15th 青

青
03年2月5日
詩曲:北川悠仁
紙ジャケットワンコイン(500円)各10万枚の4週連続シングルの第1弾。青春パンク調のアップナンバー。その場のノリでバンドの勢いで録音したような勢いを感じる楽曲で、この4週連続シングルの中では1発目にふさわしい曲だったと思う。青春パンク調に感じたのはほぼ同時期に発表された175Rの大ヒット曲「空に唄えば」とサビメロが酷似していた、というかほとんど同じだったのも大きい。発売は175Rの方が後だったがCMソングとしてのOAではほぼ同時期であり、お互いがパクリスペクトするには時間が無さすぎたので偶然にもほとんど同じサビメロが生まれた…ということになると思われるが…。
いずれにせよどちらもいい曲であり、どっちも好きな曲。ゆずとしては青春パンク寄りの路線が新鮮だったし、『すみれ』はさらっとしたおとなしい曲が多めだったのでその中では特に印象的な1曲だった。
★★★★☆
5thアルバム『すみれ
2ndベスト『Going[2001-2005]
5thベスト『ゆずイロハ


ゆず
2003/02/05 ¥250

ゆず

14th またあえる日まで

またあえる日まで
02年10月17日
詩:アドベンチャーキャンプの子供達&北川悠仁、曲:北川悠仁
大山のぶ代時代のアニメ『ドラえもん』と翌年3月の映画『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』の共にED。近年はあまり子供向けを気にしない曲も多いが、かなりキッズ向けに寄せていったようなほのぼのアコースティック合唱ナンバー。後のNコンやしんちゃんでもそうだったが、あくまで自分たちの曲に作品の雰囲気を混ぜ合わせるというより、作品ありきの楽曲を提供するという逆の発想をしているんじゃないかというくらい合わせていっている印象がある。
今作のキッズ向け路線をそのまま発展させた『ゆずスマイル』というミニアルバムも企画され、その中では新録音されている。新録音バージョンでもそんなに雰囲気は変わっていない。また岩沢はあまりそういうタイアップ等に合わせていくような曲作りはしないためか、この時のキッズ向け路線のコンセプトは完全に北川主導だったのがけっこうあからさまに見える企画でもあった。
★★★☆☆
4thミニアルバム『ゆずスマイル』(新録音)
5thアルバム『すみれ
2ndベスト『Going[2001-2005]
5thベスト『ゆずイロハ

またあえる日まで
ゆず
2002/10/17 ¥250

またあえる日まで
ゆず
2003/07/30 ¥250

ゆず

13th 恋の歌謡日

恋の歌謡日
02年2月20日
詩曲:北川悠仁
2週連続リリースの2作目。北川が女装して北見川潤子、髪が七三になった岩沢演じるムーチョ小岩沢という役として悲恋物語を歌う文字通りの歌謡ナンバー。楽曲の世界観を拡大したストーリー仕立てのMVが制作され、DVDシングルとしても発売された。あまりの異様さに普段ゆずを聞かないリスナーまでもが二度見する勢いで注目を浴びた。突如何が起きたかよく分からなかったのが正直なところだが、現在に通じるゆずはなんでもありを初めて世間に知らしめた重要作といえる。
一方であまりにインパクトが強すぎてオリジナルアルバムに入れようがなく、スルーし続けたまま年月が経過。ベスト盤の収録タイミングでも何故かアルバム未収録の曲は新曲や新録音、特殊販路発売楽曲以外は入れないという謎の制約を守り続けたため、未収録のまま放置されていた。A面アルバム未収録四天王のうち唯一の単独A面曲(他は両A面2曲目)として長年君臨していたが、『ゆずイロハ』でついにアルバム初収録を果たした。メンバーも未収録を気にしていたらしく、他の3曲はもうA面曲だった意識が無さそ『ゆずイロハ』の選曲の際には即座に収録候補に挙がったという。

5thベスト『ゆずイロハ

恋の歌謡日
ゆず
2002/02/20 ¥250

ゆず

12th アゲイン2

アゲイン2
02年2月13日
詩曲:北川悠仁
久々の新曲は2週連続リリース。アコースティックを残しつつもロックバンドのようなバンド感を押し出したひたすら前向きなアップテンポナンバー。前作の岩沢曲に呼応するように、北川曲でも前向きさが戻った。暗闇を抜けての頼もしさが垣間見えるのが今までとの違いだろうか。リアルタイムではこれまでも耳には入っていたが、もう少し刺激が足りないと思ってちゃんとCDを手に取っていなかったところ、前作と今作で少しガツンと来る印象があったのでアルバム『ユズモア』を手に取り、ゆずを聞き始めるきっかけになった曲なので思い出深い。系統はだいぶ違ったが同じアコースティックデュオとして活躍していた19の解散発表もこの頃だった。

