ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~ 7話

匿名の女性(平山さとみ)がやってきて絶縁状を書いてほしいと依頼してきた。名も名乗らず、鳩子(多部未華子)がかなり年下だったためかですます調ではなく、高飛車な態度で妹のような存在だった親友と絶縁したいと主張。名前すら名乗らない時点であまり詳しい話も伺いようがなく、少ない情報で何とかしようと考える鳩子だったが結局それは無理だと後日断ろうとする。

相手は匿名の女に好意を持っているかもしれないのにと理由を告げると、その段階になってようやく匿名の女は私たちの関係の何が分かるのかとばかりに、そもそも相手の方が無理をしていてずっと自分の事を嫌いだったはずだと告げる。お前が必要な事を何も語らないから断ろうとしたんだよ!と言いたくなるような態度だった上に、ようやく本音を少し見せた程度だった匿名の女。しかしさすがプロ。鳩子は依然として少ない情報かつ匿名のこの高飛車な女がどこまで客観的に相手との関係を捉えているかかなり怪しい状況ながら、絶縁したいと言いつつ匿名女は相手に今でも好意を抱いているという前提で愛と憎しみの入り混じったような絶縁状を書き上げる。しかも鏡文字で書くという小細工まで加えてその揺れる心情を演出。

鏡文字に面食らった匿名女だが最終的に素晴らしい手紙だと賛辞。しかしやはり複雑な事情垣間見える絶縁状といえど鏡文字で送られてくるのを受け取る方にしてみれば小細工が過ぎるように感じないのだろうか…。

メインの話はあっさり処理され、次回最終回へ向けての新事実や動きも続々と。

3話で登場した鳩子の元カレ武田(松澤傑)が再登場。そこに男爵(奥田瑛二)がやってきた事で、男爵が3話で武田が担当することになった作家だった事が判明。なんでそれ3話でやらずに今さらやった…?男爵の正体が謎だと初期の頃は散々言われていて最早誰も気にしなくなっていた段階で何の展開も無いところでとってつけたように判明するって…。

前回メインだった白川(高橋克典)の母(草村礼子)も脳出血で亡くなったと白川が報告にやってきて唐突な死亡扱い。実際には前回は年明け早々の1月頃で、今回は2月の終わりの方だったので1ヵ月以上は経過していた事にはなるけど…。

白川の父と母の手紙も含めて手紙供養を行っている際に、隣人のバーバラ婦人(江波杏子)まで突如指輪と髪の毛を一緒に供養してほしいとやってきて、海外に住んでいた頃、現地の人との間に子供がいたことを告白。現地の人は交通事故で死に、生まれた娘もすぐに死んだと唐突に激重不幸な過去が明かされた。あまりに壮絶すぎて言葉出ねって!

さらに前話ラストと今回の最初にかけては事故で亡くなったとされていた守景(上地雄輔)の妻がスーパーではーたん(新津ちせ)と買い物中に突如刺されて殺されたというこれまた激重な過去が判明。不慮の事故死、病死、殺人と突然登場人物たちに死神の影が漂いまくり。

またこの時は守景は妻が殺されて無気力になっていたところ、カフェを開くという妻の夢を思い出して一念発起してカフェを開いたと語っていたのに、ラストでは店を閉めて実家に帰ると言い出した。

また5話辺りからうろついていた謎の外人、通称ミスターXがついに登場。外人の親が日本人でイタリア在住でカシ子(倍賞美津子)と文通をしていたらしい。病死寸前だったカシ子が手紙が届かなくなったら死んだと思ってくれと最期に送っていた事と、ずっとやり取りしてきた文通には鳩子の事ばかり書いてあったため、鳩子にこの手紙を届けてほしいと外人は託されてやってきたらしい…って外人年明け前後の頃から鎌倉うろついてなかったか?現在2月に突入しているのはナレーションから確定的なので少なくとも1ヵ月か2ヵ月は渡せずに鎌倉近辺をグラサンかけてうろついていた事に。

