TOKIO 20周年レビュー〜ユニバーサル 2001〜2008〜

2001年ユニバーサルへ移籍したTOKIOは再び制作陣を一新し、久保田光太郎、HIKARIなど新たな作家の元でロックバンド路線を急速に強化していく。最低売上の更なる更新もあったものの、初のオリコン1位獲得やタイアップと曲次第でロングヒットを飛ばす事で曲によって売上は大きく変わり、それなりに代表曲と呼ばれるようなヒットも出るようになっていった。また当初はジャケ違い程度だったところから、「明日を目指して!」以降はDVDやC/W違いによる本格的な複数商法に参入。同時期に同様の戦略を取り始めたKinKi Kidsと共に現在に通じるジャニーズ商法を確立していった。「宙船」の大ヒット以降は、ベテラン歌手に提供を依頼する歌謡ロックに傾倒したがこれが失策となり、以降は最低売上を更新し、低迷していってしまい、末期になるとオリジナルアルバムが出せない状況に陥った。

なおこのユニバーサル時代のシングルは移籍後に通常盤も全て廃盤、権利移動となり、シングル/アルバム/DVDは全て通常盤1種のみが移籍先のJ Stormから再発されている。後半になると収録内容が異なるものが激増してワケが分からなくなるが、楽曲コンプリートを目指す場合は通常盤初回プレスに焦点を絞って集めれば全て揃う(ただし通常盤初回プレスにだけボーナスがあるのは「Mr.Traveling Man」と「宙船」、「本日、未熟者」の3作くらいしかない)。

※『17』発売時の2012年にC/Wまで加えて全面的に書き直したものを2014年20周年の際にさらに追記修正しています。

 

21stシングル どいつもこいつも/ボクの未来
01年3月7日
ユニバーサル移籍第1弾。今作からは完全に12cmマキシシングルへ移行し、曲違いは無いが初回通常ジャケ違い2種での発売がしばらくは続く。今作は初登場10位とソニー時代後期のトップ10ギリギリの頃と変わらず、作風的にもこれ以降とまた少し異なり、ソニーとユニバーサルの過渡期的な1作となった。

どいつもこいつも
作詞作曲:安部純、編曲:KaaTo
「メントレG」タイアップ。パワーポップでかなりテンションの高い曲。ダンスサウンドっぽい楽曲で装飾音の方が目立っているが、一応前2作よりもちゃんとバンドサウンドにはなっている。何故かPVが2パターン作られ、そのうちの1パターンでは演奏シーンだけでなく、5人揃ってのダンスシーンがある。またサビ以外では山口→松岡→城島→長瀬→国分と全員でソロパートを回していくのも特徴。このため過渡期的な印象が強い。アルバムバージョンでは演奏は同じだがソロパートの振り分けが変更されている。
★★★☆☆
シングルバージョンアルバム未収録
7thアルバム『
5 AHEAD』(Album Version)

ボクの未来
作詞:渡瀬マキ、作曲:BANANA ICE、編曲:小柳"cherry"昌法、Horn Arrangement:YOKAN
「進研ゼミ・中学講座」CMソング。LINDBERGの渡瀬マキが作詞、編曲にLINDBERGドラムのチェリーが参加している。何故作曲ではなく編曲なのか、作曲と編曲のクレジット逆なんじゃないかという気もするが、雰囲気的には初期LINDBERGの小中学生応援歌的元気ロックを正当に継承したといった印象。爽快なバンドサウンドにホーンアレンジがにぎやかに絡むというポップ路線のTOKIOの王道でもあるけど、ロック度はソニー時代より増している。しかし当時CMでそこそこオンエアされた貫録の両A面の割に扱いが極悪で、PVが存在しないだけで終わらず、ユニバーサル時代の全A面楽曲の中で唯一アルバム未収録のまま完全放置された。「どいつもこいつも」にPV2本作るならこの曲のPV作れば良かったのに何故こうなった…。
★★★☆☆
アルバム未収録

どいつもこいつも/ボクの未来 (ユニバーサル)  どいつもこいつも/ボクの未来 (再発) 

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22ndシングル メッセージ/ひとりぼっちのハブラシ
01年5月30日
初の1位獲得。長瀬以外には国分のソロパートしかない曲で当時国分の恋人だったaikoの初1位を阻んでのまさかの1位獲得だったが、そのままデビュー曲に次ぐ当時の2番ヒット(現在は3番目)となり40万枚を突破した。10万枚がやっとだった当時のTOKIOとしては異例の大ヒットである。「メッセージ」のドラマタイアップ効果もあったが、実際には桜庭裕一郎の効果が大きかった。ドラマ「ムコ殿」の劇中歌となり長瀬演じる桜庭の持ち歌でドラマを飛び出しての発売。メディアなどにも長瀬ではなく桜庭になりきってインタビューに答えるなど徹底したメディアミックスぶりを披露して話題になった。ドラマ終了後にインタビューを受けていた長瀬のテロップには「桜庭裕一郎だった長瀬智也さん(23)」とか出てたのはさすがに笑えた。初回盤ジャケットはTOKIO、桜庭の2種(曲順変更無し)。買ったのはTOKIOバージョン。下記に表示されているのは通常盤。ぶっちゃけ初回TOKIOバージョンの初回ジャケ写が1番カッコ悪い。

メッセージ /TOKIO
作詞作曲:久保田光太郎、編曲:KAM
松岡主演ドラマ「天国に一番近い男」主題歌。以前放映された「MONOカンパニー編」は好評でSP2回も作られたが作風をマジメな方向に180度転換してしまったこの「教師編」はキャストは一部同じながら舞台とキャラクターは一新。唯一共通キャラの陣内演じる天童も別人格になっていて期待されていたハイテンションも全く見られず終始クールだったため当初から不評だった。ただ全体的にクールでカッコいい雰囲気が漂っていたので、主題歌としてはハマっていた。久保田光太郎とKAM、そしてHIKARIはTOKIOロックバンド化を大きくけん引した重要な作家だ。サビは掛け合いになっており、全員でボーカルをしているようだが、基本的に長瀬がメインで歌っており、曲の中盤に国分のソロパートがある。ストレートにバンド感が全開で当時は驚いたが、同時に圧倒的に"待っていたのはこのサウンド"っぽさがあり、「君を想うとき」以降はけっこう熱心に聞いていたがこれ以降TOKIOに本格的にドハマリした。ロックバンドTOKIOが始まった事を告げる名曲
★★★★★
7thアルバム『5 AHEAD

ひとりぼっちのハブラシ /桜庭裕一郎
作詞作曲:つんく、編曲:鈴木俊介
長瀬主演ドラマ「ムコ殿」劇中歌。つんくプロデュースによる長瀬のソロ曲。ドラマの設定上は長瀬が演じた桜庭の自作曲。このドラマ、主題歌は松任谷由実だったのだが、桜庭の印象が強すぎてほとんど印象に残らずそちらはヒットもしていない(松任谷の40周年ベストにも選曲されないくらいの扱い)。ドラマ内でも本当の顔はかなりおふざけノリで熱い男なのだが一転して表舞台では徹底的にかっこいい桜庭になりきる演出はドラマを飛び出しても行なわれた。アレンジは鈴木俊介で完全にハロプロサイドの制作だが1年前のあの悪夢が嘘のような名曲。ドラマの設定もあったが(ミリオンセラーの大ヒット曲)、本当につんくが書いたのかというほどに冴えわたるメロディーで、つんくの最高傑作だと思う。アルバムにはアコースティックアレンジで収録したのみで、シングルでしか聞くことができない。またTOKIO名義ではないため『HEART』の投票対象からも外されていた。
★★★★★
シングルバージョンアルバム未収録
7thアルバム『
5 AHEAD』(Acoustic Version)
桜庭裕一郎2ndシングル『お前やないとあかんねん』C/W(Acoustic Version)

