Delight

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Delight miwa miwa&Naoki-T Naoki-T  
2 ヒカリヘ miwa miwa Naoki-T 9thシングル 最高4位 売上8.1万枚
3 321 miwa miwa Naoki-T  
4 サヨナラ miwa miwa&Naoki-T Naoki-T  
5 Sparrow miwa miwa&Naoki-T Naoki-T  
6 ホイッスル〜君と過ごした日々〜 miwa miwa Quatre-M 10thシングル 最高4位 売上4.1万枚
7 ミラクル miwa miwa&Naoki-T Naoki-T 11thシングル(限定) 最高6位 売上3.2万枚
8 My Best Friend miwa miwa Naoki-T  
9 LOUD!〜憂鬱をぶっとばせ〜 miwa miwa&Naoki-T Naoki-T  
10 Napa miwa miwa 根岸孝旨 9thシングルC/W
11 ぬくもり miwa miwa Quatre-M  

※シングル200位以内データ

初回盤DVD
No タイトル 備考
1 selection from miwa-39 live tour-
"miwanissimo 2012" at Zepp Tokyo(2012.12.22)
ライブ映像 下記8曲全てフル収録(別メニュー)
1   OP
2 ヒカリヘ 9thシングル
3 take@chance 2ndアルバム『guitauium』収録曲
4 Napa 9thシングルC/W
5 めぐろ川 1stシングル『don't cry anymore』C/W アコースティック
6 オトシモノ 4thシングル アコースティック
7 いくつになっても 2ndアルバム『guitauium』収録曲
8 メリーゴーランド 2ndアルバム『guitauium』収録曲
9 春になったら 5thシングル
2 「スマイル」ビデオクリップ 11thシングルC/W 人形アニメーションPV
3 selection from miwa special live
at 下北沢ロフト(2013.3.30)
ライブ&MCダイジェスト(チャプター分けなし) 全曲弾き語り
Wake Up!,Break Out!(1stシングルC/W)〜オトシモノ(4thシングル)
〜ヒカリヘ(9thシングル)〜True Colors(カバー)

リリースデータ

2013年5月22日 初登場1位 売上13.0万枚 Producer/Director:吉竹直樹
Produced by Naoki-T、Quatre-M、根岸孝旨
ソニー

miwa3rdアルバム。3シングルとC/W1曲を収録。「ヒカリヘ」が月9ドラマ『リッチマン、プアウーマン』主題歌(「Napa」は挿入歌、「Delight」はSP版の挿入歌)となり、最高ヒットを記録した。今作も1stに続く2度目の1位を獲得。初回盤はスリーブケース入り仕様で、DVDには2012年12月に3ヵ所で行われた「39 live tour」から12月22日のZepp Tokyo公演から8曲をフル収録。加えて「スマイル」のアニメーションPV、武道館ライブ翌日に原点である下北沢ロフトで行われた38人限定ライブの模様をダイジェスト収録している。DVDの内容が豪華になったため、初回盤は前2作の3500円から3800円に値上げされている。

「ヒカリヘ」のヒットの影響か「Delight」、「サヨナラ」は完全に打ち込みのみで構成された楽曲となり、エレクトロ要素を導入。前2作とは大きく異なり、ギター+バンド編成に全くこだわらなくなった。エレクトロ一辺倒になったわけではないが、全体的に音が軽い。Quatre-M(Bluem Of Youthの松ヶ下宏之)による2曲はフルバンド+ストリングスだが今作でドラムが入っているのはこの2曲のみ。この2曲は同系統のストリングスバラードだ。「Napa」でもミュージシャンを招いているがドラムなしでパーカッション。Naoki-Tの関与した8曲では「ミラクル」のベースとパーカッションとストリングス、「ヒカリヘ」のストリングス以外、6曲はmiwaのギター(1,2,4は演奏なし)とNaoki-Tの演奏だけだ(完全打ち込みの前述の2曲以外はギター+打ち込み、もしくはベースやピアノなども1人で全部演奏)。

何故か初期からのメインアレンジャーの1人、という程度だったNaoki-Tがここに来てほぼ全面的に参加。Naoki-Tはファンモンやケツメイシのサウンドプロデュースで実績を積んできたアレンジャーとはいえ、miwaにおいては今まで基本的にミュージシャンを呼んで生音にしており、1人で済ませてしまう事はあまり無かった。それが突然どうしてしまったのか。エレクトロを導入した「Delight」や「ヒカリヘ」など打ち込みの良さを生かしたサウンドの曲は総じて出来が良く、これはNaoki-T様様といった仕上がり。だが「321」「Sparrow」「LOUD!〜憂鬱をぶっとばせ〜」といったバンドアレンジを施したロック路線の楽曲まで1人演奏+ドラム打ち込みって…。良く出来たデモテープみたいな感じで、前作までならこれを基にしてミュージシャン呼んで生に差し替えて完成させましょう!っていうところじゃ…。表面的にはロックなんだけど明らかに音がペラくて迫力不足

よく見ると以前は本職のエンジニアと共同でやっていた録音までほとんどNaoki-Tの単独、曲によってはミックスまで1人でやっている。作曲にまで介入しているし、急にハッスルして何でも1人でやりたくなってしまったのか、前作が1stから全く伸びなかったので予算が減らされて人件費削減という形になってしまったのか…。録音やミックスまでほとんどNaoki-T任せにしたとなると人件費削減の可能性が高そうだ。ギターメインで売り出していた戦略を引っ込めて3枚目でもう新たな路線を開拓し始めたり、作曲を手直しさせまくった辺りもソニーがテコ入れを指示したんじゃないだろうか。いずれにせよNaoki-Tがせっかく様々なアプローチで多彩なアレンジを施しているにも関わらず、1人でオケ制作になってしまったことでサウンド面がかなり残念な事になってしまった。前2作より曲数を絞り、さらに全体の音が軽いのでさらりと聞きやすいアルバムにはなっていると思う。「ヒカリヘ」からの新規リスナーが聞いてガッカリするような作品ではないし、チャートミュージックとしてはこれでもいいのかもしれない。だけど「2010年代の音楽」を作りたいとした結果がこの音作りというのならそれは凄くガッカリだ。

初回盤は前2作のライブダイジェストを拡大させたような内容。「39 live tour」は抜粋8曲ながら、これだけDVD別メニューが用意されている。シングルが少なくて選曲は少しファン向けだろうか。「ヒカリヘ」はバンド起用でやっても意外と映える曲だけど、何気に加工しまくっていた「いくつになっても」を生演奏でやると案外CD音源以上の勢いが出ていなかったのが意外だった。下北沢ロフトのライブの方は最初に立ったステージで、武道館の後に原点で返ったという流れ。名前に絡めて38人限定で弾き語りでライブを行ったようだが、MC含めて4曲がダイジェスト収録されている。こちらはチャプター分けも一切されていないので一気に見るしかない。最後の演出は良かった。

B00C6E3HT4初回盤DVD付  B00C6E3JA6通常盤 

印象度★★★☆☆

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