松浦亜弥 10TH ANNIVERSARY BEST

CD
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
LOVE涙色 つんく つんく 渡部チェル 3rdシングル 最高3位 売上17.2万枚
100回のKISS つんく つんく 小西貴雄 4thシングル 最高2位 売上10.3万枚
絶対解ける問題 X= つんく つんく hasie&koji 1stアルバム『ファーストKISS』収録曲
笑顔に涙〜THANK YOU! DEAR MY FRIENDS〜 つんく つんく 河野伸 1stアルバム『ファーストKISS』収録曲
桃色片想い つんく つんく 高橋諭一 5thシングル 最高2位 売上22.4万枚
Yeah! めっちゃホリディ つんく つんく 高橋諭一 6thシングル 最高2位 売上13.1万枚
可能性の道 つんく つんく 河野伸 3rdアルバム『×3』収録曲
気がつけば あなた つんく つんく 鈴木Daichi秀行、
名越由貴夫
17thシングル 最高6位 売上5.5万枚
ハピネス 森村メラ Joey Carbone&
Dennis Belifield
朝井泰生 18thシングル『砂を噛むように...NAMIDA』C/W
10 dearest. 成海カズト 成海カズト garamonn 1st企画盤『Naked Songs』収録曲
11 笑顔 谷村有美 谷村有美 岡ナオキ 19thシングル 最高16位 売上1.2万枚
12 花いちもんめ 久保田洋司 斎藤悠弥 たいせい コンピ盤『プッチベスト9』収録曲
13 想いあふれて popY 中野雄太 中野雄太 5thアルバム『想いあふれて』収録曲
14 only one 梶野秀樹 梶野秀樹 高橋諭一 2nd企画盤『Click you Link me』収録曲
15 ふたり大阪 2℃ 土肥真生 土肥真生 配信限定シングル 初CD化
16 Subject:さようなら 竹内まりや 竹内まりや 鈴木俊介 新曲

 

DVD
No タイトル 備考
ドッキドキ!LOVEメール PV 1stシングル
オシャレ! スタジオライブ 1st企画盤『Naked Songs』初回盤DVD収録映像
1st企画盤『Naked Songs』収録曲(原曲は1stアルバム『ファーストKISS』収録曲)
ね〜え? PV 9thシングル
GOOD BYE夏男 PV 10thシングル
YOUR SONG〜青春宣誓〜 ライブ 6thライブDVD『コンサートツアー2004秋〜松◇クリスタル◇代々木スペシャル』収録映像
14thシングル
渡良瀬橋 スタジオライブ スタジオライブDVD『砂を噛むように...NAMIDA〜スタジオライブ〜』収録映像
15thシングル 森高千里のカバー
砂を噛むように...NAMIDA ライブ 11thライブDVD『Live in 上海』収録映像
18thシングル
ダブル レインボウ ライブ 14thDVD『コンサートツアー2008春「AYA The Wisch」』収録映像
4thアルバム『ダブル レインボウ』収録曲
灯台 ライブ 13thDVD『コンサートツアー2007秋〜ダブル レインボウ』収録映像
4thアルバム『ダブル レインボウ』収録曲
DVD特典 10TH ANNIVESARY BEST撮影風景収録

リリースデータ

2011年12月21日 初登場56位 売上0.3万枚 Producers:つんく♂(1〜8)、瀬戸由紀男(9〜15) Zetima

松浦亜弥2ndベストアルバム。10周年を記念してのオールタイム選曲最初からDVD付でCDとDVDの選曲に被りはない。CDは1,2,4〜7が『松浦亜弥ベスト1』と重複している(「可能性の道」は今回オリジナルバージョン)。「気がつけば あなた」「ハピネス」はアルバム初収録。「ふたり大阪」は初CD化。ラストに竹内まりや提供の新曲を収録している。DVDはPV3曲、スタジオライブ2曲、ライブ4曲の構成で全て過去に発売された映像からの抜粋となっている。初収録なのは特典のジャケ写メイキング映像のみ。

CD
アイドル時代の最低限の代表曲を抑えつつ、後半はバラード続きとなり、かなり本人の意向が強く出たと思われる。最後のヒットシングル「気がつけば あなた」のアルバム初収録が嬉しいもののまだ未収録のままのシングルが相変わらず放置されたままだし、単純なシングルコレクションで良かったんじゃないかという気もするが…。竹内まりや提供の新曲は期待していたが、バラード続きのラストという配置がまず少々きつい上に、他の曲を凌駕する圧倒的名曲というわけでもなく、完全に予算が無いのか全面打ち込みで処理されたアレンジも味気なく、あまり印象に残らなかった。時系列に並べると前半と後半の路線の差があまりに極端すぎる。というか後半に幅が無さすぎる。「気がつけば あなた」はその中間をうまく繋いでいるのでこの路線がこれ1曲限りだったのが改めて残念である。

DVD
何故に夏男がここに?という気もするが…(つけヒゲ、つけモミアゲによるワイルドあややが面白かったからか?)CDと被っていないのでやはり本人が聞かせたい魅せたい曲が選ばれているものと思われる。ライブの時系列ではなく、その曲の最初のバージョンが発表された年での時系列。そのため初々しいデビュー曲の直後に、いきなり落ち着きまくった06年のスタジオライブ映像に飛んで、次でまたアイドル全開の「ね〜え?」となり、序盤から落差が物凄い事になっている。ここは普通に順番考えた方が良かったんじゃないか。PVの3曲だけがアイドルしているものの後は全部バラード。例によってあまりに極端でその中間が無い。生音にした方がいいような落ち着いた曲ばかりの中で、やはりスタジオライブ2曲と「ダブル レインボウ」での生バンド編成はCDを越えていると思う。正直かなりぐったりしてくる選曲だが、ボーカルだけというのであればライブは全曲CDを越えている歌唱である。一方で短いラストのメイキングのさらにラストでは本人がジャケ写に込めた思いを語っており、その中で「あやや」はスタッフ・ファン・松浦亜弥とみんなで作り上げていたものである旨を語っており、かなり「あやや」を客観視しているというか、「あやや」と「松浦亜弥」はイコールではないという認識の強さをにじませている。04年の「YOUR SONG〜青春宣誓〜」の時に既に10代に見えないし、それ以降は20代にすら見えない。メイキングでも25歳とは思えない枯れた感じが漂っている。「あやや」と自分とのギャップに疲れてしまったためなのだろうか。枯れるにはあまりに早すぎる気がするが、風格だけなら10周年どころか20周年以上の貫録である。

というわけで多くのリスナーはアイドル時代しか知らないと思われるので、アイドルあややではなくシンガー松浦亜弥まで知れるベスト盤という意味では悪くない1作。シンガー路線がバラードばかりなので、イマイチ魅力が伝わりにくいが、実際にシンガー路線になってからバラードばかり歌っていたので選曲の問題ではない。これしかないのだから仕方ない。一応全オリジナルアルバム、企画2作から最低1曲以上選ばれているので10周年のベスト盤としてはベストである。

B005Y2X73G

印象度★★★☆☆

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