B'z シングルレビュー〜1999-2012〜

この頃にはほぼ音楽性は確立。個人的には当たり外れが大きくなっていった印象があるが"点"よりも2,3曲いいと思える曲が続いたと思ったら、2,3曲イマイチな曲が続くとある程度の時期ごとで好みが分かれるようになってきた。それにしても終盤は「いつものB'z」で片づける曲が多くなってしまった…。

26thシングル ギリギリchop
99年6月9日
タイトルのセンスが凄いが曲も凄い。恐らくハードさではシングル最強。しかもアニメ「名探偵コナン」OPという明らかに合ってないタイアップ。ただこの頃アニメのコナンは映画しか見なくなっていたので実際にかかっていた時の記憶はない。アルバムではただでさえハードなのにベースとドラムを変更しさらにゴリゴリにハードなバージョンで再録されていて悶絶モノ。当時は友人が本気でカラオケで歌おうとして派手に撃沈するくらいしか印象が無く、ワケが分からなかったが(そもそも何で歌おうと思ったのか…)、今のB'zに通じているサウンドだし、今ではこのロック感がけっこうたまらない。感性は変わるものだ。
★★★☆☆
10thアルバム『Brotherhood』(Version51)
3rdベスト『B'z The Best “PleasureU”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

2nd beat ONE
映画「名探偵コナン 世紀末の魔術師」主題歌。明らかにA面級の風格をまとい、映画タイアップもついた曲を平気でC/W扱いにしてしまうというのも今にしてみれば凄いが、こちらは正統派なロックバラード。ファン人気も高くウルトレ投票では3位。仲間との別れを歌っており、卒業ソング的な要素もあって感動的な曲だ。最初にアルバム収録されたのがB'z作品ではなく、コナンベストだったのでそれを何度も聞いていた覚えがある。
★★★★★
バラードベスト『The Ballads〜Love&B'z〜』
5thベスト『B'z The Best “ULTRA Treasure”』

ギリギリChop


27thシングル 今夜月の見える丘に 
00年2月9日
最終回40%越えの大ヒットを記録したキムタク&常盤貴子主演ドラマ「ビューティフルライフ」主題歌。「Calling」以来、最後のミリオン突破作品。この曲、当初は1週早く出る予定だったが制作が遅れたのを理由に延期。サザンとモー娘。を恐れたのではないかと言われたが、同じ週だったとしてもサザンとモー娘。を抑えて1位は取れていた。そうなっていたら初動60万台がトップ3に並ぶという驚異的な光景が見られたのに…。B'zとドラマ主題歌ってあまり90年代にはピタッとハマった曲が無かったように思うが(テレ朝のドラマタイアップばかり取ってくるのが原因)、今作はドラマにも合っていたと思うし、ドラマ補正もあるものの当時からずっと好きな1曲。何故かアルバム収録されるたびにギターソロが変わるという現象が発生していたが『PleasureU』以降はシングルVer.で統一された。
★★★★★
11thアルバム『ELEVEN』(Alternative Guitar Solo ver.)
バラードベスト『The Ballads〜Love&B'z〜』(表記は無いがギターソロが違う)
3rdベスト『B'z The Best “PleasureU”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

2nd beat だからその手を離して-Mixture Style-
1stシングルの生音リメイク。『Mixture』からの先行収録。印象的なイントロのギターはそのままに全体的に厚いロックサウンドに生まれ変わった。最初に聞いたのがこっちだったため原曲には驚いたけど、いくらロックサウンドにしてもやっぱりサビがもたついて聞こえる。
★★★☆☆
マストアルバム『B'z The "Mixture"』

今夜月の見える丘に


28thシングル May
00年5月24日
編曲に大島康祐を招いた打ち込みロック。なんでだろう、この曲、発売当時は最強だと思ってた。数年後にはどこが良かったのか分からなくなっていた。あの時の心境は何だったんだろうか…。妙にもたついた曲調といい、全シングルの中でもかなり異色な楽曲だと思う。これまでアルバムの色に合わなければ容赦なくシングルを収録していなかったにも関わらず、今作が『ELEVEN』に収録された事も謎だった。ヘビーなアルバムにおいては完全な箸休め曲として機能していた。
★★★☆☆
11thアルバム『ELEVEN』
3rdベスト『B'z The Best “PleasureU”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

