15th Rescue me/Smile Again

Rescue me
00年6月14日
五十嵐脱退後2人になって最初のシングル。しかし新曲が含まれず、C/W含めて全部『eternity』からのシングルカットかリミックスだったので実質3人時代の最終作・延長といった趣き(3曲のシングルカットと2曲のリミックスと3曲のインストカラオケ)。初収録となるC/Wでのリミックス2曲のうち1曲に五十嵐充が関与しているので今作では裏方として関わっていたか、未発表だったものを放出して既に現場を去っていたのかは不明。

実際の収録順では「Smile Again」は3曲目。2曲目には同じくシングルカットの「The One Thing」が収録されていたが何故かこれはスルーされ1曲目と3曲目で両A面表記という謎仕様だった。「The One Thing」には矢田亜希子主演、長澤まさみデビュー作となった映画『クロスファイア』主題歌という大型タイアップがついていたのだが…。 「15th Rescue me/Smile Again」の続きを読む…

14th sure

sure
00年2月16日
作詞:持田香織、作編曲:Every Little Thing
ドラマ『バーチャルガール』主題歌。単独のA面曲…つまり「Never Stop!」以外ではシングルA面初の持田作詞(本人も今作がシングル初作詞としており、「Never Stop!」はカウントしていない)。作編曲が五十嵐ではなくELT名義になっている3人時代の最終作にして集大成バラード。実際には3人でみっちり話し合いながら制作したのではなく、五十嵐が脱退する事に関して葛藤している時期だったので3人スタジオに揃う事はあまり無くてデータのやり取りをしながら制作していたと後に語られている。

「Time goes by」にも匹敵するような強いメロディーで、歌詞も五十嵐が辞めていく当時の混沌とした状況が反映されているかにも思える渾身の名曲。これまでよりも張り上げるようにして歌っている持田のボーカルにもやや変化の兆しを感じる。
かなりの名曲にして3人時代最後という重要な1曲だと思うのだが、ドラマタイアップでもさほどヒットしないわ(ドラマがまずヒットしなかっ)、持田も伊藤もしんどかった記憶が強いせいか当時歌ったきりライブで全く歌わなくなるわ、そのおかげで影が薄くあまり人気も無いっぽいのが何だか残念。

当時五十嵐は制作に専念するので表から去るというような発表だったので、表に出ないだけで曲提供は続ける(後のDo As Infinityにおける長尾大(解散前)、Superflyにおける多保の関係)と誰もが思っていたのだが…全く関与することはなくなってしまった。実際に旧知の中である伊藤は頻繁に五十嵐と会っていたらしいが、持田はどう接していいか分からず、03年のツアーに五十嵐が来るまで会ってすらいなかったと語っている。

アルバムでのOrchestra Versionは「Time goes by」の同バージョンと同じような感じ。無駄に派手になってしまっていてなんでもかんでもオーケストラで派手にすれば豪華で良くなるものではないということを体感できる。さらに1曲インストを挟んで「sure(Are you sure? Mix)」というリミックスバージョンもあるが、何をどうしたらここまで雰囲気ブチ壊せるのか…という苦しい仕上がり。

MVは巨大な池(というかプール)のセットで3人とも半分水に浸かりながら演奏している…が持田以外のメンバーが1番サビ(サビ始まりなので2度目のサビ)まで出てこなくて、五十嵐が登場するより前にキーボードが水没していく、伊藤に比べても五十嵐がなかなかアップで映らない、終盤でようやくアップになったと思ったらかなり顔に影が差しているアングルでしかもようやく顔を上げたと思ったらすぐにぷいっと横を向いてしまう…など意味深に思えてしまうようなカットが多い。
★★★★★
3rdアルバム『eternity』(Orchestra Version)
1stバラードベスト『Every Ballad Songs
2ndベスト『Every Best Single 2
3rdベスト『Every Best Single~COMPLETE~
5thベスト『Every Best Single 2~MORE COMPLETE~

13th Pray/Get Into A Groove

Pray/Get Into A Groove
00年1月1日
年末年始の流通の関係で元旦リリースはみんなあまりやりたがらなかったが、逆にそこに目をつけての2000年1月1日リリース。新譜も少ない中、存分に活動再開をアピールすることができ、新時代の1発目(新世紀ではない)を飾ることに成功したヒットシングル。
一方で年末の紅白出演前にすでに五十嵐が脱退する事が持田、伊藤に伝えられていたとも後に語られている。
また今作からマキシシングルへ移行した。 「13th Pray/Get Into A Groove」の続きを読む…

Every Little Thing シングル回顧1~1996-1999~

1996年8月に彗星のごとくデビューし、間もなく大ブレイクしたEvery Little Thing。自分の曲を歌うボーカリストを探していた五十嵐充がアイドル的な活動をやっていた持田香織と出会い、デビューのための準備を開始。当初は持田ソロをプロデュースするつもりだったようだが、ユニットとしてデビューする事になり、最終的にギタリストとして五十嵐と知り合いだった伊藤一朗が呼ばれ、3人でのデビューになったという。

この時代は煌びやかなキーボードサウンド+ハードなギターというスタイルで、後々までエイベックス王道とされる音楽性の基礎のような存在にもなった。後にデビューしたday after tomorrowもgirl next doorも時流を取り入れながらも基本はこの時期のELTを彷彿とさせるような音楽性を軸にしていた。また両グループとも脱退後の五十嵐充がサウンドプロデュースしていた時期がある事も共通している。

続けざまに大ヒットを連発した一方で、あまりに早すぎるリリースペースに1人でじっくり作り上げていく制作スタイルを取っていた五十嵐充は徐々に疲弊。持田曰く「どんどん痩せていった」。限界は98年頃から見え始め、99年にはこのままでは3枚目のアルバムを作る事ができない状態にまで陥り、ベスト盤を出していったん休養に入る事になった。

09年『Every Best Single~COMPLETE~』リリース後にそこまでを執筆、
2016年20周年に合わせて全面改訂予定だったが、大幅に遅れ、2017.4~以降ようやく着手。

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