FINAL CUT 2話

百々瀬(藤木直人)司会のワイドショー番組『ザ・プレミアワイド』のプロデューサーである井出(杉本哲太)にFINAL CUTを突き付けた慶介(亀梨和也)。仲間の大地(髙木雄也)と共に運営するメディアの報道被害を受けた人々の相談を受けるサイトにはまたしても『ザ・プレミアワイド』の報道被害報告が寄せられ、今回のターゲットはディレクター兼レポーターの真崎(水野美紀)に決定。

真崎は殺人事件の容疑者に独占インタビューした結果、容疑者が逮捕前に逃走するという問題を起こし、他メディアからもやりすぎだと怒りを買っていた。しかしこの過激な報道姿勢は今に始まった事ではなく、12年前に慶介の母もコイツに騙されて無実を訴えるインタビューを撮影させたが、OAされたのは被害者に申し訳ないと謝罪しているシーンだけだった。12年前の件で言えば井出よりも恨みの深い人物だった。

真崎は逃走中の容疑者が接触してきて金銭を要求してくるとそれを受諾して取材を決行。犯人はなんと被害者と不倫していたという謎のサービス(大嘘)までぶちかまして5,6万円程度で満足して去っていった(直後逮捕されるマヌケっぷり)

前回仕掛けたTV局の監視カメラは全部生きており、加えて新たに仕掛けた監視カメラで真崎の行動はほぼ完全に撮影されていた。ただ盗撮レベルの追跡映像、真崎の娘に迫っていき思いっきり娘を振り向かせてカメラ回すという映像まで飛び出してこれにはさすがの真崎も犯罪だ!と最もなことを言いだすほど。

今回も正体を明かして迫りくる慶介のド迫力と決定打となった犯人に金を渡している映像、犯人が不倫のウソをついていたのは犯人が勝手にやった事だったがなんか真崎が金を渡してウソを言わせたみたいな映像にノーカットで自動的に仕上がるミラクルも重なってこれがFINAL CUTです!を華麗に決めて井出に続く2人目を言いなりにすることに成功。

前回は井出にブチ切れた百々瀬だが、何故か真崎には優しく声をかけた…というくらいしか正直違いが無く、雪子(栗山千明)と若葉(橋本環奈)姉妹への1シーンずつの二股っぷりも特に進展なし。ただし慶介は早くも警察の上司である高田(佐々木蔵之介)に正体を見破られるなど絶妙な引きで次回へ続く。

サイトに相談が来る→その相談が『ザ・プレミアワイド』報道被害→担当者がスタッフの誰か→叩けばホコリだらけ→これが貴方のFINAL CUTです!→言いなりを増やしていく

まさかこれ毎回この1パターンで通していくつもりなのだろうか…。復讐モノって大概成し遂げた後はそいつは破滅して物語から退場するのが定番なのでそのまま居残っていくのは新しいけど…訴えかけられる報道被害は100発100中で『ザ・プレミアワイド』絡み、とにかく『ザ・プレミアワイド』だけが悪徳報道を繰り返しているという奇妙な世界観は早くもリアリティのカケラも無い。同業他社からも疎まれているっぽい様子が早くも出ているだけにこんな叩かなくてもホコリが舞っているかのような悪徳番組、とっくにセンテンス・スプリングされて打ち切られていてもおかしくないのでは。そして直接的に慶介が恨みを抱くメディア関係者ってプロデューサー、直接取材を許したディレクターと早くも2トップでこの2トップ以上に恨んでいる人物って残っているのだろうか。

FINAL CUT 1話

12年前保育園(無認可)の園長として1人で小さな保育園を経営していた母(裕木奈江)は、園児の殺害事件の容疑者となってしまう。執拗なマスコミの犯人扱いに追い詰められた母は自殺。当時高校生だった息子の慶介(亀梨和也)は母を死に追いやった関係者への復讐を開始する…。

