名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌

見ているのは確か3作目から見続けているがさすがに行く人がずんずん減っていき昨年に続いて1人で見に行く通称1人コナン第2弾。劇場版としては10作目に当たる。さすがに平日は子供の姿もなく、目的不明のおじさんおばさんが数名いるのみの状況だった。

今回は10作目記念ということでゲストが平次、キッド、白馬とそろい踏み。ていうか平次とキッドの共演は3作目でもやっているし(まあこのときは平次は前半のみで退場だったが)振り返ってみるとそんなにスペシャルではないような…。白馬に関してはそもそもキッド側の登場人物なわけだし出られてもバランスが悪い上にポジション的にも曖昧になってきて邪魔。でもまあ結果的にあれは…ねぇ?ていうか原作でもアニメでも一度しか出ていない白馬探。キッドが主人公の「まじっく快斗」を見ていないと壮大な誤解をされかねない説明の少なさであった。

コナン、小五郎、蘭、少年探偵団が依頼人に呼ばれてホテルへ。フリーパスをもらってその横のテーマパークで蘭、少年探偵団が遊んでいる間に小五郎に事件を解決して欲しいとのことだったが依頼主はフリーパスに爆弾を仕掛けているとか言い出してコナンと小五郎に事件を解かないと爆発するとか言い出す。かくして解決に奔走する小五郎とコナン。そして何故かコナンを工藤新一だと知っている犯人。やがて平次と白馬も合流し解決の糸口を探っていくがそこにはキッドの影もチラチラ。

一方で遊園地から出たらドカンだと知らない蘭と少年探偵団。遊園地からははみ出たジェットコースターに乗ってもドカンという危険な状況。灰原だけがコナンから事情を聞かされてジェットコースターに乗らないように工作を図ったり、外に出ないように仮病を使ったりと決死の努力をするのだった。仮病使ってかわいい演技をする灰原は制作側が昨今の「萌え」ブームを見て狙ったとしか思えない。いわゆるその手の世界ではよく言われるツンデレとかいうのがこれか?

ストーリー自体はなんともかんとも。状況が状況だけに先が見えなくて当初はワクワクするのだがスケール自体はけっこう小さく、犯人の動機とかにしても「なんでそのためにここまで派手な仕掛けを…」と言いたくなるものだったし、コナン君知識豊富すぎ&頭良すぎです。CG満載のアクションはそれなりに迫力があったので良かった。でもよく考えたら今回コナンがいつもの強烈ボール蹴りで倒した数よりもキッドが一蹴した数の方が多かったり

だいたい爆弾のことにしても灰原にしか教えない理由が弱い。何も知らないほうが危険すぎる。しかも事件解決後にまでフリーパスが爆弾だと教えなかったばかりに(あと園子と恐らくその原因を作っていたキッドのせいも少々)解決後にもう一山危機的状況になってしまう始末。まあ教えちゃうと蘭、少年探偵団たちは全員「恐怖におびえながら主人公を信じて健気に待っている」という絵にしかならないから場がもたないんだろうけど。でも信じて待ってる蘭とか和葉はそこそこ絵になるような気もするんだけど。

それなりにおもしろかったことはおもしろかったけどこれまでではもしかしたら最下位かも。何より前述のように平次とキッドでは大してスペシャル感が感じられなかったこと。下手に出すと5作目みたいにマヌケそのものになってしまうので出さないほうがいいのかもしれないが黒の組織がからんでくるところまで期待していたのがいけなかったのかもしれない。

最後に主題歌。B'z『ゆるぎないものひとつ』である。B'zとしては3度目の映画主題歌。過去2回はそれなりに余韻に浸れたしそれなりにはまっていたのだが今回に限ってはあわないような気が。曲自体も『ONE』『Everlasting』に比べて冴えない気がした。

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★★★☆☆

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