No.5

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Intro つんく つんく   「Do It Now!」のサビ部分
2 Do It Now! つんく つんく 鈴木Daichi秀行 15thシングル 最高3位 売上31.3万枚
3 TOP! つんく つんく 寺尾崇  
4 友達(♀)が気に入っている男からの伝言 つんく つんく 渡部チェル  
5 ここにいるぜぇ! つんく つんく 鈴木Daichi秀行 16thシングル 最高1位 売上22.9万枚
6 「すっごい仲間」 つんく つんく ダンス☆マン  
7 強気で行こうぜ! つんく つんく 鈴木俊介  
8 女神〜Mousseな優しさ〜(Original Long Ver.)
/Venus Mousse
つんく つんく 小西貴雄 カオリ:飯田圭織(モーニング娘。)、マリ:矢口真里(モーニング娘。)、ヒトミ:吉澤ひとみ(モーニング娘。)、
マキ:後藤真希
9 YES!POCKY GIRLS(Original Long Ver.)
/POCKY GIRLS
つんく つんく 高橋諭一 アベポー:安倍なつみ、ヤスポー:保田圭、イシポー:石川梨華、ツジポー:辻希美、
カゴポー:加護亜依、タァポー:高橋愛、コンポー:紺野あさ美、オガポー:小川麻琴、ニイポー新垣里沙
10 HEY!未来 つんく つんく 酒井ミキオ シングルV(DVD)『がんばっちゃえ!/HEY!未来』収録曲 初CD化
11 がんばっちゃえ!
/モーニング娘。とハロー!プロジェクトキッズ+後藤真希
つんく つんく TATOO シングルV(DVD)『がんばっちゃえ!/HEY!未来』収録曲 初CD化
12 「すごく好きなのに・・・ね」 つんく つんく 酒井ミキオ  
13 卒業旅行〜モーニング娘。旅立つ人に贈る唄〜 つんく つんく 河野伸  

ハロー!プロジェクトキッズ:清水佐紀、須藤茉麻、中島早貴、嗣永桃子、夏焼雅、岡井千聖、矢島舞美、村上愛、菅谷梨沙子、梅田えりか、徳永千奈美、鈴木愛理、石村舞波、熊井友理奈、萩原舞

リリースデータ

2003年3月26日 初登場1位 売上17.5万枚 Prduced by つんく Zetima

メンバー

飯田香織
保田圭
安倍なつみ
矢口真里
石川梨華
吉澤ひとみ
紺野あさ美
高橋愛
辻希美
小川真琴
加護亜依
新垣里沙
 
後藤真希(2,8,11)

モーニング娘。5thアルバム。1年ぶりのアルバム。前作以降の2シングルを収録。1ヶ月前にリリースされていたカバーシングル「モーニング娘。のひょっこりひょうたん島」は未収録「Do it now!」リリースから1週間後の7月31日のハロープロジェクトの今後の活動や再編が一気に発表され、この中で後藤真希が9月に卒業、保田圭が来春卒業することが発表された。このため後藤真希は「Do It Now!」が最終参加作品となった。それ以前からCMソングとしてOAされていた「女神〜Mousseな優しさ〜」にはそのまま参加している。また「がんばっちゃえ!」には個人名義で参加している。保田圭に関しては今作発売時点でまだ在籍していたが、「卒業旅行〜モーニング娘。旅立つ人に贈る唄〜」は保田圭の卒業に向けて用意された楽曲。6thアルバムまでに安倍なつみ、辻希美、加護亜依が卒業したため、この3人在籍時最後のオリジナルアルバムにもなった。

