麗子(大竹しのぶ)の養子だったと明かす。サトルの父親について不自然なまでに一切触れられたことが無かったのはこのせいだったのか。またその少し前に「死産だった」という子供の事をそれとなく聞いていたサトルは、養子の自分にここまで命かけるような麗子が実の子を当時そんな扱いにするとは思えないと疑問をぶつけるも、案の定心臓が悪くなり強制帰還。

状態の悪い律を見かねた三田(中村梅雀)はついに真相を律にゲロった。やはり麗子は産んだ直後に意識不明に陥り、3日間昏睡。その間に三田が独断で律を捨てに行って、医者とも口裏を合わせて死産だった事にしたという。目的は不倫相手の子供を持つ未婚の母となってはピアニスト生命が絶たれるという事。不倫が妙に叩かれるここ1,2年と違って30年以上も前はそこまででもないのではないかと思ったら、それは言い訳に過ぎずやはりあの男の子供を産むのが許せなかったと小物らしい発言。小物男の嫉妬だったっぽいが、三田の妻(凛華の母)ってどうなってんだ。何はともかく大号泣懺悔謝罪土下座が三田のラストカットとなった。

気を利かせたサトルにより(さすがに麗子に直接勝手に真相を言えない)、律と麗子は2人きりになるがご飯を作ってくださいといっておかゆを御馳走になるだけでそれ以上はやはり言えない。しかし麗子は律が去った後に理由の分からない涙を流し…。

塔子の別荘に留まったままの凛華の元へ向かった律だったが、またしても寝ている間に律は去ってしまう。こいついつも寝てんな…海岸沿いを塔子に借りたと思われし車(赤い車だったのでたぶん)で去っていく律だったが、何故かその後目覚めた凛華に電話をかけてきたときは海岸にいた。思い出の指輪を捨て、凛華の携帯に残していた自分が写った写真も消去した律だが、最後に「ごめん、愛してる」とドラマタイトルを告げてクライマックス。波打ち際をそのまま遠くまで歩いていく律の姿が最後となり1年後

復活したサトルがコンサートで兄のおかげで生きていると告げ、兄に捧げるとして演奏。麗子もそれを聞いていたので、律の死の前後でようやく麗子にも真実が伝えられたようだが、耐えかねて途中退出。塔子が泣いているんですか?と心配して追いかけてきたが、麗子は実の息子は捨てたと強がって出番終了。ていうかサトルが死にかけた原因の山中デスドライブを決行した主要因である塔子がよくまあぬけぬけとコンサートに姿を見せられたな

若菜、魚は何も知らず律の帰りを待ち続けている様子(ある意味で1番救いが無い)。1話冒頭でも少し出てきた韓国の律との出会いの地で律を弔い、笑顔を見せる凛華で終了。

全部終わっての感想

終盤になってからの病気をネタにほとんど脅迫で迫る狂気の結婚迫り親子がホラーだったのと、最終回まで三田が罪を隠蔽し続けたのはストレスだったけど最終的には細かいことはすっ飛ばして綺麗にまとめた感じ。出会った時から寝過ごす凛華…というのが最後まで貫かれたので最後の会話が電話越しになってしまい、あまり盛り上がりきらなかった上に、親子としての対話が結局果たせないままだったので、まあ途中からそうなるだろうなという予定調和ではあったけど物足りない終わり方でもあった。三田に関してはもっと制裁されてもよかったと思うけど最後のコンサートで付近にいなかったのは、律の真実を知った麗子に見限られ(失職)、同じくそれが伝わった凛華にも絶縁されて全て失った…くらいの状態になっているから出てこなかったんだろう。きっとそうだろう。

長瀬が余命間近で頻繁に苦しむんだけどしばらく苦しんだ後は何度も復活…というのは09年の映画『ヘブンズ・ドア』を彷彿とさせた。当初ほとんど不審者だったところから凛華と触れ合ううちに笑顔を見せるようになったり、弱い部分も見せるようになっていく後半は深みが増していって良かった。長瀬主演ドラマはストーリー的な理由から途中で見なくなってしまう事も多いんだけど、連ドラ出演は続けてほしい。今回は違ったがTOKIO新曲発表の要でもあるし…。

ヒロインの吉岡里帆は初めて見たけど、若き日の吉岡美穂や木村文乃みたいな雰囲気。当面はここ4,5年の木村文乃の後継みたいな存在になりそう。大竹しのぶはなんか最近この手の役ばかり見ている気がするけど、意固地でヒステリックなおばさん役が実にハマる。

