発売20周年記念 DEEN『夢であるように』~Many Times Negattayo~

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発売20周年記念 DEEN『夢であるように』~Many Times Negattayo~

ビーイングのブームが終わりに近づき、多くの所属アーティストが人気を落としていく中、DEENも96年になるとトップ10入りがやっとという程度に人気が落ち着いてきていた。97年末に発売された『夢であるように』はDEEN初のトップ10落ちシングル(13位)という不名誉な記録を打ち立てた楽曲だが、PlayStationゲーム『テイルズ オブ デスティニー』主題歌タイアップと楽曲の良さがじわじわ広がり、トップ20付近でロングヒットを記録。結果的には前4作を大きく上回り、DEEN最後の20万越えヒット作となった。また翌年の初のベスト盤『SINGLES +1』での最後のNo.1ヒットにも繋がった。

テイルズシリーズは人気シリーズとなり、ゲームを通してこの曲とDEENを知ったという当時のゲーム少年達も多く、今作(や前作のコナンタイアップ)がDEENの入り口になったというデビュー当初からのファンより一回りくらい下となる第二世代のファンも細々ながら割と多く生み出したようで、現在のライブにおいても主にファンの中心は最前で振り付けも完コピする年配の女性ファン世代ながらも、それよりも一回りくらい若い男性の客層が一定数いるように見受けられるのはこのためと思われる。

ファンだけでなくファン以外からの一定の知名度と売上からするとかなりの人気の高さを誇り、01年の『Ballads in Blue』収録曲を決める際の指定30曲の中から3曲に投票できるインターネット投票の結果では「このまま君だけを奪い去りたい」を抑えての堂々1位当選を果たしている。順位は公開されなかったがもちろん『ALL TIME LIVE BEST』収録曲を決める投票でも当選して収録を果たしている。

ライブではほぼ定番曲となっているが、時期によって扱いが異なる。

声変わり直後には一時披露されなくなった時期があり、新曲を中心としたBreak 6とBreak 8ではセットリストに含まれていなかった。10周年だったので過去曲中心となったBreak 7では披露されているが当時の歌い方や声の状況を考えると恐らくかなり厳…。

『DEEN ONE DAY LIVE ’04 -END of SUMMER-』からは定番曲の仲間入りを果たしたが、10年代中盤頃からは日替わりになったり、披露されないツアーがあったりと、長期に渡って披露されないことは無いが、やったりやらなかったりするようになった。日本武道館公演においては、震災の影響で暗めの歌詞の曲を外した2011年、20周年2daysで2013年1日目(「永遠の明日」と日替わりポジション)は披露されなかった。最鉄板の「ひとりじゃない」を帝王とし、そこに「瞳そらさないで」「このまま~」が続くとすると「夢であるように」は準レギュラーとレギュラーの間を行くくらいの存在だろうか。

特筆すべき点は声変わり後、それ以前の楽曲のキーを2つ3つ下げていた中で、「夢であるように」と「MY LOVE」は何故か原曲キーで歌い続けてきた事にある。当初は全部頑張って声を張っていたが08年からは一時期サビで裏声を使用するようになっていた。08年の初日本武道館公演直前に良きトレーナーと巡り合って声の調子を上げて以降もしばらくは安全策のように裏声を使用していたが、2012年頃からは再び声を張り上げるようになった

演奏面ではストリングスが加わったり、ギター演奏に若干のアレンジが加わることはあるものの、「瞳そらさないで」のように多数のアレンジが作られたり、「ひとりじゃない」のようにアレンジを合体させたり、間奏でのパフォーマンスが進化したりするような大きな変化はほとんど無い。初期の頃は池森以外に照明を当てない、2番以降から光が差していく…など光の演出が見られたが、映像にしたときにめっちゃ暗い、光が差しても逆光になっちゃっててなんも見えねぇ、そもそも暗すぎて会場にいても演奏しているメンバーがあまり見えないためか、いつしか極端に暗くする照明演出は行われなくなった。

今回発売20周年を記念し、スタジオ音源全バージョンはもちろん、ライブCD、ライブ映像作品に収録された全ての「夢であるように」を完全網羅した史上初のMany Times Negattayoをお送りする。

何せ最初から最後まで全部同じ曲について何度も語っているという、BD史上早3度目になるというのに未だ誰も足を踏み入れてこない究極の企画である。読んでいるとあまりに同じ曲について延々と語り続け、前述のように前2回よりも各ライブ映像に大きな差が無いため書く事が乏しくなり、いつからか空回りしていたなんてこともあるかもしれない。同種の企画も3度目ともなると面白く無くなり、違う誰かのサイトに行く君を責められるはずもないとも思う。そもそも前2回は余裕をもって執筆していたのに今回12月17日発売だったの忘れてて気づいた時には3日前で、僕の弱い心は強く打たれた。それでも前回「ひとりじゃない」をやった時に次はやっぱり「夢であるように」だよなぁという構想は抱いており、そんないつか描いてた未来へもう1度歩き出してみた。その結果、何とか12月17日に間に合わせる事ができた。何かが生まれると信じて

