問題集

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 愛詞(あいことば) 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三 中島美嘉へ提供 セルフカバー
2 麦の唄 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三 44thシングル 最高5位 売上6.2万枚
3 ジョークにしないか 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三  
4 病院童 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三  
5 産声 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三、小林信吾  
6 問題集 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三  
7 身体の中を流れる涙 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三  
8 ペルシャ 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三  
9 一夜草 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三  
10 India Goose 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三、小林信吾  

リリースデータ

2014年11月12日 初登場4位 売上6.6万枚 Produced by 瀬尾一三、中島みゆき
Co-Produced by 小林信吾
ヤマハミュージック

中島みゆき40thアルバム。オリジナルアルバムとしては2年ぶり。「産声」は2013年に通常のコンサートでも夜会でもない新たな試みとして始まった『夜会工場』で使用された楽曲。後半の6〜10は『夜会 Vol.18 橋の下のアルカディア』で使用された楽曲となる。10月29日に発売されたばかりのシングル「麦の唄」を収録。この曲はNHK朝ドラ『マッサン』主題歌に起用され、「地上の星」以来2度目となる紅白歌合戦にも出演。大ヒットとまでは行かなかったものの03年の「銀の龍の背に乗って」以来となるシングルでのトップ10入りを達成してロングヒット。今作も前4作のオリジナルアルバムを上回った。

さすがに少し穏やかになってきた感じもあるけど衰えたのではなく深みを増していると自然にとらえることができるし、「麦の唄」にしても還暦を越えた中島みゆきが歌うからこそ説得力が格段に違うんじゃないかと思う。この曲で感じられるとてつもない感動的な気持ちは他の声では想像できない。中島みゆきが唯一無二のソングライターでありボーカリストである事を改めて強く感じる。また「夜会」楽曲が「夜会」を知らないととっつきにくいというのもここ何作かでかなり緩和されてきて「夜会」を知らなくても単独でいい曲だと思えるようになってきたのも大きく、最早「夜会」アルバムかそうでないかもあまり気にならなくなってきた。アルバムのラストに壮大な名曲が来るというのもお決まりだけど今回の「India Goose」は久々に過去のトップクラスの名曲群にもひけを取らない貫録が感じられる。「麦の唄」で久々に中島みゆきに触れた人でも概ね満足できるであろう実に中島みゆきらしいアルバムOVER 60'sのキャリアにしてまだまだ新たな代表曲が出てくるのは凄い。

またこれまでずっとLAレコーディングにより基本的にキーボードの小林信吾以外のバンドメンバーはほぼ現地ミュージシャンを起用していたのが今作では演奏に全員日本人ミュージシャンを起用(録音エンジニアのDavid ThonerやマスタリングのTom Bakerなどエンジニアはこれまでと同じ海外の人たちを起用している)。これにより横文字ばかりだった演奏クレジットが一転して漢字(+ひらがな少々)だけになったというクレジットページの見た目に大きな違いがある。音自体はどこがどう違うかは分からないが、それでもこれまでと微妙に何かが違うような感じがしたのはこのせいだろうか。

B00N9VL4KC

印象度★★★★☆

2016.11.1更新

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