あとカシ子が入院の末に病死したのも初めてちゃんと語られたような。1話では死んだと聞かされて帰国してもう葬儀当日で何で死んだのかは明言されてなかったし、カシ子が生前引き受けていた代書の依頼を鳩子が仕方なく引き受ける流れだったので、突然倒れて亡くなったようなイメージだった。

今話冒頭で届いたこの文通だったが今話ラストで色々片づけてから読み始めた鳩子。そこには鳩子に厳しさをもって接したのが裏目に出たことへの後悔、そして死期を悟ってもなお鳩子への思いを綴るカシ子のギリギリの思いが詰まっていて鳩子は改めて祖母の愛を知って号泣。ショックを受けた鳩子は代書屋の資格は無いと落ち込んで生気を失い、一時休業に入ってしまう。

しかし一方ではいくつかの新事実も。

鳩子は母親に捨てられたと思っていたが、実際は母親は鳩子を連れて出て行こうとしたところ1人になりたくなかったカシ子が無理やり奪い取って鳩子を置いていかせたという。

また先祖代々の代書屋だと由緒あるような事を言って先祖代々伝わる代筆業の修業を幼い頃から鳩子に強いてきたカシ子だったが、なんと先祖代々なんていうのは嘘自分の代で始めた文具屋である事を手紙の中で暴露していた。

なんかとんでもない事が明らかになったぞこれ…。母親から娘を奪ったのもそうだが、自分の代で始めたばかりの代書屋を伝統あるかのように振る舞って友人との遊びも妨害して修業を強いた上で反発喰らってグレられたというのはカシ子のマジな失敗で後悔すべき点であり、そこを鳩子が生気を失うほど思いを汲んであげるところではないのでは…。

そもそもカシ子は自分の娘にも出て行かれて絶縁状態になったという失敗があるのに、孫の鳩子でも同じ失敗を繰り返したわけで晩年の孤独はある意味自業自得。とはいえその孤独な最期の姿はあまりに切ない…。

これで愛情に気づけなかったと泣いてしまう鳩子はあまりに優しすぎであり、こんなん気づく方が無理…。母親に関しては絶縁状態のままだけど鳩子は戻ってきただけで偉いし、さらに継いだんだから立派すぎ。落ち込む話じゃない。これはしょうがないって…。

リバース 7話

古川(尾上寛之)は広沢(小池徹平)と大学時代も友情が続いていて広沢の彼女の川ちゃんとも3人でよく会っていたが、大学生になってリア充化して見える広沢と冴えない自身との差が深まるのを勝手に感じた古川は自ら関係を断ってしまったという。原作だともう少し深く色々語っていた古川だったがここは少しあっさり処理されたな…。大学生や社会人になって、早い段階だと高校生になって…それまで親友だと思っていた相手と価値観にズレが生じてきて徐々についていけなくなっていき疎遠になっていくことってけっこうあるあるなのでこの点もう少し掘り下げてほしかった。

谷原(市原隼人)がようやく目を覚ましたが何かを隠している様子。嫌味上司から早期退職を迫られている谷原は明日香(門脇麦)にもキツく当たっていた。連絡を受けた深瀬(藤原竜也)が谷原を一喝すると谷原もまた最近は弱い自分が圧倒的だ…と本音を語る。10年経って今回の事件をきっかけに本音を話しやすいいい奴キャラになって人望深まる深瀬。当初1番何も聞かされていなかった深瀬が今1番色々な当時語られなかった話を聞き出せているのが面白い。

八王子で看護師をやっている川ちゃんを1話かけて探し出した深瀬だったがなんと「川ちゃん」は2人いて本命の彼女はそっちの方だった。1人別の話を駆け抜ける村井(三浦貴大)はやはり妻に監禁されており、ようやく事務所スタッフに救出され自由の身になっていたので久々に4人揃って深瀬の家に集まり、送られてきた高校の卒業名簿で本命の「川ちゃん」こと「カワベ」さんを探す。

なんとそこに写っていたのは美穂子(戸田恵梨香)だった(現在の苗字は越智)。衝撃でフリーズする深瀬をよそに、谷原は美穂子を「川辺さん」と認識。よく野球チームにやってくるマスコット的存在で突き落とされた当日も一緒にいたという。さらに村井までもが選挙スタッフの1人だと告げる。浅見(玉森裕太)は面識が無いようだったが浅見の姿を外から見ている美穂子の回想映像がインサートされ、さらに大阪の実家に帰っていたはずなのに長野の事故現場にいる美穂子で次回へ続く!