2017.12.17公開

Studio Recording Negattayo

1st Negattayo
夢であるように

夢であるように
97年12月17日
作詞:池森秀一、作曲:DEEN、編曲:池田大介
シングルとして発表されたオリジナルバージョン。現在もキーが変わらず基本アレンジもそのままで歌われ続けているという意味では唯一の1曲といっていいだろう(他の定番曲はキー下げされ、「MY LOVE」は定番ではないため)。作曲がバンド名義になっている初の楽曲であり、4人組バンドとしてメンバーが固定して初のツアーも経験し、自作曲も徐々に出せるようになってきた中での「作曲:DEEN」という響きは当時かなり大きな意味合いを持ってファンは受け取ったんじゃないかと思う。実際の制作時は宇津本直紀がサビのメロディーを作曲したと長年言われており、実際に現在の宇津本直紀の公式Twitterのプロフィールでも自身が単独作曲した唯一のシングル「SUNSHINE ON SUMMER TIME」を差し置いて池森と共作した「未来のために」と今作の2曲を作曲した代表曲として記載している。

正直人気が落ち着いてきている時というのはそこそこいい曲を出してもその流れを止めることはできないという無情な現実があるが、この曲はそういった現実をぶち破るほどの名曲であり、だからこそ当時の状況でロングヒットを飛ばし、起死回生のラストヒットを生み出せたのだと思う。時代性が強くなってきていて退きつつあった明石昌夫や葉山たけしに代わって当時ZARDやFIELD OF VIEW、3期WANDSでも大活躍していた池田大介の幻想的なアレンジも素晴らしく、カラオケバージョンを聞くだけでも名曲に感じられる。

PVも曲の雰囲気を生かした幻想的な雰囲気。何よりデビュー当初と違う長髪になった池森さんが物凄くカッコいい。ロングヒットしている最中に『CDTV』でかかっていたのは2番サビ頭部分が多かったと思うけどこの部分は当時からけっこう記憶していた。

夢であるように
DEEN
1998/03/18 ¥255

Another Negattayo
夢であるように~テイルズ オブ デスティニー Version~

永遠の明日(初回生産限定盤)(DVD付)
97年12月23日(PS版ゲーム『テイルズ オブ デスティニー』)
00年3月11日(初CD化『テイルズ・オブ・デスティニー サウンドトラック』)
08年12月10日(34thシングル『永遠の明日』C/W)

ゲーム『テイルズ オブ デスティニー』で実際に主題歌として使用された1コーラスバージョン。DEEN作品には長らく収録されていなかったが、もう1度テイルズシリーズの主題歌を手掛けることになった08年に『永遠の明日』C/Wとして初収録され、初回盤DVDにはゲームOP映像も収録された。13年のBOX『PERFECT ALBUMS+1』のPREMIUM DISCにも収録された。

オリジナルとは構成が異なり、オリジナルでは1番が終わるまではドラムが入らず打ち込みのリズムになっているが、このバージョンでは歌と同時にドラムも入り、2番と同じアレンジになっている。またサビ前の「君の迷い」の部分の歌い回しも2番の「恋だった」と同じメロディーで歌われているほか、サビの歌詞も2番と最後のサビがちゃんぽんされたものになっている。

じっくりフルサイズで聞くのも良いが、このテイルズバージョンも楽曲の旨みが凝縮されていてなかなか素晴らしい。JOYSOUNDなど一部のカラオケ機種ではこのバージョンも収録されているので、サビの高音が何度も辛い場合は1コーラスのみのこのバージョンなら乗り切れる…かもしれない…。

2nd Negattayo
夢であるように

DEEN The BEST キセキ(初回生産限定盤)
205年11月23日(リメイクベスト『The BEST キセキ』)
編曲:島健
通称キセキVersion。サザンへの管弦編曲として長年関わっているベテランアレンジャー島健の手でストリングスをメインとしたリアレンジが施された。原曲のピアノのフレーズを残しつつもより暗い導入部からサビでは優しく穏やかに広がっていくような雰囲気を感じられる。…が、実際のところテンポも落ちてより幻想さを打ち出した結果、率直にかなり暗いイメージの曲になってしまった感は否めない。当時『The BEST キセキ』を借りたという友人が真っ先にこの曲が原曲と全然違う暗い曲になっていてガッカリした!と言っていた天下の島健大先生になんてことを。確かに他のキセキアレンジはライブで出てきてもアレンジ違うんだー程度で済むが、ライブで期待しててこのアレンジで来たら聞きたかったのこっちじゃなかった!感が半端ない

ライブではあまり演奏されず、キセキを引っ提げてのBreak 10で披露して以降はリゾートライブでたまに演奏することはあったが、通常ライブでは2016年武道館バラードナイトで披露された程度。聞ければレアだが聞けたら聞けたで原曲で聞きたかったな…とか思ってはいけない。

ただそれだけ原曲が凄すぎたわけで、直球を外してこういう一転特化させたようなアレンジにしたのは『The BEST キセキ』という作品の中の1曲としてこれはこれで悪くは無かったと思う。