メッセージ/ひとりぼっちのハブラシ  メッセージ/ひとりぼっちのハブラシ (再発)

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23rdシングル カンパイ!!    
01年8月8日
作詞:おちまさと・Bill Martin・Philip Coulter、作曲:阿瀬研一・Bill Martin・Philip Coulter、編曲:船山基紀・永見竜生
初回盤はアルバムサイズのCDで、通常盤は薄型マキシ仕様(内容は同じ)。前作のヒット以降TOKIOの定位置はトップ5まで上昇した。今回は「サタデー・ナイト」をリメイクカバー。原曲に新たなメロディーを継ぎ足して制作しているため、クレジットは新たな制作者の後に原曲が併記される形になっている。ただ作曲は分かるんだけど、作詞に原曲のクレジット必要だったかが地味に謎。原曲の歌詞は一切残ってないんだけど。また元々はキリンラガービールのCMで「カンパイ!ラガー!ラガー!イェイ!」とやってただけのものだった。CD化の際には商品名のラガーはさすがに廃止になり(ラスト付近で「LOVER」と歌っている箇所はある)、リスナー応援歌として仕上げている。アレンジに船山基紀が参加しているが、彼がアレンジすると装飾音だらけになる事が多い中で(後の「AMBITIOUS JAPAN!」「明日を目指して!」「宙船」)、この頃はバンドメイン。体育会系ノリのストレートなバンドサウンドでPVもライブハウスでライブしているというシンプルなもの。このとき、初めて男限定のライブイベントも開きファン層が広がった。ビールのCMソングだったということでPVの最後にはシャレで「TOKIOは20歳になってから」なんていうテロップが出るのだが10代向けの応援歌っぽい曲なのに堂々と(シャレとはいえ)そんな表示を出すなんてなかなかチャレンジャーであった。特殊な経緯の曲ながら、サウンド自体はストレートなロックサウンドが聞けてなかなかカッコいい。やがてダンスコーナーを廃止しバンドオンリーとなったライブで映える楽曲だと思うんだけど何故か披露されなくなってしまったようで、ライブDVDに1度も収録された事が無いのが残念。
★★★★☆
7thアルバム『5 AHEAD

C/W カンパイ!!-ベリーロック・バージョン-
編曲:KAM
別バージョン。文字通りのベリーロックバージョンで装飾音なしで完全にバンドサウンドだけで構成されている上にテンポもアップしている。オリジナルでは平メロ部分で全員にソロパートがあったが、このバージョンでは長瀬がほぼ1人で歌い通しており、最後の「燃え上がれ〜」の部分だけ重なってしまうのでオリジナル同様に山口が歌っている。01年のツアーではこのバージョンで披露されており、この曲が映像化されているのは唯一それだけ。原曲も好きだがこのバージョンも捨てがたく、ロックバンドTOKIOが好きなら入手しておくべき音源だ。
★★★★☆
アルバム未収録

カンパイ!!     カンパイ!! (再発)

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24thシングル DR/Only One Song
01年10月31日
初回盤も通常盤の薄型マキシケース仕様で内容も同じ。初回盤はカラーピクチャーレーベル仕様だった。

DR
作詞作曲:久保田光太郎、編曲:久保田光太郎&KAM
長瀬主演ドラマ主題歌「ハンドク!!!」主題歌。どうしてもポップな装飾音を足しがちなTOKIOの中ではありそうでなかった超ストレート爽快ロックナンバー。前作に続いてほとんど装飾音が無いバンドサウンドが実に気持ちいい。こういうTOKIOをもっと聞きたかったが、今作でイマイチ結果を残せなかったせいなのか、以降はまた装飾音の多いポップな曲が増えていってしまうことになる。
★★★★★
7thアルバム『5 AHEAD
3rdベスト『
HEART

Only One Song
作詞作曲:TWUNE、編曲:久保幹一郎
ラップを導入しているが、しっかりとバンドサウンドになっている辺りは実にこの時期らしい。ラップでキメてからサビでポップなメロディーという構成。これはこれでしっかりTOKIOになっているから凄い。ラップは1度やってみたかったそうだがこれ以降やっていないところを見ると満足したのだろうか?
★★★★☆
7thアルバム『5 AHEAD

DR/Only One Song (初回盤)  DR/Only One Song通常盤  DR/Only One Song (再発) 

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HEY! Mr.SAMPLING MAN
作詞作曲編曲:久保田光太郎
前曲「5 AHEAD」は今作の演奏準備をしているメンバーの様子となっており、実質的にアルバム1曲目を飾った曲。過去最高の爆音ロックに仕上がっており、最初に聞いた当時はまさかTOKIOがここまで本格的にロックバンド化したとは思ってなくてひっくり返った。同時期に関与し始めた作家としては長年関わり続けているHIKARIの評価が高いけど、久保田光太郎がTOKIOロックバンド化へ果たした功績は限りなく大きいと思う。
★★★★☆
7thアルバム『5 AHEAD


T2
作詞作曲:国分太一、編曲:国分太一&KAM
ゆったりしたジャジーな演奏で始まるが何かに気づいたような叫びから一転、爆音ロックしながら遅刻に焦る心情が綴られるという遅刻系ハイテンポロックナンバー。遅刻への焦りがそのまま曲の勢いとして現れているのが絶妙。とにかく盛り上がりまくる楽曲で当時から好印象だった曲の1つだ。T2というのはその遅刻した者を指しているものの、当時のライナーでは「T2」が誰なのかは伏せられていた。どうやら後のライブMCで当時国分を担当していたマネージャーの事を歌にしたものだと明かしているらしい。
★★★★☆
7thアルバム『5 AHEAD
3rdベスト『
HEART


Symphonic
作詞作曲編曲:HIKARI
アルバムの実質ラストを飾った壮大ロック。これまでのTOKIOにこういった壮大な楽曲が無かったので新鮮だった。以降TOKIOリスナーの間ではHIKARI楽曲の評価が高まっていくことになった。名曲というほかない名曲。
★★★★★
7thアルバム『5 AHEAD
3rdベスト『
HEART
34thシングル通常盤のみC/W(Live version)


25thシングル 花唄
02年3月6日
作詞:TAKESHI、作曲:鈴木秋則、編曲:島田昌典
初回盤も通常盤の薄型マキシケース仕様で内容も同じ。松岡主演ドラマ「ナースマン」主題歌。ロングヒットして20万まで引っ張った。代表曲の1つと言ってもいいと思う。作曲の鈴木秋則は元センチメンタル・バスのメンバー。センチメンタル・バスとして99年に「Sunny Day Sunday」をヒットさせた実績も持っていた。編曲の島田昌典はaikoでおなじみ。バンド以外の音もけっこう入ったにぎやかなアレンジだがこの曲に関してはそれが正解に感じる。ソニー時代と違うのはドラムを始め、バンドの存在感が強めで、色々鳴っているけどTOKIOがバンドであるという部分がちゃんと前に出ているところだろうか。みんなで大合唱といったポップな曲調はTOKIO全楽曲の中でも最も親しみやすい
★★★★★
8thアルバム『glider
3rdベスト『
HEART
30thシングルC/W(Acoustic Version)

C/W 遠い日のメロディー
作詞作曲:HIKARI、編曲:KAM
イントロで聞かれるブルースハープは長瀬の演奏。アコギとピアノがメインのアコースティックナンバーだが、ベースとドラムもしっかりと存在感を示している。存在がやや地味な曲ではあるがなかなかの佳曲。
★★★★☆
アルバム未収録

花唄 (初回盤)  花唄通常盤  花唄 (再発)

