CHAGE and ASKA シングル回顧 1999-2007

96年を最後にソロ活動に専念し、20周年を迎えた99年に活動を再開。00年は韓国ライブなどもあり新曲のリリースが無かったがこの間に出来たばかりのヤマハに移籍、01年にはユニバーサルへ移籍し、旧作はヤマハ管理、新作はユニバーサルでリリースする新体制となった。ユニバーサル移籍のタイミングで「&」が「and」、作詞作曲では使われ続けていた「飛鳥涼」の表記も「ASKA」へ統一された。

この時期は立て続けにリリースしたと思ったらしばらくブランク…というパターンで毎年シングルがリリースされる事は無かったが04年まではロングツアーを毎年のように行っており、リリースに反してライブは活発だった。90年代末期から声が不調と言われていたASKAが声帯の使い方を変更し、歌い続けることで声帯を成長させる手段を取るためだったともされているが、CHAGE and ASKAとしての活動末期に当たる07年頃になると相当調子が上がってきていたようだ。

99年の「この愛のために」がリアルタイムで見た最初となり、間もなく『VERY BEST ROLL OVER 20TH』で初めてちゃんとチャゲアスをCDで聞いた。そして再びのリリース停止を経て01年の復活以降は全シングルを追いかけていたので、実は01年以降がリアルタイムで90年代以前より00年代に愛着がある。そういった理由から今回やたらと★数の多い末期リスナー&それ以外はにわかすぎるという世にも珍しい全シングル感想が出来上がった。

当初、and表記になった01年以降で区切る予定だったがこの期間だけ作品数が少なくなってしまうのと、個人的にリアルタイムな時期はそれだけでまとめた方がしっくり来たので表記がズレてしまうが、CHAGE&ASKAだった99年も含め、さらにこの期間だけはアルバム表題曲も加えた。

※2015年秋頃〜2016年4月にかけて随時執筆


39th この愛のために/VISION
99年3月10日
3年ぶりのシングル。CHAGE(MULTI MAX)は91年、ASKAも95年にEMIへ先に移籍していたが、今作からCHAGE&ASKAとしてもEMIへ移籍した。活動再開!ということで当時はそれなりに芸能ニュースでも話題になり、曲が流れていた記憶がある。個人的にはリアルタイムで記憶があるのは今作以降だが、シングルをリアルタイムで聞き始めたのは01年からなので99年の2作はチャートを通して耳に入っていた程度。『ROLL OVER 20TH』をリアルタイムで聞いた後に、抜けている8センチシングルを集める過程で今作と次回作も入手した。

この愛のために
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:十川知司
当時のUKロックの影響が強そうな不思議な浮遊感漂うロックナンバー。"少しイケてると思うと決まって津波のようにさらわれる未来さ"とか"大事なものが変わってきた"とか90年代前半のブーム期を振り返って思う心境そのものだろうか。また目立つのはASKAのガラガラにしゃがれたボーカル。徐々に声質が変わってきていたとか、実際に喉を壊していたとか言われているけど、今作での歌声は代表曲しか知らないようなリスナーでも声が違うのが分かるほどのレベル。今作での凄みのあるボーカルはかなり耳に残るし、個人的にはこれはこれでかなりカッコいいと感じた。曲自体もメロディーどうこうよりもこのアレンジがカッコいいだけに、アルバムバージョンで冒頭がピアノ伴奏だけのアレンジに変更になったのは残念だった。ライブでアレンジを変えていたと聞くし、ちょっとUKロックに乗っかり過ぎて逆にダサいという意識があったんだろうか。
★★★★★
19thアルバム『NO DOUBT』(冒頭のアレンジとほぼシングル同様のアレンジに移行後も全体のミックスが異なる)
5thベスト『
VERY BEST NOTHING BUT C&A

