TUBE 30周年シングル回顧〜1995-2004〜

人気絶頂の中で迎えた10周年を経てメンバーも30代に突入。連発していた「夏」タイトル路線を止め、97年以降は新たな路線を開拓し始めた。人気は徐々に落ち着いていったが、バラード系の楽曲では好調なセールスを記録するなど随所で存在感を示した。また98年以降はトップ10入りを逃すことも増えたが、それでも2004年までは毎年1作は必ずトップ10に送り込み続けていた。人気が落ちてからもタイアップ次第で大きく売上を伸ばしたり、少しはロングヒットしたりする事もあったので(主にバラード楽曲)、なんだかんだこの時期まではお茶の間においてもそれなりの現役感はあったと思う。

TUBEがデビューした3ヵ月前に生まれたので個人的にはここで10代に突入。中学生になった97年以降がリアルタイム(「Only You 君と夏の日を」は曲だけが何となく耳に入っていた記憶があるけど)だ。このためこれ以前よりもこの時期以降の方が愛着がある。

※2015年執筆

特に表記無い場合は、作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE

21st ゆずれない夏
95年4月26日
10周年イヤー1発目を飾った楽曲。夏を確立したTUBEの確固たる自信がみなぎっているかのようなタイトルが頼もしい。王道さわやか路線をさらに突き詰め、どこまでも突き抜けていくような爽快さがたまらない。一方でこの路線でグングン飛躍してきたけどこの曲で天井に行きついた感もあり、『TUBEstU』で初めて聞いた時はこの辺りまで聞いてくると全部同じに聞こえてしまうという弊害も。
★★★★☆
15thアルバム『ゆずれない夏
2ndベスト『
TUBEstU
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜

ゆずれない夏


22nd あの夏を探して
95年7月10日
盛夏シングルでラテン歌謡をやらずに初めてさわやか路線。これまたいい曲なんだけどこれまでのようなコントラストが無く、前作と印象被りになってしまいややインパクトが薄い。『TUBEstU』で聞いた時に1番最後まで記憶に残らなかった曲でもあるが、よく聞くと若き青春の日々が終わっていく切なさが漂う歌詞といいどこまで澄んだ青空が浮かんでくるようなサビのメロディーも全盛期極まってる。当時のメンバーと同じアラサーになってくると響いてくる1曲。
★★★★☆
2ndベスト『TUBEstU

あの夏を探して


23th Only You 君と夏の日を
96年5月11日
夏タイトル連発はこれが最後。これまでよりもガツンとしたギターサウンドを前面に出したありそうで他にあまりない爽快サマーロックチューン。前年の少年から大人への感傷はどこへやら開き直ったかのようなこの突き抜けっぷり。当時CMで聞いたのが印象的だったのかTUBEはまだ認識していなかったが曲だけは耳に残っていた。サビの"一緒に飲み干したいね"は明らかにビールのCMを意識した歌詞だけど、これが小学生当時はいかにも大人!と思ったのを記憶している。大人になればビール飲み干す感覚を味わえると当時は思っていたのだが、未だジョッキ1杯を飲み干したという記録は残っていない。今でも1,2を争うほど好きな曲。
★★★★★
16thアルバム『Only Good Summer
3rdベスト『
TUBEstV
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜

Only You 君と夏の日を


24th 情熱
97年5月20日
これまではラテンといってもラテンフレーバー漂う歌謡曲といった感じだったが、今作ではキーボードやシンセなどをほとんど使わず、エレキも入れずに生ギターとパーカッションを前面に出し、随所にサンバ風のホイッスルやフラメンコ風の手拍子を加えるなどした人力サウンドが展開。ラテン度の極めて高い1曲になっており、シンプルなんだけどとても熱い。今年のTUBEは新しいみたいな感じで新曲として紹介されているのをTVで見たのがリアルタイムでTUBEを認識した最初だったと記憶している。TUBEとしては新路線なんだけど個人的にはこれがTUBEの始まりでもある。当時は暑苦しいグループなんだなぁと思っていた。TUBEのラテン系では今作はかなり真面目なんだけど、アルバム1曲目の「Bravo!」くらいでしかこの路線を本格展開していないので、ラテンのノリをおちゃらけた方向に使うのではなくこの方向でもっとやってほしかったなと思う。
★★★★☆
17thアルバム『Bravo!
3rdベスト『
TUBEstV

