d-project with ZARD

No タイトル 作詞 作曲 Rearrange 原曲
1 愛は暗闇の中で 坂井泉水 栗林誠一郎 麻井寛史 1stシングル『Good-bye My Loneliness』C/W、44thシングル両A面曲
2 負けないで 坂井泉水 織田哲郎 徳永暁人 6thシングル
3 きっと忘れない 坂井泉水 織田哲郎 大賀好修 10thシングル
4 君がいない 坂井泉水 栗林誠一郎 鶴澤夢人 7thシングル
5 揺れる想い 坂井泉水 織田哲郎 岡本仁志 8thシングル
6 雨に濡れて 坂井泉水・
上杉昇
栗林誠一郎 山口篤・鶴澤夢人 ZYYG,REV,ZARD&WANDS シングル『果てしない夢を』C/W、
5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲
7 愛が見えない 坂井泉水 小澤正澄 森丘直樹 15thシングル
8 こんなにそばに居るのに 坂井泉水 栗林誠一郎 GAK 12thシングル
9 DAN DAN 心魅かれてく 坂井泉水 織田哲郎 徳永暁人 7thアルバム『TODAY IS ANOTHER DAY』収録曲 FIELD OF VIEWへ提供
10 もう少し あと少し… 坂井泉水 栗林誠一郎 安部智樹 9thシングル
11 Don't you see! 坂井泉水 栗林誠一郎 大楠雄蔵 19thシングル
12 Get U're Dream 坂井泉水 大野愛果 灰原大介 32ndシングル
13 星のかがやきよ 坂井泉水 大野愛果 宮崎諒 40thシングル
14 かけがえのないもの 坂井泉水 大野愛果 竹田NINJA京右 38thシングル

リリースデータ

2016年5月18日 初登場33位 売上0.3万枚 Produced by 長戸大幸 GIZA studio

d-project1stアルバム。"大阪を拠点に活動を続けるGIZA studio所属の作家陣や若手ミュージシャン達が長戸大幸プロデューサーの元に集結し、今の音楽シーンに少なくなった楽曲重視の質の高い作品を送り出そうと始まったプロジェクト。オリジナルの楽曲制作だけにとどまらず、過去の素晴らしい作品達にもスポットを当て、現代の若者達にもその楽曲の持つ力を伝えていく。"として発足されたd-projectの第1弾作品。今作ではZARDの楽曲をリアレンジZARD名義では無くあくまでd-projectの作品で題材としてZARDを取り上げたという扱いになっている。

坂井泉水はVocalとしてトップクレジットで扱われ、Guest Vocalとして大黒摩季(11曲)が参加し、ブックレット裏表紙は大黒摩季が単独で飾っている。Guest MCとして元DA PUMPのKEN(1曲目のみ)が表記され、これ以外のコーラス、ギター演奏者はMusician枠でまとめられている。ブックレット内にはアレンジャー含めて参加メンバー全員のプロフィールと顔写真が掲載されている。

アレンジャー陣は多彩だが、基本的にアレンジャーによる1人オケ制作+数曲で別途ギタリスト参加なので打ち込みが多用され、リアレンジというよりはリミックスに接近したような曲もあったりとリアレンジとリミックスの間を行くようなアルバム。坂井泉水が亡くなった後にいくつか発表されたリアレンジは葉山たけしが王道のZARDサウンドを再構築したような作風だったが、今作はそれとは異なりZARD名義ではないのでZARDの楽曲を使って新しいものを作ろうといった感じ。ただリミックスに近いところがあるといっても延々インストが続いて長いとかそういうことは一切せずあくまで歌モノとしての体裁は取っているので聞きやすい。またゲストボーカルの大黒摩季が思いのほかガッツリ参加していて、坂井泉水が歌っていたかと思ったら随所で大黒摩季の単独ボーカルにスルッと切り替わる。知っている大黒摩季の歌声よりもやや年齢を重ねてしっとりした感じはするけど大黒摩季の存在感が思いのほか大きくて驚いた。

ZARDを取り上げたプロジェクトの企画作品として見れば聞きなれた楽曲たちが違う形になるのはこれはこれで楽しめる。ZARD名義ではないし、基本的にそういう楽しみ方をするアルバムだと思う。結局のところZARDの曲が好きなリスナー向けではあるけど、T-BOLAN名義でリリースされ当時不評だった『1999 REMIXES』と実質同じような企画であっても今作はあくまでZARD名義ではなくZARDを取り上げた別の企画の作品として割り切って聞くことができる人向け。

あとプロフィール紹介で大黒摩季がいつの間にか応援歌に定評がある事になってたけど、(「熱くなれ」とビーイング離脱後にスポーツ系タイアップが多かったのが理由とされている)大黒摩季って女性の本音ぶっちゃけ系のアネゴ気質なイメージが一般的じゃないのか。

また結局のところZARDのリミックスアルバムとしてZARD名義の作品としてリリースするより、プロジェクト名義でZARD取り上げたという形を取りたかっただけだったのか、d-project名義の作品は以降無い

B01DTEP51M

印象度★★★☆☆

2016.7.12更新

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