Listen To The Music2

リリースデータ

槇原敬之2ndカバーアルバム。98年に発売された『Listen To The Music』の続編。前作では国内ミュージシャンのみだったが今回は邦楽・洋楽、さらにジャンルに捉われない幅広い選曲になっている。オフコース、中島みゆき、矢野顕子の3組は前作に続いての選曲である。「島育ち〜人の歩く道〜」は元々歌詞のないインスト曲だったが、自ら作詞して歌っている半カバー作品。また制作過程に変化があり、シンセプログラマーを起用しなくなり、槇原が全ての打ち込みを担当するようになった。これに伴い、今まで基本はKeyboardsだった槇原の担当クレジットがAll instrumentsに変わっている。初回盤は「見上げてごらん夜の星を」のライブ音源を追加収録。バインダーブックカバー仕様で、詳細な楽曲解説を記載した別冊のライナーノーツが付属する。2014年には続編がリリースされている。

アレンジャー、ボーカリストとしての魅力を前面に出していた感のある前作とは違い、今作では楽曲そのものの歌詞とメロディーを前面に押し出している印象だ。今作から槇原が全ての打ち込みを担当することになった影響もあるのか、バックの演奏は比較的抑え目でとにかくメロディー重視でシンプルなものが多い。選曲もライフソング志向が色濃く反映されたというか前作当時とはやや志向が変わったような感じ。どの曲も改めて（って言っても知らん曲も半分くらいあるんだけど…）非常に良い曲だなと思える。前作も昭和の曲が多かったわけだけど、今回はより昭和の匂いも感じるのは「ヨイトマケの唄」とかラストがいかにも昭和歌謡の「見上げてごらん夜の星を」だからだろうか。

初回盤　　　通常盤

印象度★★★☆☆

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