情熱


25th Purity-ピュアティ-
97年8月8日
TUBE唯一のシングルカット。アルバム収録当初は「Purity」という表記だけだったがシングル時にはカタカナ読みのサブタイトルがつけられている。ピュリティとか最悪プリティに誤読されることが多かったのだろうか。何故か8センチCD時代にマキシシングルでリリースされたが、C/Wもシングルカットで新曲が無かったので大コケ。33位とトップ10落ちどころか30落ちで2nd以来の低順位という不名誉なシングルになってしまった。楽曲自体はアンプラグド風な乾いたアコースティックなバンドサウンドによるミディアムナンバー。抑えたサウンドと切ない歌詞とメロディーが至高。売れなかったが人気は高いようで「きっとどこかで」と並んで以降のベスト盤に3連続で収録されている。確かに名曲。
★★★★★
17thアルバム『Bravo!
3rdベスト『
TUBEstV
2ndバラードベスト『
Melodies&MemoriesU
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜

Purity〜ピュアティ〜


26th -純情-
98年4月22日
「情熱」に引き続きラテンソング。なんか去年のと似てるなぁ…と思って当時スルーしちゃったんだけど、生ギターとパーカッションを前面に出している点は共通しているが今作では随所でエレキギターを入れてロック色を加味しており、よく聞くとこれまた新しいTUBEラテンロックの誕生に感じられる。一方間奏ではどぅどぅどぅどぅぅ〜んどぅ〜んと怪しげな音が鳴り始めたり、続くギターソロでテンポが落ちたりありえない展開になっているのが予測不能で面白い。「情熱」とは全く違う曲だけど長年印象が被っていたのはタイトルも似ていたせいだろうか。
★★★★☆
18thアルバム『HEAT WAVER
3rdベスト『
TUBEstV

純情


27th -花火-
98年6月3日
今作もまたパーカッションがけっこう鳴っているが「-純情-」で加味していたロック色をさらにメインに持ってきてラテンフレーバー&和風フレーバーのロックといった印象。花火を取り上げているが、歌詞自体はアルバムでは定番の1つだったがシングルでは珍しい力強い応援歌。初めてちゃんと手に取って聞いたのはこのシングル。今作以降は01年の3作以外は全部リアルタイムで手に取っている。この時期の曲がほとんど30周年ベストに外されたのは何とも残念。特にこの曲はライブでもかなり披露頻度が高い定番曲として残っていたと聞くが何故…。似たようなシングル連発を止めて新たな方向性に挑みまくっていたこの頃が個人的にはTUBEの絶頂期だと思うんだけど、そう感じるのはこのあたりからがリアルタイムだったからというのが大きくて、全盛期を越えた後の模索期(古くからのリスナーにとってはファン離れ著しい迷走期レベル?)というのが実際のところなのかもしれない。今作はC/Wの「MENTHOL HEAVEN」も爽快ロックナンバーで★5クラスの名曲だった(アルバム『HEAT WAVER』はそっち寄りのロック路線のアルバム)。
★★★★★
18thアルバム『HEAT WAVER
3rdベスト『
TUBEstV

