TUBE 30周年シングル回顧〜1985-1994〜

85年6月1日The TUBEはデビューした。当時はTheがついていたが「シーズン・イン・ザ・サン」発売を前にして姓名判断師の助言によりTheを削除したところ見事ヒット。姓名判断の人すげぇ!というより「シーズン・イン・ザ・サン」が売れるべくヒットチューンだったという方が正しそうだが…。メンバーは特に夏や湘南に強いこだわりがあったわけではなかったようだが、戦略により夏のイメージを強調した作品をデビュー当初から発表し続けた。

80年代は年間2枚のアルバムを制作し、冬のリリースも行い、ソロ作品や渚のオールスターズの活動も並行して行うという激務っぷりだった。デビュー当初から自作もしていたが、C/Wやアルバム曲に採用される程度で、シングルとして世に出てヒットしていったのはどれも提供楽曲。主に織田哲郎作品になると目立ってヒットしていた。自作で行きたかったメンバーの思いもあって90年代に突入すると自作楽曲でヒットを連発するようになり、人気絶頂期を迎えた。

そんなわけで30年(13、14年リリースが無いので実質85〜12年まで)のシングルを振り返ってみる3部作の第1弾では最初の10年間を振り返る。この時代は全て後追いで聞いたが、後追いだと曲調やタイトルの印象が被りまくってしまって、最初は区別がつかなくて困った。

なお86〜88年にリリースされた3作のリミックスシングル(このうち最後の1枚のみ8センチCDで後はEPとカセットなので入手しても聞くのが困難…)は所持していないのでカット。

※2015年執筆

特に表記無い場合は、作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE

1st ベストセラー・サマー
85年6月1日
作詞:三浦徳子、作曲:鈴木キサブロー、編曲:武部聡志・鈴木キサブロー
(チャーン、チャーン、チャッチャラチャラッチャー)ベッセラサマー(どぅっどぅ〜るどぅっどぅ〜る)♪という出だしに後追いのリスナーが「誰コレ!?」と思う事間違いなしの今となっては謎のデビュー作。チェッカーズとかの全盛期だったという時代背景もあってか、外部の職業作家による提供曲。1stアルバムにおいてもシングル曲以外は長戸大幸、織田哲郎、中島正雄、亜蘭知子といったビーイング内部の作家とメンバーが手がけているので、肝心のデビューシングルを外注したというのはその方が確実という判断だったのだろうか。妙にエロティックなノリはインパクトはあるが、1stアルバム内でさえも何だか浮いている。初期はこういう方向性でしたというのではなく、これだけが違う方向を向いている。織田哲郎が手掛けたアルバム1曲目の「セイリング・ラヴ」の方が明らかに「シーズン・イン・ザ・サン」に繋がっていくTUBEの最初の1曲っぽい。ただ当時は一応それなりに狙い通りにいった感じではあったらしく、トップ10入りは逃したものの10万枚を越えるヒットを記録している。
★★★☆☆
1stアルバム『HEART OF SUMMER
1stベスト『
TUBEst
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜
3rdベスト『
TUBEstV』(Re-newed)
32ndアルバム『SUMMER ADDICTION』アナログ盤のみ追加収録(Acoustic Version)

ベストセラー・サマー [EPレコード 7inch] 当時のレコード盤(ジャケットは2種類ある模様)


2nd センチメンタルに首ったけ
85年10月21日
作詞:三浦徳子、作曲:鈴木キサブロー、編曲:長戸大幸
前作と同じ外部提供に今度はプロデューサー様自らが編曲を担当した前作の2番煎じ路線。センチメンタルくびったけぇぇぇ〜〜〜(どぅっどぅ〜るどぅっどぅ〜る)♪というサビ終わりにインパクトが集約されている。ていうかどぅっどぅ〜るどぅっどぅ〜るなノリが前作とほとんど同じじゃないか…。前作とクオリティ面でもインパクト面でも大きな差を感じないが、2番煎じは無かったらしく大コケしてしまい、トップ50にすら入れないTUBE史上最低売上となってしまった。デビュー作が売れたのでまとわりついてきていた大人たちもみんな去って行ってしまったそうで、2ndアルバムもコケてしまいデビュー1年で天国から地獄へ、早くも危機感を抱いたという話も。
★★★☆☆
2ndアルバム『OFF SHORE DREAMIN'
1stベスト『
TUBEst
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜


3rd シーズン・イン・ザ・サン
86年4月21日
作詞:亜蘭知子、作編曲:織田哲郎
The TUBEからTUBEに改名。ここで織田哲郎楽曲をついにA面に投入。既にアルバムではこっちの方が標準だったように思うが、前2シングルとはガラッと方向性が変わったさわやかポップなサマーソングで見事に大ブレイク。ヒットメイカー織田哲郎としても初の大ヒットだった。90年代とは市場規模が異なっていたため、単純な売上では90年代の作品群に及ばず、また00年頃まではヒット曲を生み出し続けていたため、あくまで初期のヒット曲/ブレイク作であってそこまで絶対的な存在には感じなかったのを記憶している。サザンでいえば「いとしのエリー」、ミスチルで言えば「CROSS ROAD」くらいのポジションみたいな。ヒット当時を知る年配リスナーにとってはずっと最大の代表曲といった印象だったんだろうけど…00年代以降世間に知られたヒット曲が無くなってくるととりあえず懐古系の番組に出てきたらまずはこれか「あー夏休み」みたいな扱いになっていき、いつの間にかTUBE最大の代表曲(むしろ現在ではこの2つを筆頭にして他にもいくつかある程度しか知られてない勢い)として90年代の一連のヒット曲をぶち抜いて扱われるようになっていた、といった印象。個人的に『TUBEst』を手に取った段階で知っていた曲はこれ1曲だけだった。CDより先に90年代のTVで耳に入っており、なんかもっとダイナミックな曲だと思っていたのに、CDで聞いたらパーカッションとサックスの音とボーカルが最前面でバンドの音が遥か後方でなんともおとなしかったので驚いた。この辺りは00年のRe-mixでバンドをもう少し前に出した上にボーカルを再録音しているのでそっちの方がしっくりくる。
★★★★☆
3rdアルバム『THE SEASON IN THE SUN
1stベスト『
TUBEst
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜
3rdベスト『
TUBEstV』(Re-mix Version)

シーズン・イン・ザ・サン[EPレコード 7inch] シーズン・イン・ザ・サン


4th BECAUSE I LOVE YOU
86年9月5日
作詞:亜蘭知子、作曲:長戸大幸・西村麻聡、編曲:長戸大幸
プロデューサー様自ら作曲にまで関与したミディアムナンバー。タイトルを連呼するサビは昔のコーラスグループみたいだが、過ぎゆく夏の侘しさのようなものを感じられ、夏の終わりに聞くとけっこうしんみりするナンバー。ヒット曲に挟まれた地味曲みたいなポジションになってしまい、王道からは逸れるもののふいに聞きたくなる曲。
★★★☆☆
4thアルバム『BOYS ON THE BEACH
1stベスト『
TUBEst

ビコーズ・アイ・ラブ・ユー[EPレコード 7inch]


5th SUMMER DREAM
87年4月10日
作詞:亜蘭知子、作編曲:織田哲郎
「シーズン・イン・ザ・サン」と同じ制作陣で前年に続くヒットを着実に狙いに行ったさわやかサマーポップ。目論見通りにヒットし、80年代の代表曲の1つとなった。冒頭にある「渚のカセット」という歌詞から当時の制作陣が集結した渚のオールスターズへとつながっていったそうだが、年間2枚のアルバムを制作しながらソロ活動を開始し、さらに別ユニットも始動させるとか、いくらなんでもそこらのブラック企業も優しく見えるほどの激務。働かせすぎだったんじゃないかと今更ながら思う。
★★★★☆
5thアルバム『Summer Dream
1stベスト『
TUBEst
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜
3rdベスト『
TUBEstV』(Re-newed)

ダンス・ウィズ・ユー


6th ダンス・ウィズ・ユー
87年8月26日
作詞:亜蘭知子、作曲:栗林誠一郎、編曲:長戸大幸
これまたヒット作に挟まれた方向性の異なる曲…といったポジションになってしまっている曲で比較的80年代歌謡曲っぽい。黒いジャケットも異色だが、30周年ベストでは何故かユニーク枠。確かに他にあまり見当たらない曲調だけどユニークかこれ…?。今作まではレコード/カセットでのリリースで、89年に8センチCD化された際はC/WをカットしてA面を2曲ずつ両A面スタイルで収録して3枚でまとめられてしまった。
★★★☆☆
6thアルバム『Twilight Swim
1stベスト『
TUBEst
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜

ダンス・ウィズ・ユー [EPレコード 7inch]


7th Beach Time
88年4月30日
作詞:亜蘭知子、作編曲:織田哲郎
織田哲郎最後のシングル提供作。期待通りのさわやか路線でTUBE=夏を完全確立。「シーズン・イン・ザ・サン」→「SUMMER DREAM」→今作と続けて聞くとロック色が強まっていくのが良く分かる。今作はエレキギターも鳴り響き、これまでに比べるとバンド感が増して爽快さがより前面に出ているように思う。今作以降レコード/カセットだけでなく8センチCDでもリリースされるように。
★★★★☆
7thアルバム『Beach Time
1stベスト『
TUBEst
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜


8th Remember Me
88年12月1日
作曲:栗林誠一郎、編曲:明石昌夫
初の自作詞シングル。かなり壮大なバラード。バラードのTUBEとしては代表的な1作となっているんじゃないかと思う。名曲ではあるけど派手なのでそうお気軽に何度も聞くものでもなくあまり好きになれなかったんだけど、徐々に印象が上がっていった。94年の『Melodies&Memories』ではTUBEの編曲で再録音、00年の32nd「Truth of Time」C/Wでは英語詞バージョンとしても再録音されている。
★★★☆☆
8thアルバム『Remember Me
1stベスト『
TUBEst
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜
1stバラードベスト『
Melodies&Memories』(リメイク)
32ndシングル『Truth of Time』C/W(English Version)

Remember Me


9th SUMMER CITY
89年6月1日
作曲:前田亘輝、編曲:和泉一弥
初の自作曲シングル。アルバムでも一気に全曲自作になったがアレンジはまだ参加したりしてなかったりだった。偉大なミュージシャン織田哲郎に必死に追いつこうとしていたという当時のメンバーにとって自作への移行は大きな転機だったと思われるが、前田曰く「織田ワールドのTUBE版」という、織田哲郎のヒットナンバーを踏襲したようなサマーポップナンバー。織田哲郎の3シングルよりも陽気さが前に出ていて海というよりそのまま"80年代の都会"っぽいイメージ。ちょっと軽い印象が先に立ってしまい、織田哲郎一連のヒット曲を超えるまでは行かなかった感じか。この9枚目までシングル枚数=オリジナルアルバム枚数っていうのが地味に凄ぇ。前年に8センチCDで発売するようになったばかりなのに早くもEP(レコード)でも発売されたのは今作が最後となった。
★★★☆☆
9thアルバム『SUMMER CITY
1stベスト『
TUBEst
3rdベスト『
TUBEstV』(Re-newed)

SUMMER CITY


10th Stories
89年12月1日
作詞の初起用、作曲の初起用に続いて今作では編曲もTUBE名義。作詞が前田、作曲が春畑、編曲TUBEという基本編成でリリースされた初の完全自作シングル。ベスト盤の先行シングルだったのでオリジナルアルバム未収録。バラード調で始まるが、サビになると良メロさわやかポップスに変貌する。それまでボツ喰らいまくっていた春畑が初めて誉められてA面に採用されたというだけの事はあり、サビのメロディーは特に気合入っていると思う。『Melodies&Memories』での新録音ではアレンジを落ち着いたアコースティック調にガラッと変えていて印象がかなり異なる。今作からレコードが廃止され8センチCDに完全移行したが、タイアップがCD対応のカーステレオのCMタイアップだった…というのも時代か。
★★★★☆
1stベスト『TUBEst
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜
1stバラードベスト『
Melodies&Memories』(リメイク)

STORIES


11th あー夏休み
90年5月21日
作曲:春畑道哉&前田亘輝
プロデューサーの意向に反発しながらもヤケクソで制作されたというラテン風味の歌謡ナンバー。これまでのシングルタイトルは英語ばかりであり、日本語は2ndの「に首ったけ」の部分だけだったので、今作も元々「あー夏休み」の部分は「Oh Summer Holiday」が乗っていた「Summer Holiday」という曲だったそうだが、プロデューサーがOKを出さず「だったら"あー夏休み"ならいいわけ?」と反論したら「それだ!」と言われ、唖然としながらも最終的な判断はメンバーに委ねられ、腹を括ってどうせなら徹底的にやろうと歌詞もおちゃらけたものに書き換え(何故か一部エセ関西弁に…)、PVでも浴衣姿でふざけまくってリリースしたらヒット。作曲が連名になっているが、相当直しが入ったのでどっちがどの部分を作ったかも良く分からなくなったのと曲が曲だけに恥ずかしかったのかお互い俺の作曲じゃないと譲りあった結果平等に連名にしたとか。結果的に今作のおかげでTUBEはより自由になり、80年代のヒット曲を越えるためにラテン歌謡という新たな武器も獲得できた重要な1曲に。ヒットしたといっても実際は20万程度で年間チャートにしても48位とさほど大きなヒットではない。しかしTV番組で夏休み感を出したいときにはBGMにしとけば万事OK、というくらいに毎年あちこちで使われまくっているので夏到来&夏休み定番曲として残っていき、これも90年代末頃はそこまで絶対的な代表曲っていう感じではなかったと思うんだけど気が付けば現在は「シーズン・イン・ザ・サン」と並ぶ圧倒的代表曲になっているように思う。ラテンといっても本格的なものではなくメンバーも言うようにラテンフレーバー程度であり、テンポを落とせば演歌になってしまいそうな強烈な歌謡テイストのアクが強さが強烈なまでにザ・日本の夏。正直歌謡テイストが苦手だったんだけど、やっぱりこの曲を聞くと、

