CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 7話

平成維新軍が再び犯行声明を出してきた。これを防ぐ任務についた特捜班。以前、ハッカー時代(高校時代)に仲間と作った組織が維新軍の前身かもしれないと言っていた大山(新木優子)は、犯行声明に引用された一節が当時HN”坂本”に教えたものと同じだと指摘。”坂本”こそが維新軍のメンバーだと確信する。当時大山と”坂本”は素性も知らないネット上の付き合いだけで親睦を深めて計画を練り2人で銀行へのハッキングをして慈善団体への寄付を目論むも最終的には失敗に終わったことがあった。これらで打ち解けていた”坂本”はプライベートのメールアドレスを1回だけ使用しており、この記録を利用して調査したところ、”坂本”を名乗っていた高校生(今井悠貴)にあっさり行き着いた

なんとカッコよく犯行声明を出したのに、あっさりとリーダー格が捕まってしまった平成維新軍。消えた昔の仲間が捜査チームの最前線にいたという悪手だったので運が無かったとしか言いようがないとはいえ、実家住まいでネット利用もそれ用ではなく親の契約している自宅の回線という高校生らしさが響いたか。せめて1人暮らしなら自身の裁量でネットの契約とか色々出来ただろうに。

サブリーダーっぽい他のメンバーは即座に異変を察知するも計画の続行を指示。PC上でカタカタ計画練ってるだけの連中は以降姿を見せなかったが、5人の実行犯の若者たちは山中で射撃訓練に励んで明日の決行日に備えていた。サブリーダーらは”坂本”が捕まったかもしれないなどという情報は流さずにクールに決行をゴリ押し。脳筋っぽい実行犯の人たちはさほど疑いもせずにいるという早くも失敗フラグが。

大山が正体を明かしたことで”坂本”は自身の目的をようやく語りだすが、格差社会の深刻さを訴えるというもので、さぞ極貧なのかと思ったら両親の年収で500万程度の中流家庭だが大学に行くのもしんどい状況だから金持ちの連中とは格差だと主張。自分で普通の家庭だと言っていたが本当に普通。どうにもリアリティのないありふれた格差論を展開されて平等を訴えられても結局のところ言いたいのは金持ちと権力者は死ね!に集約されているだけじゃないか。高齢化社会で大人ばかりになるので若者が声をあげても数の暴力でどうにもならない時代になっているというのはごもっともだけど。

あと”坂本”は指先だけでやって実行しない奴という扱いになっていたが、その”坂本”の家からかつて防犯カメラに挑発行為を行ってきた際の仮面が出てきたのは何なんだろうか。直接的な犯行以外のそのくらいの行動は実行はしているということか。改めて明らかになった”坂本”の頭でっかちなこじらせ系の性格と仮面被ってわざわざ危険犯して現場に出てきて挑発する行動がちょっと結びつかない。

“坂本”のPCが解析できれば標的が分かるかもしれないと解析に精を出す大山だが全く作業が進まない。ギリギリになって最初に話したときに”坂本”が、2人で銀行ハッキングの計画を練っているときが1番楽しかったと語っていたのを思い出した大山は2人のHNの頭文字と決行日時を打ち込んだところ解析できた。意外とセンチメンタルだった”坂本”。維新軍として規模を拡大した今よりも中学生当時の無血テロであるハッキングの時が1番楽しかったというのもそれはそれで虚しい…。

ターゲットは政治家の大学生の子供たちと判明。大学生なのは実行犯が20歳前後の若者たちなので大学構内で忍び込みやすいため。ただ5人とも1話でターゲットにしたようなクズ男ではないようで、悪しき世襲を断つという目的で選ばれただけらしい。標的にされた5人はどこかお坊ちゃま感はあっても普通の今どきの大学生、中には真面目に部活や勉強に励んでいる者もいたがこれ殺しちゃったらさすがに正義の主張通らなくならない?

特捜班5人が1人ずつギリギリで片づけて確保。テロは防がれたが、手錠をかけられながらも維新軍はまだ終わらない、同じような若者がたくさん出てくる!と不敵に笑う”坂本”。匿名掲示板では維新軍指示の書き込みが大量に溢れ返っており、まだまだ維新軍の脅威は終わらなさそうなところで終了。

政治家本人ではなくその子供である罪のない大学生をいきなり襲おうとしたテロが明らかになったところで、強い支持が集まるとは到底思えない。最後の猛烈な維新軍指示の書き込みラッシュが残党メンバーの決死のサクラ行為にしか見えなくなってしまったが、さすがに見苦しくないか維新軍。

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 6話

11年前に地下鉄爆破テロ事件を起こし、指名手配になっていた最後の1人里見(山口馬木也)が偶然発見される。コンビニで強盗事件が発生し、強盗は即時捕まえたがその際に客として巻き込まれて後ろでビックリしていたのが里見だったという超偶然。里見が新たなテロを起こすのを防ぐために特捜班は動き出す。