美穂子が深瀬に好意を抱いているのは少なくとも確かだったようだが、最初の10年前の独白を聞いてから態度が揺れていた様子や、ストーカーから身を張って助けた際の謎のごめんなさい連呼など確かに…と思う箇所は振り返ると色々あった。ストーリー的に本筋と関係ない単に10年前の一件でギクシャクするだけの彼女というポジションにしては序列が上すぎるという謎もこれで解け

残酷な観客達 2話 

窓の外で落下していく何者かを目撃した残された生徒は戦慄。テンションが下がりまくる中、決死のアピールで1人1人とポツポツと1万いいね!を獲得して出て行く…。

ということでやってることは先週の延長だったが、「AKBの時はやる気なかったくせしてソロになった途端踊りがキレキレになるぱるる」という炎上狙いのようなネタを小林由依がやらされたのは得なのか損なのか。あくまで脚本なのはよく考えなくても分かるところだが、メンバー全員出演ドラマで平手と長濱以外の全員の役名は作中で一言も発せられていない(クレジットのみ)ので、”小林由依がぱるるをディスった”と捉えられやすいのも事実。分かったうえで狙ってるんだろうな。

そもそも元ネタなんだっけ?と思ったけどこないだまでやってた『スーパーサラリーマン左江内氏』のED映像の事だろうか。

ゆずき(平手友梨奈)とみこ(長濱ねる)が最後の2人になり、やる気なくしていたゆずきだったが、みこが勝手にキス顔アピールを始めたので慌てて追従し2人そろって脱出。喜んでいたが舞台が音楽室に移っただけでまた全員集合してて次回へ続く。

黒幕の1人である事を匂わせるような言動を随所でしている上に、ゆずきを下駄箱じゃなくてわざわざ曲がって音楽室へ導いたのもみこだったけど、メタ的なナレーションも目立つので強引な部分や不自然な部分は「ストーリーの都合」で片づけそう。

ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~ 6話

認知症で、亡き夫からの手紙を待ちわびている白川(高橋克典)の母(草村礼子)はついに介護施設に預けられた。が、やはり手紙手紙言い続けるので意を決した白川はようやく鳩子(多部未華子)へ代書を依頼。

初の天国(死者)からの手紙…なので思い悩む鳩子だったが帆子(片瀬那奈)や男爵(奥田瑛二)、バーバラ婦人(江波杏子)らと七福神巡りをしたりと気分転換を図りながらも答えに行き着き執筆。白川は感動し、母も涙し、初期から引っ張ってきた伏線は回収された。

今回は初期からいずれやるであろうエピソードである事はかなり全力でアピールされまくっていたのでやっとか、という感じも。加えて白川が先代カシ子(倍賞美津子)に母との心中を止められたことなども明かされたが、それ以上に白川の母が鳩子をカシ子と勘違いする、突如構想が沸いたので会食中に手紙を書き始めた鳩子の姿を見ていた男爵やバーバラ婦人が鳩子がカシ子に見えたと告げるなど、鳩子がカシ子に似てきた事が強調されていたのが印象的だった。

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 7話

平成維新軍が再び犯行声明を出してきた。これを防ぐ任務についた特捜班。以前、ハッカー時代(高校時代)に仲間と作った組織が維新軍の前身かもしれないと言っていた大山(新木優子)は、犯行声明に引用された一節が当時HN”坂本”に教えたものと同じだと指摘。”坂本”こそが維新軍のメンバーだと確信する。当時大山と”坂本”は素性も知らないネット上の付き合いだけで親睦を深めて計画を練り2人で銀行へのハッキングをして慈善団体への寄付を目論むも最終的には失敗に終わったことがあった。これらで打ち解けていた”坂本”はプライベートのメールアドレスを1回だけ使用しており、この記録を利用して調査したところ、”坂本”を名乗っていた高校生(今井悠貴)にあっさり行き着いた

