奥様は、取り扱い注意 1話

ワケありの人生をリセットしてセレブ主婦になった主人公が近所の主婦たちの問題に立ち向かう…みたいな概要で、「ワケあり」の部分は放送まで明かされず、冒頭10分で判明するとされていた。

開始早々、某国工作員として活動中の綾瀬はるかが窮地を脱するところであり、簡単な生い立ち(捨て子だったのと人生に選択肢が無く、工作員しかくらいしか選べなかった…程度だったが)がモノローグで語られ、工作員人生を捨てたいとわざと敵を軽くいなして追いかけさせ、橋から飛び込んで死んだようにみせかけ、既に用意していた新しい戸籍と名前を使って菜美として生まれ変わった!何で黒服の構成たちが誰1人拳銃の類を持っていなかったのか

普通の人生を手に入れた菜美は合コンで知り合ったIT社長の伊佐山(西島秀俊)と意気投合して結婚。見事セレブ主婦への転身を果たし、近所に住むセレブ主婦仲間の優里(広末涼子)、京子(本田翼)とも仲良くなった。…が主婦生活は半年で飽きた…開始10分で前史が語られて物語が始まった。

料理が苦手で徐々に伊佐山の外食の回数が増え、夜も何もない日々が続くようになっていた菜美は優里、京子の誘いで料理教室に通い、その場で工作員時代の観察眼が活きて、料理教室に来ていた知花(倉科カナ)がDVを受けていることを見抜く。

何とかしようと考えた菜美だったが知花本人が否定するので手出しできず、2人と相談し、友達になる事から始め、たった食事1回で友達になった知花は3人に助けを求めた。最初の関門を突破し、晴れてDVを夫に直接やめるよう言い渡すところで恐怖に負けた知花が梯子を下してしまったので失敗。

しばらく時間が経過してついに勇気を出した知花は離婚を切り出すが、なんと夫は包丁で知花の腹部をブスリ。なんか菜美がその前に明らかに監視用カメラが仕込んでありそうなぬいぐるみを渡していたので、それを見ていた菜美が駆けつけるのかと思いきや、録画機能のみで外部へ飛ばす機能までは無かった。しかも料理に苦戦していて知花の離婚を言い出す決意の電話も留守電送りになるほど気付いてなかった。

というわけで完全に出遅れて駆けつけた際にはもう救急車で運ばれていく寸前で10日後。話を聞いた菜美は主婦としてではなく工作員時代に戻り、夫と直接対決。元ボクサーの夫を瞬殺して3日以内の離婚、慰謝料として家を残してこの町から消えろと言い渡す。

しかしエピローグでは引っ越していく知花の姿が…。別れても生活力が…という話もしていたので、慰謝料として受け取った家を即売り払って当面の生活費として家賃の安い場所へ引っ越す、もしくは田舎へ帰った…ということ?

一仕事を終えて開放感を得た菜美は玄関から寝室までを蝋燭で飾る謎の誘惑工作で帰宅した伊佐山をそのままベッドへと誘い次回へ続く!最後もキャラ変しすぎて良く分からん!

工作員で愛を知らない修羅場に生きてきたという設定の割には主婦モードの菜美がいつものおとぼけ穏やかな綾瀬はるかで、ふとした拍子に工作員時代のクセが出てちょっと変な空気になるとかそういうのが一切無い。全く殺伐としていない。キレると怖い(工作員時代に戻る)という線引きも曖昧で、ギリギリまで実力行使に出なかったし、さすがに戦闘時は怖いモードにはなっていたけどあくまで綾瀬はるかが頑張って凄んでいるようにしか…。そもそもタイトルが「取扱い注意」なのでもっと手の付けられないキレ方するのかと思いきや少なくとも取り扱いに困るようなキャラじゃないよこれは…

同じような元工作員、現主婦設定だったら栗山千明が2011年にやった『秘密諜報員 エリカ』の方が主婦業と活動時のオンオフがハッキリしていた。その感覚で見ると、綾瀬はるかにこれをやらせるには無理があったようにも思えてしまった。

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