という復讐系のストーリーだが、初回は背景の説明と慶介の正体を小出しに進行したのでかなり分かりにくい流れ。序盤では橋本環奈と付き合う一歩手前くらいの関係を持っていて高橋マモルを名乗ってるんだけど、橋本環奈が姉の栗山千明にマモル自慢を繰り広げていたと思ったら、今度は美術館の学芸員として働く栗山千明の元に登場して今度は吉澤ユウを名乗っての二股展開

何故二股しているのかは終盤まで放置で、慶介は友人で保育園出身で母を先生として慕っていた大地(髙木雄也)と共に当時特に熱心に報道していた報道番組のチームにロックオンして復讐を開始。2人はメディアの報道被害を受けた人々の相談を受けるサイトを運営しており、そこに矢田亜希子が相談を寄せる。その内容がターゲットの報道番組が作った娘の心臓移植を待つ病院を悪く見せる捻じ曲げられたドキュメントだったせいで病院に迷惑がかかったというもので、これを利用して局内に監視カメラを仕込みまくった2人はプロデューサーの井出(杉本哲太)の横柄な態度を撮影。さらに付け回して撮影した映像を適宜悪意のある編集を施して実際以上に悪徳プロデューサーとして告発するようなVTRを作成し、これをネタに井出を脅迫。これが公開されれば終わりだ=これがファイナルカットです!という謎の決め台詞でまずは1人を実質的な支配下に置いた…。

もっと徹底的に復讐するのかと思ったらかなり温い脅迫で中途半端な印象だった。編集次第でどうにでもできると抗議してきた矢田亜希子を黙らせた一言を自身が痛感するハメになったが、この程度の脅しで支配下に置いたところで考える時間はいくらでもあるし、早くも12年前の息子だと正体まで丁寧に明かしてしまったので、対策もいくらでも練れてしまうのでは…。こんな感じで局内のスタッフ1人1人を毎回脅して支配下に置いていくつもりか…。人事異動なかったのかこの12年間。

そしていち報道番組にばかり恨みを向けるより肝心の真犯人と事件の真相を追う気はないのかと思ったら、これが美人姉妹二股展開に繋がっていたことも同時に判明。保育園の上にあった法律事務所の所長の息子(姉妹の兄)が犯人ではないかと疑い、当時示し合わせるような証言をした姉妹2人に接近して探ろうという魂胆らしい。12年もかかってようやくその段階?

なんだか12年間何してたんだとか色々とおかしなことだらけでもう少しちゃんとこの12年間とか状況を分かりやすく示してほしかったところだが、さらに最後には慶介、警察官として当時の事件の担当署に配属され、当時の担当刑事である佐々木蔵之介に事件の疑問点や一部の資料が抜け落ちていることを指摘して佐々木蔵之介も怪しければ、佐々木蔵之介に怪しまれるという幾重にも怪しくてややこしい展開に。

唐突に実は本職が警察官だったことが明かされ(捜査課の刑事ではなく内勤のようだが)、公式サイトの人物紹介にも職業警察官であることが正式に追記されたが、ウィキペディアを編集した人もこの展開に混乱したらしく、この文章を書いている時点では『第1話の終盤では、警官に扮して新宿中央署に潜り込む。』警官に変装して潜入したみたいな書き方をされる始末

謎が謎呼ぶどころか展開がむちゃくちゃすぎて初回からかなり心配なストーリーだが…大丈夫か…。大元は面白そうではあるんだけど。

あと橋本環奈と栗山千明って干支1周以上離れている上に、亀梨和也とも干支1周離れてて若すぎないか?とも思ったが一応学生じゃなくて22歳の受付嬢設定らしい。まだ学生役で制服着させといた方が各方面に需要ありそうだけど女優1本になって早くも先を見据えている模様。

12年前の高校時代慶介にリアル高校生の細田佳央太を配役したのはジャニーズ後輩なのかと思ったらアミューズの役者だし、地味に謎。OVER 30’s WORLDとはいえまだまだ若々しいので無理やり高校時代もそのまま亀梨和也が演じた方がよかったと思うんだけど整形して顔を変えた設定でもないのに顔がかなり違う上に、亀梨君の顔でも相手によって色々な名前を名乗りまくるもんだから余計混乱した。