カルト教団のメンバーとしてテロを実行していた里見は実行犯として教団の残党と思われし謎のサラリーマン集団にかくまわれていた。先週逃げおおせた爆弾犯の1人も普通の公務員だったが、このドラマに出てくるリーマン怖ぇよ…

1度は稲見(小栗 旬)と田丸(西島秀俊)が追い詰め、リーマン集団との格闘戦を繰り広げるが、里見本人は逃走。その中で公安にいた田丸は当時里見が潜入捜査官だったのではないか?という噂話があったことを明かす。調べたところ、該当者が見つかり、ターゲットは当時の上司の乾(嶋田久作)と推測。間一髪で乾を救い、里見を確保した一行。里見はテロの前に情報をちゃんと伝えたのに仲間は一切助けに来なくてテロを実行するしかなくなったことなど当時の追い詰められた状況を激白。さらに答えはすぐに分かる…と告げ、実際に檻の中で首を吊って死んでいるという末路が。消されたのかこれ…。

今回も警察側の闇というダークな内容。しかも里見が色々語ったのに対して、当時実際にどうだったのか、乾がどういう意図で里見を放置し、結果テロ実行を阻止しなかったのかなどは全く明かされないのが不気味すぎる。

鍛治(長塚京三)はある程度事情を把握していたらしく、これは特捜班が成長するために必要なことだなどとのたまっていた始末だし、これ最終的に特捜班がテロリストに堕ちてもおかしくなくなってきたような…。

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 5話

いきなり檻の中にブチこまれている稲見(小栗旬)からスタート。暴力団への潜入捜査のため、交通違反で引っ張られていた組員の杉本哲太に接触するためだった。杉本哲太に気に入られた稲見は組長らの厳しいチェックを経て組員として採用された。

地味な導入部から潜入捜査員としての心の持ち方を田丸(西島秀俊)が話したりと地味で静かな場面が続く。吉永(田中哲司)、樫井(野間口徹)、大山(新木優子)らはサポートに徹して出番少なめ。吉永はタクシー運転手になったり、父親に化けて電話に出たりと色々やってたけど樫井と大山は今回ほぼ置物

やがて目的はこの暴力団が政治家をカネの問題で脅しているので証拠集めだと判明。その政治家は2話の少女売春事件で少女を植物状態に追い込んだ張本人と暗示されて最後に出てきていた石黒賢。今まで偉そうだった鍛治(長塚京三)が遥か年下の石黒賢に命令される立場になっていたが…。

なんだかんだ杉本哲太はいい人で稲見も情も沸き始めた頃、クスリの取引が行われた。安全な取引と思われたが、何故か絶好の逮捕チャンスを上はスルー。仕方ないので特捜班だけで現場へ向かうが謎の妨害に合ってしまい到着が遅れた。

その頃、取引場所に突如殺し屋2名が登場。一瞬で取引相手も含めて稲見以外の全員が殺害されてしまい、一瞬気づくのが早かった稲見だけが生存、反撃して殺し屋2人を確保したが、杉本哲太までもが死亡しての全滅という衝撃的展開に稲見は放心状態に。

仕組んでいたのは石黒賢で金のために暴力団を使ってクスリを売買させていたが、更なる金銭を要求し始めたので邪魔になって消した、と鍛冶に語る。今までなんでも知ってる風だった鍛冶もそんな私利私欲が理由だったと初めて知らされ、石黒賢への敵意をあらわにする黒~い事態に…。直後に稲見は鍛冶を問い詰めるが、鍛冶はこれまで出世のために特捜班を作って成果を上げるのだけが目的かと思われていたが、現状の体制を変えるためという割とちゃんとした信念があるようで、当初は捨て駒のように言っていた特捜班に対しても石黒賢には「部下が危うく殺されかけた」と怒りを見せるなど人間的な一面も見せた。

稲見は釈然とせず、鍛冶へついていくかの態度も保留したが、鍛冶は直後にどこかへ電話。すると翌日には2話の少女売春が暴かれており、石黒賢が逮捕されてしまった。まだ黒い大物として君臨するかと思いきやまさかの瞬殺退場。2話ラストと今回終盤までの圧倒的な黒い大物オーラはなんだったんだ…。鍛冶の方が先を行っていて石黒賢を潰すために着々と準備していたのか…。

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 4話

大学教授(小市慢太郎)の護衛を任された特捜班。横柄な態度の教授だったが、そこに表向きは古本屋店主(?)と公務員の殺し屋2人が迫りくる。大学の研究室を爆破するといういきなりダイナミックな攻撃を仕掛けてきた殺し屋2名。屈強な方の殺し屋を稲見(小栗旬)がホールドアップするが相手もプロだったので反撃を喰らってしまい、なんとか一度倒したものの公務員殺し屋が駆け付けたので教授の安全重視で逃亡。ここで殺し屋2人を確保できなかったばかりか結果的に接触はこれっきりになってしまった。