花火


28th きっとどこかで
98年8月5日
編曲:TUBE&池田大介
広末涼子と明石家さんまが親子役で主演したドラマ「世界で一番パパが好き」主題歌。40万台と全盛期には及ばないものの、この前後のシングルでは10万前後まで落としていたので実に4倍くらいの大ヒットとなり、2度目となる紅白にまで出演した90年代末期の代表曲の1つ。明確に前後の作品より売れたためか前年のシングルをオリジナルアルバムに収録しないというルールが初めて破られ、翌年のアルバムに収録された(ただしリアレンジした)。発売自体は真夏ながら夏を意識した単語は全く登場しない。けっこうテンポはあるもののバラードに分類され、サビ以外はピアノ伴奏でしっとり、サビで一気に爆発する感情系バラード。ドラマを見ていてドラマ自体はつまらなかったんだけど、ちゃんと専用の映像が用意された主題歌として毎週かかっていたので非常に印象に残ったし、かつてない名曲が来た!と興奮したのを記憶している。直前まで買うつもりだったんだけど、まだあんまりCD買える経済状態じゃなかったので(中2)、結局この直近ではポケットビスケッツの「Power」(500円)を買うにとどまった…。あとスマスマ出演時にはサビ前は春畑がピアノを弾いていたんだけど、サビになるとピアノがぶわっとギターに切り替わるという当時最先端だったCGを駆使した演出が行われ、スゲェェェェェ!!と興奮した(CG演出がまだ新鮮で凄かった当時にスマスマの歌コーナーはやたら金かけてCGを多用していた)。そんな中2当時の記憶。アルバムでのsinfonia versioneは派手なオーケストラを導入したものだが、派手すぎでイマイチ。
★★★★★
19thアルバム『Blue Reef』(sinfonia versione)
3rdベスト『
TUBEstV
2ndバラードベスト『
Melodies&MemoriesU
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜

きっと どこかで


29th ひまわり
99年4月21日
少々新機軸かつ熱めなシングルが続いていたがここで少し戻したというかひたすらさわやかさを突き詰めたようなさわやかサマーチューン。90年代というより80年代の一連のヒット曲に回帰している感じだろうか。サビも"もう一度咲かせたいよ"だし。フゥ〜ウ〜ウ〜フゥ〜ウウウ〜なコーラスとかもなんか懐かしい感じだった。非常にいい曲なんだけどかなり濃いシングルが続いていたので、さわやかさよりも妙にあっさりして小粒な印象が強くなってしまったのはもったいなかった。シングルとして出すには時期が悪かったんじゃないかと思う。
★★★★☆
19thアルバム『Blue Reef
3rdベスト『
TUBEstV

ひまわり


30th Yheei!
99年8月4日
編曲:TUBE&池田大介
「恋してムーチョ」ほどではないが近い系統の陽気な楽曲。一応それなりに応援歌しているんだけど、「熱闘甲子園」タイアップとしてはちょっとノリが軽すぎたんじゃないかと思う。当時あまりはじけた感じのTUBEはどうにも好きになれず、これくらいがギリギリだとは思ったけど、今作ではついにトップ10落ちになってしまい、大体10万程度で推移していた売上がここでさらに半分以下になってしまった。90年代前半のラテン歌謡の時は上がり調子だったのでかなり大胆な事やってても売れていたが、「恋してムーチョ」といい今作といいちょっとノリのいい曲出すとストーンと落ちてしまっていたので、こういう路線は世間にはあまり求められていなかったのかもしれない。
★★★☆☆
3rdベスト『TUBEstV

Yheei!


31st IN MY DREAM
99年10月20日
編曲:TUBE&池田大介
映画「サラリーマン金太郎」主題歌。最後の8センチシングル。公開時期に合わせてやったSPドラマ版でも主題歌として使用されたが、連ドラでは使われていない。後に他局でリメイクされているが、高橋克典主演で4期まで制作された人気作品で主題歌としては1期と4期のTHE ALFEEのヒットの印象が強く、2期の織田哲郎、3期の高橋克典(主演自ら歌唱)と今作はいずれもトップ10入りを逃しているので、サラリーマン金太郎=THE ALFEEの印象が強くなっている。共通して聞き手を鼓舞するような応援歌になっているのが特徴で今作もTUBEシングルの中ではかなり力強くロック色が強い。GOING MY WAYではなく強引MY WAYとなっているのが面白いが、翌年にはSURFACEが「ゴーイングmy上へ」なんつーさらにぶっ飛んだ曲を発表して対抗(?)、そのタイアップ先が「ショムニ」でTHE ALFEEが「ショムニ」主題歌を02年にやってこれまたヒットしていたので、なんだか数年後にはすっかり印象がごっちゃになってしまった。シングルA面曲では屈指のExcitingな1曲だと思うんだけど30周年ベストのExciting枠から外されたのが謎。
★★★★☆
3rdベスト『TUBEstV