坂口健太郎は最近流行りの優しい系の若手って感じ。実はもう20代後半なんだけど、この手の大学生っぽい雰囲気のままの俳優が最近多い気がする。反町とか竹野内みたいな20代の人気俳優って最近あんまり見ないような…。

ハロー張りネズミ 最終話

家賃滞納による強制退去=あかつか探偵事務所解散が迫る中、亡くなった祖父が徳川埋蔵金がこの家には隠されていると遺言を残したと権田(柄本時生)が調査依頼にやってくる。1話に出てきた伊藤淳史の紹介だといい、身代わりになってそのまま養子にした三本采香と仲良く暮らしているらしいことが写真で紹介された。

かつてTBSが散々さがしたのに見つからなかった(自虐)と、半信半疑だった一行だったが現地調査にて、権田家は戊辰戦争後に処刑され、埋蔵金を隠した人物とも言われている小栗忠順が落ち延びて改名した=権田家の始祖は小栗忠順ではないか=埋めた埋蔵金を代々守ってきたのではないか(権田の両親は離婚で家を離れてしまい、権田は祖父に育てられたが一族が代々守ってきた秘密を祖父から受け継ぐ前に祖父が倒れて意思の疎通ができない寝たきりとなってしまっていた)、という事になり徐々に信憑性を帯びていく。

実家の家具にも隠し扉があった事から最初に暗号文を発見したのは蘭子(深田恭子)だったが、以降は唯一の頭脳担当と称されたゴロー(瑛太)が1人であれこれ悩み、所長(山口智子)はハイテンションギャグ要員、蘭子は権田を一目惚れさせる圧倒的ヒロイン要員、グレ(森田剛)は添え物状態。グレがもう少し暗号解読で協力してもいいんじゃないか。ポジションがあんまりすぎないか。

ゴローが暗号文を解読して現地へ向かった一行だったが、近所の老人3人衆が暗号文を遠方からカメラで隠し撮り(どんな高性能カメラだ)し、ほぼ同じタイミングで解読していたが、ゴロー達より先に山の岩の奥の洞窟へ潜入していた。しかしそれはであり、罠にかかり落石攻撃を喰らった3人衆は血まみれで動けなくなっていた。暗闇に浮かび上がる血まみれの老人3人衆の姿はゴロー達を震撼させる。

老人3人衆の出番は病院送りになった事で終わり、ゴローは再考。改めて暗号を解読して別の洞窟へ挑むと…マジで埋蔵金あった!!

歓喜する一行だったが、直後悲しみの表情の武士の亡霊が出現(小栗忠順?)。権田にしかその姿が見えていなかったが、直後に洞窟は崩壊。埋蔵金は全て埋もれてしまった。権田は掘り出すのではなく、守り続けろという事だったんだと権田家当主の使命に目覚め、このままにしておくと宣言。

事務所に戻った一行だったが、ゴローやグレは崩壊時のドサクサに紛れてそのまま一部の小判を持ってきてしまっており、これを使えば事務所は継続できる!と真っ黒に盛り上がり、まさかのブラックエンド

この世界では悪霊が普通に存在するし、実際小栗忠順の亡霊が現地に権田にしか見えないようにして登場したので、埋蔵金を守るために亡霊がこっちに出動してきて全員呪い殺されそうになる(そして節子(蒼井優)が助ける)という展開が直後に起こりそうな気がしてならないが、そこに新たな依頼人がやってくる。しかし依頼人は自分は依頼人ではないと告げる。

「このドラマが最終回だから歌いに来たんですけど…」

と言ってきたその客は…野田洋次郎

いつの間にかSOIL&”PIMP”SESSIONSの皆さんも登場しており、キャスト5名と共に主題歌をパフォーマンスしながら終了。

全部終わっての感想

サスペンス、人情、泣き、ホラーまで何でもありの世界観は独特すぎたのと、現代に置き換えたとはいえやはり古き良き懐かしの時代(昭和~平成初期?)っぽさが漂って異彩を放ったドラマだった。なんだかんだ心地よくなってきたところで終わってしまった感じでもあり、カルト的な人気からの続編も期待したいが、大コケしたのに最初から映画が決まっていた『神の舌を持つ男』みたいな政治力もなさそうなのでこれっきりかな。

