桑田佳祐 ソロ30周年シングル回顧2~2007-2016~

サザンの30周年を翌年に控えて2007年は4期となるソロ活動を行った。この4期は3期以上にサザンとの差別化が図られておらず、またアルバムリリースというゴールが無く、シングルとライブのみで幕を閉じた。そのライブDVDに全曲収録したCDを付属させる形でまとめていたが、映像作品の付属という形では一般にはあまり知られる事が無かった。

08年にサザン30周年を迎えたが、ここで無期限休止を発表。これまでも何度も休止はあったが、復活がいつになるのか全く分からない、少なくともこれまで以上に長引くことが予想される状況の中、09年に再びソロ活動が開始。

サザンが明確に休止している中で行われていた5期ソロ活動はこれまでのようにアルバムを出して一区切りというものではなくなった。また自身の病気による一時活動休止、オリジナルアルバム、ベストアルバム、さらに続くシングル…と盛りだくさんの内容となった。サザン最長の休止期間とイコールになったため最も長期のソロ活動となった。

サザンは35周年を迎えた2013年に復活。その後2年間サザンでの活動が続いたが、2016年からは再びしれっとソロになり6期ソロ活動が始まった。この6期ソロでは5期の終盤で見せていた歌謡曲要素、そして打ち込みの多用が目立つのが特徴だ。恐らく2018年はサザン40周年で再びサザンとして活動すると思われる。 「桑田佳祐 ソロ30周年シングル回顧2~2007-2016~」の続きを読む…

桑田佳祐 ソロ30周年シングル回顧1~1987-2002~

1986年に1年限定でKUWATA BANDとしての活動を終えた1987年にソロデビューを果たした。87~88年を第1期、93~94年を第2期、01~02年を3期と区分するのが一般的となっている。

1期ソロ活動は締めとなるアルバムリリースがサザンの10周年復活とクロスする形になってしまい、サザンが「みんなのうた」で復活した直後にアルバム『Keisuke Kuwata』を置き土産にするような形で半ば強制終了している。

2期ソロ活動では93年はサザンのシングルリリースと並行して行われ、94年になるとソロへ専念する形となり初のソロツアーも行われた。サザンが7月に「エロティカ・セブン」「素敵なバーディー」同時発売→10月に「真夜中のダンディー」でソロ活動開始→11月にサザンで「クリスマス・ラブ」。1期とは逆に序盤がサザンとクロスする形になったが、シングルリリースが並行する形になったのはこの時が唯一

3期ソロ活動ではサザンから大森脱退が重なった事もあって、元々ソロでやる予定ではなかったようでサザンとの差別化が図られなくなった。また01年はポップ路線、02年はロック路線という二軸で活動し、ロックなオリジナルアルバムとポップなベストアルバムを対にした。セールス的に最も成功を収めたのはこの3期ソロ活動(の厳密にはポップ路線の方)である。

3期以降のソロはサザンとの違いがあまりなくなってくるが、1期2期のソロ活動はサザンとはちょっと異なるソロアーティストらしい側面を見る事が出来、後追いで聞くと新鮮さを感じる事ができるのは魅力だ。

桑田佳祐ソロは対談で過去に1度やっている。当時の対談は集大成的なアルバム『MUSICMAN』発売で一区切りついたと思われたタイミングとKUWATA BANDから25周年なのでキリがいいという理由で行われた。

しかし結果的には翌年ベストアルバム『I LOVE YOU-now&forever-』が出てもっと明確な区切りになったり、その後サザンが復活したのでソロ活動自体に1度区切りがついたりしたので、結果的にこの対談「本当は怖い愛とロマンス」で終わるって何?という中途半端なものになってしまった。

対談でやり直すのもまた難しいところがあるので、結局単独でC/Wまで含めた全シングル収録曲を取り上げる形で単独で行う事にした。30周年が終わる前に…。KUWATA BANDをやったので、そのまま桑田佳祐ソロになだれこむと思ったらBluem of Youthの連載になってしまったのは、単純に間に合わなかったからである。

KUWATA BANDの連載終了からそのまま進めていけば奇跡的に10月6日の更新がピタリ30周年で「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」になっていた…という事に気付いたのは後になってからだった。

2017年9~10月執筆

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