Denim(初回盤)

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 君住む街角(On The Street Where You Live) ALAN JAY LERNER FREDERIC LOEWE 服部克久 ミュージカル『マイ・フェア・レディ』使用曲のカバー
2 スロー・ラヴ 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 33rdシングル 最高30位 売上1.3万枚
3 返信 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 32ndシングル 最高8位 売上3.4万枚
4 みんなひとり 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 松たか子へ提供 セルフカバー
5 シンクロニシティ(素敵な偶然) 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎&
センチメンタル・
シティ・ロマンス
32ndシングル両A面曲
6 哀しい恋人 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎  
7 Never Cry Butterfly 杉真理 杉真理&伊豆田洋之 Picadilly Circus 33rdシングルC/W ピカデリー・サーカスのカバー
8 ラスト・デイト 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎  
9 クリスマスは一緒に 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎  
10 終楽章 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 薬師丸ひろ子へ提供 セルフカバー
11 明日のない恋 竹内まりや 竹内まりや   34thシングル 最高19位 売上1.8万枚
12 人生の扉 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎&
センチメンタル・
シティ・ロマンス
35thシングル両A面曲(カット)

Produced by 竹内まりや(1,7)
Rhythm Arrangement:山下達郎(11)
Strings&Horn Arrangement:服部克久(11)

初回盤のみ
Vintage Denim
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Hey! Baby 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 18thシングル『シングル・アゲイン』C/W 森下恵理へ提供 セルフカバー
2 夜景 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 13thシングル『恋の嵐』C/W 
3 約束 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 24thシングル『純愛ラプソディ』C/W 中森明菜へ提供 セルフカバー
4 ミラクル・ラブ 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 20thシングル『マンハッタン・キス』C/W 牧瀬里穂へ提供 セルフカバー
5 真冬のデイト 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 25thシングル『今夜はHappy Party』C/W 森下恵理へ提供 セルフカバー
6 トライアングル 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 23rdシングル『明日の私』C/W 薬師丸ひろ子へ提供 セルフカバー

Strings Arranged by 乾裕樹(2)

リリースデータ

2007年5月23日 初登場1位 売上46.6万枚 Produced by 山下達郎&竹内まりや
Produced by 山下達郎(『Vintage Denim』)
ワーナー

竹内まりや10thアルバム。03年のカバーアルバム『Longtime Favorites』以来のアルバム。オリジナルアルバムとしては前作『Bon Appetit!』から5年7ヶ月ぶり。『Bon Appetit!』とそこからのシングルカットを経て02年〜05年は新曲シングルリリースが一切なく、03年に『Longtime Favorites』を挟んだのみだった。06年になってから新作のシングルリリースが再開され、3作のシングルから新作は全曲収録された(「明日のない恋」のC/Wは「シングル・アゲイン」「告白」の'07 New Remaster)。88年に薬師丸ひろ子、06年に松たか子へ提供した楽曲のセルフカバーも収録されている。「人生の扉」は3ヶ月後に早くもリリースされた次のシングルの両A面曲としてカットされた(1曲目は新曲「チャンスの前髪」)。2週連続1位となり、300位以内に59週ランクインするロングヒットとなったが、前3作のオリジナルアルバムでの連続ミリオンヒットからは時代の変化もあって暴落した。共に30数万だった『Souvenir〜Mariya Takeuchi Live』『Longtime Favorites』は上回った。

初回盤にはムーンレーベル移籍以降のアルバム未収録だったC/W6曲を集めた『Vintage Denim』が付属する。これには別に歌詞カードが用意され、竹内まりや本人による1曲ごとの解説が記載されている。これに伴い初回盤はデュオケース仕様。初回盤の価格は据え置きとされ、初回盤・通常盤は同価格の3059円(消費税5%当時)だった。

前作『Bon Appetit!』はタイアップ先で触れたヒット作も満載で非常に良かったがそれっきり新作が途絶え、久々の新曲となったシングル『返信/シンクロニシティ(素敵な偶然)』は迷わず手に取ったが随分渋く感じてイマイチ良さを感じられなった。残り2シングルはトップ10入りもしなくなってしまい気が付いたら出ていたという感じで聞き逃していたが松たか子へ提供した「みんなひとり」はドラマを初回だけ見た程度の割には印象に残っていた。そんな中、待望のオリジナルアルバムとして発売された今作は両親が聞いていたこともあり、前作に続いて購入して早速聞いたんだけど…「みんなひとり」以外はしっくりこない。なんだか一気に渋くなってしまったような…。そもそもあれだけ若者向け作品のタイアップを連発していたのにそういったタイアップも無くなってしまったので放っておいても色々な曲が入ってくる状態だった前作とは状況もだいぶ違ってしまっていた。どうにもパッとしない印象でそのまま放置されてしまった。

実際には今作でいきなり変わったというよりも前作がかなり下の世代に裾野を広げていた竹内まりやの歴史の中でも異色の状況だったのに対して、元に戻った、本来の等身大、同世代向けの楽曲が並んでいるのが今作ということだったんだと思う。実際息子が1人首をかしげている中、両親は今作を結構気に入っており、特に「人生の扉」は揃って名曲だと当時から言っていた。個人的に当時はここにたどり着く前にくじけていたのでこの曲いいなと思ったのは『Expressions』が出てからだったが…。

そんな今作、オリジナルアルバムを順番に聞いていくと、また発売から10年以上経過して聞いてみたところ、普通に竹内まりやらしい良質な大人のポップソングアルバムだという印象に変わっていた。もちろん年齢を重ねているので落ち着きはより増しているようにも思うが、前作以外のそれ以前のオリジナルアルバムからの流れではそんなに違和感が無い。『Bon Appetit!』と『Impressions』をちょっとかじった程度だった発売当時では確かに一気に渋くなったように感じてしまったのも改めて納得がいくところではあった。ただ全体の落ち着きには心地よさを感じられいいアルバムではあるものの、ムーンレーベル移籍以降に必ずあった代表的なキラーチューンが今作には正直ないと思うし、そういう意味であまり初心者向けではないと思うんだけど、自然体なのが今作の魅力か。「人生の扉」にしても扉を開いていくことでもっと染み入る曲になっていくんじゃないかと思う。

『Vintage Denim』
02年に山下達郎が出した企画アルバムになぞらえて竹内まりや版『RARITIES』と当時紹介されていたが、アルバム未収録C/Wをまとめたもの。それ以外余計な音源は入っていない。これでバージョン違いを除くとここまでのC/Wはアルバムに収録されたことになり、残すは前レーベル時代の9thシングル『Natalie』C/Wの「アップル・パップル・プリンセス」1曲を残すのみとなった。「アップル・パップル・プリンセス」はこの時点でCD化すらされていない状態だったが、今作をリリースしたことで改めて今作だけ残されたことに気づいたのか、翌08年のシングル『縁の糸』C/Wで'08 New Remasterとして初CD化はされた(アルバム未収録のままではある)。

6曲中5曲が提供曲セルフカバーだが80年代から90年代前半の女性シンガー提供曲なのでリアルタイムでの馴染みが皆無で全曲聞いた事のない曲だった。アルバム本編と並べてもさほど古い時代の曲だと感じさせない普遍性の高い楽曲、アレンジは改めてさすがだなと感じる。

Denim(初回限定盤)初回盤 Denim (通常盤)通常盤 

印象度★★★★☆

2018.2.12更新

戻る