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26thシングル GREEN
02年7月10日
表題曲「GREEN」は2曲目に配置され、3曲それぞれで異なる愛の形を表現したコンセプトシングル。初の本格的なバラード楽曲ということでかなりバンドとしてマジな雰囲気が漂っていたのだが5万台と低迷。当時の最低売上を更新してしまった。初回盤も通常盤の薄型マキシケース仕様で内容も同じ。

Neighbor
作詞作曲:Tom Nashville、編曲:Tom Nashville・KAM
片思い曲。当時知らなかったんだけどTom Nashvilleyというのは長瀬のペンネーム。この年はKinKi Kidsの堂本光一も「solitude」をリリースする際に先入観を持ってほしくないとの理由でペンネームを使い、後に自分だったと明かしているので、ジャニーズの中でそういう風潮があったんだろうか。比較的シンプルな出だしからサビで感情が爆発していく、これ表題曲でも良かったんじゃないかというくらいの名バラード。結局アルバムにも入らなかったのも非常にもったいない。
★★★★☆
アルバム未収録

GREEN
作詞作曲:HIKARI、編曲:島田昌典
誓いの曲。スケール感のあるロックバラード。確かな名曲だがこれまでのTOKIOとはイメージが違う。売れなかったのはその辺が原因かもしれないが年齢的に見てもこういう曲を歌っても全くおかしくはないし、「夜空ノムコウ」でSMAPが次の段階に進んだようにこういう曲がもっと売れていればTOKIOの方向性も早く安定していたように思う。
★★★★☆
8thアルバム『glider
3rdベスト『
HEART

Southend
作詞作曲編曲:HIKARI
追憶の曲。アコースティックアレンジによる非常に切ない曲になっているが、上記2曲にメイン楽曲の風格があったのに対してこの曲はC/Wといった感じでややあっさりしている。3曲で1つの物語として見た場合「GREEN」で最高に盛り上がってゴールインしたのに、この曲ではものの見事に別れちゃってるので何とも言えない気分になる。1つのストーリーとして考えると「GREEN」で終わってほしかった。
★★★☆☆
3rdベスト『HEART

GREEN(初回盤)初回盤  GREEN(通常盤)通常盤  GREEN (再発)

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27thシングル ding-dong/glider
02年12月4日
2度目の1位獲得。通常よりもヒット。この曲からPVの監督を松岡が手がけるようになった。

ding-dong
作詞作曲:BARGAINS、編曲:KAM
シングル初のクリスマスソングで長瀬主演ドラマ「やんパパ」主題歌。ドラマは見ていなかったのだがたしか後藤真希がドラマ初出演して話題になったような記憶がある。ストリングスやブラスなどバンド以外の音も取り入れて非常にポップな印象になっているがやはりある程度ポップなほうが売れることは売れるのだろう。編曲はKAMということもありそこまでバンドっぽさが薄れていないしバランス的にはいい感じ。地味にキーが高く、ポップで歌いやすいと思ってカラオケで入れると辛いことになる(経験者)。
★★★★☆
8thアルバム『glider

glider
作詞作曲編曲:HIKARI
この後のアルバムのタイトルにもなった曲。疾走感あるロックナンバー。当時のユニバーサル公式にも書いてあったが(現在消滅)グライダーというよりかはジェット機のような雰囲気になっている。HIKARI提供曲の中では個人的にはやや落ちるもののそれでも結構好きな1曲だ。
★★★☆☆
3rdベスト『HEART
8thアルバム『
glider』(Album version)

ding-dong/glider(初回)   ding-dong/glider  ding-dong/glider (再発)

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HUM A TUNE
作詞作曲編曲:久保田光太郎
淡々としたロックナンバー。サビ以外をほぼ低音ボーカルで攻めるという少々抑えた曲調になっている。最初聞いた時は前作に比べて分かりにくいアルバムだなと思ったけど何度か聞いているうちになんか妙にハマった曲の1つ。
★★★★☆
8thアルバム『glider


『コンクリート』『ジャパニーズ』『サンデー』
作詞作曲編曲:久保田光太郎
久保田光太郎は本当にストレートなロックバンドナンバーを提供してくれて安心して聞けるなぁと実感するストレートなロックナンバー。3曲が合体しているわけではなく、歌詞中にもこの並びで登場するが深い意味は感じない。
★★★★☆
8thアルバム『glider


I'm mine
作詞:長瀬智也、作曲:国分太一、編曲:国分太一&KAM
アルバム屈指、というか国分曲、はたまたTOKIO全楽曲の中でも上位に入ってくる傑作。迷いを抱えながらもその思いをぶつけるように突き進んでいく泣きメロ系ロックで、グイグイ引き込まれる。"いつか解かるんだろう いつかはいつなんだろう 何の長所も無い僕が 僕であること それが先決で"という歌詞が特に好き。いつかいつかと言うけどその「いつか」がいつなのかって時々考えるよね。
★★★★★
8thアルバム『glider


城島SONG
作詞:TOKIO、作曲:城島茂、編曲:TOKIO
初めてTOKIO名義でアレンジまで行われた完全自作楽曲。謎の曲名だが城島が制作したメンバーネタソング(歌詞は記載なし)。当時のTOKIOとしてはかなりハードなロックサウンドが炸裂する激しい楽曲で、歌のようなラップのようなメロに乗せてメンバー1人1人のネタが歌われていき、キーワードを連呼するという1セットを5回繰り返す。CDでは初回限定8センチシングルに城島による作詞作曲で編曲TOKIOの「徒然2コード」と一緒にひっそり収録されたのみで、『HEART』投票でも対象外とされていたが、ライブでは定番曲となり、ツアーごとに歌詞やアレンジが変わって現在まで披露され続けている。投票対象だったら恐らく上位にランクインしていたと思われる。ライブDVDにおいてはSpecial GIGs 2006〜Get Your Dream〜』のシークレットトラックに収録されたのが初めて(ただしメニュー画面ではデフォでこの曲のギターリフが使用されている)。この際は放送禁止用語を連発したのか、歌がピー音まみれになっている上に、リーダーはギターを縦に抱えてしごくような動作を見せるなど、かなり下ネタ臭が強い。以降のライブDVDでは普通に収録されるようになり、極度な下ネタやピー音も入っていない。『OVER/PLUS』の「城島SONG〜OVER 30's WORLD〜」ではかなりアレンジも変わっているが、この時までは基本的に長瀬が全員分歌っていた。「城島SONG 2011」「城島SONG 2012」では5人が1人分ずつ自分以外のメンバーのネタを歌うというボーカルリレー方式に変更になった。こうなってからの断然面白くなったと思う。また基本的にライブでのリーダーはカッコいいギタリストと化していて、バラエティタレント城島とは別人のようだが、特にこの曲の時はふざけた歌詞にも関わらず終始クールな表情で弾いていたり、サングラス姿になっていたりと、他の曲以上にカッコつけているのも印象的。
★★★★☆
8thアルバム『glider』初回盤A特典CD


お前やないとあかんねん /桜庭裕一郎  
03年4月30日
作詞作曲:つんく、編曲:鈴木俊介
長瀬主演ドラマ「ムコ殿2003」劇中歌。今回は単独シングル。主題歌は新人歌手elliottだったが相変わらず印象に残らない扱いで最終回前には「ED曲」にされるなど露骨に降格された。ドラマは桜庭と社長役つんく以外のキャスト/設定が一新され、パラレルワールドとなっている。前作との繋がりは無くなったが前作「ひとりぼっちのハブラシ」は一応過去の持ち歌という扱いで紹介された。さらに今回は本格的に売りに走っており、auのCMともコラボレートしており、CMでも桜庭としてこの曲がオンエアされるなどした。ドラマも意欲的に生放送なども取り入れたが、好評だったのはあくまで前作でありその前作の物語がよりによって無かった事にされたのと、桜庭のキャラがエスカレートしすぎてただただバカ騒ぎするだけの展開に批判が相次ぎ視聴率も低迷。酷評が相次いだ公式掲示板は荒れに荒れプロデューサーが「出演者の士気を下げるコメントはやめてほしい」と火に油を注いで大炎上の末に閉鎖された。ドラマとしては失敗したといってもおかしくないほどの不評で終わったが、通常ラインのTOKIOを上回るヒットを記録し、20万近いヒットに。歌詞が関西弁なのが何とも変で大いにマイナスだが、曲自体はすでに枯れてきたといわれていたつんくの入魂の1曲で、歌詞を差し引いても前作に続いて名曲。ちょっとWOW YEAH言いすぎな気もするがカッコいい。
★★★★☆
アルバム未収録