VISION
作詞作曲:CHAGE、編曲:西川進
両A面扱いながら久々のCHAGEによるA面曲。3連ロックバラード。サビを2人でユニゾンしているのが逆に新鮮。収録時間がギリギリだった関係か、ベスト盤には収録されなかったが、この時期のASKAの曲は随所にファンを突き放すような言葉が散見されるし、「この愛のために」で歌っている"2人"もCHAGE&ASKAに置き換えられない事も無いが基本的に自分視点でしか歌っていない。一方でこの曲で歌われている"2人"はCHAGE&ASKAの未来を歌っているようにも捉えることができるし、相手を踏まえた歌詞になっているし、何より2人で歌っている事もあってCHAGE&ASKAが2人組である事をASKAより大切に思っている感じがして、安心感がある。いずれにせよ明るい曲では無く、サウンドは重いし、メロディーもそこまでキャッチーではないので長らく印象の薄い曲だったが、それを考えた時に初めていい曲だなと思えてきた。このシングルでASKAとCHAGEの2人の捉え方が綺麗に対比されていたのは興味深い。
★★★★☆
シングルバージョンアルバム未収録
19thアルバム『NO DOUBT』(ミックスが異なる)

この愛のために/VISION


40th 群れ
99年6月9日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:十川知司・飛鳥涼
90年代前半のイメージを求めるリスナーを群れ呼ばわりして突き放すような歌詞だとして話題になった問題作。あまりの地味さと暗さに当然のように売上は振るわず、復活モードが早くも離散してしまったが、これをあえてここでシングルで出すという事は相当ストレスが溜まっていたということなんだろうか。梅雨の時期のリリースだったのでじめじめさに拍車がかかるというリアルタイムの空気感もあった。ただ今でこそファンを突き放した暗黒極まる楽曲として語られるばかりだが、この99年という時期はリゲインのCMタイアップで坂本龍一が弾いていた癒し系のピアノインストがまさかのミリオンヒットになり、『CDTV』の1位に歌が無いのが4週続くという異様なお疲れムード全開の世相だった。ある意味でこの曲はそんな人々のダークな精神状態を捉えていたようにも思うが、そんな人たちが求めていたのはドンピシャな暗い曲では無く癒しだった。案外そんなところだったのかもしれない。
★★★★☆
19thアルバム『NO DOUBT』(ミックスが異なる)
5thベスト『
VERY BEST NOTHING BUT C&A

群れ


no doubt
作詞作曲:ASKA、編曲:松本晃彦
19thアルバムのタイトルチューン。20周年ベストにおいては99年の楽曲で唯一この曲が収録されてベストアルバムを締めくくっていた。先行シングルよりもシングルらしい風格のミディアムロック。松本晃彦は休止前にもASKAソロから始まりチャゲアスでも起用していたが、継続してソロでも起用していたのでより洗練されたというかASKAのソロ活動の成果が反映されたような感じもあり、非常にロック色が強くやや重め。1度は運命を感じたほどの相手との別れを歌っているが、強がりはおろか未練や悲しみが漂っている様子は無く、実に淡々としているというか前向きさも後ろ向きさも無く、ただただ別れた事を他人事か物語みたいに歌っている。そんな大切だった相手との別れもいつものロマンチックな世界観になっているところはASKAらしいのかもしれない。
★★★★★
19thアルバム『NO DOUBT
4thベスト『
VERY BEST ROLL OVER 20TH


41st ロケットの樹の下で
01年4月25日
作詞作曲:ASKA、編曲:松本晃彦
99年にEMIに移籍したばかりだったが、新たに立ち上げられたヤマハへ移籍。しかしヤマハからはASKAがシングル1作を出したのみで、すぐにユニバーサルへ移動した。これは元々問題があればすぐに移籍するという条件でヤマハ自体の第1弾リリースとしてまずはソロでASKAがシングルを発売したが、色々と体制に不備があったため流通もままならず、約束通りに移動する事になったというものだったと2016年すぐに消されたASKAブログで内情が説明された。ただ旧作に関しては全部ヤマハにそのまま託したらしく、EMIで再発したばかりのこれまでの旧作オリジナルアルバムに加えて、ベスト盤もラインナップに含めてヤマハで全部再発された。結果的に再発から2年程度でもう1回全部再発するという無駄な展開に…。今作から表記が「CHAGE and ASKA」に変更され、作詞作曲も「ASKA」に統一されて「飛鳥涼」表記が消滅した。

