ミーハー

No タイトル 作詩 作曲 Music Production 備考
1 オーバーヒート.ナイト 伊秩弘将 斉藤英夫 斉藤英夫 2ndシングル 最高24位 売上2.2万枚
2 YOKOHAMA ONE NIGHT 伊秩弘将 斉藤英夫 斉藤英夫  
3 GOOD-BYE SEASON 久和カノン 山本拓巳 山本拓巳 3rdシングルC/W
4 CAN'T SAY GOOD-BYE 伊秩弘将 斉藤英夫 斉藤英夫  
5 PI-A-NO 久和カノン 島健 島健  
6 47HARD NIGHTS 伊秩弘将 斉藤英夫 斉藤英夫  
7 WEEKEND BLUE 伊秩弘将 斉藤英夫 斉藤英夫 2ndシングルC/W
8 KISS THE NIGHT 伊秩弘将 山本拓巳 山本拓巳  
9 ミーハー 森高千里 斉藤英夫 斉藤英夫 4thシングルC/W(カット) 最高29位 売上2.9万枚
A面はリミックスした「ザ・ミーハー (スペシャル・ミーハー・ミックス)」
10 GET SMILE 伊秩弘将 島健 島健 3rdシングル 最高28位 売上1.4万枚

Chorus and Guitars Arrangement:斉藤英夫(10)

リリースデータ

1988年3月25日(CD/CT/LP)
1991年6月17日(再発)
初登場17位
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売上7.2万枚
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Producer:YUKIO SETO ワーナーパイオニア
WEA Japan

森高千里2ndアルバム。前作から8ヶ月でのリリース。CD、カセット、LPで発売。前作には記載されていたLPの記載が現在の公式サイトではされていない(かなり少量しか出回っていないようでオークションでは定価以上で取引されている)。前作以降の2シングルからC/W含めて4曲全てを収録。CDでは表記が削除されているものの当時のLP/CTの裏ジャケの曲目部分には「WEEKEND BLUE」はAlbum Mix、それ以外の3曲はAlbum Versionの記載があり、4曲ともシングルとは異なる音源で収録されている。1ヶ月後に「ミーハー」をリミックスして「ザ・ミーハー (スペシャル・ミーハー・ミックス)」として発売、「ミーハー (オリジナル・ヴァージョン)」として今作収録の音源がシングルカットでC/Wに収録された。

「オーバーヒート.ナイト」はCDでの発売が無く、EP/CTでの発売だったが、「GET SMILE」からシングルCDでの発売が始まった。CD移行に伴い1stシングル「NEW SEASON」と「オーバーヒート.ナイト」をC/Wをカットして両A面シングルCD「NEW SEASON/オーバーヒート.ナイト」として今作と同時発売。また1stライブVHS/LD『GET SMILE-LIVE AT 日本青年館』も同時発売であった。またシングル「ザ・ミーハー (スペシャル・ミーハー・ミックス)」と同時発売でCDV(CDビデオ)版の『ミーハー』も発売された。CDとLDを融合させた代物で映像規格の過渡期だったためすぐに廃れて消滅したメディアで「YOKOHAMA ONE NIGHT」「GOOD-BYE SEASON」「47HARD NIGHTS」「ミーハー」の4曲をCDパートに、「GET SMILE」は映像パートに収録されていた模様。

「ミーハー」が初の本人作詞となった。また「PI-A-NO」のFender Rhodes Solo「ミーハー」のTimbales Solo本人演奏

概ね前作の延長線上にある失恋ソングメインのアルバム。今作はより方向性を固めてタイトルにナイトが入った曲が4曲も入っているなど夜のイメージも強調されている。ブックレットの写真もライブステージでのカッコいい部分を切り取ったような構成になっていて、かわいい子がかわいい曲を歌うというよりもかわいいけど歌はカッコいいイメージで売り出そうとしていたのだろうか。当時はまだ珍しかった打ち込みが洗練されてきたのか今作ではドラム使用が完全になくなってビートの効いた時代特有の打ち込みが主体となったが、むしろサウンド的には固さと時代性が増した気がしなくもない。一方で初の本人作詞となった「ミーハー」ではいきなりサビで"お嬢様じゃないの 私ただのミーハー!"と一応アイドルシンガーとしてデビューして間もない新人とは思えないようなワードセンスを発揮。こんなのはまだまだ序の口ではあったが、強烈な個性の片鱗が垣間見えた1作。

またシングルカットの際は「ザ・ミーハー」に変更されたが、なにかと"ザ・"をつけるというセンスは本人がよほど気に入っていたのか以降の作品でも多用された。

ミーハー91年盤   

印象度★★★☆☆

2019.10.11更新

 

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