IN MY DREAM


32nd Truth of Time
00年4月12日
15周年イヤーを迎えた。今作からマキシシングルへ移行。ラテン系、南国系(15周年でハワイライブやったりジャケットがハワイなのでハワイなイメージ)だがこれまでとは少し雰囲気が違って新鮮な感じもあった。個人的にカセット録音時代からシングルCDはC/Wまで含めてまとめて保存していたんだけど、そのCD録音をカセットからCD-Rへ移行し、シングル楽曲をまとめたCD-Rの1枚目1曲目になったのがこのシングル。現在も続くシングルCD寄せ集め歴代CD-Rのファイルの1番最初にこの曲があるので、非常に思い出深い。C/Wにはハワイ限定で発売されたシングル「SHA LA LA/Remember Me」(共にEnglsih Versionでのリメイク)を2曲ともそのまま収録。
★★★★☆
20thアルバム『LANI KAI

Truth of Time


33rd 虹になりたい
00年6月28日
作曲:前田亘輝、編曲:TUBE&坂基文彦
「TSUNAMI」「桜坂」が200万オーバーの大ヒットとなった『ウンナンのホントコ!』内のコーナー「未来日記」テーマソング。前2作が空前の大ヒットになったのでTUBEもついにミリオン!?くらいの発売前の評判もあったが蓋を開けてみたら、宇多田ヒカルとぶつかって1位を逃した上に「きっとどこかで」程度の40万ヒット。次のGLAY「とまどい/SPECIAL THANKS」もミリオンヒットになったので、TUBEとしては大ヒットだけどTUBE落ち目感の方が印象づいてしまったのではないか…というくらいに、これっきりTUBE終わった感じになって翌年以降さらに低迷してしまい、TUBE最後の大ヒット曲となった(10万越えすらもこれが最後)。「未来日記」自体のブームが突発的なもので、急速に冷めていったというのもあり、前作からの伸びを比較すると次のGLAYの方が伸びが悪かったりもするし、その次のユーミンはトップ10復帰できた程度しか効果が出ていないからこれでも十分だったとは思うんだけど200万ヒット2連発の後ではタイミング悪かった…。世間的には『TUBEstV』のミリオンに迫る大ヒットも逆にいい区切りになってしまったんじゃないか。楽曲自体は珍しく前田が作曲まで担当。バンドが控えめでアコースティックギターがメインで進行するというシンプルなバラードになっているが、「きっとどこかで」以来の大名曲だとやっぱり思った。TUBEってバラードのイメージ無かったけどバラード結構いいんだなぁ…と思ったのを記憶している。その翌年にバラードベストを出してきたのはナイスタイミングだった。00年代ではダントツのヒット作、これしか知らないなんてライトリスナーも多そうにも関わらず30周年ベストではまさかのスルー。何故だ…。ミックス変更されたEXTRA DRY MIXは音の響きが異なっており、分かりやすいのは間奏でのドラム。シングルでも派手に鳴り響くがもっとド派手になっている。
★★★★★
20thアルバム『LANI KAI』(EXTRA DRY MIX)
2ndバラードベスト『Melodies&MemoriesU

虹になりたい


34th 月と太陽
01年5月9日
編曲:TUBE&大島こうすけ
フジテレビ朝の情報番組「めざましテレビ」テーマ曲。大島こうすけは08年までちょくちょく起用されるが、当時としてはキーボードや打ち込みを多用したかなり変わった方向にはじけた楽曲に仕上がった。あまり好きな曲ではないがTUBEとしては適度に新鮮な勢いの出た1曲になったと思う。ただ「めざまし」のテーマ曲は4月から使用開始され、翌年3月まで1年間使い続けるというのが基本だったのに、なんと6月中に次の竹内まりや「毎日がスペシャル」へ交換になってしまうという当時ダントツで短い使用期間で終わってしまった。サビド頭が"真夏の海でKissしたい"4月から梅雨突入後まで聞かされいよいよこの曲が映える真夏がやって来る!というところで使用終了っていうのはあんまりだった…。リミックスが流行っていた時期だったためかTUBEもその流れに参入しており、C/Wには2種の別バージョンが。1つはギターと軽い打ち込みによるインスト、もう1つは完全なリミックス曲だがどちらも2分程度のショートサイズになっている。
★★★☆☆
21stアルバム『Soul Surfin' Crew
C/W(AM5:55 Guitar Ver.)
C/W(beatknuckles.remix from dj.Ta-shi.Zulu.japan)