Venus Mousse、POCKY GIRLSは02年夏頃にポッキーとムースポッキーのCMタイアップ用にメンバーを2組のグループに分けたもの。CM用ショートサイズのみの楽曲で発売も未定だったが、02年末のコンピ盤『プッチベスト3』にはショートサイズで収録されていた。今作ではフルバージョンが制作されてのCD化となったが、前述のように後藤真希がOA期間途中で卒業したため、「女神〜Mousseな優しさ〜」の新たに制作された2番以降には後藤真希は参加していない模様。またクレジットもPOCKY GIRLSにはCM設定ネームと名前しか記載されていないが、Venus Mousseでは3人には"(モーニング娘。)"といちいち表記し、後藤真希のみ"(モーニング娘。)"表記をしない形をとっている。

「LOVEマシーン」のヒット以降、シングルごとにMVを収録したシングルVと称したDVD(最初はVHS)をCDから数ヶ月遅れでリリースしていたが、『がんばっちゃえ!/HEY!未来』はCDでは発売されず、シングルVのみで発売されていた。このため今作で初CD化となった。この2曲はモーニング娘。と02年夏に合格したばかりのハロー!プロジェクトキッズが主演した映画『仔犬ダンの物語』主題歌となっている。ハロー!プロジェクトキッズには当時10歳前後のメンバーが合格しており、04年にBerryz工房、05年に℃-uteとなった。

7月31日のハロープロジェクトの今後の活動や再編では2人の卒業や前述の映画『仔犬ダンの物語』制作発表のほか、元々のオーディション勝者だった平家みちよのハロプロ卒業、プッチモニとタンポポのメンバー再編等同時に様々なことが発表されたため、その複雑さから当時ファンの間でもメディアの報道も混乱を招く事態となった。歌手志望として知られていた保田圭がやった事のない女優を目指すという理由で半年以上先の卒業を発表したことや、安定した人気を得ていたプッチモニ、タンポポを名前だけ残してほとんど別メンバーに入れ替える点が特に批判を浴びる事となった。結局タンポポとプッチモニは即自然消滅となり、この7月31日の発表は「ハルマゲドン」になぞらえ「ハローマゲドン」といつしか呼ばれるようになり、非公式名称ながら広く浸透し、今ではウィキペディアに詳細項目ページが当たり前のように存在している程である。

ハローマゲドン時点で人気はピークを越えていたが、ハローマゲドンによって見切りをつけたファンも多く、同時にシングルでのダンス☆マンの起用も終了して1つの大きな軸が無くなったことも重なってさらに低迷。今作は3作連続1位を獲得するもこれが最後の1位となり、前作からも大きく売上を下げた。また2ヶ月前に発売された松浦亜弥の2ndアルバムが1stに続いて30万枚を突破したため、一時的にアルバム売上においては松浦亜弥に大幅に逆転された状態に至った(3rd以降では松浦亜弥も急失速したため再びモーニング娘。がハロプロで1番売れている状態へ戻った)。

 

シングルは2曲なんだけどシングルVやCM曲まで入れているので、これまでもよりもオリジナルアルバムとして少し苦しい感じ。ダンス☆マンはかろうじて1曲だけ参加しているがこれが最終参加曲となったこともあり、お祭り&生音が激減した。「LOVEマシーン」以降のイメージになっていたお祭り感が無くなったことで何より一気に勢いが落ちたように感じる。全体に打ち込みでこざっぱりした普通のアイドルソングが並んでいるような印象だが、メロディーにしても悪くは無いんだけど普通。つんくがプロデュースするアーティストが多くなりすぎて手が回らなくなって疲弊してきたようにも感じられる。ダンス☆マン路線もそろそろ…というところはあったんだと思うけど、今作ではそれに代わるような要素も特に無い。シングル2曲は今でもけっこういいなと思えるんだけど今作に関しては当時も今も普通…としか。

あとラップやR&Bが流行っていたのでそっちのノリがやや目立つようなところもあり、特につんくがやたらめったらヒィィィィェ!イェイェ!アー!アー!とかラッパー風のコーラスを入れまくってくるのもこの時期がピークだったかも。

B00008DDQR

印象度★★★☆☆

2018.2.10修正

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