足音/槇原敬之

長野オリンピック開催20周年記念、想い出のテーマ曲シリーズ第4弾。

自国開催のオリンピックとなると大会のテーマ曲、イメージ曲、メッセージソングなどTV局と企業CMタイアップ以外にも色々あった。この曲もその中の1つである。当時の槇原敬之は97年にソニーへ移籍。いきなり丸坊主姿の第1弾シングル「素直」を夏に出したと思ったら秋発売のアルバム『Such a Lovely Place』では金髪モヒカンになっていた…という時期であった(なんだその説明)。




足音

98年1月21日
作詞作曲編曲:槇原敬之
日本コカ・コーラ社ジョージア提供による長野オリンピック聖火リレー公式応援ソング。企業タイアップを挟んでの聖火リレーの応援歌。元々は97年11月のアルバム『Such a Lovely Place』収録曲で、変更なしのそのまま1曲+カラオケでシングルカットされた。

当時の槇原敬之はポップなラブソングを歌うシンガーソングライターとして認識されていたが、後に語ったように移籍前の時点でそんな状況に疲れ果て引退も考えていたという。ソニーに移籍してからは「モンタージュ」という王道ラブソングでのヒットもあったものの、これまでよりもスケールの大きな君と僕だけではない大きな愛を歌うようになり、ラブソングの終着点、集大成のような境地に達しつつあった。

この曲は最初から聖火リレータイアップが前提だったのかは分からないが、後に続くみんなへの光となる足音を残していくという広義の愛の形が歌われている。アルバムにおいては続く最終曲「Such a Lovely Place」に続いていく流れでごく自然に聞けるが、同時に灯を繋いでいく聖火リレーを思わせるような歌詞にもなっているので聖火リレーのタイアップというのが非常にハマっていた。今でも聖火リレーと聞くと同時にき~こえるよ、き~こえるよ♪と勝手に脳内でこの曲がかかり始める。

そもそも聖火リレーをバックに曲がかかるような状況ではなかった事、シングルカットでカラオケつくだけなのに816円というソニー価格(少年隊は500円だったのに…)もあってヒットには繋がらなかった。しかしとても印象に残っている1曲だ。事件後やたらと説明文調の教訓を歌った曲が連発される時期があり、現在でもどこか教訓めいた空気が抜けきっていないところがある槇原楽曲だが、説明やシチュエーションが具体的ではないこの曲の方が散々こうあるべきだと断言されるよりも何か非常に響くものがある。
★★★★☆

足音
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