C/W お前やないとあかんねん(Acoustic Version)
編曲:鈴木俊介
シンプルなアコースティックバージョン。アコギメインだがバックではストリングスのようなキーボードが鳴っている。アコースティックバージョンとして制作したというよりオリジナルから音を抜いただけのリミックスバージョンのようにも聞こえるが、シンプルでもやはりメロディーがいいなと感じる。
★★★★☆
アルバム未収録

C/W ひとりぼっちのハブラシ(Acoustic Version)
作詞作曲:つんく、編曲:高橋輸一
前作のアコースティックバージョンだが、元々7thアルバム『5 AHEAD』に収録されていたもので音源を使い回して収録。桜庭しか聞かないライトリスナーに向けてのものだろう。ピアノメインでじっくり聞かせる。
★★★★☆
7thアルバム『5 AHEAD

お前やないと あかんねん  お前やないと あかんねん (再発)


28thシングル AMBITIOUS JAPAN!
03年10月1日
作詞:なかにし礼、作曲:筒美京平、編曲:船山基紀
JR東海のCMソング。当時もOAされまくったが好評につきキャンペーンが延長されその後2年くらいCMで使用され続けた。現在もJR東海の新幹線の中ではこの曲がかかっているとか。2作連続にして3度目の1位を獲得し、200位以内32週もランクインするというロングヒットとなり20万ヒットに到達した代表曲の1つ。作詞をなかにし礼、作曲を筒見京平と80年代のヒットコンビが手掛けているため、最先端というよりは懐かしさも感じられるもののさほど古さは感じない爽快な曲。船山基紀によるアレンジは装飾音を入れ過ぎていてやや不満が残るが、結局のところこれくらいの方が世間は親しみやすいのだろう。個人的には確かに親しみやすい曲だけど、もうちょっとロックな方がいいかなぁ…という程度。ただ震災以降になってからはやたらTVで歌わされるようになり、ついには新曲を差し置いて2013年の紅白で再度歌われるなど現在では最大の代表曲のような扱いにまでされている事にはやや不満がある。基本的に長瀬・山口のツインボーカルでソロはこの2人にしかないが、国分が低音コーラス、城島はサビ前の「I get a true love」(歌詞表記上は()括りでコーラス扱い)を叫んでいる。TVなどでの披露時は松岡の前にマイクは置かれていないが、PV集のこの曲のレコーディング映像では一応ボーカルレコーディングしている様子も収録されている。ただし、元々ボーカルを担当する予定が無かったのか、曲をちゃんと覚えて来ていないとコメントし、かなり適当に歌っており、ディレクターがその場で指示したラストサビ前の「I get a true love」を叫んで帰っていった。メイキング映像のカメラが入るので全員分の映像が欲しかっただけなんじゃないかと思うんだけど、CDではこの「I get a true love」が採用されたようで、CDでは最後の「I get a true love」だけは松岡の叫び声になっている。現在のTVやライブではこの部分も城島が担当している(松岡は演奏のみ)。地味に「I get a true love」は音域オーバー気味で難しいため(松岡が担当しないのもこのためかも)、城島も微妙に外し気味に叫んでいるが、それがまたインパクトがあり、「I get a true love」の部分で思わず微笑んでしまうとか、毎回ハラハラするとか、1周回ってこの部分のリーダーがカワイイのでいつも楽しみだ、この曲といえばリーダーの「I get a true love」だ!というリスナーも生み出している。実際「I get a true love」で検索するとこんなことに…。
★★★★☆
9thアルバム『ACTU
3rdベスト『
HEART

C/W 駅・ターミナル
作詞:なかにし礼、作曲:筒美京平、編曲:蔦谷好位置
同じ制作陣によるアコースティックナンバー。蔦谷好位置が在籍していたバンドが解散したのがこの年。00年代半ば以降には数々のミュージシャンに新風を吹き込む新鋭のアレンジャーとして知名度を上げていったので、アレンジャーとしては最初期の仕事になると思われる。なんと
バンドを完全に捨て去った軽い打ち込みソングな上に、かなり地味で間延びした地味曲。これはちょっと良さが見当たらない…。
★☆☆☆☆
アルバム未収録

AMBITIOUS JAPAN!(初回限定盤)初回盤  AMBITIOUS JAPAN!通常盤  AMBITIOUS JAPAN! (再発)

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29thシングル ラブラブマンハッタン/ALIVE-LIFE
03年12月3日

ラブラブマンハッタン
作詞:宮藤官九郎、作曲:富澤タク、編曲:富澤タク・KAM
松岡主演の「マンハッタンラブストーリー」主題歌。クドカン脚本によるクドカンファンウケは良かったが視聴率は低かったドラマの1つで今回はクドカンのバンド、グループ魂による提供曲。とことんほのぼのしておりサビは大合唱風。編曲にKAMが参加しているので曲調の割にはしっかりギターロックしたサウンドになっている。ただ途中でセリフが入ったりするのを筆頭に歌詞全体にクドカン特有のノリが出てきて苦手。完全に滑ってしまっていると思う。ライブでは台詞部分を変えて国分をいじっている模様が『OVER/PLUS』に収録されている。
★☆☆☆☆
9thアルバム『ACTU

ALIVE-LIFE
作詞作曲:清水昭男、編曲:吉岡たく
ホーンアレンジ全開のソニー時代的なポップロックナンバー。長瀬メインながら全員で掛け合いボーカルをしていてキャッチーな1曲。作詞作曲の清水昭男は「忘れえぬ君へ…」や長瀬自らTOKIOの転機になったと語り現在もライブで歌われる「Yeasterday's」を書いたソニー時代後期の作家だったが、これ以降再び参加するようになる。発売当時は装飾音がウザかったが、現在はこれはこれでありかなと思う。生のホーン隊を導入していた08年のツアー(『OVER/PLUS』初回盤DISC-3)で披露されたライブバージョンがこの曲の完成版だと思う。
★★★☆☆
9thアルバム『ACTU

ラブラブ マンハッタン/ALIVE-LIFE(初回盤)初回盤  ラブラブ マンハッタン/ALIVE-LIFE通常盤  ラブラブ マンハッタン/ALIVE-LIFE (再発)

