コンフィデンスマンJP 6話

自転車旅で立ち寄った村のラーメン屋の素朴な味に感激したボクちゃん(東出昌大)は村にふるさとふれあいモールができるはずが産業廃棄物処理場になってしまうと聞かされ、村を守るためにこの手口(村の老人たちに観光施設などを作ると騙して安く買い叩いて、途中で事業中止になったとして知り合いの産廃業者に売りつける)で財を成している社長の内村光良を騙すことに決めたダー子(長澤まさみ)、リチャード(小日向文世)。

当初ボクちゃんが先行してリチャードの持っていた土器を使って遺跡発見を装うが、ウッチャンには考古学に取りつかれた父親に借金を背負わされて苦労した幼少期という過去があったことを調べていなかったので失敗して土器を破壊されてしまう。改めてリチャードが教授を騙ってより真剣に土器を捏造したものの、今度は父親仕込みの考古学知識によりウッチャン自ら茶番だと見抜いてしまう。

そこにダー子が、ウッチャンと同じく考古学に魅せられてありもしない遺跡発掘に明け暮れた挙句に亡くなった父親を持つという重ね合わせたキャラ設定で登場。今回のエキストラ発掘者たちは同じようなマニアたち(金で雇った連中ではない)なので、純粋に喜び合う姿を見たウッチャンは徐々に心変わりを始める…。

しかし今度はボクちゃんが本来の目的であるラーメン屋夫婦まで遺跡発掘で村が盛り上がるかもしれないと浮かれ出したのを見て騙す予定じゃない人たちまで騙している…と落ち込んでしまい、詐欺をバラしてしまった

一方のウッチャンはダー子が送り付けた父親の考古学本(当時全く売れずに借金の原因にもなった)を改めて熟読し、さらにダー子が続けていたキャラ設定に名誉などではなく、遺跡を探すその過程こそが至高という真理に到達。ダー子が既に1億円で入手していたテキトーな山を3億円で買い取り、会社も譲ってしまい、山でかつての父のように発掘の日々を送るようになり、その顔は輝いていた。なおラーメン屋の方は産業廃棄物処理場建設の工事の人たちでめっちゃ賑わっており、便乗値上げもする逞しさで営業していた!

ということで今回は途中の過程でボクちゃんだけでなく、リチャードも計画に置いていかれる(どういう設定なのか聞かされない)という初のパターンが。そしてウッチャンで悪徳業者は無理があるんじゃないかと思ったら案の定序盤の悪徳っぷりからなんだか違和感。しかし後は心動かされていくばかりで、最後は金も名誉も捨てて生きがいに走るいい笑顔を見せるなど、ウッチャンの一般イメージに沿ったような流れになったので、今までのゲストと比べても、騙したというよりは騙したんだけど結果人間的に得るものがあって自ら価値が無いと分かっていて金を差し出したという一風変わった話になった。逆にこうも純粋なところを突いてしまうと、普通にいい人のウィークポイント突いて騙したみたいで悪い気がしてくる気がしなくもないが…。

しかも今回は1億円で買った山を3億円で売りつけて純粋に2億の儲けとなったので土偶ねつ造に費やした材料費等はあってもほぼほぼ丸儲けになったというのも珍しかったかも。

コンフィデンスマンJP 5話

リチャード(小日向文世)の盲腸の手術をした医師正名僕蔵は名医だったが理事長のかたせ梨乃のドラ息子永井大をスーパードクターに見せかけるための影武者として利用されており、薄給に耐えかねて直談判したところ、かたせ梨乃にけちょんけちょんにされ、転職を目論むもかたせ梨乃が悪い噂を流したため工事現場のバイトで食いつなぐ日々。工事現場で働く正名僕蔵を見かけて事情を聴いたボクちゃん(東出昌大)はかたせ梨乃と永井大を追放して正名僕蔵を復帰させるための詐欺を行う提案をし、ダー子(長澤まさみ)が動き出す。

ということで偽医者に扮して渡り歩き、かたせ梨乃を重病と偽って手術させるというトンデモ展開に。後半はハズシのハズシのまたハズシという怒涛のハズシ展開のありえない大連発で3周くらい回って逆に凄かった。

かたせ梨乃の偽手術を嘘中継するはずが中継に失敗してダー子が執刀を始めてしまう→失敗する

→正名僕蔵が訪れていて正名僕蔵が救うと見せかける→実は正名僕蔵はかわいそうな人ではなく人格に大きな問題のある性悪でかたせ梨乃も実力は評価していたが人格面が酷すぎて手に負えなかったと発覚。かたせ梨乃が悪い噂を流しているのではなく、正名僕蔵の人格面が酷すぎてすべての病院に断られ、腹いせに自分で噂を流していたことも判明し、手術するなら病院をくれと言い出すのでボクちゃんが殴って退場