学生の頃→来たぜ夏休みィィィィァァ!!実際はそんなに予定無い
現在→
大 人 に 夏 休 み は 無 い嗚呼、夏休みの季節が来たんだなぁ…

と暑さにぐったりしながら毎年思う。
★★★☆☆
10thアルバム『N・A・T・S・U
2ndベスト『
TUBEstU
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜
3rdベスト『
TUBEstV』(Re-newed)

あー夏休み


12th 湘南My Love
91年5月2日
今作以降しばらく迎夏シングル(先行)→アルバム→盛夏シングル(アルバム未収録)というリリースパターンが定着。ミディアムバラードナンバー。TUBEのバラードの中ではかなり知名度が高い代表的扱いになっていると思われ、バラードベスト収録や10年後にはリメイクもされたことがある。実際のTUBEの出身地はサザンと違って湘北寄りだったそうだけど、湘南=夏なイメージってサザンとTUBEによって全国的に定着したんじゃないかという気も。「湘南My Love 2002」はアコースティック&ストリングス&2番から軽い打ち込みっぽいリズムが入ってくる形でリメイクされているが、当時の流行り(R&BやHIP HOPのブームによりリズムが軽い)に合わせたリミックスバージョンといった感じ。今となっては逆に2002の方が時代性が強くなってしまったような…。
★★★☆☆
11thアルバム『湘南
2ndベスト『
TUBEstU
2ndバラードベスト『
Melodies&MemoriesU
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜
22ndアルバム『
good day sunshine』(2002)

湘南 MY Love


13th さよならイエスタデイ
91年7月1日
初の女性目線による歌謡+ラテンテイストナンバー。「あー夏休み」で自由になったせいか、かなりエスカレートさせた感じでコテコテながらかなり強烈なインパクトがあり耳に残る。サビの歌詞の「少女」が「処女」に聞こえるのも歌詞の内容からして狙ってやったのだろうか。かなり酸いも甘いも知り尽くした女性が若き日の純情を振り返っているような歌詞で昨日どころか数えきれぬ男と夜を共にしている事から(この歌詞をサビに持ってくるのもけっこう凄い)数年〜10年近くは昔の純情を振り返っているように思えるが何故に「イエスタデイ」なのか。昨日の事のように鮮明な記憶だからなのか。
★★★☆☆
2ndベスト『TUBEstU
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜
3rdベスト『
TUBEstV』(Re-newed)

さよならイエスタデイ


14th 夏だね
92年5月2日
さわやかなミディアムナンバー。こんな感じで穏やかに夏がやってくるのを感じられる楽曲はこの時期のシングルでは珍しく、メロウな雰囲気がひたすら心地いい。ただこの時期は先行シングルとアルバム全体の雰囲気が著しく異なっており、アルバムはイケイケ路線メインでふいに放り込まれた今作の居心地の悪さときたらなかった。03年にはcosta del sol mixとしてリメイクされたが謎のトロピカルハワイアン風味なアレンジになっており正直ワケが分からない。
★★★★☆
12thアルバム『納涼
2ndベスト『
TUBEstU
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜
39thシングル『青いメロディー』C/W(costa del sol mix)

夏だね


15th ガラスのメモリーズ
92年7月1日
「さよならイエスタデイ」「だって夏じゃない」と3年連続で並ぶラテン歌謡の中では個人的にはこの曲が1番好き。ただサビ以外の妙に淡々としたメロディーとアレンジは久保田早紀の「異邦人」を彷彿とさせる。つーかこの3作って完全に遊びに走ってると思うし、「異邦人」のオマージュとして導入したんだろうな。
★★★☆☆
2ndベスト『TUBEstU
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜
3rdベスト『
TUBEstV』(Re-newed)

