ライフアルバム

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Good Morning 水野良樹 水野良樹 島田昌典  
2 茜色の約束 水野良樹 水野良樹 島田昌典 7thシングル 最高7位 売上4.6万枚
3 夏空グラフィティ 水野良樹 水野良樹 江口亮 6thシングル 最高10位 売上3.8万枚
4 青春ライン 水野良樹 水野良樹 江口亮 6thシングル両A面曲
5 @miso soup 山下穂尊 山下穂尊 中村太知  
6 ソプラノ 山下穂尊 山下穂尊 島田昌典  
7 花は桜 君は美し 水野良樹 水野良樹 渡辺善太郎 8thシングル 最高7位 売上3.4万枚
インディーズ1stアルバム『誠に僭越ながらファーストアルバムを拵えました…』収録曲リメイク
8 ちこくしちゃうよ 山下穂尊、
吉岡聖恵
山下穂尊 西川進 インディーズ3rdアルバム『人生すごろくだべ』収録曲リメイク
9 心一つあるがまま 山下穂尊 山下穂尊 mugen 7thシングルC/W
10 ニセモノ 山下穂尊 山下穂尊 西川進  
11 東京猿物語 水野良樹 水野良樹 中村太知  
12 月とあたしと冷蔵庫 山下穂尊、
吉岡聖恵
山下穂尊 いきものがかり、
江口亮
インディーズ3rdアルバム『人生すごろくだべ』収録曲リメイク
bonus track
13 茜色の約束-acoustic version- 水野良樹 水野良樹 中村太知 7thシングル 新録音

リリースデータ

2008年2月13日 初登場2位 売上25.3万枚 Epic Records

メンバー

Vocal&Background Vocal 吉岡聖恵
Electric Guitar,Acoustic Guitar&Background Vocal 水野良樹
Acoustic Guitar,Harmonica&Background Vocal 山下穂尊

いきものがかり2ndアルバム。前作から11ヶ月ぶり。前作以降の3シングルとC/W1曲を収録。インディーズ時代の楽曲のリメイクも2曲(「花は桜 君は美し」含めて3曲)収録されたほか、吉岡が作詞を共作した曲も2曲収録された。1〜6はメジャーデビュー以降、7〜12はインディーズ時代に制作された曲(未発表含む)という構成になっているが意図的ではなく偶然とされている。「月とあたしと冷蔵庫」では編曲にグループ名義でクレジットされているが1stに続いて男性メンバー2人の担当楽器であるギターは、全曲スタジオミュージシャンがクレジットされており、メンバーが確実に弾いている(サポート表記がない楽器)のは山下によるハーモニカのみ。初回盤は前作同様にBOXケース入りでスペシャル12面パノラマフォトシート、いきものカード003(※)封入。前作がシングル売上の割には20万枚を越えるヒットを記録して、シングル売上も底上げされてトップ10常連へと浮上した。今作も初登場2位を記録したが更なる躍進とはならずに累計売上は前作を若干下回った。

いきものカードシングル「花は桜 君は美し」より初回特典として封入するようになったトレカで一言解説も書かれている。基本的に以降のシングル、アルバム、映像作品、書籍に順番にナンバリングされているが、002はシングル「花は桜 君は美し」の初回特典(001)とは別の先着購入特典だったり、シングル「プラネタリウム」では3枚のうち1枚ランダム封入、「YEEL/じょいふる」も2枚のうち1枚封入だったりと複数購入しないと全部入手できない事もあった(ランダム封入は定着せずに基本1作品1種になった)。さらに全CD、DVD/Blu-ray、アナログBOX、公式の書籍にまで封入されているため、全ナンバーコンプリートは至難である。

前作を最後に西原永二がクビとなったため、以降はディレクター2名体制となったが西原のように目立つように名前を表記したり、プロデュースを兼任したりはしていない。ディレクターのクレジットは他のスタッフ同様に小さく表記されるようになり、全体のプロデューサーも不在という扱いになった。ただし「茜色の約束」は西原時代に制作されていた曲のストックだったため、この曲のみ前作同様のproduced & directed by 西原永二のクレジットがきちんと表記されている。

制作を仕切っていた人物を変えたため、メンバーの楽曲制作の面での意見の尊重やそれ以外のプロモーション段階での会議への参加などメンバーが意見を入れられる部分がかなり改善されたそうだが、作風としてはさほど変化は無く前作同様の王道J-POP。まだまだインディーズ時代からのストック曲も多いが、今作では亀田誠治や田中ユウスケが一旦不参加となっていて、島田昌典、江口亮に加えて新たなアレンジャー陣を次々投入。ストリングスを使うのは島田昌典と渡辺善太郎のみなので、バラードもストリングスも大作感も常時発動状態ではなくここぞというところで使われる必殺技的な使い方になっているし、様々なアレンジャー陣を迎えているので王道J-POPの範囲内ながらも多彩。「東京猿物語」でちょっとふざけ気味の方向性ではじけてみたりと親しみやすいところも見せていて聞きやすい1作。当時よりも後年聞き直した時の方が軽快さを感じられるかも(後年どんどん重くなっていくので…)。

B0010SGSG6

印象度★★★★☆

2021.5.28修正

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