月と太陽


35th 初恋
01年6月27日
編曲:TUBE&池田大介
2週連続リリースの第1弾。今作は青を基調にしており、ストレートなロックナンバー。攻めまくったこの年の3シングルの中では唯一王道に近いが、池田大介を共同アレンジに招いた割にはストリングスじゃなくてちょっと打ち込み要素を加味させた感じでその点が変わっている。何故か聞くたびにどこか懐かしさを感じるのは何故だろう。そして98年以降はシングル全てチェックしていたのにこの年だけ3作とも全てスルーしたのも何故だったんだろう(知らねーよ)。
★★★★☆
21stアルバム『Soul Surfin' Crew
C/W(mix8251)

初恋


36th 燃える煙るモナムール
01年7月4日
編曲:TUBE&大島こうすけ(シングル)
編曲:TUBE&池田大介(with BLOODEST SAXPHONE)
2週連続の第2弾。赤を基調にしており、再び大島こうすけを起用。「月と太陽」を軽く越えるほどのインパクトと強烈な歌謡臭とギラッギラ感が漂う。アレンジには試行錯誤があったようでC/Wにはアコースティックバージョン(真夏の夜の夢)として収録されていたが、アルバムでは池田大介との共同アレンジで生のホーンを導入した別アレンジで収録された。そちらの方が豪華でいいと思う。通常だとそのままシングルバージョンがアルバム未収録になるところだったが何故か最後にシングルバージョンもボーナスで収録されるという異例の展開になったおかげでアルバム未収録になる事態を回避できたのが今となってはありがたい。
★★★☆☆
21stアルバム『Soul Surfin' Crew
21stアルバム『
Soul Surfin' Crew』(with BLOODEST SAXPHONE)
C/W(<真夏の夜の夢>

燃える煙るモナムール


37th I'm in love you,good day sunshine
02年6月12日
編曲:徳永暁人
90年以降初めて編曲が完全委託に。当時の徳永の作風だったベタベタした打ち込みの響きがそのまま適用された打ち込みロック。ボーカルはシャウト気味でかなりの激しさと爽快さがあるのに、ドラムが打ち込みっぽく、この響きがなんとも煮え切らない。この時期、R&BやHIP HOPブームになってチキチキした軽いリズムトラックが大流行。当時徳永がベース&プログラミングで参加していたB'zでさえもこの時期にドラムの打ち込みを多用するほどだった。1番最初に聞いた時は新鮮に聞こえたんだけど、すぐに苦手になってしまい、今となっては時代性が強くなってしまったようにも感じる。C/Wでの名曲「Smile」のリメイクもリズムがかる〜くなっちゃってどうもなぁ…。
★★★☆☆
22ndアルバム『good day sunshine

I’m in love you,good day sunshine


38th 風に揺れるTomorrow
02年7月10日
アコースティックバラード。ほぼ弾き語りと軽い打ち込みで進行し後半になるにつれてバンドサウンドにはなるが最後まで軽めな仕上がりでいかにもこの時期らしい楽曲。しかし90年代にはあまり無かった美メロを堪能できる抑えた雰囲気は新しかった。この曲に関しては軽いアレンジがうまくハマっていたと思う。大ヒットはもう出せなくなっていたが前3作を上回る売上を記録したので当時としては好評だったんだと思う。夏の夜に静かに聞きたい。
★★★★☆
22ndアルバム『good day sunshine
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜

