BEGINNING

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 グッドバイ・サマーブリーズ 竜真知子 林哲司 Al Capps  
2 戻っておいで・私の時間 安井かずみ 加藤和彦 瀬尾一三 1stシングル(同発) 最高84位 売上2.2万枚
3 夏の恋人 山下達郎 山下達郎 Al Capps  
4 輝くスターリー・ナイト 高橋ユキヒロ 細野晴臣 Al Capps  
5 目覚め(Waking Up Alone) 松山猛 杉真理 Al Capps  
6 ジャスト・フレンド 有馬三恵子 告井延隆 告井延隆 1stシングルB面(同発)
7 突然の贈りもの 大貫妙子 大貫妙子 告井延隆  
8 おかしな二人 松山猛 加藤和彦 鈴木茂  
9 ムーンライト・ホールド・ミー・タイト 有馬三恵子 杉真理 告井延隆  
10 サンタモニカ・ハイウェイ 竹内まりや 告井延隆 告井延隆  
11 すてきなヒットソング(My Hit Songs) 竹内まりや 竹内まりや 告井延隆 2ndシングル『ドリーム・オブ・ユー』B面(カット、リアレンジ)

リリースデータ

1978年11月25日(LP)
1978年11月25日(CT)
1985年2月21日(CD)
1987年3月15日(CD)
1989年11月21日(CD)
1997年6月4日(現行盤CD)
1999年5月21日(限定紙ジャケCD)
最高17位
最高40位
100位圏外
100位圏外
100位圏外
100位圏外
100位圏外
売上8.2万枚
売上2.1万枚
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Produced by 牧村憲一 RCA
RCA
RCA
RCA
BMGビクター
BMG JAPAN
BMG JAPAN

竹内まりや1st(デビュー)アルバム。デビューシングル「戻っておいで・私の時間」と同時発売でB面の「ジャスト・フレンド」も収録された。2ndシングル『ドリーム・オブ・ユー』B面として今作で唯一自作曲の「すてきなヒットソング」がリアレンジされてカットされた。A面(1〜5)はLA録音中心、B面(6〜11)は国内で録音されている。後に固定アレンジャーにして夫となる山下達郎は今作時点ではレコード会社の先輩という関係性だった(ただし竹内まりやはデビュー前から山下達郎のファンだったと語られている)。今作で山下達郎は「夏の恋人」を提供しているがアレンジや演奏には関わっていない

CD化以降のチャートイン記録は残っていない。またレーベルの変更等で小刻みにRCA時代のアルバムが一斉再発されてきたが、現行盤は97年盤となっている(公式サイト掲載の品番も97年盤のもの)。99年には山下達郎同様に紙ジャケット仕様の限定盤で再発もされているが、これら含めてリマスターでの再発はされていない。97年再発盤には左側にオリジナルアルバムと公認ベスト『VIVA MARIYA!!』、右側には公式サイト非掲載の非公認ベスト5作が表記されている。

今作がデビュー作…とはちょっと信じがたい完成度の高いアルバム。というかクレジットが凄ぇ…何だこの超大型新人。A面をいきなりLAレコーディングして現地ミュージシャンによるアレンジ、演奏で固めた挙句に(瀬尾一三による1stシングルのみ国内演奏陣)、B面はセンチメンタル・シティ・ロマンスの告井延隆がほぼ全面的にアレンジを担当。さらに提供陣も当時から既に知名度の高かった面々が並ぶ。そして早くも自作でも1曲。とんでもない気合の入れようだ。

竹内まりやの初期はアイドル的な活動であった、と言われる事が多い上に、提供曲を歌っていたと聞いていたのでなんとなく本格自作&達郎全面アレンジへ移行してからとは全く違うアイドルソングを歌っていたのかと思っていたが、曲を聞く限り今作にアイドル色は皆無。歌声に柔らかさが無くてかなり硬い感じなので最初に聞くと現在のイメージと違うなとは思うんだけど、それでも当時23歳とは思えないような落ち着いた声質は当時から変わっていない。これに合わせて楽曲も一流ミュージシャンによる極めて落ち着いた良質なバンドサウンドが奏でられ、前半はLA録音の成果かAOR風味強め、後半は日本らしい歌謡ポップスの風味が感じられる。一貫して現在のイメージとさほどかけ離れていないゆったり落ち着いた曲調が中心で最初から竹内まりやの歌声にはこういった曲調が合うという意識は制作陣の共通認識として固まっていたようだ。唯一の自作曲「すてきなヒットソング」にしてもインパクトはさほど強くはないがほとんど後のイメージとブレるところがない。

リマスター再発が無いせいか、再発自体も00年代以降全くされていない(一応販売は継続しているが)せいか、なかなか振り返られる事が無いこの時期の作品だが、後追いで聞いても十分に竹内まりやらしさを感じられる良作だ。

予想以上に良かったし、普通に★4にしようかと思ったが、ここで★4にすると残り全部それ以上になってしまい、星数が足りなくなるので調整のため少し下げておく。

BEGINNING97年現行盤  BEGINNING99年紙ジャケット限定盤   

印象度★★★☆☆

2017.10.31更新

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