99年同様に今回も復活作という事でプロモーションをそこそこ行ってアピール。「うたばん」に出演していたのを聞いてこれは歌詞と歌がいいなと思って今作から本格的に聞き始めた。停滞している現状に対してここはまだ途中で旅のどこかだと言い聞かせて前に進もうとする力強さに強く魅かれた。大人の応援歌。
★★★★★
20thアルバム『NOT AT ALL
5thベスト『
VERY BEST NOTHING BUT C&A

ロケットの樹の下で


42nd パラシュートの部屋で
01年8月8日
作詞作曲:ASKA、編曲:ASKA・鈴川真樹・Richard Cottle・Paul Staveley O'Duffy
ピアノポップナンバー。流れるように進んでいくアレンジが最高で01年の4シングルの中でも最も印象に残っている。歌詞をよく見るとかなりアダルティーなんだけどメロディーとアレンジがとてもポップなのでさわやかに聞こえる。ASKAのセルフカバーバージョンでアレンジが変わってしまうとパッとしなかったので、メロディーよりもアレンジによるところが大きいのかも。
★★★★★
20thアルバム『NOT AT ALL
5thベスト『
VERY BEST NOTHING BUT C&A

パラシュートの部屋で


43rd C-46
01年9月19日
作詞作曲:ASKA、編曲:ASKA・鈴川真樹・Richard Cottle & Paul Staveley O'Duffy
タイトルは46分のカセットテープを意味する。何だか中途半端な時間だがLP時代はこのくらいがアルバム1枚の標準だったので、LP1枚をA面B面で収録するのに適していたためだろうか。個人的には00年頃までカセットテープを使っていて、何度か46分テープも使用した記憶があるが、シングルの枚数をあまり借りなかった時など限定的な使用に留まり、ほとんど使わなかった。既にカセットからみんなMD(MDの方が今は忘れられているが…)を使うようになっていた時代だったとはいえ、今作の発売当時は46分カセットとか全く分からないというリスナーはいなかったはず…。昔を振り返るラブソング。90年代の王道に立ち返ったようなバラードナンバーでメロディー自体がなんだか懐かしい。最初はまったりしすぎていると思ったけどやはり美メロだなぁと。
★★★★☆
20thアルバム『NOT AT ALL
2ndバラードベスト『
THE STORY of BALLADU
5thベスト『
VERY BEST NOTHING BUT C&A

C-46


44th 夢の飛礫
01年11月28日
作詞:CHAGE、作曲:CHAGE・Tom Watts、編曲:十川知司
久々の単独CHAGE曲シングル。雄大な愛を歌ったバラードナンバー。『VERY BEST ROLL OVER 20TH』ではCHAGE曲は2曲しか入ってないし、「VISION」は地味だったし、CHAGE=コーラスの人という失礼なイメージしかなかった当時にCHAGEがシングルのメインボーカルというのがまず新鮮だった。同時にいつも(ASKAの曲)と雰囲気違うけど、雄大に広がっていくサビの雰囲気は最高だし、CHAGE名曲書くんじゃん!と驚いた(失礼すぎるだろ)。個人的にはCHAGE曲で1番好きな曲というか長年この曲以外のCHAGE曲の印象が全く無当時友人の間でも既にチャゲアスを聞いている人がいなかったが、何故かこの曲だけハマったと言っていた奴が1人いた。
★★★★★
20thアルバム『NOT AT ALL
2ndバラードベスト『
THE STORY of BALLADU
5thベスト『
VERY BEST NOTHING BUT C&A

