3rd もっと強く抱きしめたなら

92年7月1日
ブレイク楽曲にして単独で最大のヒット作。初登場47位からじわじわと上昇してベスト20程度まで上昇。この時点で20万程売れていたのだが10月末の中山美穂&WANDS『世界中の誰よりきっと』のヒットで一気に大爆発して28週目で1位を獲得した。
『世界中の誰よりきっと』は初登場3位から上昇して1位を獲得していたが、この曲はその後でそれを押しのけて1位だった。また火が付いた頃には既に大島は辞めていてキーボードは木村真也に交代していたため、発売から2ヵ月遅れでMステに初出演した時点では既に木村になっていたようだ。




もっと強く抱きしめたなら

作曲:多々納好夫、編曲:葉山たけし
1期最後だが1期っぽさの欠片も無い当時のビーイング王道の大名曲。ビーイングでのミリオンは自作していたT-BOLANやB’zなど一部を除くとほぼ織田哲郎がミリオンヒットを出していた中で織田哲郎じゃない作家でミリオンだったというのも珍しい。多々納好夫は同時期にはSMAPへの曲提供をしていたり、後にFIELD OF VIEWに名曲をたくさん提供していたので好きな作家の1人だ。

サビ頭=タイトルが多い中で今作はタイトルとサビが微妙に異なっている(サビ頭の歌詞は「もっと強く君を抱きしめたなら」)ため、「もっと強く君を抱きしめたなら」や「もっと強く抱きしめたら」に混同されることが多い。タイトル当てクイズとかやったら地味に正答率が低くなりそう。

上杉は後に「まさか鼻ピにチェーンつけてたような男に『もっと強く抱きしめたなら』みたいな爽やかな曲を歌わせるなんて思ってもみなかった」などと回想していて、全くやりたくない路線だったようだ。ただなんだかんだ上杉のボーカルには独特の哀愁が漂っていて、さわやかな曲ではあるんだけど、ZARDやDEENやFIELD OF VIEWでは出せないような単にさわやななだけじゃないWANDS独特の味は存分に出ているんじゃないかなとも思う。

2ndアルバム『時の扉』では表記されていないもののギター演奏が全体に違うものになったアルバムバージョン。原曲が完成されている印象だったのでなんだか違和感がある。

『WANDS BEST』のリミックスでは1番と2番、アウトロのギターを完全抹消。リミックスといっても大概は音のバランスを整えるとか、スパイス程度の音を足したり消したり程度なものだと思うんだけど、ジャ~ラ~ラ~♪と鳴っていたギターはメインの音であり、これを消し去るのはさすがに不自然極まりなかった。主役の音が抜け落ちているようにしか聞こえないし、一体何がしたかったのだろうか…。
★★★★★
2ndアルバム『時の扉』(ギターが違うアルバムバージョン)
1stベスト『SINGLES COLLECTION+6
2ndベスト『WANDS BEST~HISTORICAL BEST ALBUM~』(リミックス、間奏ギター消去)
3rdベスト『BEST OF WANDS HISTORY
4thベスト『complete of WANDS at the BEING studio
5thベスト『BEST OF BEST 1000 WANDS

C/W Listen to the Heartbeat

作曲編曲:大島康祐
1期WANDSの最終楽曲。相変わらず時代性は強いが、クセの強さも相まってインパクトもあるし、1期の楽曲の中では案外好きな方かもしれない。スパコンスパコンとは少し雰囲気が異なり、新たな可能性も見えるような…。それをWANDSでは表現できないということになったのか…。
★★★☆☆
アルバム未収録

もっと強く抱きしめたなら

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