DRAGONBALL EVOLUTION

日本のみならず世界中で人気の漫画「ドラゴンボール」のハリウッド実写化。何年も前から噂が出ていたが09年についに完成した。

悟空は祖父の悟飯に武術を教わっていたが、力を隠して普通の高校生(というかいじめられっ子)として暮らしていた。そんな中、2000年前に地球を破滅寸前にまで追いやり、"マフーバ"(原作の魔封波だが複数の戦士によって使用された模様)で封印されていたピッコロが蘇る。ドラゴンボールを集めて世界制服を企むピッコロとマイの襲撃で悟飯が殺されてしまう。死の間際に悟飯から、亀仙人の下へ行きドラゴンボールを集めて世界を救うことを託された悟空。そこに実家のカプセルコーポレーションにあったドラゴンボールを盗んだ奴を探しているというブルマ・ブリーフと出会い共にボール探しの旅に出る。期限は満月の夜。大猿が復活する前に全てを終えなくてはいけない!

原作からの登場人物は悟空、大猿、悟飯(子供の悟空を拾って育てた亀仙人の一番弟子でおじいちゃんの方)、ブルマ・ブリーフ(何故か名前が…)、亀仙人(ハゲてない)、ヤムチャ(ただのチンピラで戦士じゃない)、ピッコロ、チチ、マイ(ピラフ一味の中の1人)である。。ブルマだけ何故かブルマ・ブリーフというフルーネームに変更されている(原作で父親がブリーフ博士だからか?)など謎の変更が。

なおストーリー的には最初のドラゴンボール集めである2巻までをベースにしてピッコロだけ登場させた感じなので、その後に亀仙人の下で本格的に修行開始するのと同時に3巻で出てくるクリリンは出てこない

何せ原作者の鳥山明が「脚本やキャラクター造りは原作者としては『え?』って感じはありますが、監督さんや俳優の皆さん、スタッフなど、現場は超優秀な人達ばかりです。ボクやファンの皆さんは別次元の『新ドラゴンボール』として鑑賞するのが正解かもしれません。もしかしたら現場のパワーで大傑作になっているかもしれませんよ! おおいに期待しています!!」

なんてコメントを出す始末。

ただでさえ85分と妙に時間が短いのに前半に学園生活やチチとのラブコメなんてのんびりやっているもんだから、ドラゴンボール集め+仲間が増えていくのも駆け足、何かほとんど探さないうちにボール7つ揃うし(ピッコロ側が映ってないところで奮闘していた模様)、ピッコロとの最終決戦も妙に薄味のあっさりしたものになってしまった。良い評判を見かけないほど酷評されまくっているが、確かにこれじゃ仕方ない。もはやネタとして見るというのが常識になっているので、本気で見る人はそんなにいないだろう。悟空が闘うの好きじゃないとか(修行をインチキしようとする場面がある)、ブルマが銃を乱射しまくってアグレッシブだなとか(原作でも出逢った直後の悟空にいきなり殺す気で発砲するけど)、ヤムチャただのチンピラかよとか、ブルマとヤムチャが突然いい雰囲気になる理由が不明だとか、大猿が小さいとか、あれのどこが亀仙人なんだよとか、マフーバの管理人みたいな僧侶集団は何だよ?とか、ナマステ!っていきなり何?とか、変身能力を有するマイって何者?とか、ピッコロそこまで特殊メイクしておいて肝心の触覚が無いよ!とかツッコミどころは満載。

個人的に酷かったのはかめはめ波を撃ちながら相手に向かって飛んでいくというシーン。かめはめ波を攻撃対象以外に撃つ場合、基本的に逆方向に撃って突進の勢いをつけるために使う(VS天津飯、VSピッコロ)のがお決まりであり、同時に決め手となっている。撃ちながら前に飛んでくなんてありえないだろ…。

続ける気満々で続編の伏線を残したまま終了するが、絶対に許可が下りないと思われる。

 

★☆☆☆☆

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