Prime Garden

※シングル200位以内データ

リリースデータ

メンバー

doa4thアルバム。ロックユニットとしてスタートしていたが、前作収録の『心のリズム飛び散るバタフライ』が最大ヒットになったことで本格的にアコースティック路線に変更。シングルは全て同路線の徳永メインボーカルとなり、本来のメインボーカルだった吉本の出番が減っている。また今回は1曲もドラムを使用せず、6,9でパーカッションを起用した以外は、全て徳永による打ち込みで処理されている。

これまで3作全てで路線が変わっていったが今回は前作の延長戦上にある。オーガニックなアコースティック路線が完全にメインとなり、前作はまだ以前の迫ってくる3声ボーカルによるロック路線の曲が残っていたが、今回は全く無く、全部アコースティックでゆったりした曲が多い。徳永の福山雅治そっくりの歌声に合わせた作風は確かにどの曲も落ち着いていてじんわり効いてくるものがあり素晴らしいが、元々絶叫系に近かった吉本の声にはあまり合っている気がしない。かといって吉本メインボーカル曲だけロック路線にしても方向が違いすぎてバランスが悪いので今回はアコースティックで統一したのだろう。確かにアルバムとしてのバランスは良いのだが、吉本さん不満じゃないのかな？とどうしても思ってしまう。結局この路線を突き詰めるには徳永ボーカルが最適というか、徳永のための路線という感だ。このまま徳永色を強めるのか、3人である事を生かしてもう少し模索するのか、今後に注目したい。あと、今回は人生を考えさせる望郷系の曲から遊びに徹したノリの曲まで歌詞の面でもけっこう良かった。

印象度★★★★☆

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