2nd Glass

Glass
97年4月23日
前作が大ヒットする中で発売された2作目。これまた初動は前作から微増した14万程度で2位を記録しながらも6月までトップ10に居座りぐいぐいとロングヒットして最終的にミリオンを突破した。LUNA SEA含めて自身唯一のミリオンヒット曲となる。

リリース前はシングルには暗すぎて地味なのでA面曲に反対されたという話もある。ただ最大のヒット曲にも関わらずあまりライブでもやっていないらしく、一応レコード大賞ではこの曲が選ばれていたものの、紅白では「Love is…」が選ばれるなど、97年の4シングルの中でこの曲が売上通りに1つ飛びぬけていたという印象は当時からあまりなかった。




Glass

作詞:河村隆一、作曲:河村隆一/吉田美智子、編曲:河村隆一/中村哲/難波正司
恐ろしく暗いピアノの陰鬱なイントロ、歌いだしから暗黒全開。しかし何故か強烈に引き込まれサビメロの強烈さは超絶な孤高の名曲。2番終了後の間奏までバンド演奏が入ってこないにも関わらず、歌と声とピアノと少々の伴奏だけで2コーラス丸々強烈なインパクトを与えるのが凄い。またそんなにド派手にアレンジされているわけでもないのにバンドサウンドになってからの最後のサビも盛り上がりが半端ない。バラードは数多くあるが、この曲に漂う孤高のオーラは他とは一線を画しており、河村隆一バラードの中でもオンリーワンな1曲だと思う。暗いのに何故こんなに力強いのか。

特にサビでの最高音部分を伸ばすインパクトはかなり強烈で、「とんねるずのみなさんのおかげでした」のPVをまねるコントコーナー「ほんとのうたばん」(この年の後半に「野猿」に発展)では木梨がMVをパロディ化。サビまでは普通にパロッて最高音部分で「君の夢、ふぎゃああぁぁぁぁ♪」と奇声と共にセットが倒壊して木梨はプールへ転落するという内容もかなりインパクトがあり、PVパロディの中でも1番覚えている(川本真琴の「1/2」パロディで屋根から転落したり、木梨のMVパロディの転落オチは半ばお約束化していた)。これ以外にもこの最高音部分はモノマネのネタにされがちだった。またMVでの河村隆一のイケメンっぷりも圧倒的だった。

『evergreen anniversary edition』では間奏を引き延ばしたほか、最後のサビ以外は高音部分をファルセットに切り替えるなど、さすがに10年前の自分と真っ向勝負の全力歌唱を回避してテクニック勝負な歌い方に変更している。正直少し物足りなさは残る。
★★★★☆
1stアルバム『Love』(Album mix)
ベスト『very best of songs…
バラードベスト『Dear…
セルフカバー&2ndカバー『evergreen anniversary edition』収録(セルフカバー)

C/W Kiss

作詞:河村隆一/吉田美智子、作曲:河村隆一、編曲:河村隆一/難波正司
アコースティックサウンドと軽い打ち込みを駆使した軽快なポップナンバー。A面が濃厚だったのもあるが、デモみたいなアレンジもあってかなりさっぱりして聞こえる。ただ陶酔しまくり、若干がなり気味の歌い方はけっこうナルシストなイメージを増長させてもいる。この自信満々な感じ97年の作品にしかない特有のものだったと思う。
★★★☆☆
アルバム未収録

C/W Glass(flute version)

作曲:河村隆一/吉田美智子、編曲:河村隆一/難波正司
今回はフルート演奏のインスト。エレピのようなアコギのような伴奏(途中からピアノも)と時計のチクタク音から始まりそれらが並行して鳴り続けているが、メインであるフルートは忠実に歌メロをなぞっている。歌のような盛り上がりがないためもの悲しさが強め。
★★★☆☆
アルバム未収録

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