夢であるように(DEEN The Best キセキ)
DEEN
2005/11/23 ¥255

3rd Negattayo
夢であるように

マリアージュ
12年8月8日(アルバム『マリアージュ』DISC-2『Triangle Cover Album』)
編曲:田川伸治
通称Triangle Cover VersionキセキVersionでさえかなり影が薄いのに、3つ目のバージョンがお呼びであるはずもなく、キセキ以上に影の薄いアコースティックバージョン。3人だけで演奏する際のバージョンといった感じで、原曲のフレーズを残したキセキと違って原曲の要素を完全排除。新たなピアノ伴奏+アコギ+簡易なリズムで文字通りのシンプルなアコースティックバラードバージョンに生まれ変わった。

幻想的なフレーズを排したので、そこはかとなく雰囲気がライトになったが、このバージョンの影の薄さがさらに極まるような正直物凄く普通なシンプルなアコースティック演奏なのでなかなか印象に残ってこなく、今回久々に聞くまでどんなバージョンだったのかすっかり忘れていた…。

夢であるように -Triangle Cover Version- (Triangle Cover Version)
DEEN
2012/08/08 ¥255

Another Negattayo 2
パチスロ「テイルズ オブ デスティニー」×DEEN スペシャルミックスムービー 夢であるように/Future

もう泣かないで(初回生産限定盤)(DVD付)
13年11月27日(シングル『もう泣かないで』初回盤DVD)
19年2月6日(シングル『ミライからの光』C/W(初CD化)

「テイルズ オブ デスティニー」がパチスロ化し、そのための主題歌として書き下ろされたのが新曲「Future」だったが、ゲーム版主題歌である「夢であるように」も合わせたパチスロ用映像に2曲を続けて収録した6分程度の映像作品。映像が全部ゲーム映像なのでDEENは全く登場しないが、構成はテイルズバージョンの「夢であるように」→「Future」フルコーラスというもの。

特筆すべき点はこの「夢であるように」が新録音であること。公式でも特にアナウンスされていなかったが、シングルの袋に貼ってあるシールにひっそりと“新録音の「夢であるように」”と書かれている。実際イントロのギターが原曲よりも現在のライブでの披露に近い演奏になっているほか、歌いだすと明らかに声がおかしいのですぐ分かる。原曲キーで歌い続けているライブでの歌声よりも明らかに加工したような不気味かつキツキツの苦し気な歌声となっており、何でこんな失敗テイクみたいなのを採用したのか不明だが…。ていうか物凄く調子の悪い時に低いキーで歌ったものを機械的に無理やり上げたんじゃないかというくらい声が変なんだけど…。

夢であるように
DEEN
2005/11/23 ¥255

Extra Negattayo
さよならも言わないで~Rain~

永遠をあずけてくれ
93年11月28日(シングル『永遠をあずけてくれ』C/W)
作詞作曲:池森秀一、編曲:池田大介
4thシングルC/Wであるこの曲、初期らしい池森ナンバーの1つで恐らくDEENとしてというよりソロデビューを予定していた頃に書き溜めていた曲の1つと思われる。一見何の共通点もないと思われるこの曲だが1番Aメロに”夢であるように何度も願った”というフレーズが登場する。実は「夢であるように」のサビの歌詞は過去に自分で使ったことのあるフレーズから拝借していたのである。メロディーは全く違うものが載っているし、忘れていた可能性も無くは無いが、4年後「夢であるように」制作にあたってはこのフレーズでピンとくるものがあったんだろうなと思う。

LIVE CD Negattayo

1st LIVE CD Negattayo
DEEN at 武道館~15th Anniversary Greatest Singles Live~

DEEN at 武道館~15th Anniversary Greatest Singles Live~(DVD付)

08年武道館ライブの音源。映像化もされている。

今作での編曲表記は他の曲はDEEN名義だが、この曲のみDEEN/時乗浩一郎になっている。ストリングスアレンジを時乗さんが担当していたものと思われる。サビ部分の”何度も”の”ども”の後半2文字で常に裏声を駆使しているため、原曲とはややイメージが異なる。この少し前のツアーまでは無理やり張り上げていたし、サビ終わりの高音部分は変わらず無理やり張り上げているので行けないことは無いけど無理するよりは歌いやすく行く…という事だったのかも。そこまで派手に目立ったり、流行っていたサウンド覆いまくるような使い方ではないが、原曲や他のライブバージョンにはないストリングス演奏が加えられているのは新鮮。以降武道館で何度かストリングスを加えた事はあったがアレンジが違っているのでこれは1回限りのレアなバージョンだ。

2nd Live CD Negattayo
ALL TIME LIVE BEST

ALL TIME LIVE BEST(期間限定盤)

09年武道館ライブの音源。映像化もされている。

前年同様にサビは裏声。わざわざこのテイクが選曲されたのは良く分からないが単に当時はこれがほぼほぼ最新であり、声変わり以降では一応ベストテイクだったから…だろうか。

夢であるように (2009 日本武道館)
DEEN
2010/11/24 ¥255

3rd Live CD Negattayo
『DEEN at 武道館2011 LIVE JOY SPECIAL』
DVD盤のみ付属『DEEN Unplugged Summer Resort Live’11

