REQUEST(30th Anniversary Edition)

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 恋の嵐 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 13thシングル 最高20位 売上8.1万枚
2 OH NO,OH YES! 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 17thシングルC/W(カット) 中森明菜へ提供 セルフカバー
3 けんかをやめて 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 河合奈保子へ提供 セルフカバー
4 消息 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎  
5 元気を出して 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 15thシングルC/W、17thシングル(カット) 最高70位 売上1.3万枚
15thシングル89年CD化の際はC/Wは『プラスティック・ラブ(Extended club mix)』に差し替え
薬師丸ひろ子へ提供 セルフカバー
5 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 16thシングル両A面曲(カット) 中森明菜へ提供 セルフカバー
7 TEKO'S THEME 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 14thシングルC/W サックスソロやコーラスを変更したアルバムミックス
8 色・ホワイトブレンド 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 中山美穂へ提供 セルフカバー
9 夢の続き 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 15thシングル 最高43位 売上2.8万枚 87,17年盤にはオリジナル音源で収録
10 時空の旅人 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 14thシングル 最高46位 売上2.0万枚
Bonus Tracks(30th Anniversary Edition追加収録)
11 TEKO'S THEME[Single Version] 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 14thシングルC/Wバージョン
12 夢の続き['89 CD Single Mix] 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 15thシングル89年CD化再発盤音源、92,99年盤『REQUEST』はこの音源に差し替え
13 Good Bye[Previously Unreleased] 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 未発表曲 「時空の旅人」の原曲
14 恋の嵐[Karaoke]   竹内まりや 山下達郎 カラオケバージョン 初収録
15 元気を出して[Karaoke]   竹内まりや 山下達郎 カラオケバージョン 9thアルバム『Bon Appetit!』初回盤、ベスト『Expressions』初回盤収録
16 駅[Karaoke]   竹内まりや 山下達郎 カラオケバージョン 9thアルバム『Bon Appetit!』初回盤、ベスト『Expressions』初回盤収録

Strings Arrangement:服部克久(3,5)

リリースデータ

1987年8月12日(LP)
1987年8月12日(CT)
1987年8月12日(CD)
1988年12月21日(GOLD CD)
1992年10月22日(リマスターCD)
1999年6月2日(92年盤再発)
2017年11月22日(30th Anniversary Edition、CD)
最高1位
最高1位
最高1位
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初登場58位、最高50位
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初登場9位
売上11.3万枚
売上37.6万枚
売上55.4万枚
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売上2.9万枚
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売上1.8万枚
Produced by 山下達郎 ALFA MOON
ALFA MOON
ALFA MOON
ALFA MOON
MMG
ワーナー
ワーナー

竹内まりや7thアルバム。3年4ヵ月ぶりのアルバム。前作以降シングルリリースのない年は無かったが、育児に追われていたため、単発のシングル発売と在宅でも可能な楽曲提供を中心として活動していた。アルバムにできるだけのオリジナル曲は既発シングルを含めても揃っていなかったが、提供楽曲のセルフカバー5曲を収録するというアイデアによって当時としてはアルバムの半数がセルフカバーというユニークなアルバムに仕上がったという。このため書き下ろしの新曲は「消息」のみとなる。また13thシングルC/W(B面)の「夜景」のみ既発曲で唯一未収録となっている(06年のアルバム『Denimi』初回特典『Vintage Denim』でアルバム初収録)。LP/CT/CD全てで1位を獲得し、ロングセラーを記録。ロングセラーとなっている間にレコードからCDへと時代が切り替わっていったため、LP売上は小規模に留まり、またLPチャート自体が消失して一本化されたため以降はCD売上として売上を重ねた。また92年盤は再発当時に5週のみ別集計されて以降はオリジナルに集計を加算するという変則的な集計がされた。最終的に合計で初のミリオンセラーを達成している。

11月に「駅」がシングルカットされた。88年11月には15thシングルC/W(B面)だった「元気を出して」を改めて17thシングルA面、C/Wに「OH NO,OH YES!」としてシングルカット。89年9月には「もう一度」「マージービートで唄わせて」「恋の嵐」「時空の旅人」「夢の続き」といったレコードでリリースしていたシングルを8センチCD化して再発したが、「夢の続き」に関してはミックスに納得が行っていなかったためやり直した「夢の続き('89 REMIX)」としてシングルカットされた。また「元気を出して」は17thシングルとしてリリースしていたためC/Wは「プラスティック・ラブ (Extended club mix)」に差し替えになった。

92年に今作がリマスター再発された際には「夢の続き」は「夢の続き('89 REMIX)」に差し替えられた。99年再発盤もこれに準じている。

2017年には発売30周年を記念して前作と同様の30th Anniversary Editionとしリマスター&ボーナストラックを収録して大々的に再発された。山下達郎の全体解説と楽曲解説、能地祐子による全体解説、楽曲解説が記載されている。前作と異なり竹内まりや本人のコメントは掲載されていない

30th Anniversary Editionでは「夢の続き」は87年オリジナル盤音源(のリマスター)に戻されたが、ボーナストラックとして'89 REMIX('89 CD Single Mixに表記だけ変更)も収録している。「恋の嵐[Karaoke]」には未発表音源の記載が無いが、CDとしては今作が初収録音源となる(一応公認作としてカラオケカセット集を発売したことがありそちらに収録されていた)。「元気を出して[Karaoke]」「駅[Karaoke]」は既に過去のアルバム初回特典カラオケCDに2回収録されており、「元気を出して」はさらに08年に『幸せのものさし/うれしくてさみしい日』C/Wで'08 New Remasterとして収録された際にも'08 New Remasterによるカラオケも一緒に収録されている。

 

純粋な新曲が「消息」のみなので寄せ集めといえば寄せ集めっぽいアルバムではある。以降はここまで極端ではないが、既発シングル一挙収録(出していれば)、シングルカットが多くなったり(タイアップがつけば)、セルフカバーが多めに収録される(提供していれば)という主婦との兼業スタイルを模索開拓して確立させた感のあるアルバム。今作に関しては自分の曲よりも「元気を出して」「けんかをやめて」といった2曲がやはり二大看板という印象が極めて強い。今では提供者よりも竹内まりやの曲として、しかも代表曲の1つとして認知されるまでになっている。逆にシングルとして出した「時空の旅人」「夢の続き」は『Impressions』『Expressions』ではじかれてしまっている事もあり、後追いで聞くほどオリジナル曲よりセルフカバーの方が知っている、聞き覚えがあるという一風変わったアルバムにもなったと思う。実際自然に耳に入ってきていた回数にもどうしても大差がついてしまうので、オリジナルのシングル曲よりはやはり提供曲の方が馴染みがあるしスタンダード性も高いように感じる。『Impressions』『Expressions』に入っていて今作でも1曲目という良ポジションな「恋の嵐」でさえも、「元気を出して」「けんかをやめて」と並べると少し霞んでしまう勢い。セルフカバーが強すぎるためそこに印象も引っ張られてはしまうが、全曲に渡ってスタンダード性は高い。パッと聞いていいというよりもじわじわ良くなってきて気が付いたらスタンダードになっているといった落ち着きもあり、数年かけてロングセラーになったというのも納得。

REQUEST -30th Anniversary Edition-30th Anniversary Edition  REQUEST99年盤   

印象度★★★★☆

2018.1.10更新

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