ガラスのメモリーズ


16th 夏を待ちきれなくて
93年5月12日
初の1位を獲得し、初の紅白に出演した自身2番ヒット曲。これまで以上にガッツリと引き込まれるメロディーに大きな躍進を感じる。『TUBEstU』で一斉にシングルを聞いたときにまずもってタイトルがかぶりまくってどれがどれだか分からなくなったが、その状態を比較的最初に抜け出していい曲だなと思った曲の1つ。初1位、2回しか出てない紅白での歌唱曲、80万枚に迫る2番ヒット、普通に考えて代表曲のはずなのに現在TVに出てもまずもって歌われる事は無い…。
★★★★☆
13thアルバム『浪漫の夏
2ndベスト『
TUBEstU
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜

夏を待ちきれなくて


17th だって夏じゃない
93年7月1日
ラテン風味の歌謡曲三部作(?)の中では最も攻撃的な感じ。花火とか金魚すくいとか夏祭りっぽい単語が散りばめられているが、基本的には夜の情事を描いていてアダルティー度が高い。あまり気にしていなかったというか昔はなんでこの歌詞の流れでサビ終わりが「固くなる」=緊張しているのか良く分かってなかったが、よく見ると2番の同箇所が「濡れてくる」になっている事からも緊張してフリーズしているのではなく、かなりド直球な事だった模様。通常「熱くなる」程度でオブラートに包みそうなところだが…。このあたりのぶっ飛んだ作詞センスはもっと評価されていいと思う。そして盛夏シングル3作が揃って30周年ベストで「Unique」扱いとは…。
★★★☆☆
2ndベスト『TUBEstU
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜

だって夏じゃない


18th 夏を抱きしめて
94年5月11日
前年秋に前田ソロ「Try Boy,Try Girl」が「夏を待ちきれなくて」を越える大ヒットを記録。ソロの方が売れている状態になってしまったが、今作で逆転。TUBE最大のヒット作。アコースティックバラード調に静かに始まり、2番からバンドインして盛り上がっていく構成がさわやかだけど熱い。「夏を待ちきれなくて」に続いてメロディーの良さも冴え渡っていて躍進っぷりはまさにピークといえる勢い。さわやかなTUBEの最高峰だと思う。結果的にミリオンにはあと10万弱届かず、「Try Boy,Try Girl」を越えたのは今作だけ、人気のピークもここになってしまった上に、その名曲っぷりと売上枚数の割には現在は明らかに「シーズン・イン・ザ・サン」や「あー夏休み」にも知名度で大きく差をつけられ、あまり代表曲としても認識されてない感じもある。せめてミリオンに届いていれば懐古系番組でもう少し取り上げられる機会もあったろうに。
★★★★★
14thアルバム『終わらない夏に
2ndベスト『
TUBEstU
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜
3rdベスト『
TUBEstV』(Acoustic Version)

夏を抱きしめて


19th 恋してムーチョ
94年7月1日
大ヒットの直後にコケてしまったラテン・サンバ・カーニバル系ナンバー。当時シングルでこういうノリは見せていなかったのでけっこうな衝撃があったためだろうか。スタッフは相当反対していたが、メンバーは自信たっぷりで今作リリースを強行したという逸話も。今作でガクッと落ちたセールスは以降戻らず…と売上推移だけ見ると人気低迷への戦犯扱いされかねない曲だが、ライブでも盛り上がりそうだし、00年代に入ってからはイケイケ路線がかなり主軸になってくるのでわりと自然に聞ける楽しい1曲。ていうか前年までのラテン歌謡3シングルよりは断然親しみやすいと思うんだけど、やはりいきなりベサメムゥゥチョォォォ!!とか言いだされてもイメージが違ったのか…。2010年のリミックスアルバムに先駆けて51st「灼熱らぶ」C/Wに「恋してムーチョ feat. エイジアエンジニア(Remixed by Piston Nishizawa)」が発表されているが、これはサビ以外をエイジアエンジニアの書下ろしのラップで構成していて、リミックスというよりエイジアエンジニアによるラップカバーとかサンプリングといった感じ。意外とうまくハマっていて好印象だった。
★★★★☆
2ndベスト『TUBEstU
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜

恋してムーチョ


20th Melodies&Memories
94年10月15日
10周年を翌年に控え(10年目)、この年は秋以降も活動を継続。全曲新録音された同名バラードベストの先行シングルでタイトル曲(新作なのでベスト内にてこれだけ新録音はしていない)。シングルでのバラード自体この時点でかなり珍しかったが、高らかに歌い上げるよりもしっとり歌い上げているような大人っぽい楽曲。やや地味だが、メンバー全員が20代でリリースされた最後の楽曲でもあり、大人になっていくバンドの姿を記録した楽曲でもあったのかもしれない。
★★★☆☆
1stバラードベスト『Melodies&Memories
2ndベスト『
TUBEstU

Melodies&Memories

戻る