May/You pray,I


29thシングル juice
00年7月12日
ライブでも盛り上がりまくりだというバリバリにハードでノリのいいロック。ちょっとこの重いサウンドにはついていけず当時はスルー。現在のB'zの一般イメージ(マッチョ系ロック)を決定づけたのはこの曲だったんじゃないだろうか。今ではサウンド自体は好きになってきたがそれでもそこまで好きな曲ではない。
★★★☆☆
11thアルバム『ELEVEN』(PM mix)
3rdベスト『B'z The Best “PleasureU”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

juice


30thシングル RING
00年10月14日
ドラマ「明日を抱きしめて」主題歌。日テレの一桁視聴率ドラマで、特にタイアップによる売上向上はなかった。どことなくホラー&和風な1曲。歌詞も「君を求める」感じのものなのだが「ストーカー心理」に置き換えると途端に恐ろしくなってくる。これで「欲しい 全部欲しい」とか言いながら曲に合わせて前に出した手を揺らしながら迫っていくストーカーの様子などを思い浮かべるとさらに恐ろしい。「Calling」以降は曲によってレンタルしたりしなかったりしていたんだけど、今作以降は全部聞くようになった。
★★★☆☆
11thアルバム『ELEVEN』
3rdベスト『B'z The Best “PleasureU”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

RING


31stシングル ultra soul 
01年3月14日
タイトルだけ聞いた時点では今さらウルトラはないだろ!とか思ったが(高校のクラスメイトもB'zファンの友人からこのタイトルを聞いてバカにしていた)聞いてみたら物凄くハマった。久々の打ち込みナンバーだがPVでは何故かドラマーも出ている。ウ・ル・ト・ラ・ソー!ハァイ!!はラジオのネタコーナーなどでも使いやすいようで、現在に至るまでラジオの深夜放送を聞いていれば必ずどこかでネタにされている。とにかく熱い。やや目立ったロングヒットを記録。売上激減の01年という時期に90万近いヒットとなり、さらにその後も楽曲のインパクトの強さからいつの間にかB'zの代表曲の1つにまで成長。もしかしたら90年代のミリオンヒット群よりも知名度が高くなっているんじゃないだろうか。またここからテレビ朝日スポーツタイアップ地獄がスタートした。当時は「世界水泳」のみのタイアップだったがまさか今後数年にわたって全部同じタイアップになるなんてこのときは誰も思わなかっただろう。次のシングル「GOLD」ではSplash Styleとしてギターとボーカルだけのシンプルなリミックス音源も存在する。なかなか面白いが後半になるにつれて音数が増えていき最後は原曲とほとんど同じになる。また後にドラムが生音に差し替えられた再録音バージョンが発売されたが、そちらはさらにカッコいい。生音バージョンはその少し前に海外限定のiTunesでも別のバージョンが配信されたことがある。
★★★★★
12thアルバム『GREEN』(Alternative Guitar Solo ver.)
3rdベスト『B'z The Best “PleasureU”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
32ndシングル『GOLD』2nd beat(Splash Style)
18thアルバム『C'mon』(生音リメイク)
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

ultra soul


32ndシングル GOLD
01年8月8日
前作が戦っている最中の応援歌だとすれば今作は戦いの後を称える歌。PVでは誰もいない会場で演奏して歌っている様子に加えて当時のツアースタッフを次々に映し出す。壮大で感動的なバラード。この時期にしては珍しい2週連続1位獲得曲。最初はそうでもなかったけど聞き込んだら非常に好きな1曲になった。特に何か思い出があるわけじゃないんだけど高校2年の夏を思い出す。
★★★★☆
バラードベスト『The Ballads〜Love&B'z〜』
3rdベスト『B'z The Best “PleasureU”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

GOLD


33rdシングル 熱き鼓動の果て
02年6月5日
スペースシャワーTVとかで見たPVで最初に聞いたのだがメチャメチャ気に入って発売日にCD屋に駆け込んだ最初で最後のB'z作品。当時のレビューでも絶賛してるけど1番アコギでゆっくり、2番はじけて爽快にという構成といいメロディーといいとにかく全てが最高に感じた。今聞くと当時の徳永暁人によるリズム周りのべたついた感じがイマイチ。これは寺地秀行以降のサウンドで改めてやった方が良くなると思う。PVで1番の後にメンバーが何か「屋上でやりましょうか」(松本)、「昔警察来ちゃってさ」(サポメン)などと会話してるのが印象に残ってる。
★★★★☆
12thアルバム『GREEN』
3rdベスト『B'z The Best “PleasureU”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

