小松未歩2nd〜未来〜

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 未来 小松未歩 小松未歩 古井弘人  
2 anybody's game 小松未歩 小松未歩 古井弘人 4thシングル 最高9位 売上9.9万枚
3 チャンス 小松未歩 小松未歩 古井弘人 5thシングル 最高3位 売上14.1万枚
4 氷の上に立つように 小松未歩 小松未歩 古井弘人 6thシングル 最高5位 売上16.2万枚
5 手ごたえのない愛 小松未歩 小松未歩 古井弘人 DEENへ提供 セルフカバー
6 あなたのリズム 小松未歩 小松未歩 古井弘人  
7 1万メートルの景色 小松未歩 小松未歩 古井弘人 4thシングルC/W
8 小松未歩 小松未歩 古井弘人  
9 静けさの後 小松未歩 小松未歩 古井弘人  
10 願い事ひとつだけ 小松未歩 小松未歩 古井弘人 3rdシングル 最高8位 売上29.5万枚
11 Deep Emotion 小松未歩 小松未歩 古井弘人  

リリースデータ

1998年12月19日 初登場3位 初動20.2万枚、売上60.1万枚 MIHO KOMATSU SELF DIRECTED、PRODUCED by ROCKAKU(WEEZ) Amemura O-town Record

小松未歩2ndアルバム。前作から1年ぶり。前作以降の4シングルを収録。「チャンス」はC/W無しだったため、C/W3曲からは「1万メートルの景色」のみ収録された。加えてDEENに提供した「手ごたえのない愛」セルフカバーを収録。表記されていないが、「anybody's game」は細かいミックス変更、「氷の上に立つように」はイントロが変更されたアルバムバージョンになっている。「願い事ひとつだけ」「氷の上に立つように」が『名探偵コナン』エンディングタイアップ、「チャンス」はフジ系『めざましテレビ』の98年度テーマ曲としてヒットしたが、NHKドラマ『おじさん改造講座』主題歌に起用された「anybody's game」も10万割れではあったもののトップ10入りを果たし、4作全てがトップ10ヒットを記録。「チャンス」及び今作の3位はシングルアルバムそれぞれのO社での自身最高位となった。シングル4作全てがヒットした事もあり、今作は60万枚を突破してシングルアルバム含めてダントツ最高売上を記録した。

明石昌夫がビーイングを離脱し、古井弘人が実質専属アレンジャーとなって全曲を担当。後のアレンジャー大賀好修もゲストミュージシャン枠で6以外にギターで参加している(これ以外に三好誠が1,3,5,6,8,9,11、鈴木英俊が2に参加)。前作に続いてキーボードを効果的に使用しつつも、エレキギターもけっこう派手に鳴り、打ち込みドラムも適度に鳴り響く90年代のビーイングっぽいアレンジが展開していて引き続き今回も勢いを感じられる。当時『めざましテレビ』を毎日見ていたので「チャンス」にもなじみがあったが、いざCDで聞いてみたら全シングルの中でも最も重たいロックアレンジになっていて驚いた。「氷の上に立つように」の方がなんとなく派手なイメージがあったんだけど、「氷の上に立つように」の方が抑えた感じだったとは…。

「未来」が静かに始まり徐々に盛り上がるバラード系で勢いよく始まった前作とは対照的な始まり方なのもあって前作よりも深みと重さのある1作という印象もあるが、シングル連発の前半は圧巻。後半もさすがにシングルが固まる前半ほどではないものの、適度にアレンジされて適度に盛り上がるキャッチーな曲が続くので一定以上の勢いを保ったまま突き進み、ラスト前に名曲「願い事ひとつだけ」がまだ残されていて、「Deep Emotion」でしっとり締める流れは完璧。聞き終えた時の満足度は非常に高い。前作と並んでかなり好感触なヒットチャートアルバム。そしてこの路線は早くも今作が最後となり、今作のキャッチー&ポップな90年代型のビーイングサウンドから00年代型の新鋭GIZAサウンドへとシフトチェンジしていってしまう事になる。正直この路線でもう少し続けてほしかった。

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印象度★★★★☆

開設当時の感想を2014年頃1度修正、2022.8.17修正

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