風に揺れるTomorrow


39th 青いメロディー
03年4月16日
編曲:徳永暁人、TUBE
01年の「月と太陽」はまさかの3ヶ月で終わってしまったが03年度は「めざましテレビ」のテーマソングを1年間春夏秋冬で4曲連続で手掛ける事になり、まずは「春」。徳永暁人の編曲参加だが、前年ほど打ち込みっぽくはない。落ち着いた春のミディアムナンバーで、分かりやすく桜が舞ったりはしないもののTUBEが歌う春というのが当時は新鮮だった。朝のテーマ曲としてもこれ以上ないさわやかな楽曲だと思う。大学入学の時期とも重なって個人的にも思い入れが深く、あの頃の空気と重なる1曲。なんとなく「夏だね」に曲調が似ているなと思ったらC/Wが「夏だね」のリミックスバージョンだったっていうのは偶然?

また今作よりソニーが独自で導入したコピーコントロールCDであるレーベルゲートCDを容赦なく導入。03〜04年8月までの作品(アルバムは04年1月から)がほぼ例外なく犠牲になったが、後に再発されている。ネット認証を必要とするレーベルゲートCDに対して04年にネット接続を必要としないレーベルゲートCD2にバージョンアップしていちいちレーベルゲートCD2でも再発したので実は03年のシングルはレーベルゲートCD→レーベルゲートCD2→通常CDと3種類もある。いちいち全部集めたファンとかいるんだろうか…。
★★★★★
23rdアルバム『OASIS

青いメロディー


40th Let's go to the sea〜OASIS〜
03年7月2日
編曲:大島こうすけ、TUBE
「めざましテレビ」夏のテーマソング。早くも制作が難航していたのか当初6月中の発売との情報が出回っていたが、OA開始も少し遅れたのを記憶している。大島こうすけが関与したパーカッション咲き乱れるノリノリな楽曲。爽快さわやかなサマーチューンを期待していたのでなんでそっちに行ってしまったのか…と当時凄くガッカリした。しかもこの曲調まんまBON-BON BLANCOだったので、TUBEが歌うより大島がメインで担当していたBON-BON BLANCOがTUBEと大島共同プロデュースで歌えば彼女たちの代表曲になったんじゃないかと思えるだけに惜しい。しかしアルバム先行シングルという形だったとはいえ夏なのに4部作の中で春と冬より売れなかった…
★★★☆☆
23rdアルバム『OASIS
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜

Let’s go to the sea~OASIS~


41st 月光
03年10月22日
「めざましテレビ」秋のテーマソング。確か春夏秋冬のテーマ曲を手掛ける事が決定した03年2月か3月頃の「めざましテレビ」にハワイからの中継で出演した際に今作っている候補曲としてラララで弾き語りで披露していたのがこの曲の原型だったと思う。正直TUBEっぽくないどころか、春っぽくない曲を歌い始めたのでナニコレと思ったのだけ記憶していたが、その後実際に春のテーマ曲として起用されたのがそれとは全く違う曲だったのでお蔵入りになったかボツになったのかと思ってたんだけど…寝かせて秋用に再利用したようだ。秋のリリースはこれまでにもあったが意外と秋をテーマにする事は少なく、フラメンコ風のアレンジによる切ない曲調も今までにない感じで新鮮。しかしこれは最早朝に似合う曲調じゃなかったかも。朝からなんとも切なくなるというか憂鬱になる…。4作の中では今作が1番売れなかった。
★★★★☆
24thアルバム『夏景色

