LOVE SONGS

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 FLY AWAY Carole Bayer Sager Peter Allen Gene Page  
2 さよならの夜明け 竹内まりや 山下達郎 Gene Page 4thシングルB面
3 磁気嵐 松本隆 杉真理 杉真理  
4 象牙海岸 松本隆 林哲司 林哲司  
5 五線紙 松本隆 安部恭弘 安部恭弘  
6 LONELY WIND 小林和子 浜田金吾 Gene Page  
7 恋の終わりに 竹内まりや 竹内まりや 清水信之  
8 待っているわ 竹内まりや 竹内まりや Gene Page  
9 SEPTEMBER 松本隆 林哲司 林哲司 3rdシングル 最高39位 売上10.4万枚
10 不思議なピーチパイ 安井かずみ 加藤和彦 加藤和彦、清水信之 4thシングル 最高3位 売上39.2万枚
11 little lullaby 竹内まりや 竹内まりや Gene Page  

strings arrangement:Gene Page(3)
chorus arrangement:epo(9)

リリースデータ

1980年3月5日(LP)
1980年3月5日(CT)
1984年(CD)
1986年9月15日(CD)
1990年9月21日(CD)
1997年6月4日(現行盤CD)
1999年5月21日(限定紙ジャケCD)
最高1位
最高1位
100位圏外
100位圏外
100位圏外
100位圏外
100位圏外
売上24.5万枚
売上11.3万枚
-
-
-
-
-
Produced by 牧村憲一、宮田茂樹 RCA
RCA
RCA
RCA
BMGビクター
BMG JAPAN
BMG JAPAN

竹内まりや3rdアルバム。前作から10ヵ月ぶり。2作のシングルとB面1曲を収録(3rdB面は前作からのシングルカット)。「SEPTEMBER」は前作とほぼ同規模の10万枚ヒットを記録し、79年の日本レコード大賞の新人賞にノミネートされた(最優秀ではない)。2月にリリースされた「不思議なピーチパイ」は資生堂CMソングとなり大ヒットシングル初にしてRCA時代唯一のトップ10(トップ3)ヒットとなり、RCA時代の最高売上となっている(次のトップ10ヒットは89年の「シングル・アゲイン」)。今作もLP/CT両方で初の1位を獲得し、RCA時代の最高売上となった。しかし結果的にRCA時代のトップ10ヒットは今作が最後。

「SEPTEMBER」のコーラスアレンジは当時デビュー前のEPOとされていたが、当時のA&Rでプロデューサーとしても表記されている宮田茂樹が2017年のインタビューで自身がヘッドアレンジを担当したと明かしている。理由は社内でも知られていなかったEPOを翌春デビューさせたいと思っていてA&Rとしての社内世論形成のため、としている。

CD化以降のチャートイン記録は残っていない。またレーベルの変更等で小刻みにRCA時代のアルバムが一斉再発されてきたが、現行盤は97年盤となっている(公式サイト掲載の品番も97年盤のもの)。99年には山下達郎同様に紙ジャケット仕様の限定盤で再発もされているが、これら含めてリマスターでの再発はされていない。97年再発盤には左側にオリジナルアルバムと公認ベスト『VIVA MARIYA!!』、右側には公式サイト非掲載の非公認ベスト5作が表記されている。

シングルもアルバムもRCA時代最大ヒットとなり、08年の30周年ベスト『Expressions』にもRCA時代最多の4曲を収録した文字通りの代表作。RCA時代の竹内まりやのオリジナルアルバムをどれか1作聞くならひとまず今作を聞いておけば間違いないという1作だと思う。シングル2曲はいかにも当時のヒット曲を狙いに行ったような煌めきがある一方でアルバム曲は半数近い曲をLAレコーディングで現地ミュージシャンがアレンジと演奏を担当。本来の落ち着いた普遍性の高いポップスが展開しているので、シングルのヒット曲らしい明るさをアルバム曲にも期待するとやや地味かもしれないが、現在の竹内まりやのイメージに近いのはむしろアルバム曲の方なので、後追いだとシングルの方が若さを感じるというかこんな時代もあったのね…とちょっと意外性が感じられる

この時期の竹内まりやがアイドル的にも扱われていたとよく言われているものの曲だけ聞くとあまりしっくり来なかったがシングル2曲、特に「不思議なピーチパイ」を聞くとこの曲でのイメージが大きいのではないかと思った。何でピーチパイなのか正直良く分からないが響きは印象的なので昭和の大衆向けCMソングとしてはキラーフレーズっぽいし。

そして売上的にはこの時期ダントツ最大である「不思議なピーチパイ」だが正直全く馴染みが無かったし、何度聞いてもあまりしっくり来ない。「SEPTEMBER」の方が圧倒的に馴染みがあるのは現在でも8月下旬〜9月の間にラジオで必ずかけられる数少ない9月ソングの大定番と化しているためで、現在の一般知名度はピーチパイヒットを体感してない世代中心に完全に逆転しているのではないかと思う。

また「恋の終わりに」は今作の中ではややエッジの効いた曲調、「待っているわ」はブルージーな雰囲気が漂うなど、シングルが売れ線、アルバム曲でこれまでのイメージを大きくは崩さない中で、自作曲がアルバム内ではけっこうなアクセントになっているなと思う。

LOVE SONGS97年盤  LOVE SONGS99年紙ジャケ盤 

印象度★★★★☆

2017.11.8更新

戻る