UNIVERSITY STREET

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 オン・ザ・ユニヴァーシティ・ストリート 竹内まりや 竹内まりや 細井豊BAND  
2 涙のワンサイデッド・ラヴ 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 3rdシングル『SEPTEMBER』B面(カット)
3 想い出のサマーデイズ 竜真知子 林哲司 林哲司  
4 ISN'T IT ALWAYS LOVE Karla Bonoff Karla Bonoff Russ,Waddy,
Don&Kenny
 
5 ホールド・オン 杉真理 杉真理 瀬尾一三  
6 J-Boy 杉真理 杉真理 杉真理BAND  
7 ブルー・ホライズン 大貫妙子 山下達郎 山下達郎  
8 ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風〜
<NEW VERSION!!>
竜真知子 加藤和彦 山下達郎 2ndシングル 最高30位 売上11.8万枚 リアレンジ
9 かえらぬ面影 大貫妙子 大貫妙子 細井豊BAND  
10 グッドバイ・ユニヴァーシティ 竹内まりや 梅垣達志 梅垣達志  

リリースデータ

1979年5月21日(LP)
1979年5月21日(CT)
1984年(CD)
1986年8月15日(CD)
1990年9月21日(CD)
1997年6月4日(現行盤CD)
1999年5月21日(限定紙ジャケCD)
最高7位
最高20位
100位圏外
100位圏外
100位圏外
100位圏外
100位圏外
売上16.5万枚
売上7.1万枚
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Produced by 牧村憲一、宮田茂樹 RCA
RCA
RCA
RCA
BMGビクター
BMG JAPAN
BMG JAPAN

竹内まりや2ndアルバム。前作から半年ぶりのアルバム。2ndシングル「ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風〜」を収録。この曲は瀬尾一三の編曲だったが今作では山下達郎によりリアレンジされた。曲目やジャケットには何も書かれていないが歌詞カードには<NEW VERSION!!>と表記されている。イントロの一部が洋楽に酷似していたことが発覚したため当時のディレクターの判断でリアレンジになったとされており、長らくシングルバージョンはCD化されず幻となっていたが08年のベスト盤『Expressions』で初CD化された。次のシングル『SEPTEMBER』B面として「涙のワンサイデッド・ラヴ」がカットされた。「ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風〜」が10万枚を越えるヒットを記録し、今作では初のトップ10ヒットを記録した。

CD化以降のチャートイン記録は残っていない。またレーベルの変更等で小刻みにRCA時代のアルバムが一斉再発されてきたが、現行盤は97年盤となっている(公式サイト掲載の品番も97年盤のもの)。99年には山下達郎同様に紙ジャケット仕様の限定盤で再発もされているが、これら含めてリマスターでの再発はされていない。97年再発盤には左側にオリジナルアルバムと公認ベスト『VIVA MARIYA!!』、右側には公式サイト非掲載の非公認ベスト5作が表記されている。

今作では海外メンバーでの録音は「ISN'T IT ALWAYS LOVE」のみで、残りは前作に参加していたメンバーが中心になっているため、前作ほど洗練された雰囲気は無く、やや歌謡曲寄りとなっている。冒頭2曲を早くも自作で固めている辺りにシンガーソングライターとしての才能が早くも垣間見えるが、「涙のワンサイデッド・ラヴ」ではシンガーソングライター竹内まりやとアレンジャー山下達郎という組み合わせが早くも実現しているところも面白い。

歌謡寄りといってもコテコテではなく、適度に洗練された普遍的なポップスが並んでいる印象で、後追いで聞いてそこまで時代を感じる事は無い。タイトル通り、大学生活いわゆるキャンパスライフをテーマにしているのが今作の最大の特徴。竹内まりやは当時24歳だったが、高校3年の時に留学してから大学へ入学したので大学入学は1974年だったようだ。79年3月の大学卒業に合わせたタイミングでのリリースだった。特に直接大学生活を歌っている1曲目の「オン・ザ・ユニヴァーシティ・ストリート」は本人作詞作曲でもあり、まさに4年間が終わっていく心情が歌われているリアルタイムな楽曲だった模様。しかしこの曲の最後に入っている会話では単位取得に失敗し留年が決定した事が示唆されている。卒業記念アルバムのつもりで制作を進めていたもののまさかの卒業できず…というオチがつき、この留年を示唆する会話はシャレで挿入したものと思われる。多忙で大学は中退したとされているので、そしてこの後さらにブレイクして単位取得がより至難になり、最終的に大学は中退したものと思われる。

現代のキャンパスライフのイメージと変わったところもあれば変わらないところもあると思うし、人それぞれなところではあると思うけど、1980年前後の一般的なキャンパスライフ像がこんな感じだったんじゃないかと。派手にパーリナイしているわけでも、家と大学を往復しているだけでもないまあ標準的なところ、ごく普通の青春の最後の数ページの日々である。強い1曲は無いが当時聞いたリスナーにしても後追いリスナーにしても、キャンパスライフが遠くなるにつれてノスタルジックさを帯びていくという特殊なアルバムだ。まだ大学卒業前に運良く今作に巡り合えたというリスナーなら、4年間が終わっていくタイミングで聞くと格別な1枚になると思う。

UNIVERSITY STREET97年盤  UNIVERSITY STREET99年紙ジャケ盤 

印象度★★★☆☆

2017.11.4更新

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