月光


42nd プロポーズ
04年1月28日
「めざましテレビ」冬のテーマソング。これまた制作が難航していたのか12月になっても神無月が照らし続けていた(「月光」使用継続)が、12月半ばくらいからようやくこの曲に切り替わった。4部作のラストということもあって壮大な愛の終着点。壮大なんだけど抑えたバンドアレンジには円熟味を感じる。しかし実は冬を意識した楽曲にはなっていない。C/Wの「蕾」は思いっきり冬をテーマにしたバラードになっていて「青いメロディー」で登場した卯月と皐月、「月光」で登場した神無月に続いて、睦月がサビに登場するなど明らかに当初はテーマ曲そっちのつもりだったっぽい。「蕾」もいい曲なんだけど、それ以上に出来がいいので「プロポーズ」を急遽A面に回したんじゃないかと思うんだけどどうなんだろう。何故か03年度最後の1ヶ月となる3月は当時の女性キャスター3人が歌う企画作品に交換されてしまったので2月末で使用終了。使用期間が短かった上にドバラードなので朝のテーマ曲としては正直あまり合ってなくて「めざましテレビ」テーマ曲としての印象は極めて薄かった…というかかかっていた記憶が全くないんだけど、曲単独としては00年代TUBEバラード屈指の名曲だと思う。春夏秋冬4作中最大のヒットを記録し、「初恋」以降(01年以降)のシングルではこの曲が最も売上が高い。80年代に夏のイメージに反発して秋冬にも活動してたのに冬にシングル出すと夏よりガクッと売上が落ちていたことを考えると20周年目前にして初めて冬の方が売れたって凄いな。
★★★★☆
24thアルバム『夏景色
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜

プロポーズ


43rd 夏祭り/涙を虹に
04年6月30日
初にして唯一の両A面シングル。CCCDを導入したエイベックスが内紛を起こし、社長が入れ替わる大騒動が起こって新社長の松浦氏が就任後早速CCCD弾力化(実質撤退)を発表。ソニーは即座に追従してレーベルゲートCD2を撤廃してCDに戻すと発表したたため、今作とアルバム『夏景色』がTUBE最後のレーベルゲートCD2となった。ソニーはこれまで発売していたレーベルゲートCDをこの7月にレーベルゲートCD2として再発したばかりだったが、これにより今度は通常CDでも発売しなおすなど律儀な対応を取った(エイベックスは全てそのまま放置し、レンタル用ではもう2年ほど採用し続けた)。

夏祭り
アコースティックバラード。お祭りナンバーなのかと思ったら学生時代を振り返るような切なさ漂うほぼアコースティックギター+α程度のシングル史上最もシンプルな曲だったので驚いた。しかしこれまた味があって00年代になってからのTUBEバラードは外さないなと感じたのを記憶している。
★★★★☆
24thアルバム『夏景色

涙を虹に
一転して爽快ポップロックチューン。ストレートな応援歌となっていて問答無用に活力がもらえる。ここ最近はアップテンポになるとにぎやかさ、ラテンなど別の要素を持ってきてしまう事が増えていたので、あくまでストレートな曲調が逆に新鮮だった。歌詞も果てしなくストレートで今更深みが無いと感じられる時期もあったけど、個人的に10代最後の年だった当時は響いたし、ある程度年齢を重ねてくると逆にこういうところに戻ってくるのかもしれない。ジャケットも少年たちだしね。
★★★★☆
24thアルバム『夏景色
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜

夏祭り/涙を虹に


44th Miracle Game
04年12月8日
編曲:大島こうすけ、TUBE
「小学生クラス対抗30人31脚」テーマ曲。元々90年代後半の人気バラエティー「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!」の1コーナーだったがカラオケの歌詞を見ないで歌いきれたら100万円の企画と同様に番組から独立派生して単独番組になっていた。子供たちに向けての応援歌だが全力で応援している感じが頼もしい。大島こうすけを起用している事もあってロックなんだけどダンサブルという少し変わった仕上がりだ。珍しく12月発売だったが、当時のO社は年度を11月で区切っていたため、この曲が10位を記録した事で"90年〜05年までシングルでトップ10ヒット"(これ以前では85年と89年以外はトップ10入り)という記録を達成した。実際に05年になってからリリースされた2作はトップ10落ちしているため、記録はここで途切れる事となり、O社の記録上は90〜05年まで、実際の年では90〜04年までとなる。30周年ベストに収録されたシングルA面曲の中で最新の「SUMMER TIME」を除くと1番新しいのが10年以上前のこの曲…っていうのが地味に切ない。
★★★☆☆
25thアルバム『TUBE
4thベスト『
BEST of TUBEst 〜All Time Best〜

Miracle Game

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