DEEN at 武道館 2011 LIVE JOY SPECIAL [DVD]

11年9月24日の軽井沢大賀ホール公演の音源。CDのみ

3公演がちゃんぽんされたライブCDだが、「永遠の明日<Ballad Version>」との日替わり演奏で、「夢であるように」だったのが9月24日公演のみだったので、この曲に関しては演奏日が特定可能。ストリングスがサポートに入っているのでキセキVersionでの披露。キセキVersionレコーディングから6年が経過してだいぶ当時とは声が変わっていていたので、サビの最高音が当時より力強くなっている一方で全体にはやや力み気味で不安定な印象。

4th Live CD Negattayo
DEEN at 武道館 2014 LIVE JOY SPECIAL(Blu-ray盤)』のみ付属CD(DISC-2)

DEEN at 武道館 2014 LIVE JOY SPECIAL(完全生産限定盤) [Blu-ray]

14年日本武道館ライブの音源。バラードメドレーの中で披露。映像化もされている。

8曲に及んだ前半の武道館Special Ballad Medleyの最後に披露。メドレーの最終曲だったためテイルズ オブ デスティニー Version(ストリングス付)。またBlu-rayではメドレーでも1曲1曲頭出しできるが、CDではメドレーが1トラック換算なのでCDでここだけ聞こうとするとメドレーのラストなので苦労する(PC再生なら再生バーをクイッと動かしていけば飛ばせるが、通常のCDプレイヤーだとなかなか…)。

5th Live CD Negattayo
DEEN at 武道館 2014 LIVE JOY SPECIAL(Blu-ray盤)』のみ付属CD(DISC-3)

DEEN at 武道館 2014 LIVE JOY SPECIAL(完全生産限定盤) [Blu-ray]

14年7月31日のDEEN Summer Resort Live~4th wave~大さん橋ホール公演の音源。CDのみ

7月31日と8月1日の公演がちゃんぽんされているが、「このまま君だけを奪い去りたい」と日替わりで「夢であるように」だったのは7月31日公演のみだったので、演奏日が特定可能。キセキVersionでの披露。正直3年前とあまり変化なし。安定感が増したかな程度。この3年間で新たにTringle Cover Versionが生まれたばかりだったのに何故またキセキ…?という気も。しかもトークが長く、披露曲が少ないにも関わらず有名ヒット曲ばかりセットリストに残る傾向のあるリゾートライブや47都道府県ツアーだけにもっと別の曲を聞きたいというのは贅沢な願いか。逆に2012年に47都道府県ツアーで散々Tringle Cover Versionをやったからこそのキセキであり、久々な感じがあったのかもしれない。

6th Live CD Negattayo
DEEN at 武道館 2015 LIVE JOY SPECIAL(Blu-ray盤)』のみ付属CD

DEEN at 武道館 2015 ~LIVE JOY SPECIAL~(完全生産限定盤) [Blu-ray]

15年武道館ライブの音源。同作品に映像でも収録。

ライブCDとしては6thにして初となるサビでも声を張り上げる原曲フルサイズバージョン。最後のサビはややギリギリだが、ライブCDでのベストテイクはこの音源だと思う。

7th Live CD Negattayo
DEEN at 武道館 2016 LIVE JOY SPECIAL~Ballad Night~(Blu-ray盤)』のみ付属CD

DEEN at 武道館 2016 LIVE JOY SPECIAL ~Ballad Night~(完全生産限定盤) [Blu-ray]

16年武道館ライブの音源。同作品に映像でも収録。

キセキVersionでの披露。低音部分の不安定さはあってもキセキVersionではこれがベストテイクだろうか。

8th Live CD Negattayo
DEEN at BUDOKAN FOREVER~25th Anniversary~(完全生産限定プレミアム盤)』のみ付属CD

DEEN at BUDOKAN FOREVER ~25th Anniversary~(完全生産限定盤) [Blu-ray]

18年武道館ライブの音源。同作品に映像でも収録。

3人での最終披露。原曲フルサイズ。全曲原曲キーに戻したこのライブにおいて元々キー下げしていなかったこの曲の場合そこまで変わったわけではないが、高音の伸びや安定感は以前のものよりも増している。



LIVE DVD/Blu-ray Negattayo

1st Live DVD/Blu-ray Negattayo
Another Side Memories~Precious Best~(初回盤)

Another Side Memories~Precious Best~(初回限定盤)(DVD付)

98年Break2の映像。ベースは宮野和也(これ以降全て)、ドラムは宇津本直紀。

シングル発売から半年程度での披露なのでほぼCD通りの演奏(イントロが少しだけ長い)。ほとんど身じろぎせずに高音部もさらっと出してしまえている辺り、やはり若かった当時ならではの余裕かとも思えるがあまりに余裕すぎ&CDと同じすぎで口パクを疑うレベル。照明は全体に暗めで盛り上がるに連れて全体が明るく照らされるも池森以外にはほとんどライトが当たらない状態が続くこともあり、何故かカメラワークはひたすら池森池森池森…時々宇津本…といった感じで山根・田川がアップで映らない。最古の映像ながらとりあえずCD通りの演奏と歌を聞きたければこれを見るべし。

