組曲(Suite)

No タイトル 作詞 作曲 編曲
1 36時間 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三、小林信吾
2 愛と云わないラヴレター 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三
3 ライカM4 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三
4 氷中花 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三、小林信吾
5 霙の音 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三、小林信吾
6 空がある限り 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三
7 もういちど雨が 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三
8 Why&No 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三
9 休石 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三
10 LADY JANE 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三

リリースデータ

2015年11月11日
2015年12月9日(LP)
初登場6位 売上4.5万枚 Produced by 瀬尾一三、中島みゆき
Co-Produced by 小林信吾
ヤマハミュージック

中島みゆき41stアルバム。きっかり1年ぶりのアルバム。前作以降シングルリリースはなく、シングル無し、「夜会」先行使用曲なし、セルフカバーなし、全10曲が初出の新曲で構成されている。全曲新曲でのアルバムは83年の10th『予感』以来。ただし『予感』からは後に「ファイト」がシングルカットされているため、現状でシングル無し、夜会無し、セルフカバー無しという条件のアルバムは80年の7th『生きていてもいいですか』以来となる。前作に続いて演奏陣が全て日本人で固められている。録音/ミックスエンジニアのDavid Thonerは引き続き起用されているが、長年マスタリングを手掛けていたTom Bakerが外れ、新たにStephen Marcussenがマスタリングエンジニアに起用された。12月9日にはアナログ盤でも発売された。これは98年『わたしの子供になりなさい』以来(当時で10年ぶりのLP発売だった)となる。

デビュー40周年を迎えた2015年、シングルリリースが減ったのでシングルが無いアルバムは多かったが、セルフカバーも「夜会」もない全曲新曲のアルバムをリリースするというのが凄い。しかも40周年でオリジナルアルバム41枚目である。デビュー当初は毎年リリースしていたミュージシャンでも年々次が遅くなっていき、大ベテランともなれば数年以上開くことも珍しくもなんともなくなるのでオリジナルアルバムの枚数が周年数を越えるのは至難であり達成者はほとんどいない。しかもほぼ毎年アルバムを出してさらにほぼトップ10入りさせているというと他には同い年のさだまさし(中島みゆきが2月でさだまさしが4月なので学年単位だと1つ違う)くらいしかいない。なお2015年時点で76年ソロデビューのさだはオリジナルアルバム39枚だが74年デビューのグレープ時代の3枚とレーズン1枚を足すと43枚、ライブ盤、トークアルバム、ベストアルバムを含めるともっと膨大な数になる。この2人がどこまで行くのか、そして追従できそうなものが既に誰もいないという現状…。

周年を前倒してまで派手に騒いでアピールする昨今、全くといっていいほど40周年をアピールしていなかった中島みゆきだが、全曲新曲で通した今作は果たして40年を意識して制作したのかされなかったのかは分からない。ただしっとり系のバラードの方が多いものの、それだけではなく今回はパワー系のロックナンバーもあり、統一感こそあまりないものの概ねのパブリックイメージに沿った楽曲が聞けるバランスのいいアルバムだと思う。最大公約数で名曲と評価されるような歴代登場してきたような突出した名曲は正直無いと思うんだけど、1つ飛び抜けた曲が無い事で逆に高値安定に感じられ、トータルでの印象はこれぞ中島みゆき、40年の貫録の1作

あとここに来てTom BakerをStephen Marcussenに変えたのは意外だった。91年の『歌でしか言えない』から起用されるようになり、以降一貫して前作までオリジナルアルバム全作、『中島みゆきライヴ!Live at Sony Pictures Studios in L.A.』と『元気ですか』のみ国内の鈴木浩二だがそれ以外のライブ盤、コンピ盤でのリマスターを担当。通販限定のBOXやクリスタルディスクのリマスターも全部Tom Bakerで前年には『中島みゆきBOX2』のリマスターも担当したばかり。『中島みゆきBOX2』をやった事で当時担当していなかった1st〜18thアルバムまでも全部担当した事になりこれで1st〜40thまでのオリジナルアルバムは全てTom Bakerのマスタリングで揃ったばかりだったはずだが…。

組曲(Suite)   『組曲(Suite)』<完全生産限定アナログレコード(LP)> [Analog]限定アナログ盤  

印象度★★★★☆

2016.11.7更新

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