熱き鼓動の果て


34thシングル IT'S SHOWTIME!!
03年3月26日
例によってPVではドラマーも出ているが打ち込みロック。当時、徳永暁人はあちこちでこんなベタベタした響きのリズムアレンジを連発していたので、流行っていたんだと思うけど、とにかくこの打ち込み音が好きになれなかった。アルバムでは生ドラムを起用していたのでそっちの方が好きだったが、それはそれで少しスピード感が消されている印象も…。今作と同時に過去シングル一斉再発売もあったけど過去の曲の方が良く思えてしまい懐古モードに陥ってしまう始末。
★★☆☆☆
13thアルバム『BIG MACHINE』(表記は無いがドラムが生音になったアルバムバージョン)
3rdベスト『B'z The Best “PleasureU”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

IT’S SHOWTIME!!


35thシングル 野性のENERGY
03年7月16日
冒頭の「ジャッジャッジャッ、ジャッジャ♪」という変てこなリズムが少しマヌケというかコミックソングみたいだが、始まると普通。1番では青い鳥がどこから来るだろうと思っているのに何も起こらず。2番になって「君」が現れて世界が一変するという復活系の歌詞も何気に好きだが…曲はそこまででもないか。曲よりもPVでのGTI(グレート・ティーチャー・稲葉)GTT(グレート・店員・TAK)が面白い。
★★★☆☆
13thアルバム『BIG MACHINE』(表記は無いがアルバムバージョン)
3rdベスト『B'z The Best “PleasureU”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

野性のENERGY


36thシングル BANZAI
04年5月5日
04年はソロ活動に専念とか言ってたのでB'zとしては出ないかと思ったのにリリースされた。ようやくテレ朝スポーツタイアップからも解放された。最初の印象があまり良くなかったんだけど、超絶ボーカルによるラップ(?)パートのインパクトがとんでもない。気がつけばドハマリしてしまい、結局かなりリピートしまくった。
★★★★☆
3rdベスト『B'z The Best “PleasureU”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

BANZAI


37thシングル ARIGATO
04年9月1日
ようやく解放されたはずのテレ朝スポーツタイアップ再び…。アテネオリンピックも兼ねていたが、PVの暗めのトーンといい、内省的な歌詞といい、合っていなかったのでは…。後半になってテンポアップしてからの展開が好きだが、ミディアムテンポの部分でも「グッと前に踏み出そう」と歌われるような踏みしめて進んでいく感じがサウンドでも表現されていて好き。03年が個人的にイマイチだったので(アルバム『BIG MACHINE』は良かったが)、04年は当たり年だった。
★★★★☆
3rdベスト『B'z The Best “PleasureU”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

ARIGATO


38thシングル 愛のバクダン
05年3月9日
微妙にダサいタイトルだがハードなサウンドの割りにけっこうポップなメロディーが気持ちいい。こういう軽くネタのようなノリはやっぱりB'zにしか出来ないだろうし、年取っても忘れずにやってほしい。アン・ドゥ・トロワ!初回盤にはカラオケやギターソロ抜きのインスト、ギターのタブ譜などが収録されていたのが珍しかった。当時ギターを持っていたので(エレアコだけど)、とりあえず弾いてみようと思ったら3秒で挫折した。
★★★★☆
14thアルバム『THE CIRCLE』
3rdベスト『B'z The Best “PleasureU”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

愛のバクダン(初回)