2nd Live DVD/Blu-ray Negattayo
LIVE JOY Special YOKOHAMA ARENA
DEEN LIVE HISTORY-20th ANNIVERSARY-

DEEN LIVE JOY Special YOKOHAMA ARENA [DVD] DEEN LIVE HISTORY ~20th ANNIVERSARY~ [DVD]

99年横浜アリーナの映像。ドラムは宇津本直紀。

オリジナルメンバーでの最後の映像。終始池森以外にはライトがほとんど当たらないものの、今作では4人とも一応アップで映りカメラワークのバランスも良好。また今作での池森さんは高音部で絞り出すような動きを見せており、前回のあまりに余裕すぎた歌唱よりも全体にライブ感がある。ベストライブアクトとなればやはりこの映像だろうか。初出の『LIVE JOY Special YOKOHAMA ARENA』はDVD初期だったため音量レベルが極度に小さいが、20周年時の『DEEN LIVE HISTORY-20th ANNIVERSARY-』で再収録された際は音源がリマスターされているため迫力のある音源で楽しむことができる。

3rd Live DVD/Blu-ray Negattayo
on&off>tour document of ‘need love

DEEN on&off~tour document of ’need love~ [DVD]

00年Break5の映像。ドラムは藤沼啓二(全く映らない)。

声変わり前最後の映像。全てのライブ映像の中でもこの映像が最も画質が悪いと思う。元々暗め&逆光状態が続くのでいかんとも処理しがたいところがあるとはいえ、今作では終始青みがかっている上に逆光&ザラザラの状態がこれまで以上に目立つ。演奏は今回もド安定だが声ややや前2作よりキンキンになってきている。

4th Live DVD/Blu-ray Negattayo
『LIVE JOY COMPLETE 2002-2004』
DISC-3『DEEN ONE DAY LIVE ’04-END of SUMMER-

DEEN LIVE JOY COMPLETE 2002-2004 DVD-BOX (初回限定生産版)

04年の野外ライブの映像。ドラムは今作以降HIDE。

前ライブ映像の発売が01年、これが発売されたのが06年なので5年ぶりの「夢であるように」ライブ映像。他の曲がキー下げされている中で「夢であるように」「MY LOVE」は原曲キーで勝負。しかも「MY LOVE」は最後の高音を裏声にしていたが、この曲では裏声を使用していない。Break 7を除くと和音、B6、B8でセットリストから外れていた「夢であるように」はこのライブでの披露を皮切りに続くBreak 9ツアーでも披露され定番曲として復活した。

やはり続けて見ていくとキーは変わっていなくてもここで一気に声が変わったのが分かる。地声で出し切っているものの、かつてよりも力強さが減退して少しふにゃっとした感じ。また野外ライブでこれまでのような凝ったライティングが施されていない分、これまでよりも映像としては綺麗で見やすい。

また田川さんのギターがちょいちょい複雑になっている、HIDEのドラムが明らかにドカドカしてきた(明らかに曲にそぐわない物凄く力強く叩いているのが映像でも分かる)。池森さんのボーカルの力強さが減退したのと合わさって余計にドラムのドカドカが際立つ事となり、この時期実際にライブに行くと曲によってはドラムのあまりのドカドカ&全体の演奏のデカさにボーカルが埋もれてしまうという状態が5,6年は続いた。これは当時やっていたAORに不慣れなロック系のドラマーであるHIDEをライブで全面起用した判断にそもそも問題があった気がしなくもないが…(AOR時代のCDではロック系のみHIDE、後は沼澤尚とちゃんと使い分けていた)。Break 6~初武道館辺りまではファンの間でも不定期にドラムデカすぎ…という不満の声がネットの掲示板等でも挙がっていたのを記憶している。

5th Live DVD/Blu-ray Negattayo
BEST of DEEN キセキ LIVE COMPLETE

Best of DEEN キセキ<LIVE COMPLETE> [DVD]

06年のBreak10の映像。配信限定で音源のみ。

キセキVersionでの初披露。池森さんがハンドマイク、田川さんが座ってアコースティックギター演奏とオリジナルとは演奏スタイルが異なっているが、山根さんのピアノのパートは原曲を踏襲しているので意外と変わりなかった。バンド演奏が控えめで全体をストリングスが覆っているアレンジだがそのストリングスが不在で同期なのが少し味気ない。また1番のサビのみ”ども”と”くの”という後に定番となる部分で裏声を使用した姿が確認できる最初の映像。ただし今作では2番以降は普通に声を張り上げている。

夢であるように (2006 東京厚生年金会館)
DEEN
2006/01/01 ¥255

6th Live DVD/Blu-ray Negattayo
LIVE JOY COMPLETE 2006-2007

DEEN LIVE JOY COMPLETE 2006~2007<PREMIUM EDITION> [DVD]