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30thシングル トランジスタGガール
04年3月3日
作詞作曲編曲:横山剣
長瀬主演ドラマ「彼女が死んじゃった」主題歌。夢も失い半ば世捨て人的な惰性の日々を送っていた主人公が偶然出会って意気投合して一夜を共にしただけだけど妙に印象的だった彼女が自殺したと聞かされ、自称婚約者のオッサンと彼女の妹と共に何故彼女が自殺したのかその原因を探るため彼女の生前の関係者に話を聞きに行くというドラマ。わりと枯れた感じの登場人物が多く、ドラマとしてはその内容が暗かったせいか2話以降低視聴率街道を爆走したが、妙に印象に残るシーンや台詞が多かった。当時よりも夢見る頃を過ぎた20代後半以降になってきて良さが見えるドラマだったのではないだろうか。岡田浩暉がゲストで出た回で、岡田浩暉が長瀬に「人生で1番良かった時期」を尋ねるシーンで、長瀬は普通に過去のある時期だと答えるんだけど、岡田浩暉は現状芽が出る気配なんてまるでないような状況でも目を輝かせながら5年後や10年後だと答えるシーンは放送から10年以上経っても妙に印象に残っている。曲の方はクレイジーケンバンドの横山剣が提供した昔ながらのロックンロール。クレイジーケンバンドのメンバーもゲストプレイヤーとして参加しており、エレキギターとアコースティックピアノはTOKIOメンバー以外も弾いている旨がクレジットされている。カモンカモンと連呼する長瀬の姿はこれまでの針を振り切って絶叫しまくり。20歳前後のちょっと不良っぽい風貌から超好青年といった風貌へ成長していた長瀬はこれ以降は急速にオッサン化していくが、その始まりがこの曲だったのかも。一般受けには程遠かったようで最低売上をあえなく更新。聞き込むとけっこういいんだけど「AMBITIOUS JAPAN!」から毎回コロコロ曲調変えすぎな感じはあった。この時期のライブではかなりフューチャーされており、最後のサビで終わると見せかけて長瀬がカモンカモンと歌いだして曲を延長するという事を延々と繰り返していた。「僕の恋愛事情と台所事情」通常盤のライブハウスでのライブ映像で確認することができる。また10周年ライブの際はサポート含むメンバー紹介も演奏しながら行ったため、30分近くこの曲を演奏し続けるというとんでもないことになっていた。正直繰り返し過ぎ…。
★★★☆☆
9thアルバム『ACTU

C/W 花唄(Acoustic version)
作詞:TAKESHI、作曲:鈴木秋則、編曲:TOKIO&KAM
アコースティックリメイク。ピアノとアコギメインだが1コーラス終了後ドラムも入ってシンプルなバンド編成。また
TOKIO名義での編曲表記がなされた。以前からメンバーの自作曲をそのメンバーが個人で編曲するというのはそれなりにあるが、編曲:TOKIOというのは数が少なく、これ以降も数曲しか無い。ゆったりしたアレンジだが、元々の曲がいいのでアレンジが変わってもいいものは良い。
★★★★☆
アルバム未収録

C/W Julia(Piano version)
作詞作曲:ジョー・リノイエ、編曲:国分太一
国分が編曲を担当したリメイク。文字通りピアノのみの演奏になっており、国分本人と山口が2人で歌っている(たぶんこの2人の声だと思う)。バラードになっているので2番がカットされているがそれでもかなりの長さになっている。原曲とは全く違う味わいがあってなかなか良い。
★★★☆☆
アルバム未収録

トランジスタGガール(初回)初回盤  トランジスタGガール通常盤  トランジスタGガール (再発)

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31stシングル 自分のために/for you
04年11月7日
「花唄」の半分程度ではあるが、前作の低迷とは打って変わって年末に少し粘る推移を見せて10万枚を突破した。

自分のために
作詞作曲:飯岡隆志、編曲:山原一浩
松岡主演ドラマ「ナースマンがゆく」主題歌。前作「ナースマン」が好評でこの春に放映されたSPに続き、連ドラで続編となったが、勤務地が変わったため婦長を演じた岸田今日子以外のキャストを一新。だがそもそも新米ナースマンの成長物語だったのに、いつまでも新人扱いで話を進めるわけにもいかず今作では新たな新人ナース(香里奈)を投入したりするなどしたため、松岡演じる主人公がベテランでもないが新人でもないという半端なポジションになってしまう致命的な欠陥が生じてしまった。案の定ストーリーも歯切れが悪くなり、前作が嘘のように視聴率も10%前後まで低迷。トドメに地震で放送中止になった回を繰り越さずにそのまま最終回を90分SPにして、実質的に短縮して押し切る形の全9話で終了した。そんなこともあって、主人公が中途半端な立場故に毎回起こる問題に対して何も言えずに固まってしまうスッキリしない場面しか記憶にないドラマだったが主題歌は快調でロングヒットを記録した。久々に比較的ストレートな爽快ロックが炸裂しているが、最大のギミックとして三三七拍子を導入。随所でダンダンダン!ダンダンダン!ダンダンダンダンダンダンダン!のリズムに合わせて「はっしっれ!はっしっれ!あっしったっのったっめっに!」といった調子でコールがかかる。これが何とも言えない感じだが、それ以外のメロディーはユニバーサル移籍直後を髣髴とさせるストレートさでなかなかいい。紅白ではこの曲が歌われ、大サビの国分のソロ部分ではアドリブをぶちかましていた。
★★★★☆
9thアルバム『ACTU
3rdベスト『
HEART

for you
Original Lyrics:Tord Backstrom・Bengt Girell・Jan Nilsson、作詞:TAKESHI、作曲:Tord Backstrom・Bengt Girell、編曲:HIKARI
「メントレG」テーマ曲。「ALIVE-LIFE」に近い路線のホーン等が盛り込まれたポップロック。海外勢の作詞作曲になっているが、日本語詞として別の作詞家がクレジットされている。日本語詞のカバーなのかと思ったが、特にそういったわけでもなく英語詞込みで提供された曲の歌詞だけ日本語で書き直したのだろうか?悪くは無いポップロックだが、A面扱いする程ではない気もする。
★★★☆☆
9thアルバム『ACTU

C/W Nice guys
作詞作曲:TWUNE、編曲:KAM
城島と山口の年長コンビがメインで歌っている。城島は意外と歌わない事が多く、ここ最近のシングルでも「AMBITIOUS JAPAN!」で「
「I get a true love」と叫んでいたくらいしか目立っておらず久々のメインだった。年長コンビだけに他の曲とは少し雰囲気が異なっており、何だか昔のフォークソングを思わせるような落ち着いた味わい。
★★★☆☆
アルバム未収録

自分のために/for you(初回盤)初回盤  自分のために/for you通常盤  自分のために/for you (再発)

ジャケット違いはこちら


Cm
作詞作曲:HIKARI、編曲:HIKARI&KAM
アルバム冒頭を飾った3連バラード。『ACTU』すなわち10周年を経たTOKIOの第2章と位置付けたこのアルバムでは前2作のようなストレートなロックナンバーよりもひねった楽曲が多かったが、今作もこれまでの1曲目と異なり、前作までならラストに配置していたような雄大な雰囲気になっている。TOKIOも大人になってきたことを感じる1曲だ。
★★★★☆
9thアルバム『ACTU


WATER LIGHT
作詞作曲:久保田光太郎、編曲:久保田光太郎&KAM
長瀬と国分がメインで歌っている。当時はこれまでに比べてサビで爽快なメロディーが聞けるわけでもなく、ウォーターライッ(ジャジャッジャッジャッジャッ)ウォーターライッ(ジャジャッジャッジャッジャッ)というサビ終わり以外はあまり印象に残らない曲だった。ライブではそこそこ披露されてはいたものの定番というほど定番ではなかったようで、ライブDVDへの収録も2回程度。しかし14年に夏フェスに出演した際に何かふいにセットリスト入りしたという。確かに余計な装飾音が無く、5人の演奏が堪能できる、しかもちょっと凝った感じでフェスに来るような"音楽ファン"が支持しそうな感じ、という意味ではフェス向けの楽曲かもしれないなと思った。
★★★☆☆
9thアルバム『ACTU


Sunset,Sunrise
作詞作曲編曲:久保田光太郎
アルバムラストを飾った大団円系のロックバラード。これまた『HEART』投票圏外であったにも関わらず、14年の夏フェスで披露された楽曲。しかも出演した3ステージ全てでこの曲をラストに配置した。ファンしか知らず、観客の大半が全く聞いたことが無いことが分かりきっている中で、この曲を最後に持っていったというのはなかなか面白い。繰り返しているうちに知らなくてもラストっぽいノリに浸れるし、野外という場であれば通常のTOKIOライブ以上にこの楽曲が感動的に聞こえるんじゃないかということは容易に想像できる。
★★★★☆
9thアルバム『ACTU