夢の飛礫 [MAXI]


not at all
作詞:ASKA,松井五郎、作曲:ASKA、編曲:ASKA,鈴川真樹,Richard Cottle,Paul Staveley O'Duffy
個人的にはこの曲がNo.1楽曲。正直全盛期のラブソングなんかはほとんど思うところが無くロマンティックだなぁ程度にしか思えないほどラブソング無関心人間なんだけど(おい)、今作は1人の男が迷いの末にたどり着いた1つの境地みたいな思いが綴られていて歌詞が物凄く好き。"そこに立ってそのとき わかることばかりさ 今の僕にはない答えなんだろう なにかだろう"というサビのフレーズが刺さる。今の自分に無い答えを否定せず受け入れようとする姿勢、そして"それが自分と思えたら 軽くなる 歩ける"。この境地にたどり着いたASKAが自分に負けてしまい現状あーなってしまったのが改めて残念だ。
★★★★★
20thアルバム『NOT AT ALL


コラボシングル デェラ・シェラ・ム 
/ CHAGE and ASKA/Stardust Revue
03年9月10日
作詞作曲編曲:ASKA/根本要
スターダストレビューとのコラボシングル。ASKAのソロシングル1作1曲ポッキリ出ただけでC&Aとしてはシングルもアルバムも出なかった03年唯一の新曲。楽曲も連名で作られているが歌割はASKAのパートが多めでCHAGE、根本要がほぼ同等の扱い。「デェラ・シェラ・ム」は適当な造語のようで意味がないようだけど、ラブソングのイメージが強い両者があえてラブソングそのものを取り上げてラブソングを歌う理由を歌うというメタ的な内容になっているところが面白い。メロもアレンジもこの時期のCHAGE and ASKAとつかず離れず、コラボながら全く違う方向というわけでもないので聞きやすい。ヒット性の高い名曲だと思うんだけど当時そんなに話題にならなかったな…。C/Wにはレコーディングドキュメントの断片を音声のみで収録しているという斬新な試みがされている。曲中でヤーヤー言ってるコーラスがYAH YAH YAHを取り入れ、"昔の事さ"がスタレビの「夢物語」の一節という遊び心だったことが分かるなど興味深い内容。一応CHAGE and ASKAの名前が先になっている作品だが、チャゲアスサイドではアルバム収録が一切されず、スタレビサイドではアルバム収録をしたり、スタレビバージョンを作ったりしているようだ。シングルレビューにアルバム曲まで加えてガッツリやった先行するいくつかのブログさんで揃ってこの曲オールスルーされてたのはC&Aのアルバム未収録なせいだろうか。
★★★★★
CHAGE and ASKAアルバム未収録

デェラ・シエラ・ム ( 初回限定盤 ) デェラ・シェラ・ム ( 通常盤 )


企画シングル SEAMLESS SINGLES
04年4月7日
25周年企画作品。シングルベストと称した企画盤で90年代の代表ヒットシングル4曲を収録。シングルと言い放っていたのでミニアルバムではなくシングル扱いされたが、90年以降続いていたシングルの連続ベスト10入り記録が今作のトップ10落ちで分断されてしまうなど大コケした。

SAY YES
めぐり逢い
僕はこの瞳で嘘をつく
YAH YAH YAH
以上4曲がオリジナルのままに収録されている。さすがにリマスターは施されているものの04年時点でこれらの曲は最も過去のヒット曲として忘れられている(「懐かしい」より最近すっかり聞いてない「色褪せた」レベル)状態だった事、改めて聞いても90年代前半の4曲はちょっと色褪せて聞こえてしまう(主にアレンジ)のがあったし、再録音ならまだしも今更そのまままとめただけで売れるはずもない。一応聞きはしたけど、20周年ベストよりリマスター感あるなと思った以外に特に印象無し。さすがにこれらの曲はもういいんじゃない?というのが正直なところだった。シングルの連続トップ10入り記録を分断してしまうという大失態になってしまった事で時代遅れ感漂っていて悲しかった。03年のサザンの「勝手にシンドバッド」25周年記念シングルは大ヒットしたけど特典つけたりちゃんと煽ってたのに対して今作は詰め込んだだけだもんなぁ…。ていうか何で「太陽と埃の中で」とか「HEART」じゃなくて「僕はこの瞳で嘘をつく」だったんだろう。