07年のBreak11の映像。

Break 7以来の本編最後の曲として披露。映像としては本編最終曲として披露されるのは初。このライブ以降、原曲のエンディングに続けてドラムがシンバルをシャラララララランと鳴らしてからジャーーン!と締めるのが定番となった。
野外ライブ時よりはボーカルが力強い。さすがに高音部分は苦しそうではあるが、裏声を使わずに張り上げて熱唱。このライブではキー下げしている「このまま~」やこの後Wアンコールで披露した「果てない世界へ」などがかなり苦しくて出し切れていなかったのを考えるとそこそこ調子よく声が出ていると思う。ただHIDEのドラムは力強すぎであり、実際別公演だがこのツアーを見た時はあまりのドカドカっぷりに唖然として大半がドカドカドラムへの文句…という当時の感想が記録されている(06年12月日記参照)。しかしマジで会場で聞くとドンシャンバンシャンうるさくてボーカルが聞こえなかった…。

7th Live DVD/Blu-ray Negattayo
LIVE JOY 2007-2008 JAPAN ROAD 47+6』DISC-2

DEEN LIVE JOY 2007-2008~JAPAN ROAD 47+6~〈LIMITED EDITION〉 [DVD]

08年のBreak12の映像。配信限定で音源のみ。

このライブ以降はサビの2ヵ所で裏声を使用するようになった。今作では1番、2番、最後のサビの1回目までは全部裏声だが最後の”明日へ”のみ渾身の力で張り上げているのが特徴。裏声の使用でだいぶ印象は変わっているが安定感は高め。ただ映像においてもドカドカドラムっぷりがこの映像でピークを迎えていてここ数作よりさらにドラムがドカドカしている。

夢であるように (2008 ZEPP TOKYO)
DEEN
2010/12/15 ¥255

8th Live DVD/Blu-ray Negattayo
DEEN at 武道館 NO CUT 15TH ANNIVERSARY PERFECT SINGLES LIVE

DEEN at 武道館 “NO CUT”~15th Anniversary Perfect Singles Live~ [DVD]

08年武道館ライブの映像。ライブCDとして先に発売。

初武道館の本編最終曲という重要なポジションで披露。バンド演奏はそのままだが、時乗浩一郎によるものと思われる生のストリングス演奏によるアレンジが新たに加えられているのが最大の特徴。サビの裏声使用はついに1番、2番、ラスト、6ヵ所すべてが裏声となったが、初武道館&ストリングスアレンジによるいつもと違うスペシャル感はこの映像の醍醐味。裏声は安全策といった感じで、恐らくこの時点でも本気出せば難なく張り上げる事は可能だったと思う。サビ終わりの高音部はこれ以前に比べると出しやすくなっている印象。

9th Live DVD/Blu-ray Negattayo
シングル『Celebrate』初回盤DVD

Celebrate(初回生産限定盤)(DVD付)

08年9月23日に文京シビックホールで開催された『テイルズ オブ フェスティバル2008』にゲスト出演して演奏したライブ映像。

「夢であるように」Special Live Mixと題されており、バックスクリーンに映し出されていたゲームのアニメーション映像を、何度かインサートして構成している。通常のライブよりカメラポジションが少なめで音質もやや異なる感じがする。サビは例によって6ヵ所裏声を使用。自分たちのライブではなく、ゲームファンが会場に集っていて、ゲームで聞いて以来DEENを初めて見たという観客も多い中での裏声使用は…正直けっこうガッカリした観客も多かったんじゃないかと思う。そこは違うだろ~的な。10年越しで久々に聞いたのがこれだったらやっぱり違和感あるだろうし。

10th Live DVD/Blu-ray Negattayo
DEEN NEXT STAGE』初回盤DVD

DEEN NEXT STAGE(初回限定盤)(DVD付)

Break13カウントダウンライブの映像。配信限定で音源のみ。

2度目のテイルズシリーズ主題歌となって発表したばかりの「永遠の明日」に続けて演奏。実際に見に行った11月のJCBホール公演では2番サビで裏声を使わずに声を張り上げるなど全体に異様に調子が良かったが、この映像ではいつも通りな感じで6ヵ所全部裏声

夢であるように (2008カウントダウン ZEPP TOKYO)
DEEN
2010/12/22 ¥255

11th Live DVD/Blu-ray Negattayo
DEEN at 武道館 2009~LIVE JOY SPECIAL~

DEEN at 武道館 2009~LIVE JOY SPECIAL~(プレミアムエディション) [DVD]

09年武道館ライブの映像。

裏声の使用や声の調子に大きな変化は無くいつも通りだが、HIDEのドカドカドラムが前年の武道館以降から徐々に解消されてきたように感じる。冒頭と中盤過ぎに少しだけだが2階席南西付近から客席全体(アリーナ、南東~東)を映し出すカットがある。当時は2度目の武道館でまだまだ客入りも良く、見えるところはほぼ埋まっていた事が良く分かる映像で後年になるにつれてこういったアングルは無くなっていくので、日本武道館でライブをやっているという感じがさりげなく良く出ていると思う。

12th Live DVD/Blu-ray Negattayo
ALL TIME LIVE BEST(完全初回限定プレミアム盤) 』DISC-3

ALL TIME LIVE BEST(初回生産限定盤)(DVD付)

