ハートビート 2018〜emotionalred〜

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 トワイライト 松本素生 松本素生 6thシングル
2 リバーズエッジ 松本素生 松本素生  
3 ハートビート 松本素生・河野丈洋 河野丈洋 7thシングル(カット)
4 かいき 河野丈洋 河野丈洋  
5 さえないブルー 松本素生 松本素生  
6 月曜日雨のメロディー 松本素生・中澤寛規 松本素生・中澤寛規 中澤メインボーカル曲
7 虹ヶ丘 松本素生 GOING UNDER GROUND  
8 ビターズ 松本素生 松本素生  
9 ダイアリー 松本素生 松本素生 5thシングル
10 銀河行き 松本素生 松本素生  
11 河野丈洋 河野丈洋  

編曲:小谷和幸(1)、アシスタント・楽譜制作:豊島優美(1)

リリースデータ

2018年3月31日 自社通販・ライブ会場限定 Produced by GOING UNDER GROUND Youth Records

メンバー

Vocal,Guitars 松本素生
Guitars,Chorus,Proglaming 中澤寛規
Bass,Chorus 石原聡

GOING UNDER GROUND3rdアルバム再録音盤。1998年のインディーズデビューから2018年に20周年を迎えるのを記念してメジャー1st〜3rdアルバムの再録盤を3作を1〜3月の月末に連続リリースする企画の第3弾。現在の3人のメンバーでバンドアレンジではなく、"アコースティックベースに現メンバーで新しく生まれ変わらせた音源"としている。「トワイライト」のみストリングスアレンジが施されており、5人のストリングス隊が参加、全体のサポートメンバーとしてオヤイヅカナル(keyboards)のみが参加している。前2作同様に"proglaming"と表記されているが、プログラミングは"programming"のはずで誤植なのか意図的にこの表記にしているかは不明。今作だけでなく残り2作でも"proglaming"と表記されている。

今作では全体のサポートメンバーが3作中最少のオヤイヅカナル1人だけだが、「トワイライト」のみストリングスのみの演奏とアレンジになっていて人件費を一転集中。通常のバンド体制でもストリングスを入れずにシンセで済ませていたので生のストリングスによる「トワイライト」は今回の企画においてはもちろん、GOING UNDER GROUNDとしてもなかなか豪華な感じがする。以降は前2作同様の簡易な打ち込み主体だが、単純に順番に3作制作してきてこの体制にこなれてきたのかなんなのか、今作に関してはアコースティック+αなシンプルな装飾に徹している印象。青春そのものだった「ダイアリー」からは年月を経て過去の日記のような懐かしい雰囲気が漂い、当時のメンバー5人のうちに4人の声が重なり合っていた「ハートビート」も3人で正統な変化をもたらせたような印象でどれも好感触。

全体に1stで顕著だったような安っぽく聞こえてしまうような変な打ち込みを加える事は極力していないので、ここに来てようやく"アコースティックベースに現メンバーで新しく生まれ変わらせた音源"という宣伝文句がそのまましっくりきて、シンプルに歌の良さを堪能できる歌が際立ったことで原曲ではなんとなく勢いでごまかせていた「リバースエッジ」のサビ部分がthe pillows「ストレンジ カメレオン」のサビと酷似しているのがより際立ってしまったところはあるが…まあオリジナル盤では元the pillowsメンバーの上田ケンジがプロデューサーだったし、the pillowsトリビュートアルバムにも参加してたし影響強く受けていたんだろう

印象度★★★★☆

2018.5.12更新

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