思った以上に瑛太ばかりが活躍して、当初相棒かと思われた森田剛の出番の無さに驚いたが、それどころかレギュラー入りした深田恭子でさえ直後に出番がほとんど無くなる(幽霊回が瑛太と蒼井優メインだったため)など、活躍に偏りがあったのは気になった。一応森田剛にはメイン回、深田恭子は後半になるほど出番が増えた。しかしサブの調査すらしない回も多かった森田剛はもう少し活躍が見たかった。

深田恭子は一体いつまでかわいいヒロインのままなのだろうか。『神様、もう少しだけ』でのブレイクから来年で20周年だというのに、まさかあの頃まだかわいい路線でやっているとは夢にも思わなかった。しかし実際まだ余裕でかわいい。

対して山口智子は年の割には綺麗なオバサンという扱いでかなりはっちゃけて根性と貫禄を見せていた。芸人的なノリになっていたせいか以前のイメージと異なり、きこりの泉にぶち込んで出てきた綺麗な大久保佳代子…みたいに見えたのは気のせいだろうか…。

僕たちがやりました 9話

市橋(新田真剣佑)が自殺。飯室(三浦翔平)の精神攻撃もあり、トビオ(窪田正孝)は放心状態となり、入れ替わりでやってきた蓮子(永野芽郁)は霊安室で市橋と対面。身内他にいないので霊安室まで行ったの蓮子だけだったっぽいがまさかそこまで行くとは。

自首を決意したトビオ。時を同じくしてパイセン(今野浩喜)、伊佐美(間宮祥太朗)、クズマル(葉山奨之)も自首を決めていた。クズマルはこのドサクサで初めて数々の裏切りを謝罪今更てめ…この…。

しかし普通に自首しても輪島(古田新太)にもみ消されるため、世間に自分たちの罪を訴えるための作戦を練り、準備を開始。当初は懺悔ソングを作って熱唱しようとしてたり(さすがに全員一致で「無いわ」と我に返る)、小道具をこさえたりと何だか文化祭の準備みたいな軽いノリが…。実際にパイセンは文化祭みたいで楽しい(文化祭に学生時代参加させてもらえなかったらしい)ともコメント。この準備期間の間に伊佐美は今宵(川栄李奈)と話し合いを目論み、トビオは蓮子とのデートを重ねながら真実を話すタイミングを伺う…という最低限シリアスな雰囲気も。

最後の夜、マルとパイセンは風俗で童貞を喪失のち、マルはおのののか(東京に進出したらしい)と再会し最後のキャバ豪遊、パイセンは立花(水川あさみ)へ最後の挨拶をしに向かう。終始ふざけ通していたパイセンが輪島展開になってから立花と一緒の時は普通に会話するようになったのがなんか良かった。

伊佐美が今宵と何とか対面を果たし、お腹(の赤ちゃん)を触らせてくれと泣きつき、キラキラネームを命名して去っていったのに対して、トビオは蓮子とデートを重ねながらもギリギリまで何も言えずようやく絞り出した言葉が別れよう、もう会いたくないという冷たい一言のみ。ここに2人の人間性の差が出ていて面白かった。バカさ加減では伊佐美の方が上だったけど、いざとなった時に主人公の方が相手に対して外道という

ついに決行日。あらかじめ罪の経緯を独白した動画をWeb上に挙げ、QRコードを記載したチラシをドローンを使って上空からばらまき、さらに自分たちもばらまきながら街を走り回る。動画ではパイセンが独白を担当。立花と話している時以上に今までのパイセンとは思えないほど真面目かつちゃんとした説明をしていて逆に驚き。効果的な拡散方法だったが、テンションが上がりきった4人のノリは、俺たちがやりましたウェーイ!ウェーイ!という10人殺したという内容と噛み合わないものでなんとも珍妙な…。いや逆に物凄い快楽殺人犯とかサイコパスな印象を植え付けられるのか…?悪戯にしか思われない気がするが。

さらに4人は日比谷野音へ突入。そこでライブをしていたのは主題歌を歌うDISH//。コラボレーションとはいえストーリー展開としては雑すぎてメチャクチャになってしまっているが、まさにドラマ主題歌を熱唱中のライブに乱入し、DISH//にお願いしてステージを借りて僕たちがやりました!と絶叫する4人。しかしそこに覆面集団が現れ、観客は恐ろしい勢いで逃走。あっさりステージへ潜入した集団は4人を次々に鈍器で殴り、トビオも脳天直撃の一撃でダウンして最終回へ続く!

※日比谷野音…というかライブ会場はこんなザル警備ではありません

とテロップを出した方がいいくらいの終盤の雑展開…。