09年のBreak14の映像。

09年武道館と同じ「このまま~」の後の披露(Break 12でも同じ)で、この頃になると定番曲増えすぎ&パターン化しすぎて徐々にマンネリ化が深刻に。また映像化されるのは不定期に夏に行うリゾートライブや5年に1度の47ツアーを除くと武道館かZEPP TOKYOかといった感じになってくるが今作はLIVE JOY 300回記念なので映像収録が入ったもの。そこを東京公演に合わせていくことはしなかったため、珍しいZEPP FUKUOKA公演の映像となっているのが最大の特徴。ただ全体に声が低調気味というかボーカルボリュームが小さくて演奏に埋もれ気味になっている。

13th Live DVD/Blu-ray Negattayo
DEEN at 武道館2010 LIVE JOY SPECIAL

DEEN at 武道館 2010~LIVE JOY SPECIAL~ [DVD]

10年武道館ライブの映像。

またしても「このまま~」の後というドマンネリ極まる位置での披露だが、SEを挟み、そこからストリングス4名を加え、1番でいつも鳴っている打ち込みリズムの同期をカット。このため特に1番の進行が新鮮に感じられる。08年初武道館でもストリングスアレンジを加えていたものの打ち込みリズムの同期はあったので、あれが無いと1番ってこんなに雰囲気変わるんだなと。今のところ1番打ち込みリズムの同期がカットされている音源はこれだけなので貴重だ。

14th Live DVD/Blu-ray Negattayo
『マリアージュ』初回盤DVD

マリアージュ(初回生産限定盤)(DVD付)

12年のBreak16の映像。

10年のBreak 15では「永遠の明日」との日替わり、11年の武道館では震災の影響から前向きな歌詞に重点を置いたためセットリストから外れ、続くリゾートライブではキセキVersionで披露。さらにこのツアーでも披露されていなかったが、映像化されているこの最終公演のみ追加された。よってオリジナルバージョンでの演奏は2年ぶりくらいで久々だったんだけど、映像作品を並べると毎回収録されている上に、また「このまま~」の後かよ…っていうのはいかんともしがたい。

今作最大の特徴はサビでの裏声使用を廃止し、地声張り上げ(オリジナル通り)に戻したこと。映像作品では実に6th Live DVD/Blu-ray Negattayo(07年のBreak11)以来である。やはりこうでないと!そしてようやく帰ってきた!感のある映像である。

15th Live DVD/Blu-ray Negattayo
DEEN JAPAN ROAD 47~絆~

DEEN JAPAN ROAD 47~絆~(Blu-ray Disc)

12年の47都道府県ツアー「DEEN PLUGLESS TOUR 2012~Triangle 絆 47~」の映像。

Triangle Cover Versionでの唯一のライブ映像。というかTriangle Cover Versionを演奏したのはこれ以外にはBreak 18のアコースティックコーナーの日替わり曲として演奏していたくらいしかないのでは…。この時も10曲中4曲が日替わりでこの曲も日替わり対象だっただけに聞ける確率は低めで映像化されたのは奇跡的だ。

ステージ上は3人だけだがピアノ、アコースティックギターに同期でリズムを加えCDと同じ演奏にしている。ボーカルはCD通りとはいかずややクセが強く力み気味なほか、最後のサビ前半部のみ裏声を使用。CDでも思ったが印象的なピアノ伴奏を普通の伴奏に変えてしまったのでごく普通のアコースティックバージョンであり、やっぱなんとも普通。通常のライブのアコースティックコーナーでもなかなかこれをやろうという事にはならないんじゃないかと思う。

16th Live DVD/Blu-ray Negattayo
BEING LEGEND LIVE TOUR 2012

LIVE DVD“BEING LEGEND

12年に行われたBEING LEGENDツアーの映像。ベースドラムはLEGENDメンバー。

メドレーに組み込まれたため、初のテイルズ オブ デスティニー Versionでの披露。しかし他の曲に合わせたのかキー下げされており、イントロからなんか聞きなれた音程と違う。キー下げしたので逆に低すぎて低音部分が全面的に出し切れずに苦しげ、明らかにCDと違う印象になってしまっていて、このLEGENDツアーで久々にDEENを見た人は正直あれ?ってところは大いにあったと思う。

17th Live DVD/Blu-ray Negattayo
DEEN at 武道館~20th Annivesary~COMPLETE』DAY TWO

DEEN at BUDOKAN~20th Anniversary~ (DAY TWO) [DVD]

13年の武道館ライブ2日目の映像。

1日目は「永遠の明日」の披露だったため未披露。共にタイアップ先テイルズシリーズとのスペシャルコラボという形でバックにゲーム映像が流されたが、割とこの会場にいた多くの観客が実はゲームやったことないのでゲーム映像出されても良く分からない…状態だったのではないかという疑惑も。また開口一番に「ここでみなさんにコラボレーションを楽しんでいただこうと思います」なんて言ったので誰かゲストでも来るのかと思ったら、ゲームのアニメーションとのコラボだと説明されたので、え?そういうコラボ…?と正直思った(2日目だったので分かっていたが1日目の「永遠の明日」の時はマジでそう思った)。