DVDシングル 僕の恋愛事情と台所事情
05年11月16日
作詞作曲:城島茂、編曲:吉岡たく、Co-arrange:村田陽一
「メントレG」のテーマ曲。突如
DVDシングルで発売された作品。CDの付属は無く、初回盤と通常盤では特典映像が異なっていた。装飾音の方が目立っているくらいポップな味付けがされた曲で記号を駆使しまくったかわいらしい歌詞も城島が書いたと思うとなかなかに微笑ましい。バラエティタレントTOKIOの印象とはうまく合致している。個人的にはギタリスト城島のカッコよさをここで発揮してほしかったが…。映像では城島はアコギを抱えているものの基本的に南国でメンバーが楽しそうに飛び回っている映像のみでバンドTOKIOの姿は皆無。1年後にアルバムに収録されたことでようやくCD化された。元々番組のEDを作る企画で城島の曲が選ばれたという経緯だったので他のメンバーの曲はお蔵入りしたが全て『Harvest』に収録された。他の曲はどれも「腹減った」がテーマになっていてアルバム全体の流れもそこで変な方向になってしまうが、これは当時の番組のコーナーで「メントレGレストラン」の影響だったと思われる(国分はホスト役でいつも料理を食べられたため国分曲は食ネタに走っていない)。
★★★☆☆
10thアルバム『Harvest
3rdベスト『
HEART

TOKIO 僕の恋愛事情と台所事情 (初回限定版) [DVD]   TOKIO 僕の恋愛事情と台所事情 (通常盤) [DVD]通常盤 

僕の恋愛事情と台所事情 [DVD] (再発)

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32ndシングル 明日を目指して!
05年12月7日
作詞・作曲:長瀬智也、編曲:長瀬智也&船山基紀
進研ゼミCMソング。CDシングルとしては1年以上あいてのリリース。紅白出場が決まってるのに曲がDVDシングルしか出ていないという変な状況だったがギリギリでリリースされ、そのままこの曲が歌われた。いつもよりややロングヒットして10万近くまで伸ばしたのとCMタイアップでけっこうかかっていたのでTOKIOとしては当たった方の曲の1つ。長瀬が作詞作曲編曲まで手がけたシングルA面初の自作曲ながら、そこに装飾音職人とでもいうべき船山基紀がホーン等を足しまくった。これ以降のアルバムにおける長瀬の作詞作曲編曲と同様に元々はもっとロックな曲調だったと思われるが(歌詞は学生向けを意識しているっぽいけど)、装飾音のせいでかなりポップでキャッチーな雰囲気に。TOKIOの立ち位置を考えるとこういう判断が無難なのかもしれないが「メッセージ」「カンパイ!」「DR」辺りのストレートさで聞きたかった。ちょっと余計な音を足しすぎた感がある。またアッパーな学生向け応援歌という路線では1年前の「自分のために」とも印象が若干被った。いい曲なんだけどタイミングとかが色々惜しかった。
★★★★☆
10thアルバム『Harvest

初回A、通常盤C/W Save As...
作詞作曲編曲:久保田光太郎
TOKIOロックバンド化の立役者でアルバムの1曲目など重要どころも手掛けていた久保田光太郎だが、この時点で既に出番が激減しており、結果的にこれが最後に。「明日を目指して!」と異なり、ストレートなロックナンバーで内容も社会人向けの応援歌になっている。単に前向きさを鼓舞するのではなく、どこか達観した空気感が新鮮だが、メンバーの年齢を考えるとこういう曲を歌っていても不思議ではないか。隠れた名曲。
★★★★☆
アルバム未収録

初回B、通常盤C/W LOOP〜愛しい日々のメロディー〜
作詞作曲:TAKESHI、編曲:KAM
ド派手なロックナンバー。いつもよりもがなり立てて歌う長瀬のボーカルも新境地だがそのボーカルさえサウンドに少し埋もれているくらい演奏がでかい。さらにストリングスのようなラインも入っているのでかなり派手な印象がある。ライブハウスで5人だけで演奏したDVD『Special GIGS 2006』での1曲目を飾っており、シングルA面のイメージしか無い人が見ればそのあまりのロックバンドっぷりに驚くことは間違いない。このシングル、ハズレが無い。
★★★★☆
アルバム未収録

今作から本格的なジャニーズ商法がスタート。曲違いやDVD違いが当たり前となる。

明日を目指して!(初回限定盤A)   

明日を目指して!(初回限定盤B)   

明日を目指して!(初回限定盤C)(DVD付)初回DVD付C   明日を目指して!通常盤(初回プレス)通常盤初回プレス   

明日を目指して! (通常盤)  明日を目指して! (再発)

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33rdシングル Mr.Traveling Man
06年2月8日
作詞作曲:清水昭男、編曲:佐久間正英
松岡主演ドラマ「夜王」主題歌。4度目にして久々の1位獲得曲で、何気に15万近いヒットを記録。もちろん前作から激化した複数商法の効果もあったかもしれないがそこそこのロングヒットもしており、同年の「宙船」で霞んでしまったものの「宙船」が無ければこの時期の代表的ヒット曲の1つになっていたはず。作詞作曲が「忘れえぬ君へ…」の清水昭男、編曲が「Love&Peace」以来の佐久間正英。共にソニー時代の作家の登板となった。ユニバーサル以降のTOKIOとしてはけっこう異色の仕上がりに。男闘呼組っぽいとも言われていた硬派なロックテイスト。勢いのある男らしいロックな応援歌になっていて、就活という現実が迫りきて脅え続けた06年2,3月当時励まされた。#2という別アレンジでは松岡が冒頭でサビをソロ歌唱、全体のアレンジがアンプラグド風になっている。
★★★★☆
10thアルバム『Harvest
3rdベスト『
HEART
10thアルバム『
Harvest』通常盤初回のみDISC-2(#2)

初回A、通常盤C/W 夜を吹き飛ばせ
作詞作曲:中原明彦、編曲:KAM
ピアノが転がるようなピアノロックナンバー。TOKIOの中でここまでピアノメインのアップテンポは他に無かったので新鮮で実に心地よく流れるように聞くことができる。ただイマイチ印象が薄い。
★★★☆☆
アルバム未収録

初回B、通常盤C/W Love is here
作詞:TAKESHI、作編曲:山原一浩
バラードナンバー。しっかりとバンドがバックを支えているもののメロディー重視でバンドサウンドは抑えめ。この時期のC/Wの中では個人的に最も印象が薄く、未だに聞いてようやく思い出す程度にしか印象に無い。
★★☆☆☆
アルバム未収録

通常盤C/W 明日を目指して!(Piano Version)
作曲:長瀬智也、編曲:KAM
以前の「Julia」のようにリアレンジかと思ったら、作詞クレジットが無くなっている事からも分かるように
ピアノインストナンバー。ピアノしか鳴ってないのでわざわざ国分だけ呼んで録音したのだろうか…。謎のトラック。
★★☆☆☆
アルバム未収録

前作同様にC/Wが異なるA,B、前作PVメイキングDVD付C、C/W全て収録した通常盤の4パターン。

Mr.Traveling Man(初回限定盤A)   Mr.Traveling Man(初回限定盤B)   Mr.Traveling Man(初回限定盤C)(DVD付)   

Mr.Traveling Man 通常盤(初回プレス)通常初回プレス盤  Mr.Traveling Man 通常盤  Mr.Traveling Man (再発)

