EAST ASIA

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 EAST ASIA 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三  
2 やばい恋 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三  
3 浅い眠り 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三 28thシングル 最高2位 売上105.7万枚
4 荻野原 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三  
5 誕生 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三 27thシングル 最高13位 売上6.9万枚
6 此処じゃない何処かへ 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三  
7 妹じゃあるまいし 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三  
8 二隻の舟 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三  
9 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三 35thシングル両A面曲(カット)

Strings Arranged by David Campbell(1)

リリースデータ

1992年10月7日
1992年10月7日(APO-CD)
2001年5月23日(現行盤CD)
2008年11月5日(限定紙ジャケCD)
初登場2位
初登場8位
-
初登場231位
売上32.4万枚
売上3.3万枚
-
売上0.06万枚
Produced by 瀬尾一三、中島みゆき ポニーキャニオン
ポニーキャニオン
ヤマハミュージック
ヤマハミュージック

中島みゆき20thアルバム。先行シングル2作を収録。27th両A面だった「Maybe」は未収録。ドラマ『親愛なる者へ』主題歌に起用された「浅い眠り」が初のミリオンを達成。今作の売上も前作から大きく伸ばしたものの、これ以降90年代の中島みゆきはシングルではいくつかのミリオンを出しながらもオリジナルアルバムは30万台が最高となり、70〜80年代前半の売上を越えることはできなかった。今作の売上は90年代のオリジナルアルバムでは2番目の高セールスとなる。「糸」は98年にドラマ『聖者の行進』主題歌に起用され同じく主題歌となった新曲の「命の別名」との両A面扱いでシングルカットされた。シングルカット時点でも代表曲というほどの知名度は無かったが、04年にBank Bandがカバーしたのを皮切りに数々のミュージシャンがカバーを発表、2010年代になると常時配信ランキングにランクインし続ける状態となり、発表から20年以上経過して最大の代表曲のような扱いに変わった。通常プレイヤーで再生可能ながら高品質な素材を使用して高音質化を図ったAPO-CDと同時発売。01年にヤマハから一斉再発されたものが現行盤。08年には紙ジャケで限定再発もされているが、今作は1度もリマスターされていない。今回入手したのはAPO-CD盤。

90年代序盤、80年代以前から活動していたミュージシャンも続々ミリオン時代の波に乗ってセールスを拡大していった。そのツールの1つだったのがドラマ主題歌による大ヒットであり、中島みゆきもこのドラマ主題歌タイアップにより初のミリオンを達成した。ここでアルバムも一気に…と思いきや何故か30万台。ベストアルバムを出しても60万程度と何故か90年代の中島みゆきはシングルでのミリオンを複数出しながらアルバムはコアなファンが買うだけのような売上に留まり、90年代後半になると早くも10万割れに至り、トップ10落ちすら経験している。例えばこの年にデビューした広瀬香美もシングル中心のヒットで、あまりアルバムアーティストとして認知されなかったがその広瀬香美でも全盛期にアルバムで40万弱は売れ続けていたので、90年代の中島みゆきのオリジナルアルバムはその完成度の高さとは裏腹に、ずっと支えていたコアファン以外に認知されていなかったように思える。

今作は当時は「浅い眠り」というミリオン曲を収録したアルバムだったけど「糸」が有名になるにつれて「糸」が収録されたアルバムという形容に変わっていったはずだがこれも『Singles 2』や『大銀幕』にその役目を譲っており、今作の再発盤が再ランクインに至った記録は残っていない。ただ今作、「糸」目当てだけで聞いても非常に素晴らしい名盤だと思う。前作同様に長い曲もあるんだけど曲数が少なくなったのでさほど長さを感じることは無いし、序盤の「EAST ASIA」にしろ「二隻の舟」にしろ長さが気にならないほど引き込まれる重厚な歌唱とアレンジは実に中島みゆきらしく思えてようやくイメージ通りの路線になってきたように個人的には感じられた。まだ92年だけにアーリー90's的な古さを感じる部分もあるといえばあるけど、それを補ってあまりあるだけのパワーが今作にはあると思う。

なおO社チャートへの再登場は無いが図書館人気は上々で01年盤が20人待ちくらいでいつまでたっても進まないので、92年盤を数件待ちの末に入手したがこれがAPO-CD盤の方だった。素材がいいもののを使っているので音がいいという現代のSHM,HQ,Blu-specみたいなことが書いてあったが、これ以外にも耐久性アピールがあり、「真夏の車中でも安心」なんていう一文も。傷にも強いらしいが、残念ながら20年以上の長きにわたり図書館利用者の乱雑な扱いに耐え続けるという想定はされていないらしく、かなり深い傷が多数刻まれており、ミニコンポでの再生においては肝心な「糸」のサビのいいところで音飛びが発生するといった惨状であった。PCへの吸出しでは無事だったのが救いか。

EAST ASIA01年現行盤  EAST ASIA92年盤  EAST ASIA(APO素材)APO-CD版  EAST ASIA(紙ジャケット仕様)08年紙ジャケ仕様 

印象度★★★★☆

2016.1.10更新

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