39thシングル OCEAN
05年8月10日
ドラマ『海猿』主題歌。映画がヒットしたのでかなり派手な前宣伝で始まり、この後の映画もシリーズ化され大ヒットしたものの、この連ドラ版の視聴率はさほど振るわず合格点とされていた15%前後をさまよう程度だった。だが主題歌は目立ったヒットを記録し、05年夏を代表する作品になった。サビの「握った手は離さない」というフレーズはむしろ続く映画版(2作目)の内容にリンクするところがあり(物語冒頭で豪雨の中で手を離してしまって救助者を助けられなかった主人公がラスト付近では「今度は絶対離さない!」と強い決意で全員を助けて苦難を生き残る)、映画版でも使用してほしかった…。ずっとファン受けする曲しか出てこなかったのでもうその気はないかと思っていたが改めてB'zの凄さを実感。ベストに収録された後に、オリジナルアルバムに収録された唯一の曲でもある。2006 MiXはミックス変更でよりロック度が増しておりそっちの方が好き。
★★★★★
3rdベスト『B'z The Best “PleasureU”』
15thアルバム『MONSTER』(2006 MiX)
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

OCEAN


40thシングル 衝動
06年1月25日
アニメ「名探偵コナン」OP。爽快なロックナンバー。衝動と書道をかけたらしく、PVでは書道している。「ギリギリchop」よりはマシだがそれでもやっぱりコナンには合わない気が…。まあもうコナンは見ていなかったので曲だけ聞いていて、けっこうこのスピード感が病みつきになって、当初より好印象になった。
★★★★☆
15thアルバム『MONSTER』(MONSTER MiX)
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

衝動


41stシングル ゆるぎないものひとつ
06年4月12日
映画「名探偵コナン」主題歌。映画には正直今までで一番あっていなかったし、これまでの2曲には及んでいない気もするし、にも関わらずシングルで出てくるなんて余裕なくなってきてるのかな(会社が)?とも最初は思えたが聞き込むとこれもまた良い。当時就職活動(1期)で途方に暮れていたので歌詞が染みまくりだった。冒頭の「あなた」はそのまま「面接官」に置き換えられたし、「自分がイヤで眠れない」とか「こんなこと何べんくりかえすの?」とかそれ以外の歌詞もほぼ全体を通して就活に当てはまった。何もかも不確かでゆるぎないもの、1つも無かったからそういうものがあればいいのになぁ…という憧れにも近かったかもしれない。この後DEENの「Starting Over」やミスチルの「箒星」に救われたが、06年は妙に当時の心境にダブる曲が多かった。
★★★★☆
15thアルバム『MONSTER』
5thベスト『B'z The Best “ULTRA Treasure”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

ゆるぎないものひとつ


42ndシングル SPLASH!
06年6月7日
ライブ映像を1曲ずつ収録したDVD付3種の4種3パターン複数商法。初のDVD付だったのに飛ばしまくりの複数商法だったため、前2作を大きく越える売上を記録した。だがエロロック路線のネバネバした曲調にはあまり魅かれなかった。
★★★☆☆
15thアルバム『MONSTER』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

SPLASH! (初回限定盤 Fever ver.)(DVD付)SPLASH! (初回限定盤 愛のバクダンver.)(DVD付)SPLASH! (初回限定盤 パルスver.)(DVD付)SPLASH! (通常盤)


43rdシングル 永遠の翼
07年5月9日
映画「俺は君のためにこそ、死ににいく」主題歌。戦争の特攻隊を描いた内容だったらしく、そこに合わせたかのような内容だが、盤石のバラード。それ以上の印象が抱けずとにかく普通。PVでは本郷奏多が復活し、本田翼(ブレイクの遥か前で髪もロングの少女)に会いに行くも最後は消えてしまうというストーリーが展開。PV込みで見ると少しだけ印象が上がった。
★★★☆☆
16thアルバム『ACTION』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

永遠の翼


44thシングル SUPER LOVE SONG
07年10月3日
B'zらしいマッチョな1曲。ただのラブソングではなくスーパーをつけてサマになるのはB'zとサイヤ人だけだろう。曲の方はあくまで王道のロックナンバーということでそこそこ耳には残るがこの頃からマンネリっぽさを感じるようにもなった。ただ今作から徳永暁人がメインを離れ、寺地秀行に移行したので何となく音がシャッキリしたような感じはする。
★★★☆☆
16thアルバム『ACTION』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

SUPER LOVE SONG(初回限定盤)(DVD付)SUPER LOVE SONG


45thシングル BURN-フメツノフェイス-
08年4月16日
これまたB'z王道のロックナンバーという以外に特に印象の無い1曲。この曲が当時の最新シングルだったとはいえ、ULTRA Treasure投票で5位っていうのは個人的にはちょっと信じがたい結果だった。
★★★☆☆
5thベスト『B'z The Best “ULTRA Treasure”』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