→かたせ梨乃の本当の願いは永井大の医師としての覚醒。自信が無いだけで本当は腕があるはずだと確信していた。永井大が覚醒して救うのかと思いきや永井大、速攻逃亡

→実は手術自体が嘘で突如手術台の下からジョージ松原と名乗る造形師(山田孝之)が登場「仕事は選びません!」とかメタ台詞を吐きながら1カット出演で存在感を残す(まもなく公開の映画で長澤まさみと共演している縁での出演)

→結果久々のボクちゃん一緒に騙されてたパターン。しかし最後は仲良く3億円を騙し取り、かたせ梨乃は息子をあきらめて病院を退職、永井大も医者をあきらめて退職と騙されたわりにスッキリした表情でおしまい。

荒唐無稽なベタ展開をここまで連発すると逆に面白くなるのな…。山田孝之がジョージ松原とか名乗って出てきた時点でもう全部これでいいやって感じになってしまった。

謎だったのは最初は乗り気だったリチャードがほぼ外で遊んでいるだけで、手術で人格が変わるというオチに利用されただけでほとんど出てこなかったところ。明らかに小日向文世が別仕事で現場外れていたとしか思えない扱いだったが…。

コンフィデンスマンJP 4話

社長佐野史郎の食品偽装を暴こうとするも脅さえいれて断念した社員が落とした告発状から佐野史郎をターゲットにするという話。佐野史郎の映画好きを利用して出資金として3億円を騙し取ろうとしたが…。

・映画好きすぎて逆に踏み入ってこない

・その枷を苦労して外してその気にさせるも今度は映画内容に恐ろしく口を出して監督・脚本家気取り&出演まで要求

と、メンドクセー成金映画オタクっぷりを発揮してきたため、ダー子(長澤まさみ)、リチャード(小日向文世)、ボクちゃん(東出昌大)と五十嵐(小手伸)が振り回され、最終的には告発社員を利用して偽装告発映画にすり替える事には成功するが、経費がかさみすぎてしまい3億円フルで経費になってしまって数千円の赤字を出してしまい終了。

前回に続いて3人揃ってドタバタを繰り広げる展開となり、さらに発端もボクちゃんではなくダー子になり、パターン化を回避。細かい事はすっ飛ばして勢いで見せるその勢いはますます増している印象。これはもう何も考えずに見るのが正解。

コンフィデンスマンJP 3話

ボクちゃん(東出昌大)がカフェで知り合った画家を目指す美大生馬場ふみかは美術評論家の石黒賢に弄ばれ自殺未遂に追い込まれた。怒りに燃えるボクちゃんは石黒賢をターゲットにしてダー子(長澤まさみ)、リチャード(小日向文世)と共に贋作で石黒賢を騙そうと目論む。

協力者として伝説級の贋作家でんでんが登場するもなんとまさかの瞬殺。金目当ての汚い評論家と思われた石黒賢だったが見る目は確かで、以前から贋作家でんでんの作風を密かに研究していたらしい。こうして作戦を振り出しに戻した一行は、既存画家の贋作ではなく、無名の画家を発掘させるという方向から詐欺を組み立て、見事に石黒賢を騙すことに成功するのだった。

3話にして早くもパターンを変更。今回は前2回のようにボクちゃんが1人だけ騙されもせず危機にも陥らず3人一丸となって行動していたし、騙しの過程もこれまでほどバレバレではなかったのでだいぶ雰囲気が変わって良かった。

馬場ふみかは前回の本仮屋ユイカと同じ扱いで、かわいそうな女性として登場するも最後まで出番が無く、最後はちゃっかり相手見つけてたくましく生き抜いているというところだけはパターンだったけど…。『コード・ブルー』とは真逆の巨乳キャラだったので最初どっかで見た気がするんだけど誰だか分からなかった。

コンフィデンスマンJP 2話

リゾート会社社長の吉瀬美智子を騙す話。今回もダー子(長澤まさみ)、リチャード(小日向文世)の掌の上で事態が転がっていき、2人にとっては全て計算通り、ボクちゃん(東出昌大)だけ詐欺が見抜かれて殺されかける(吉瀬美智子が雇っていた情報屋自体がダー子とリチャードの協力者だった)など散々な目に遭うという展開に。性懲りも無くあなたは騙される煽りだったが、やはり騙されているのはボクちゃんとゲストだけでそれを分かった上で楽しむストーリー展開といった感じ。

前回の江口洋介は経済ヤクザ、日本のゴッドファーザーの異名を持つヤバい奴なのに騙した後の後処理が何一つなく、江口洋介自身もバッチリ人相を把握した3人への復讐を示唆するような捨て台詞で終わっていたので危険極まりなかったが、今回は吉瀬美智子が騙された後に会社を辞めて夫ともう1度やり直しているというアフターフォローが描かれ、初回のような荒唐無稽すぎる派手な仕掛けも抑えめに。

ボクちゃんがその気になった旅館の女将役に本仮屋ユイカを起用しながらほぼ出番なしの脇役という辺りに若干の寂しさが…。そういや最近あまり見なくなったなぁ。