なんとカッコよく犯行声明を出したのに、あっさりとリーダー格が捕まってしまった平成維新軍。消えた昔の仲間が捜査チームの最前線にいたという悪手だったので運が無かったとしか言いようがないとはいえ、実家住まいでネット利用もそれ用ではなく親の契約している自宅の回線という高校生らしさが響いたか。せめて1人暮らしなら自身の裁量でネットの契約とか色々出来ただろうに。

サブリーダーっぽい他のメンバーは即座に異変を察知するも計画の続行を指示。PC上でカタカタ計画練ってるだけの連中は以降姿を見せなかったが、5人の実行犯の若者たちは山中で射撃訓練に励んで明日の決行日に備えていた。サブリーダーらは”坂本”が捕まったかもしれないなどという情報は流さずにクールに決行をゴリ押し。脳筋っぽい実行犯の人たちはさほど疑いもせずにいるという早くも失敗フラグが。

大山が正体を明かしたことで”坂本”は自身の目的をようやく語りだすが、格差社会の深刻さを訴えるというもので、さぞ極貧なのかと思ったら両親の年収で500万程度の中流家庭だが大学に行くのもしんどい状況だから金持ちの連中とは格差だと主張。自分で普通の家庭だと言っていたが本当に普通。どうにもリアリティのないありふれた格差論を展開されて平等を訴えられても結局のところ言いたいのは金持ちと権力者は死ね!に集約されているだけじゃないか。高齢化社会で大人ばかりになるので若者が声をあげても数の暴力でどうにもならない時代になっているというのはごもっともだけど。

あと”坂本”は指先だけでやって実行しない奴という扱いになっていたが、その”坂本”の家からかつて防犯カメラに挑発行為を行ってきた際の仮面が出てきたのは何なんだろうか。直接的な犯行以外のそのくらいの行動は実行はしているということか。改めて明らかになった”坂本”の頭でっかちなこじらせ系の性格と仮面被ってわざわざ危険犯して現場に出てきて挑発する行動がちょっと結びつかない。

“坂本”のPCが解析できれば標的が分かるかもしれないと解析に精を出す大山だが全く作業が進まない。ギリギリになって最初に話したときに”坂本”が、2人で銀行ハッキングの計画を練っているときが1番楽しかったと語っていたのを思い出した大山は2人のHNの頭文字と決行日時を打ち込んだところ解析できた。意外とセンチメンタルだった”坂本”。維新軍として規模を拡大した今よりも中学生当時の無血テロであるハッキングの時が1番楽しかったというのもそれはそれで虚しい…。

ターゲットは政治家の大学生の子供たちと判明。大学生なのは実行犯が20歳前後の若者たちなので大学構内で忍び込みやすいため。ただ5人とも1話でターゲットにしたようなクズ男ではないようで、悪しき世襲を断つという目的で選ばれただけらしい。標的にされた5人はどこかお坊ちゃま感はあっても普通の今どきの大学生、中には真面目に部活や勉強に励んでいる者もいたがこれ殺しちゃったらさすがに正義の主張通らなくならない?

特捜班5人が1人ずつギリギリで片づけて確保。テロは防がれたが、手錠をかけられながらも維新軍はまだ終わらない、同じような若者がたくさん出てくる!と不敵に笑う”坂本”。匿名掲示板では維新軍指示の書き込みが大量に溢れ返っており、まだまだ維新軍の脅威は終わらなさそうなところで終了。

政治家本人ではなくその子供である罪のない大学生をいきなり襲おうとしたテロが明らかになったところで、強い支持が集まるとは到底思えない。最後の猛烈な維新軍指示の書き込みラッシュが残党メンバーの決死のサクラ行為にしか見えなくなってしまったが、さすがに見苦しくないか維新軍。