9th Live DVD/Blu-ray Negattayo(08年の『テイルズ オブ フェスティバル2008』で披露した時)とたぶん同じような演出だったと思われるが、映像化の際はゲーム映像はそんなに映し出されず、メンバー中心のカメラワークになっている。また15th Live DVD/Blu-ray Negattayo(Triangle Cover Version)に続いて最後のサビの1回目のみ裏声を使用ストリングス4名が加わっているが前2回のような特別感があまりなく、そういえば鳴っている…といった感じ。

18th Live DVD/Blu-ray Negattayo
DEEN at 武道館 2014 LIVE JOY SPECIAL

DEEN at 武道館 2014 LIVE JOY SPECIAL(完全生産限定盤) [Blu-ray]

14年の武道館ライブの映像。Blu-ray特典でライブCDとしても収録されているがCDはメドレー1トラックなので頭出し不可

バラードメドレーのラストとしてテイルズ オブ デスティニー Versionでの披露。テイルズ オブ デスティニー VersionはDEENの単独ライブでは初披露となった。今回は原曲キーに戻っているようだ。またストリングス4名が加わっているが前回同様にそういえば鳴っている程度の存在感。

19th Live DVD/Blu-ray Negattayo
DEEN at 武道館 2015 LIVE JOY SPECIAL

DEEN at 武道館 2015 ~LIVE JOY SPECIAL~(完全生産限定盤) [Blu-ray]

15年武道館ライブの映像。Blu-ray特典でライブCDとしても収録。

アコースティックコーナー明け、田川ソロコーナー前というド中盤の珍しい位置で披露。映像作品としては連続収録だが、Break 19では披露しなかったので一応1年ぶりの演奏ということになる。また今回はストリングスも無く、映像演出も無く、また初期のように暗いところから光が差していくようなライティングもなく、実にシンプルな演奏。あまりこれといった特徴は無いものの、サビで全編声を張り上げ、全体の調子も上々なので(最後のサビは少しギリギリ感あるけど)、声変わり以降では何気にベストテイクといえる仕上がり。

20th Live DVD/Blu-ray Negattayo
DEEN at 武道館 2016 LIVE JOY SPECIAL~Ballad Night~(Blu-ray)

DEEN at 武道館 2016 LIVE JOY SPECIAL ~Ballad Night~(完全生産限定盤) [Blu-ray]

16年武道館ライブの映像。Blu-ray特典でライブCDとしても収録。

バラードナイトとして初めて武道館でバラード縛りというコンセプトを設け、今回はキセキVersionで披露。前曲「記憶の影」演奏終了後にストリングス隊のみでSE代わりに「記憶の影」を演奏している間にメンバーが移動。一応アコースティックコーナーという扱いだったが、3人が花道に出ているものの演奏は3人だけではなく、定位置でストリングス、ベースドラムもそのまま演奏しているのでキセキアレンジほぼそのままの再現となっている。キセキCD音源に比べると低音部分がカスカスしがち、発音不明瞭になりがちでこのバージョンは今の池森さんには合ってないんじゃないかと思わなくもないが、それでもこれまでのキセキVersionより高音部分は伸びがいいかなとも思う。

21st Live DVD/Blu-ray Negattayo
DEEN at BUDOKAN FOREVER~25th Anniversary~

DEEN at BUDOKAN FOREVER ~25th Anniversary~(完全生産限定盤) [Blu-ray]

18年武道館ライブの映像。Blu-ray特典でライブCDとしても収録。

原曲アレンジで3人での最終披露。全曲原曲キーに戻した中で元々原曲キーで定番曲だったこの曲は他の曲のような久々感は無いが、それでも圧巻の安定感。10年近く前はサビで裏声に行っていたのに今や裏声に行く気がしないほど力強い。

Complete Negattayo

というわけで以上がDEENが歌唱し、音源、映像としてリリースされている「夢であるように」の全てである。前2曲ほどではないがそれでもかなり多かった。近年は通常のツアーでは必ず披露されるというわけではなくなってきているが、それでも最近聞いてないな…とは思わないくらいには披露されている。

原曲キーで披露し続けている事と、盛り上げる曲ではないのでライブパフォーマンス自体にも大きな動きが無い曲ではあるが、一時期サビが裏声になったのが元の地声張り上げに戻ったというのは1つの大きな歴史だろう。また単純に高音続きという点では苦しそうな曲の割には完全に出なかったとか外れたとか歌い方ズラしまくったとか無いのも特徴だと思う。

Many Times Negattayo Masterへの道は後追いになるほど険しくなるが、この圧倒的なバージョン数にマニア心をくすぐられるならば目指してみるのも悪くはない。期待と不安が降り注ぐこの街で第2第3のMany Times Review Siteが登場する日は来るのだろうか。いつか何かが生まれることを信じたい

そんな優しい幻を見ていたい(い~たい~たい~たい~たい~)(2番サビ終わり風にエコー)

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