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34thシングル Get Your Dream
06年6月21日
作詞:TAKESHI、作曲:TSUKASA、編曲:KAZZ
TBSのサッカーW杯テーマ曲。タイトルは中村俊輔に託された言葉…らしい。いわゆる合唱系の応援歌なのだが、ちょっと無駄にポップすぎるというか幼い感じがする。装飾音鳴りすぎだし。年齢的にも当時の関ジャニ∞辺りが歌った方が合っていたのではないだろうか。DVD『Special GIGS 2006』ではライブのサブタイトルにも起用され、装飾音なしのロックバージョンで披露されている。そっちは普通にカッコいい。
★★★☆☆
10thアルバム『Harvest

通常盤C/W Palastic Plants
作詞作曲:コダマックス、編曲:KAM
少し落ちたところから復活していく系の応援歌。
今作最大の名曲。この頃から明らかにC/Wの方がバンドっぽくてメロディーもいい曲が増えていくのは何故なのか…。
★★★★☆
アルバム未収録

初回A、通常盤C/W Symphonic(Live version)
作詞作曲:HIKARI
アルバム『5 AHEAD』本編ラストを飾っていた壮大ロックのライブバージョン。いったいいつのライブ音源なのか不明だが、ほぼ原曲通りのアレンジ。改めて名曲。
★★★★☆

初回B、通常盤C/W 君を想うとき(Live version)
作詞:渡辺なつみ、作曲:渡辺未来
99年のシングルのライブバージョン。ほぼアカペラから始まり、ピアノだけのシンプルなサビから2番でようやくバンドインする構成になっており、原曲とはアレンジが異なるが、終盤になってようやく原曲と同じアレンジになる。どちらかというとアルバムバージョンに近いがよりメリハリが効いている。大サビ部分もアルバムバージョンと同じ英語詞になっている。当時としては異色のロックバンドらしい曲だったけど、この時期になるとこれが当たり前というか標準になってきた感じはする。
★★★★☆

今作からDVDの内容違いもスタート。

Get Your Dream (初回限定盤A)(DVD付)   

Get Your Dream (初回限定盤B)(DVD付)   

Get Your Dream (初回限定盤C)初回盤C  Get Your Dream (通常盤)(初回プレス)通常盤初回プレス  Get Your Dream 通常盤  

Get Your Dream (再発)

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35thシングル 宙船(そらふね)/do!do!do!
06年8月23日
5度目の1位獲得作品。のっけから絶好調の上に、トップ200内には62週と1年以上ランクインする超ロングヒットとなり、CDが売れなくなった時代にデビュー曲に次ぐ2番目の大ヒットを記録。94年当時と06年では規模が異なるため単純比較はできないが実質的にはTOKIOの最大代表ヒット曲となった。しかし今作が完全なピークとなってしまい、歌謡ロック路線に向かった事によりこれ以降売上は激減し、最低売上の連続更新、曲やタイアップ次第で可能だったロングヒットが全く出なくなってしまうといった弊害も生むことになった。。

宙船(そらふね)
作詞作曲:中島みゆき、編曲:船山基紀
長瀬主演ドラマ「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」主題歌。かなり中島みゆきカラーの強い歌謡ロック。またシングルでは初めて長瀬が完全単独ボーカル、メンバー4人は演奏に徹しておりコーラスすらしていない。これまでのような若者向けの頑張ろうぜ的なものではなく、自らの力で進んでいけという物凄く力強い応援歌。こんな歌詞は中島みゆきにしか書けないというくらい中島みゆき以外がイメージしにくい曲だが、少なくともジャニーズの中でこの歌詞を歌いきってサマになるのも長瀬1人しかいないんじゃないかと思う。やや残念だったのは今回も船山基紀の登場により装飾音メインのアレンジにされてしまっている。だが当時からライブでは5人だけの演奏によるRock Versionで披露されていて、こちらはさらにテンポが速く、ギターメインのサウンドになっている。この年のFNS歌謡祭では5人のみでこのバージョンを生演奏で披露。あれはメチャメチャカッコよくて衝撃を受けた記憶がある。ライブでの熱さとは裏腹にTVではオーケストラバージョンとして長瀬1人でMステに出演した事もあるなどバンドTOKIOではなく"歌メイン"の扱いが目立った。バージョン違いが多数あり、前述のロックバージョンはCDでは37thシングル通常初回限定のC/Wとして聞けるが、ミックスがやや貧弱。近い編成では装飾音をカットした『sugar』通常初回盤のみ収録のjumble versionがある。装飾音をカットしているものの何故か間奏以降で装飾音が復活してしまう中途半端な内容なのでこれもやはり少し違う。DVD『Special GIGS 2006』がRock Versionではベストテイク。『OVER/PLUS』以降はストリングスやホーン隊をサポートに入れているので原曲アレンジやさらに壮大にアレンジしたバージョンでも披露されている
★★★★☆
10thアルバム『Harvest
3rdベスト『
HEART
通常初回のみC/W(Acoustic Version)

10thアルバム『Harvest』通常盤初回のみDISC-2(Orchestra version)
37thシングル通常盤初回のみC/W(Rock Version(Live))
11thアルバム『Sugar』通常盤初回のみDISC-2(jumble version)

do!do!do!
作詞作曲:TAKESHI、編曲:3-5-2
X boxのCMタイアップ。長瀬メインながらサビではメンバーみんなで歌っているにぎやか合唱系ロック。かなりキャッチーな曲だが、その反面サウンドはバンドが前面に出ていてかなりロック色が強い。そしてがなり立てるように歌う長瀬のソロパート部分はやたらとキーが高く、実は「宙船」よりもカラオケ難度が高いのではないかと思う。
★★★★☆
10thアルバム『Harvest

通常盤のみC/W リプライ
作詞作曲:HIKARI、編曲:山原一浩
埋もれた感じのC/Wだが山口ボーカルによるまったりした曲。この流れで聞いても単独で聞いてもこのまったりさがどうにも苦手。
★★☆☆☆
アルバム未収録

常盤初回プレスのみC/W 宙船(そらふね)(Acoustic Version)
作詞作曲:中島みゆき、編曲:KAM
どこがアコースティックバージョンなのか不明な実質的なPiano&Strings Version。しかもストリングスが何だかちゃちい…。後にオーケストラバージョンも制作されるが、そちらはもっとド派手なオーケストラが展開する今作のバージョンアップ版みたいな内容である。そっちに比べるとこちらの方が圧倒的にシンプルだが、そもそもストリングスを目立たさせて映える曲ではないと思うし、全然アコースティックじゃない。アコースティックギターとピアノで編曲すれば良かったのに…。
★★★☆☆
アルバム未収録

宙船/do!do!do!(初回限定盤A)(DVD付) 初回DVD付A  do!do!do!/宙船(初回限定盤B)(DVD付)   宙船(そらふね)/do!do!do! 通常盤 (初回プレス) 通常盤初回プレス

宙船/do!do!do! 通常盤  宙船/do!do!do! 再発

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SONIC DRIVE!
作詞作曲編曲:長瀬智也
現在に通じる長瀬のロック魂が炸裂した楽曲。ライブの完全定番曲となっており、サビでタオルを振りまわしながらひたすら盛り上がっている様子は今作発表以降のライブDVD全てに収録されているほどだ。一転して間奏では歌詞には書かれていないが「よく考えてみりゃ 俺ラップなんてできねぇ」と何故かラップが展開する遊び心も。
★★★★☆
10thアルバム『Harvest
3rdベスト『
HEART


36thシングル ひかりのまち/ラン・フリー(スワン・ダンスを君と)
07年3月28日
前作のヒットを受けて、ベテランロック歌手を起用しての歌謡ロック路線がスタート。今作では甲斐よしひろを起用。しかし前評判からしてあまりよろしくなく、前作のヒットが嘘のような大失速。一転して当時の最低売上更新という散々な結果に…。

