奥様は、取り扱い注意 最終話

冒頭で小雪(西尾まり)から勇輝(西島秀俊)が公安の人間だと菜美(綾瀬はるか)に告げられる。一目見ただけでタダ者ではないと分かったという小雪は本来の菜美であれば気が付かないわけがなく、恋は盲目だと告げ、そんな恋もうらやましいと去っていった。

監視カメラと盗聴器をすべて発見して取り外した菜美は帰宅した勇輝にいきなり包丁を投げつけ、鞄で止めた勇輝と激しいバトルを繰り広げ、ひとしきり戦った後に説明夫婦会議に。

業界では有名人の菜美は公安のSクラス認定の重要人物として姿を消す半年前から監視していたという。名を変え何をするのかと監視していたらなんか普通に受付嬢始めたので拍子抜けし、目的を探るために近づこうとした勇輝だったが、一目ぼれしてしまい、上司には効率的な監視と無理やり言い訳して結婚までこぎつけたという。しかし徐々に菜美の救済活動がエスカレートし、これまでは決死の後始末で上にバレないようにしていたが、議員を失職に追い込んだ件で菜美は準テロリスト級の危険人物に認定されてしまったらしい。もはやいつ菜美への拘束命令が下るかも分からぬ予断を許さぬ状況のためドイツで2人揃って暮らすという名目でなんとか事態の収拾を図っていた勇輝だったが、菜美はこれを聞いてドイツ行きを拒否。

国家レベルの組織の中で対応に苦慮する勇輝と対照的に自由に生きる菜美はお互い好きあっていながらも分かり合えず、何とか事態を収めて夫婦にないたい勇輝と、一緒に逃げればいいという菜美の主張は食い違ってしまう。むしろ首輪をつける気か!などと怒り出す。

そんな中、優里(広末涼子)は突如夫(石黒賢)が優しくなりまくったことで(いい論文が書けなくてここのところイライラしていた、という一言で片づけられた)、主婦売春を拒否し、玉山鉄二に階段から落ちたことにされて病院送りにされてしまう。

プロの観察眼で暴行だと見抜いた菜美は本当のことを聞きだし、主婦売春を斡旋していた主婦を脅して情報を探り、玉山鉄二の部下を倒して小雪と共に脅迫用の浮気映像を根こそぎ盗んでPCもデータ消去。

玉山鉄二は以前1度だけすれ違ったときに菜美の目つきがカタギではないと気づいていて、おびき出すために京子(本田翼)を誘拐。倉庫に呼び出して待ち伏せ。事件解決へ動き始めてしまったことで勇輝とますます決裂してしまっていた菜美だったが、友人を助けるために見捨てることはできない、冷たい人だ!という主張を崩さずにいたことで最後は勇輝も送り出す。

倉庫では10人近い部下が待ち構えていたが何故か1人ずつかかってきたのでほぼノーダメージで1人ずつ倒していき、あっという間に倉庫用に収拾された部下たちは一掃された。ここまで受けた攻撃は全ガード、顔には一撃も喰らっている様子が無かったのに何故かそれっぽく頬に殴られた跡、口からは少し血が出ているというのはさすがに構成に無理がある。

気持ちいい~~~~!!と歓喜を叫びながら玉山鉄二に向かう菜美だったが挑発に応じない玉山鉄二は残り部下2名をやはり1人ずつ送り込みこれも1人ずつ瞬殺。

ついに玉山鉄二がラスボスらしいあがきを見せてくれるのかと思ったらなんと京子を人質に…取ることもなく解放。…と見せかけて背後からズドン…とガッツを見せることもなく…

「今回は見逃してやる」

なんだこのラスボス。終始余裕ぶった態度を最後まで崩さなかったのは凄いが、実際は部下全滅という想像以上の強さにビビってあきらめたらしい。菜美の提示した街と友人から手を引け!という条件を全部素直に了承。いつでもこっちの世界に来い!などとワケの分からぬ勧誘を浴びせてくる始末

帰宅した京子のもとには夫(中尾明慶)が帰還。そして幸せを求めているようで勇輝が指摘したようにスリルを求めていることに気づいてしまった菜美。帰宅して優しく勇輝が出迎えたと思ったらついに命令が下ったらしく(菜美を見送った後に何らかの電話を受けていた)、いきなり銃を突き付けてきて菜美が余裕の微笑み、銃声と共に終了

投げてオワッタァァァァァ!!!

西島秀俊が出演していた『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』、古くは『SP』と同じ脚本の人だったが、意味ありげに終わらせるのは芸風らしい。ていうか玉山鉄二何だよ!余裕ぶってたのにあきらめて裏世界に勧誘するとか斜め上すぎるよ!

全部終わっての感想

いつも終盤が高速展開&ナレーションエピローグ処理なので一言聞き逃しただけで、あれ?どうなった?となるくらい毎回詰め込みすぎというか処理しきれてないところはあったけど最終回もまた…。勇輝の正体の説明と、中盤から引っ張ってきたラスボス玉山鉄二との対決、どちらも1話で一気に説明して一気に対面して戦って決着つけるとまあこうなるか。けっこう早くから引っ張ってたんだから最後2話くらいかけてじっくり両者と対決してほしかったなぁ。

あと公安側の事情説明ばかりで結局菜美がどこに所属していたどういう立場の工作員だったのか詳細不明だったので菜美がどういう危険人物として扱われているのか、今無所属なら公安としてこちら側にスカウトする方針は出てないのかとか気になった。菜美を工作員にスカウトした人物は外国人でとある機関の東京支局長だった(7話冒頭)としか具体的なことは判明してないが、他国の元工作員なら要注意とか監視対象どころか日本にしてみれば国家反逆人&他国の機密握っているだけに即刻拘束対象になってそうなもんだし。

でも当初これのどこが取扱注意なのかと思っていたけど、終わってみればまさに勇輝にとっては「奥様は、取り扱い注意」だった。これは最終回だけでも組織と愛の板挟みに揺れるその苦悩が行間からにじみ出ていたので本当に奥様は、取り扱い注意だったなぁ…としみじみ思った。

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