なお「1」が無いのに「2」になっているのは元々未発表曲「アゲイン」を手直しして今作が出来上がったため。その「アゲイン」は4~6月の期間限定で配信で発売された。配信といっても当時はまだPC配信ではなく、携帯電話も着メロ時代着 う た は ま だ 無 か っ た 。確かファミリーマートなどにある機械で購入するような販売スタイルで分かりにくかったのでほとんど浸透してなかったんじゃなかったか…。07年の『ゆずのね』でめでたくCD化され、手軽に聞けるようになったが…一部アレンジが共通している以外はほとんど別の曲みたいで、明らかに「アゲイン2」の方がメロディーが強くて完成されているという印象。
★★★★☆
4thアルバム『ユズモア
2ndベスト『Going[2001-2005]』』
5thベスト『ゆずイロハ

アゲイン2
ゆず
2002/03/06 ¥250

ゆず

11th 3カウント

3カウント
01年5月23日
詩曲:岩沢厚治
アルバム『トビラ』で全部出し切ったのか、ダークな空気を引きずらずに年が開けるとすっかり以前のさわやかイメージに戻った。この切り替えの早さは驚きだったが、何かきっかけがあったのだろうか。ハーモニカを生かしたアコースティックサウンドはまさに初期イメージのゆずであり、久々に“帰ってきた”感じがあった。これぞゆずと言える王道の1曲だが同時に少し頼もしくなったようにも感じられ、単なる原点回帰以上の勢いがあると思う。

今作の後に6月29日に東京ドームでの弾き語りライブを決行。7月14日にはもうライブアルバムにしてリリースするという色々な意味で離れ業をやってのけたが、結果的に01年の新曲は今作だけだった。
★★★★☆
4thアルバム『ユズモア
2ndベスト『Going[2001-2005]
5thベスト『ゆずイロハ

3カウント
ゆず
2001/05/23 ¥250

ゆず

ゆず 20周年シングル回顧1~1997-2000~

1997年にインディーズデビュー。トイズファクトリー社長の稲葉貢一がゆずのために設立したセーニャ・アンド・カンパニー(SENHA&Co.)に所属してのインディーズデビューだった。インディーズではミニアルバム『ゆずの素』1作のみで、98年には2ndミニアルバム『ゆずマン』でメジャーデビュー。トイズファクトリーではなく、セーニャ・アンド・カンパニーのままメジャーデビューした。セーニャにはその後何度か別のアーティストが所属した事もあったが、どれも単発~数年程度で離れており、実質的にゆずの専属レーベルとなっている。ゆずのCDの品番が「SNCC」で他にほとんどこの品番を使っているアーティストを見かけないのはこのためだ。

シングルを出したのはインディーズデビュー、メジャーデビューの後の98年6月3日。ミニアルバム2作の頃は無名で、「夏色」のロングヒットで世間一般にゆずの名が知れ渡った。一般的に1stシングル=デビュー作と捉えられがちなのでゆずのデビューは98年の夏という認識が強く、07年に10周年、17年に20周年というのは正しいんだけど何か1年早い気がするのはこれが原因だろう。

メジャーデビューと同時に寺岡呼人がサウンドプロデューサーとして主にアレンジ面を支えた。先に曲を書いていたのは岩沢だったらしく、このためインディーズ時代は岩沢曲がメインだったがメジャーデビューと同時に北川が才能を発揮するようになり、すぐに北川曲がやや多めという配分になった。

この時期は連続でスマッシュヒットを連発。そのどれもが20~30万台にとどまり、ミリオンヒット全盛期の90年代末期だったが、当時の基準における大ヒット曲は出なかった。アルバム『ゆずえん』は唯一ミリオンセラーを記録しているが、大ヒットが出ないことで逆にピークを作らず、安定した人気の土台を作れたのは大きかったと思う。

ただかなり連続でリリースしていたのでTVには出なかったもののかなり多忙を極めていたようで、99~00年頃、アルバム『トビラ』にかけては一時的に内省的な楽曲を立て続けに発表。基本前向きで明るい曲をメインとするゆずが最もやさぐれたのがこの時期となった。
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ゆず