Seamless Singles


45th 36度線-1995夏-
04年8月25日
作詞作曲:ASKA、編曲:澤近泰輔
タイトルが発売時点で9年前だが、95年夏に制作され、96年秋〜98年5月まで「ニュースステーション」OPとして使用されていたが、使われていたのはイントロ部分だけだったようで、実質未発表曲だった。発売にあたっては改めて作り直したという。新作がほとんどリリースされていないので活動していなかったように思われがちだが、この頃はロングツアーを毎年のように行っていた。今作もライブメンバーでレコーディングされたような勢いのあるロックテイストの強いアップナンバー。改めてチャゲアス健在ぶりを示す会心作!だと思ったんだけど、この頃にはなんかもうプロモーションもあまりされず、固定ファンの力で初登場でトップ10入りしてストーン…っていうのが定番になってしまっていた。『DOUBLE』収録時には全く別のアレンジになってしまったが、そちらが元々のアレンジだったらしい。そっちはそっちで悪くは無いけど勢いはシングルの方があると思う。
★★★★☆
21stアルバム『DOUBLE』(album ver.)
5thベスト『
VERY BEST NOTHING BUT C&A

36度線 -1995夏- / 光の羅針盤


46th 僕はMusic
04年12月8日
作詞:ASKA・松井五郎、作曲:ASKA、編曲:旭純
ここに来て新たなアレンジャーを起用して攻めた予測不可能な展開を見せ続ける実験色の強いポップソング。ほとんど語りのような早口のAメロは唖然とするし、サビもまるでパッとしない。サビ後半のKissをしようおうぉ〜♪の部分だけ王道というかASKA節で物凄く安心する。当初何が何だか分からなかったけどここまでぶっ飛んでいると逆に何だか不思議とハマってしまう部分もあり全盛期の曲よりも案外好きだったりする。25周年ということもあり、旧作のリマスターBOXの発売もあって新作アルバムのリリースも待たれていたが翌年以降もオリジナルアルバム発売は無く、ライブもしなくなってしまい、04年のシングル2作はしばらくそのまま放置されることとなった。シングルバージョンはフェードアウトだったが、アルバムではフェードアウトせずにピタッと演奏が終了する。アレンジが変更されたわけではないためか、特にalbum versionの表記はされておらず、無表記でしれっと変更されている。
★★★★☆
シングルバージョンアルバム未収録
21stアルバム『DOUBLE』(フェードアウトしない)
5thベスト『
VERY BEST NOTHING BUT C&A』(フェードアウトしない)

僕はMusic


47th Man and Woman
07年1月10日
作詞:ASKA・松井五郎、作曲:ASKA、編曲:澤近泰輔
またしても長いブランクの末にASKA曲、CHAGE曲を2枚同時3万枚限定でアルバム2週前先行としてリリース。美しいピアノのイントロと低音の歌い出しから一気にオクターブ上がり、終始美しさの漂うメロディーが展開するミディアムナンバー。末期屈指の大名曲。この前後のソロシングルと比べてもまさに渾身の1曲。どっちみちこの時点でファン以外聞かない状態になっていたとはいえ、限定生産だったのは惜しい。もう少しプロモーションしても良かったのでは。
★★★★★
21stアルバム『DOUBLE
5thベスト『
VERY BEST NOTHING BUT C&A

Man and Woman


48th Here&There
07年1月10日
作詞:松井五郎、作曲:CHAGE・村田努、編曲:十川知司
品番順には目下これが最後のシングルということになっているが、「夢の飛礫」のように満を持してのA面というわけでもなく、とりあえず先行で2人それぞれの曲を2枚同時で出そうという企画ありきでシングルになった感じ。「Man and Woman」と並べるとどうにもシングルとしては地味な感じは否めないし、CHAGE=マニアックという印象が改めて強まってしまうような曲だ。ただCHAGE and ASKAという2人組ボーカルユニットということを考えるとやはりCHAGEの方が2人でやる意味を良く考えているのかなとも思う。「Man and Woman」が既にASKAのソロ状態に近いのに比べると、ボーカルの配分にしても2人の掛け合いが聞けるというのは今作の魅力だ。
★★★☆☆
21stアルバム『DOUBLE
5thベスト『
VERY BEST NOTHING BUT C&A

Here&There

 

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