BURN -フメツノフェイス-


46thシングル イチブトゼンブ/DIVE
09年8月5日
公式に2度目の両A面扱い。前回と違い今回はC/Wとして3曲目が収録されている。チャートの低レベル化加速により、累計はそこまで伸びたわけではないが、8週連続トップ5入り(トップ10入り)というロングヒットを記録し、B'z史上最長のトップ5ランクイン記録を更新した。基本的にB'zのロングヒット系の最高記録は全て90年代前半に記録したっきりだった。また「ultra soul」→「OCEAN」→今作ときっかり4年おきに通常より目立ったヒットが生まれるというサイクルになっていた。

イチブトゼンブ
ドラマ「ブザービート」主題歌。山下智久と北川景子によるこれといったひねりも無いストレートなラブストーリーが繰り広げられたので、内容はほとんど覚えていないが、山PがバスケしているOP映像に合わせてかかっていたこの曲は覚えているという人は多いのでは。ド頭から印象的なギターサウンドとキャッチーなメロディーは明らかにここ数年のマンネリな印象を打破。久々の名曲に歓喜して2回目となる購入に踏み切った。この曲は本当に何度聞いても飽きない不思議な魅力がある。
★★★★★
17thアルバム『MAGIC』
47thシングル 3rd beat(Ballad Version)
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

DIVE
こちらはB'z王道のロックナンバー。ラララララ〜を連呼するサビは印象的だが、「イチブトゼンブ」が凄すぎてかなり印象が霞んだ。何故かアルバム収録の際には冒頭にあったサビがカットされている。
★★★☆☆
17thアルバム『MAGIC』(イントロスローサビカット)
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

イチブトゼンブ/DIVE


47thシングル MY LONELY TOWN
09年10月14日
軍艦島で撮影されたPVも話題に。この曲は久々の大ヒットの後だけに期待と不安があったけど、期待を裏切らない適度にロックで適度にキャッチーで馴染みやすい1曲。09年は一気にB'z復調を感じた1年だった。
★★★★☆
17thアルバム『MAGIC』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

MY LONELY TOWN(初回限定盤)(DVD付)MY LONELY TOWN(通常盤)


48thシングル さよなら傷だらけの日々よ
11年4月13日
2010年、デビュー以来初めて一切のリリースが無く、最長ブランクでのリリース。ペプシタイアップ。なんとメンバー自らCMにも登場するサービス精神を発揮。震災の影響で当初の3月30日発売が延期になった。元々は発売が春ということもあって新生活に向けての応援歌のような内容で、そのまま聞いていたらいつものB'zナンバーと思っていたところだが、震災のショックからようやく流通が元通りになりつつある中だったのでこの曲の歌詞はかなり頼もしく響き渡った。
★★★☆☆
18thアルバム『C'mon』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

さよなら傷だらけの日々よ(初回限定盤)(DVD付) さよなら傷だらけの日々よ(通常盤)


49thシングル Don't Wanna Lie
11年6月1日
アニメ映画「名探偵コナン 沈黙の15分」主題歌だったがTV版OPにも同時使用された。3連リズムの曲調は新鮮さもあったが、何故か「ゆるぎないものひとつ」の焼き直しみたいな印象が強くてあまり好きな曲ではない。総選挙セールスを見せていたAKB48の2週目にビビって、初回・通常のビニールについているシールを送ると、バラードバージョンをプレゼントという緊急キャンペーンを実施したが、その緊急っぷりも必死すぎてげんなりだった。
★★☆☆☆
18thアルバム『C'mon』
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

Don't Wanna Lie(初回限定盤)(DVD付) Don't Wanna Lie(通常盤)


50thシングル GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-
12年4月4日
2年連続のペプシタイアップ。これまたこれといった印象が無いいつものB'zナンバーといったところ。過去を越えて行けと歌う歌詞も好きな系統ではあるんだけど…。大サビではシングル初の松本の単独歌唱が聞けるのが最大最強のポイントか。
★★★☆☆
7thベスト『B'z The ]]X 1999-2012』

GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-(初回限定盤)(DVD付) GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-  

戻る