ひかりのまち
作詞作曲:甲斐よしひろ、編曲:西村智彦
アニメ「スカルマン」OP。久々のアニメタイアップ。歌謡ロック路線提供者の中では未だ現役でチャート上位に食い込む中島みゆき、長渕剛と違って、甲斐よしひろは長らくヒットらしいヒットは提供曲含めて皆無で完全に過去の人というイメージが強かった。案の定何とも言えない微妙な曲。聞きこむとそれなりに味のある曲で、現在では意外と悪くない曲だと思うけど、いったい何を狙って大ヒットの後に7ヶ月も開けてこういった人選になったのは謎。失策以外の何物でもないと思う。
★★★☆☆
11thアルバム『Sugar

ラン・フリー(スワン・ダンスを君と)
作詞作曲:甲斐よしひろ、編曲:西村智彦、Chorus Arrange:坂井紀雄
国分がキャスターをしていたフジテレビの「世界フィギュア2007」中継のテーマ曲。最初はピアノでしっとり始まり、後半からバンドが入る。確かに何となくフィギュアっぽい優雅な感じはするけど、TOKIOでやる必要はないし、「ひかりのまち」は聞き込んで良さが見えたけど、こっちは曲としてもかなり微妙な印象のままだ。
★☆☆☆☆
11thアルバム『Sugar

C/W Sweet Sick Honey
作詞作曲:TAKESHI、編曲:TAKESHI&久米康隆
ホーンアレンジが効いたにぎやかロック。A面ではしばらく歌謡ロック路線が続くので、C/Wが1番ホッとできるこれまでに近いポップロック路線となる。
★★★☆☆
アルバム未収録

ひかりのまち/ラン・フリー(スワン・ダンスを君と)(初回限定盤A)(DVD付)

ラン・フリー(スワン・ダンスを君と)/ひかりのまち(初回限定盤B)(DVD付)

ひかりのまち/ラン・フリー(スワン・ダンスを君と)通常盤(初回プレス) 通常盤初回プレス  ひかりのまち/ラン・フリー(スワン・ダンスを君と) 通常盤  

ひかりのまち/ラン・フリー(スワン・ダンスを君と) (再発)

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37thシングル 本日、未熟者/Over Drive
07年8月15日
前作のあまりの不振に焦ったのか、「宙船」の夢よもう一度とばかりに中島みゆきに早くも再提供を依頼。全く同じ制作陣・同じ時間枠の土曜9時ドラマタイアップとあまりに露骨な二番煎じ狙いの歌謡ロック第3弾。前後の作品よりはヒットしたものの、再びの大ヒットを招くことはできなかった。

本日、未熟者
作詞作曲:中島みゆき、編曲:船山基紀
山口主演ドラマ「受験の神様」主題歌。前作以上に歌謡臭が強いどころか、最早演歌に片足ともう片方の半分くらいまでは突っ込んでいる。さすがにここまでいってしまうとやりすぎで「宙船」のような聞きやすさが薄れてしまっている。「宙船」同様に厳しい現実の中でもがきながらも闘っていくという力強い歌詞は良かったのだが…ちょっと歌謡ロック路線に走ったのは根本的なところを勘違いしちゃったんじゃないかなと強く感じる。アンプラグドバージョンはアコギとストリングス。今回もまた「宙船」同様に長瀬ソロでMステ出演で披露したバージョンが後に音源化されたもので、とことん二番煎じだった。
★★★☆☆
11thアルバム『Sugar
11thアルバム『Sugar』通常盤初回のみDISC-2(unplugged)

Over Drive
作詞作曲:オオヤギヒロオ、編曲:山原一浩
一転してソニー時代のようなにぎやかポップロック路線。この時期のTOKIOは歌謡ロックか装飾音多めのにぎやかロックの二本柱になってしまい、バンドメインのストレートなロックサウンドが無くなってしまっていたのでかなりガックリ来ていた。前作C/Wの「Sweet Sick Honey」とも系統が似ている。
★★★☆☆
11thアルバム『Sugar

通常盤のみC/W indicator
作詞作曲:TAKESHI、編曲:TAKESHI&久米康隆
この時期の他のC/Wとほぼ同等の印象で、悪くは無いけど普通。今にして思えばこの時期は「宙船」の反動による暗黒時代だったように思えてくる。
★★★☆☆
アルバム未収録

通常盤初回プレスのみC/W 宙船(そらふね)〜Rock Version〜(Live)
ほぼアカペラで始まり、装飾音なしの5人の演奏だけのライブバージョン。テンポも速くなってバンド感溢れる仕上がりだが、ミックスの関係なのかやや音に迫力が無い。00年代前半に比べても明らかにロック色を抑えるような曲が増えていたが、それが当時の判断なのだとしたら大失敗もいいところだったのでは。
★★★★☆
アルバム未収録

本日、未熟者/Over Drive (初回限定盤)(DVD付)   本日、未熟者 通常盤(初回プレス)通常盤初回プレス

本日、未熟者 (通常盤)  本日、未熟者/Over Drive (再発)

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38thシングル 青春(SEISYuN)
07年11月28日
作詞作曲:長渕剛、編曲:船山基紀
長瀬主演ドラマ「歌姫」主題歌。1周早い発売予定だったが、KAT-TUNと同士討ちになってしまう(というか大敗確定)ので1週発売をずらしたところ、敵がいなかったのでまさかの6度目の1位を獲得。THE 長渕な泥臭い歌謡ロック。出だしのウォウウォウからいかにも長渕。歌い切る長瀬も長渕が憑依している。アクが強すぎるのでそこで聞く人を選ぶ楽曲になってしまっている点は否めないが、前作や「ひかりのうた」よりはアリかなと思う。歌謡ロック4シングルの中では2番目に好き。
★★★☆☆
11thアルバム『Sugar

C/W キマジメ
作詞作曲:コダマックス、編曲:KAM
初回盤A,Bにも収録されており、前3作では両A面扱いになっていたポジションの曲だが今回は単独A面作品なのでC/W扱い。基本的にTOKIOの両A面のほとんどは1曲目に比べると2曲目がC/Wっぽい感じであまり同等の扱いではないのだが、A面かC/Wかの区別はタイアップがあるかないかくらいしか理由が見当たらない。アコースティック系のバンドサウンドが炸裂する軽やかな曲だがどうにも普通以上の印象を抱けない。
★★★☆☆
アルバム未収録

通常盤のみC/W Stardust Lover Orchestra
作詞作曲:TAKESHI、編曲:TAKESHI&久米康隆
山口と国分のツインボーカルという珍しい1曲。やたらバンドの音がでかくてド派手なサウンドが展開するので前2曲の流れで聞いていると少し驚く。この時期のC/Wではそこそこ耳に残る方だと思う。
★★★☆☆
アルバム未収録

青春(SEISYuN) 初回限定DVD付きA   

青春(SEISYuN) 初回限定DVD付きB   

青春(SEISYuN)通常盤(初回プレス)通常盤初回プレス  

青春(SEISYuN) (通常盤)  青春(SEISYuN) (再発)

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sugar
作詞作曲:長瀬智也、編曲:TOKIO
ユニバーサル時代を締めくくるロックバンドTOKIOの1つの到達点。なんといっても編曲:TOKIOという文字に感動する(自作では個人編曲が多い)。爆音ロックに載せて歌われるのはツアーを通じてのファンへの思い。この頃にはツアーの本数もかなり減っていて、毎年ツアーがあるかどうかも微妙な状態にまでなっていただけに、熱心なファンほど響いたんじゃないかと思う。歌が終わった後もアウトロでメンバーがそれぞれ長い演奏を聞かせてくれるところが個人的には凄く好き。08年のライブでは1曲目だった事もあり、アウトロをカットしていたが、初披露となった07年ツアーでは長い演奏で魅せており、ライブDVDの中でも特に好きな場面の1つだ。
★★★★★
10thアルバム『Harvest
3rdベスト『
HEART

 

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