教授は徐々に態度を軟化させていたが、大山(新木優子)を殴って逃走。同時に国家への反逆行為でマークされていた事が発覚し、特捜班は護衛の任務を解除されてしまう。国家と殺し屋の両方から追われることになった教授は某国へ助けを求めようとするが殺し屋に捕まってしまい、自宅で爆弾グルグル巻きに…。

駆け付けた稲見と樫井(野間口徹)が爆弾解除を試み、教授は自身の罪を告白。ハニートラップに引っかかり、機密情報を迫られた教授は公安に相談したところ、偽情報を流すように言われ協力していたがいつの間にかズブズブの関係になり、もう辞めたいと言ったら逆に公安に脅しをかけられてしまい板挟みに。こっそり情報を某国へ流して報酬を得るようになった教授だが、これがバレてしまい、国外逃亡を図ろうと画策したが、両方に裏切り行為をした事で国にも見捨てられてしまいにっちもさっちもいかなくなったとかなんとか。

樫井の活躍で爆弾が解除されるのかと思いきやまさかのタイムアップ。悔しい思いを抱えながら撤退を余儀なくされ、教授は2人に感謝し国を信用するなとだけ静かに告げる。教授は自宅もろとも吹っ飛んでしまい殺し屋2人は近くの屋上でビールパーティー。殺し屋大勝利で終了というとんでもないことに。結局こいつら誰だったんだ。

先週同様に暗黒な面持ちの稲見で締め…。まさかこんなダークな作風が続くとは…。

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 3話

汚職疑惑の議員が3人組に暗殺される事件が発生。汚職疑惑でマスコミが自宅前に集結する街中で、車で走り出してマスコミから100メートルくらい離れたところをバイクと車で突っ込んできてカメラの前で射殺という大胆な犯行。一部始終を冷静に撮り続け、銃を向けられても動かないカメラマンがマジプロ。単なるワイドショーカメラマンのはずだが戦場カメラマンかよ。犯行声明は1話以来登場の「平成維新軍」。

使われていた銃が特殊なものだった事から、暴力団関連を調べたところ、その銃を取り扱っていた暴力団の組長が恐らく犯人の1人は自分の息子だと言い出す。少年院に入っていた息子は血の気の多い奴だったが出てきたらインテリ化しており、この国の未来が云々とか言っていたらしい。どうやら刑務所に維新軍のメンバーがいてめぼしい連中を洗脳教育していた模様。

犯人3人組は組長が所有するマンションの一室をアジトにしていたたため、あっさり居場所が割れ、2人は逃走したが組長息子は逮捕。組長自ら人を殺す前に捕まえてやってくれと頼んでいたので約束は果たされた。

残る2人は兄弟で本来の目的は汚職疑惑で自殺したことにされ秘書をやっていた実の父親の雇い主である政治家の殺害。先回りした一行の活躍で殺害に失敗し、追い詰められた2人だったが平成維新軍の洗脳は強かったらしくなんと2人で目くばせしただけで意思疎通して2人で「この国の未来のために!」と銃を撃ち合って自害してしまう。子供だと思ってビンタしたり、早めに銃を奪わずに手加減したのが響いたか、稲見(小栗旬)は特に悲痛な表情。今回も後味の悪い結末に…。

平成維新軍は3人を洗脳して駒にしていただけだった模様。また学生時代ハッカーだった大山(新木優子)は一時期あるグループに入っており、闇に葬られた今回自害した2人の少年の父親の事件の裏側などを追っていたらしいがついていけなくなって辞めたという。それが発展したのが平成維新軍ではないかと推測。彼らは明治維新関連の歴史上の人物をHNとして名乗っていたという。
ラストでは現役の高校生っぽい普通の少年が平成維新軍のトップメンバーであるような事が示唆されて次回へ続く!

大山が学生の頃のメンバーが発展したならトップメンバーは20代半ばくらいと思われるが、最後に出てきた高校生は坂本龍馬の名前を使っており、トップメンバーっぽい。交代になって継いだのかあの高校生は小中学生くらいの頃からこじらせていたのか…?

いずれにせよ「平成」を名乗っている以上、平成生まれで構成された若者の犯罪集団というところになるのだろうか。平成生まれといったって平成一桁世代はアラサーに突入し始めているので、今のところ10代っぽい描写が目立つがもう少し落ち着いた奴がいる方が自然だ。

果たして制作側にその意識があるかどうか…正体明かしてみたら20歳そこそこしかいませんでした…平成一桁世代はもう平成扱いされてませんでした…なんてことにならなきゃいいが…。